全てはプロレスである!

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何でもプロレスに絡めて語る雑記ブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

低く見積もってもタイチ vs オスプレイは最高@12.9 WORLD TAG LEAGUE 2018 Part2

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

 

ワールド・タッグリーグの優勝決定戦も悪い試合ではなかったのですが、その前の2つNEVER無差別級選手権とNEVER無差別級王座ナンバーワン・コンテンダーマッチ(長い)が格別でした。オカダ・カズチカ選手、棚橋弘至選手、内藤哲也選手、ケニー・オメガ選手の4人が全く絡まない後ろ3つの試合でこれだけの内容を見せられるんだから、

www.njpw.co.jp

こういうこと↑も可能だわな、と思いました。今後新日本プロレスがWWEを肩を並べようと思ったら単純に試合を増やすということを、比較的に選手の負担が小さい形で実現しようと思ったら2ブランドに分けるというのは当然のことなのかも知れません。国をまたぐと同日開催だけど、ライブで観て、家に帰ってワールドで生中継で観るってこともできるのか?なんかすごい時代になったなと思います。

 

さて、本日はナンバーワン・コンテンダーマッチのほうの感想を書きます。今までさんざん後藤洋央紀選手のことを書いてきましたので、後藤選手の試合を先に書いても良かったんですが、ここは試合順通りに書きます。後藤選手の試合の感想は明日にします。

ケガが治ってなかったオスプレイくん

久しぶりにリング上での姿を観たウィル・オスプレイ選手には、脇腹に大きなテーピングが施されていました。どのくらい休んでいたのかはわかりませんけども、ここで出てきたということは万全の状態なんだろうと勝手に思っていたのですが、そうではありませんでした。

タイチのマイク攻撃

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

ここを狙ってくださいと言わんばかりのでっかいテーピングですから、当然タイチ選手はしっかり攻撃を仕掛けます。さっそくマイクスタンドを突き立ててました。さすがです。

 

この試合も次のNEVER王座戦も結果がわかりきった試合(ドームで飯伏幸太 vs ウィル・オスプレイのタイトルマッチを組むための試合)ですから、結果によるサプライズが無いという状態です。内容だけでお客さんを喜ばせなければならないというのは、選手の技量を問われるところです。言わば難しい状況でこのケガは、かなりのハンディキャップだったはずですが、あんまり感じさせませんでした。

 

思えばオスプレイ選手は大きな試合ではどこかしらケガをしていて(ま、どの選手もそうなのかも知れませんが)身体にテーピングを施してあることが多いような気がします。でも、それでも凄い技を、いやむしろケガしているからこそ無理して凄い技を放り込んでくるようでした。飛距離の長いトペ・スイシーダでは足から着地して数歩花道を歩いてました。あんな光景を見ると、この人が万全だったらどんな技を見せてくれたのだろうと、ワクワクさせます。ドームまでにケガが良くなるといいのに。

川田利明殺法爆発

オスプレイ選手は相変わらず素晴らしかったのですが、タイチ選手はいつにも増して素晴らしかったです。あれは解説の柴田惣一さんだっただろうか、今日の試合がタイチ選手の生涯ベストバウトなんじゃないかと仰っていましたが、これまでの試合と比較するとおそらくそうでしょうし、これからこんな試合を量産するんじゃないかと思わせる戦いっぷりでした。試合に負けて自分の価値を上げるという難しいことをやってのけました。

 

90年代の全日本プロレス、いわゆる四天王プロレスをリアルで観たことがある人にとって、それが大好きだった人にとってはタイチ選手の動きはたまらなかったんじゃないでしょうか。

僕はず〜っと新日ファンでしたけども、あの時の全日本プロレスは面白いと認めざるを得ませんでした。どんどん危険度が増していきまして少々怖くなったりしましたけど、余計なことをせず試合だけで成立させるスタイルというのは、WWEとは真逆で、世界に打って出るこれからの新日本プロレスもまたWWEと差別化を図るには参考になるんじゃないでしょうか。

タイチの川田利明殺法

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

これまでも度々繰り出していた川田利明殺法です。実況の清野茂樹さんも川田さんの名前を何度も出していましたが、最近ファンになった人にはこれがちゃんと伝わるのか心配です。川田さんはラストライドでなくパワーボムでしたが、このあとの押さえ込み方が川田さんの押さえ方と全く同じです。バックドロップもほぼほぼ同じフォームで投げてます。川田さんはアマチュアリスリングの選手で、全日本プロレスではキチンと反って投げる人が少なかったので印象的でした。

 

このほかもジャンピングハイキックも川田さんがよく見せていた技で、こちらもフォームがそっくりです。当たり具合が川田さんのに比べるとタイチ選手のはまだ浅い気もしますが、これからもっと厳しいところに当てに行くはずですから、期待しましょう。あれ、頭を蹴っ飛ばすから、蹴った足も痛いんでしょうね。

タイチのコブラツイスト

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

そしてオスプレイ選手が脇腹をケガしていたということで繰り出したのはコブラツイストです。最近ではコブラツイストと言えばザック・セイバーJr.選手が繰り出します。あれは新日のコブラツイストです。昔から新日のコブラツイストはしっかり足をフックして相手の体をひねる技・サブミッションです。で、全日のコブラツイストは足のフックはそこそこに、上から体重をかけるだけの関節技とか絞め技とは違う技でした。サブミッションが好きな僕としては、コブラツイストをしょうもない技にしてしまったのは全日の連中だと思っていたので、全日でコブラを観るとムカムカしてました。

 

ところがこの不完全形のコブラツイストを拷問技に昇華したのが、ジャンボ鶴田さんでした。

自分より遥かに身体の小さい菊池毅選手をコブラの形で上から押さえつけるという拷問コブラというのを使ってました。これはこれでサブミッションではないけどしんどいな〜と思って、鶴田さんを認めざるを得なくなりました。即座にマネしました。

 

長くなりましたが、つまり今回タイチ選手が繰り出したコブラツイストがその拷問コブラを彷彿させるものだったのもまた、良かったということなのです。できれば、ここからストレッチプラムに移行するともっと楽しかったのですが、それはまた次の試合に期待します。

最後は見事な畳み掛け

試合の分かれ道はタイチ選手の最終兵器・ブラックメフィストがオスプレイ選手のカナディアン・デストロイヤーで切り替えされてしまったところでしょう。

ブラックメフィストとカナディアン・デストロイヤー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

真逆の形で決まるこの技の攻防は、これからも頻繁に出てきそうで、このままブラックメフィストが決まるとタイチ選手の勝ちで、返されちゃうとタイチ選手が負けるという大筋の流れが生まれました。

 

ここから一気にストームブレイカーとなるのかと思いきや、これがなかなかストームブレイカーが決まりません。真っ逆さまにマットに突き刺されたのにタイチ選手はまだまだ元気だと思ったら、

スパニッシュ・フライとトラースキック

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

そこからスパニッシュ・フライに、死角から飛んでくるトラースキック。そして、最後はやっぱりストーム・ブレイカーでした。この畳み掛けがオスプレイ選手の最大の魅力です。こんなに技を重ねられたらもうアカンというお膳立てをしてからフィニッシャーを繰り出します。丁寧な畳み掛けが素晴らしいです。

 

本当に素晴らしい試合でした。以前からタイチ選手は素晴らしい選手であると書いてはいなかったかも知れませんが、思って(家庭内では散々妻にタイチ選手の素晴らしさを語って)いました。お客さんにもそれが伝わってきたみたいで、「タイチは帰れ」より「レッツゴータイチ」が増えてきて、近頃は「レッツゴータイチ」だけになってきました。ヒールなのでそれで良いのかどうかちょっと微妙ですが、嬉しいことです。

 

予定通り、オスプレイ選手が勝ちました。タイチ選手に勝ってのタイトルマッチですから、この試合を超える名勝負を期待します。

 

それではまた。

ありがとう!