元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回のNEW JAPAN CUP(以下NJC)の2回戦の2試合は対極の内容で、プロレスの面白さがギュッとつまっていました。
先日の飯伏幸太 vs ザック・セイバーJr.の結果に、飯伏ファンの方でしょうか、納得のいかない様子をtwitterで見かけました。
その中でも気になるのが、ザック選手のサブミッション多めの試合にアレルギー反応を起こす人です。前からいますけども、近頃は理解が進んでいるものと思っておりました。で、その人がいうには、サブミッションはプロレスじゃないという批判なんです。
これが全然理解できないんです。
サブミッション、関節技は総合の技と考えておられるようですが、総合の関節技とは明らかに違うでしょうに。そういう人はきっと、僕よりも遥かに総合を観てないんだと思います。
早くザック選手がプロレスらしいプロレスをしていることに気がつく人が多くなりますようにと祈ります。
ところで、ザック選手の戦い方をプロレスじゃないと批判する人は、この日にあったSANADA vs 鈴木みのるの試合もプロレスじゃないって認識なんでしょうかね。
NJC以外の試合について
連日NJCも面白いんですが、それ以外の試合もまた面白くて、ライブ観戦したくなりますね。ライブ観戦した方のtwitterを観ますと、楽しんでいることがいずれの方からも伝わってまいります。
ヤングライオンが大活躍
海野翔太選手一人、NJCにエントリーされたことで、他のヤングライオンの自己主張もあからさまにするようになってまいりました。
第1試合から熱い試合を展開して、あっという間にお客さんが温まっています。
体重の乗った辻陽太選手のショルダー・タックルは良かった。小島聡選手、天山広吉選手を吹き飛ばしました。もう体つきはヤングライオンではありません。顔もか。
そんな辻選手よりもさらに良かったのは上村優也選手です。
串刺しドロップキックは本日も100点でした。そして、得意のかんぬきスープレックスも決めました。永田裕志選手はアマチュア・レスリングがベースの選手なんで、そんなカンタンには投げさせないと思っていたので、決まったときは涙が出るほど嬉しかったです。最後はエクスプロイダーからのナガタロックⅡということで、上村選手に合格点を与えてくれたんじゃないでしょうか。
そして第2試合では成田蓮選手が躍動してました。こちらはチェーズ・オーエンズ選手相手にナリタスペシャルは決められませんでしたが、
この高さのあるドロップキックを決めました。人ってこんなに飛び上がれるんですね。
US・インターコンチのタイトルマッチ
NJC一回戦で負けてしまったジュース・ロビンソン選手とYOSHI-HASHI選手に負けてしまったチェーズ・オーエンズ選手との間で繰り広げられそうなUSヘビー級タイトルマッチ。このままではベルトの価値も、お客さんの関心も低くなったままなので、盛り上げようと必死です。
連日、試合後までゴチャゴチャしながら、インパクトを残そうとしていますが、イマイチ盛り上がってないような気がします。何があったらお客さんの目をもっと惹けるでしょうね?
そしてインターコンチのほうは、やっぱり飯伏選手はインターコンチ挑戦を優先してのNJC敗退ということのようですね。
内藤選手はインターコンチのベルトを有効に使うつもりがないようなので、早いうちに飯伏選手に渡して、MSGでは飯伏 vs ザックのインターコンチ戦にしたほうが良いんじゃないかと思ったりします。
最近の内藤選手には、どこかやる気が見えない気がします。
ミラノさんは無料でシックルがいただける
昨日、解説のミラノ・コレクションATさんはEVIL選手のシックルの在庫をいっそ全部買い取ったら良いのに、なんてことを書きました。
しかし、どうやらミラノさんはEVIL選手からシックルを供給してもらえるようです。
やはり、僕らは正規の値段で買うしかないみたいです。
これもまたプロレス
さてNJC2回戦。まずはコルト・カバナ vs 矢野通です。
NJCが始まる前にこの試合が観たいと書いていたのですが、期待以上の面白さで大満足です。
試合を観てないと、この写真がどういうことなのかサッパリわかりませんね、きっと。この2人、タッグを組んでるんじゃないんですから。
どうなるのか想像のつかない展開にワクワクしっぱなしでした。
フィニッシュは完全無欠のスーパー・マン。このカバナ選手の表情も技の一部です。こりゃ返せんわ。
ザック選手の試合をプロレスじゃないと評した方は、この試合をどう思ったのでしょうか。あれがプロレスじゃないというのなら、これだってプロレスではなく、コントだというのでしょうか。
あれもこれも立派なプロレスです。様々な戦いが観られるのがプロレスなのです。勝手にプロレスを小さくまとめないで欲しいです。
力が入る熱戦
メインはNJC2回戦のSANADA vs 鈴木みのるです。いや〜良い試合でしたね。派手な技がなんにもない試合ではありましたが、観てるこっちにヒジョ〜に力が入る試合でした。奥歯が折れるかと思うほどでした。
むか〜しむかしは、こういう感じの試合がけっこうあったような気がします。地味に映るグラウンドの攻防も退屈させず、見入ってしまうような展開でした。
僕はプロレスラーでも何でもないので本当のところはわかりませんけど、こういう試合をしようと思ったら、技術が高くないとできないんじゃないかと思います。
SkullEndとスリーパー・ホールドの攻防の中で、ふいに飛び出したSANADA選手のオコーナーズ・ブリッジ。これで試合が決まるかと思いましたが、足のフックが出来ておらず、鈴木選手はキックアウト。これが唯一残念なシーンだったように思います。SANADA選手も悔しかったんじゃないでしょうか。
そして、終盤は今度はSkullEndとレッグロックの攻防でした。
鈴木選手も好きなんですが、この試合はSANADA選手に勝って欲しいと思ってましたし、勝つことを予想していましたから、レッグロックにタップするんじゃないかとハラハラしてました。SkullEndでは鈴木選手はギブアップしない気がしてましたし。
この攻防はかつての前田日明 vs 藤原喜明を思い出しました。あの時はレッグロックを藤原さんが、スリーパーを前田さんがかけてました。
ゴングが鳴ったとき、藤原さんは泡吹いて失神してましたから、てっきり前田さんの勝ちかと思ったら、藤原さんが失神する寸前に前田さんがギブアップしていて、藤原さんが勝ったという試合でした。
藤原さんは鈴木選手の師匠です。同じようになるんじゃないかという意味でもハラハラしたのです。
結果、SANADA選手がSkullEndを解いてラウンディング・ボティプレスで3カウント。師匠とは違う結末になりましたが、最後までどうなるかわからない良い試合でした。
力が入り過ぎて、奥歯ガタガタです。
最後のマイクも期待通り。後はシングルのベルトを巻けば、内藤選手と同格になれるんじゃないでしょうか。
SANADA選手がIWGPヘビーを巻くところを観たいでし、SANADA選手みたいな選手が巻くことでIWGPの価値も上がるように思います。
そのためにも、鈴木選手に勝ったんだから、勝ち上がってIWGPヘビーに挑戦、そしてチャンピオンとなれ、SANADA!
それではまた。
ありがとう!