全てはプロレスである!

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プロレスについての持論を展開しつつ、時々脱線するブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

この「愛してます」もいいな:2006.7.17 棚橋弘至 vs ジャイアント・バーナード 観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

 

試合が全然ない状況に慣れつつあります。

 

ちょっと前になんで新日は無観客試合をやらないんだとやたらに訴えている人がいたんですが、スターダムの無観客試合を観た時にやっぱりお客さんが入ってないと選手もノレないし、観てるボクもノレてないように感じました。

 

お客さんのリアクションで選手はノせられて、より良いパフォーマンスを見せ、会場の盛り上がりを受けてボク自身も盛り上がるんでしょうね。

 

今までそんな事を考えたことなかったんですが、お客さんがいるということの重要さがよくわかりました。

 

確かに試合は観たいんですけども、やっぱりやらないほうが良いのかなと思ってます。

 

ただ、オカダ・カズチカ選手がインタビューで、ここまで試合がないとさすがにマズいという気持ちになって、無観客試合はやりたくない派だったけど試合を見せたほうが良いんじゃないかという気持ちになってきたとおっしゃってました。

※でも結論は「無観客試合はしない」でした。ややこしい書き方してすみません。

 

新日もついに無観客試合をやる日が来るかも知れません。

 

力士がコロナに感染してましたね。同じように相手と濃厚接触するプロレスだって、どこかで誰かが感染したらドバっと広がります。

 

相撲は国技だから叩かれないけど、プロレスラーに感染者が出たら無観客試合なんてやってるからだ、と叩かれそうな気がします。

 

だからボクはやめといたほうが良いと思ってます。

 

さて、ワールドを覗いてみますといくつか新着動画増えておりまして、英語実況の試合が増えています。新日の試合を観たがっているのは、何も日本の人だけないのです。

 

この際だから、まだ配信されていない試合をバンバンアップして欲しいですね。

 

新着でアップされていたのがこちらの試合の英語版でした。

棚橋弘至 vs ジャイアント・バーナード

出典:新日本プロレスワールド

思えば、ジャイアント・バーナード選手は名前こそ知っているものの、今はWWEのパフォーマンスセンターのお偉いさんというのも知っているのものの、試合は全然観たことがなかったことに気がつきました。

 

どんな選手なんだろうとワクワクしながらの観戦です。

棚橋が優勝すれば初戴冠

この試合は、どういうシチュエーションかと

棚橋弘至 - Wikipedia

6月7日にブロック・レスナーが保持するIWGP王座に挑戦することが発表され、それに伴い自ら保持していたU-30王座を返上。しかしタイトルマッチ2日前に迫った7月15日、レスナーが契約上のトラブルを理由に来日不能となり、それに伴いタイトルマッチの中止が決定。17日月寒大会にて急遽行われた新王者決定トーナメントに出場

ということです。

 

これが棚橋弘至選手のIWGPヘビー級初戴冠ということになる試合なんです。

 

実況によりますと棚橋選手は永田裕志選手を破っての決勝進出だということで、世代交代を果たした上で、新日ファンの期待を一身に背負っての試合だったのではないかと思われます。

 

何しろよそ者にベルトを持ち逃げされてしまい、

IWGPヘビー級王座 - Wikipedia

サイモン・ケリー猪木新社長就任披露パーティーにて米国で制作された3代目のベルトが藤田に授与された。10月9日東京ドームでブロック・レスナーが獲得。その後、剥奪することになったが返還されることなく、新王者となっ棚橋弘至が2代目ベルトを代用。

新しいベルトがあったのに、橋本真也さんが巻いてたやつを巻かねばならなくなるという事態になってましたから、何が何でも日本人にチャンピオンになってほしいと思うファンも多かったのではないでしょうか。

バーナードが良い

ほぼ初めてバーナード選手の試合を観たんですが、想像以上に凄く良い外国人選手ですね。驚きました。

 

ビッグバン・ベイダーとクラッシャー・バンバン・ビガロが混ざったような選手ですね。デカいのに素早く動けて、細かい技も上手い。付け入る隙きがまったくない選手です。

 

しかもルックスがまたインパクト絶大。

 

タトゥーが肩から胸から入ってて、アゴに耳にそして乳首にピアスがあります。そして首にはネックレス。

 

乳首のピアスなんか、相手のキックとかチョップが胸のあたりに入った時、靴紐だったり、手首のテーピングとかに引っかかって乳首がちぎれるんじゃないかと思うとドキドキします。

 

そんなタトゥーにピアスだらけの人を町中で見たら問答無用でビビるんですが、不思議なことにバーナード選手はどこかゆるキャラのようなかわいさもあるのです。

 

魅力がつまりまくった選手でした。

 

結果は棚橋選手が勝つのがわかってますから、どっちが勝つんだろう?という気持ちでは観られません。

 

なので棚橋選手が勝つにしても、こんなに隙きのない選手に、お客さんも納得できる説得力のある勝ち方をするにはどういう方法だったんだろう?という気持ちで観てました。

 

一瞬の隙きを突いて丸め込むというのでは、たぶんお客さんも納得しないでしょう。

 

いや、バーナード選手が相手では仕方がない、となったのかな?

 

そんな事を考えさせられるほど、バーナード選手はえげつなかったし、この選手が棚橋選手とIWGPヘビーを争う試合に居てよかったなと思いました。

 

ところでこの時、バーナード選手は新日がホームだと語ってたそうです。旅の多いレスラーにとって、ボクらの想像する「ホーム」なんてないのかも知れません。

この「愛してます」もいいな

このときの棚橋選手は実にスピーディー。動きにキレがあって解説の金沢さんもおっしゃってましたが、実際のサイズほど体格差を感じさせない試合をしてました。

 

体重では40キロも差があったということですから、どんな技をかけるのも一苦労だったはずです。それでも素早く動いて突破口を切り開こうとする姿はカッコ良かったです。

 

まだこの時は理詰めのヒザ一点集中攻撃はしてなかったんですが、若さと勢いで押し切ってしまおうという感じが良いです。

 

結果、イスを持ったバーナード選手に対してイスの上からフライング・フォアアームを叩き込みに、トップロープからのダイビング・スリングブレイド(これはちょっと当たりが浅かったのが残念でした)からの正調スリングブレイドを叩き込んでのピンフォール勝ちでした。

 

ハイフライフローじゃないの?と驚きました。

 

この時はスリングブレイドがフィニッシャーだったんですかね?でも、悪くなかったです。畳み掛けるのはこの時から上手かったんですね。

 

そして、ついにIWGPヘビー級のベルトを巻くことになるんですが、ここでお客さんに向かって「愛してます」と静かに語るんです。

 

そう棚橋選手の決めゼリフ、「愛してま〜す」の原型です。

 

今の「愛してま〜す」は、みんなでプロレス愛を共有しようという感じですが、この時はお客さんへのメッセージでした。感謝でした。

 

当時のチャラさの残る棚橋選手ならば、きっとファンに対して「好きです」なら散々言ってきたと思います。

 

現在の田口隆祐選手の「大好きで〜す」のほうが、この時の棚橋選手ならしっくり来たかも知れません。

 

そこをあえて「愛してます」を選んだところに、チャンピオンとして、エースとしての新日を牽引して行くんだという覚悟が見えたように思いました。

 

この「愛してます」もいいなと思いました。また、どこかでやって欲しいですね。

 

この時代の空気感でこれを味わいたかったなぁと思わせる多幸感がありました。まだ見てない方は是非ご覧下さい。

 

それではまた。

ありがとう!


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