元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
久しぶりの観戦記です。同じビッグマッチでもこれまでのDESTRUCTIONの3大会とは質が違いました。かつての新日本のように、東京とその他の地方では差をつけ始めているのでしょうか。
な〜んて思ってしまうほど今回は上から下までほぼ全部見どころ満載で楽しかったです。こりゃチケットのお値段が上がっても仕方ないかなと思わせます。
第1試合から第6試合まで
今回は内容が濃かったのでもう一試合一試合しっかり振り返っていこうかと思ったのですが、アホみたいに長くなり過ぎてしまいそうなので、いつも通り終わり3試合だけしっかり書かせていただきます。
第1試合 バッドラック・ファレ&高橋裕二郎&レオ・トンガ vs SANADA&BUSHI&高橋ヒロム
オープニングマッチから豪華です。ヤングライオンの出る幕がないというのは良いことなのか悪いことなのか。ヤングライオン杯が開催されるということで、ビッグマッチはヤングライオンなしでも良いんじゃない?ということなのかな。
レオ選手がなじんできましたね。解説の女性の方(元井美貴さん:何者なのか存じ上げません、ごめんなさい)がランス・アーチャー選手とサイズが同じだとおっしゃってたので、言われてみれば確かにそれくらいのデカさがあるな〜と。こういうサイズ感の提示の仕方は良かったです。
最後はダリルの好アシストでファレ選手が押さえられるというナイスな展開でした。ファレ選手に引き裂かれてしまったダリルがようやく一矢報いました。良かったね。
第2試合 後藤洋央紀&矢野通 vs 鈴木みのる&ザック・セイバーJr.
もう飽きちゃったという方もおられるかも知れませんが、僕はまだまだ矢野選手と鈴木選手の絡みが観たいです。今回もまた期待を全く裏切らない大オチでした。
それにしたって今後心配なのが、後藤選手の存在感のなさですね。一応後藤選手の入場テーマで入ってきたCHAOS陣営ですが、試合の主役は完全に矢野選手でした。それでも試合で何かやってくれたら良かったんですが、試合に参加してたのかどうかも怪しいくらいでした。現状に甘んじてほしくないなぁ。
さて、最後に矢野選手がNEVERのベルトを持って帰ってしまいましたが、これは次回NEVERのタイトルマッチに矢野選手が挑むということですかね。これは楽しみ。
第3試合 田口隆祐&リコシェ vs ロッポンギ3K(小松洋平&田中翔)
アレはいつだったか、ロッキー・ロメロ選手がロッポンギの名前を持った新チームでジュニアタッグのベルトに挑むというような予告がありました。長らくロッキー選手のパートナーだったバレッタ選手がヘビー級に転向したので、てっきりロッキー選手が新たなパートナーを連れてきて新しい六本木ヴァイスを結成するのかと思ってましたが、全然違いました。
しばらく海外武者修行に行っていたテンプラボーイズがロッポンギ3Kとなって帰ってきました。見事に育ってましたね。いきなりのタイトルマッチでも気負うところもなくノビノビと戦っていたように見えて良かったです。
そして、いきなりのベルト戴冠でしかもリコシェ選手からの勝利ということで、会社の期待の大きさを伺わせます。凱旋一発目の試合は大成功でしたが、これからのほうが大事なのでしっかりやって、新しいジュニアの景色を見せてほしいですね。
ゴーオンウイングス↑みたいなコスチュームも良かったです。
逆にリコシェ選手はこれで新日本を去ってしまうような感じですね。結局、田口選手とふざけて終わってしまって、シングルベルトには絡みませんでした。もったいない。
第4試合 ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr. vs レイモンド・ロウ&ハンソン vs ゲリラズ・オブ・デスティニー
もう何回、この3WAYをやるんでしょうね。そろそろいい加減に普通のタッグマッチがみたいです。
第5試合 YOSHI-HASHI&バレッタ&邪道 vs ケニー・オメガ&コーディ・ローデス&マーティ・スカル
USヘビー級の前哨戦という意味合いがあったはずですが、YOSHI-HASHI選手はまったく爪痕を残せませんでした。後藤選手といい、YOSHI-HASHI選手といい、あらたにロッポンギ3KがCHAOSに加わったのでますます存在感が薄くなっていきます。ここでなんとしてもインパクトを残したいところでしたが、ダメでした。全然ダメ。
そして、ヘビー級に転向したバレッタ選手もイマイチでした。転向しましたというだけで、その他は何も変わってないんですから、仕方がありません。もう少し何とかして欲しい。
邪道選手はしっかり仕事してましたけどね。
かたやBULLET CLUBの3人は実に楽しんで試合をしてました。それぞれがキチンと自分の持ち味を発揮してまして、何も出来ないCHAOSと対照的でした。CHAOSというユニットを考え直す時が来てるのかも知れません。
第6試合 棚橋弘至&真壁刀義 vs 飯伏幸太&ジュース・ロビンソン
試合が始まってすぐ、この試合の希望をつぶやきました。
ジュース選手が真壁選手を押さえる展開が良いなぁ。
— ろけねお@はてなブログ (@locatedonneouni) October 9, 2017
#njpwworld #njkopw
近い将来、チャンピオンになれるだろうし、新日本隊のエースになり得る選手がジュース選手だと思っていますので、そろそろ真壁選手をフォールしても良いだろうと思っていたのですが、そのとおりになって良かったです。
一応、これはインターコンチの前哨戦だったと思うのですが、棚橋vs飯伏ではあんまり盛り上がれない僕がいました。飯伏選手にはもっとワクワクさせてもらっていたはずですが、今年G1で新日本に帰ってきてからはまだあんまりワクワクさせてもらってないです。インターコンチのベルトの存在理由もフワッとしてるし、棚橋選手の立ち位置もフワッとしてるし、全然楽しめてないです。
飯伏選手はまだまだやれる選手なので、もっと別の選手と絡んでほしいです。
第7試合 KUSHIDA vs ウィル・オスプレイ
いや〜ムチャクチャおもしろい試合でした。最初からフルスロットルで最後まで速度を落とすことなく、これぞ現在のジュニアの試合という戦いを展開してくれました。しかも、KUSHIDA政権にウンザリしていたので、オスプレイ選手が勝って本当に嬉しかったです。
KUSHIDA選手はナチュナルなヒールだと思うんです。だから、今新日本隊でベビーフェイスですけど、これがフィットしてないのです。ここがイマイチKUSHIDA選手を好きになれないところなので、ヒールに転向して欲しい。ヒールでしっかりブーイングを浴びてる方がしっくり来るはずです。
実際、KUSHIDA選手が繰り出した両手掴んでのストンピングではブーイングが起きてました。あのシーンが最もKUSHIDA選手活き活きしてましたもんね。各種関節技も指まで極めたりして、ベビーフェイスらしくないし、絶対ヒールがしっくりきますよ。
この試合、一番の見所は田畑祐一アナウンサーの実況です。
僕が再びプロレスを観るようになってずっと気になっていたのが、実況するアナウンサーの下手さや知識の乏しさです。それはプロレスに対する愛のなさに思えて鼻につくんです。
今回もなんてアナウンサーだか忘れてましたけど、飯伏選手の【その場飛びのムーンサルトプレス】を【その場飛びのシューティングスタープレス】 と間違ってました。そんなのあり得ないんです。全然違う技ですから、普通にプロレスが好きな人なら間違うはずないんです。
ところが17年ぶりの実況ということなのに、最先端のKUSHIDAvsオスプレイの情報もしっかり予習なさっていたようですし、噛むことも技を間違えることもなく、とっても安定した実況で、とっても気持ちよかったです。
現在実況に携わっているアナウンサーはしっかり田畑さんの実況を聞いて、自分とどれほどの差があるのか確認して、もっともっと素晴らしい中継にしてほしいです。
オスプレイ選手がついにKUSHIDA選手を倒して、チャンピオンになりました。今年の春でしたか、KUSHIDA選手が高橋ヒロム選手にコロッと秒殺されました。それに対して特に何もしないままいつの間にかチャンピオンに戻ってました。
こういう場合、復活までの道がしっかり描かれるものなのに、もしくはこれまでと違ったキャラに変更したり、
※ここでKUSHIDA選手の復活案を考えました
何らかの変化があってのベルト戴冠ということなら良かったのですが、何もなく普通にスーパージュニアに優勝してベルト戴冠となりました。あからさまな見えない力が働いているような展開にずっと不満でしたので、チャンピオンを降りてくれて本当に良かったです。
だがしかし、この試合いちばんおいしかったのはKUSHIDA選手にベルトを渡さなきゃならなかったヒロム選手でした。
ベルトへの挑戦表明をしようとリングに上ったところ、別の挑戦者にジャマされて流れるという展開が前回に引き続き見れるとは思いもよりませんでした。そして、ヒロム選手のダダのこね方もさらに加速しました。
メチャクチャおもしろかったです。
東京ドーム前にオスプレイの防衛戦を一回挟んで、ドームでオスプレイvsヒロムということになるのかな?期待が膨らみます。でも、その前のオスプレイvsスカルもまた楽しみです。なんでもイギリスのトップ3のうちの2人だそうで、派手な戦い方を魅せるオスプレイ選手が違う一面が見れるかもしれないとワクワクさせます。
第8試合 内藤哲也 vs 石井智宏
石井選手には申し訳ないのですが、さすがにドームのメインに石井選手ではしんどいです。どう考えても現時点でのドームのメインはオカダ・カズチカvs内藤哲也しかありえません。
ということで、この試合はどんな展開であろうと内藤選手の価値は揺るがないのです。ゆえに注目は内藤選手がどこまで石井選手の攻撃をもらうことができるのか、そこに尽きるわけです。内藤選手はどんなに厳しい攻撃を食らっても絶対に3カウントを聞くわけにはいかないし、どんな技を食らってもギブアップは出来ないのです。いや、本当に内藤選手には厳しい会社です。
そして、今回も試合もまた石井選手の攻撃はこれまでと同じ、いやそれ以上に厳しいものでした。打撃にしてもかなり早い段階で喉めがけて食らわしていましたし、投げもいずれも頭から真っ逆さま。特に【デスティーノ】を堪えての【垂直落下式ブレンバスター】はそんな【デスティーノ】の返し方があるのか〜と歓心もしましたし、インパクトも強烈でした。
しかし、さすが内藤選手でした。そんな厳し過ぎる攻撃をもらいながらも最後はさらにはもっと厳しい角度の【デスティーノ】を決めてみせました。未だにあまり好きにはなれない内藤選手ですが、試合内容は文句のつけようがありません。むしろ、あんなに派手に技を受けちゃって大丈夫かと心配になります。
東京ドームまでケガなく、ベストコンディションで望んでほしいです。
さて、今後の石井選手は誰と戦うのでしょうか。誰と戦っても相手をしっかり輝かすことができる選手だと思うので、その能力で後藤さんやYOSHI-HASHIさんをなんとかしてもらえませんか。年末のタッグリーグは誰とお組になるのでしょう。楽しみです。
第9試合 オカダ・カズチカ vs EVIL
主役はEVIL選手でした。
※これはG1のときのですけどね・・・
僕がプロレスに帰ってきたとき、EVIL選手はまだヤングライオンでした。いまトップで活躍している選手のヤングライオン時代はほとんど知りません。ちょうど今コマーシャルで新弟子募集をしてまして、オカダ選手や内藤選手の若いときの映像が流れてますけど、その時のことを僕は全く知らないのです。知っていれば、トップで活躍していることにもっと感動できただろうに、とよく考えてました。
しかし、EVIL選手はヤングライオンの時を知っているのです。ま、気がついた時にはすぎ海外武者修行に出てしまいましたけどね。
だから、そんなEVIL選手がオカダ選手とIWGPヘビー級選手権試合を戦っていることが単純に嬉しい。オカダ選手が素晴らしくてプロレスに戻ってきて、それ以来ずっとオカダ推しですけど、G1の大阪でEVIL選手がオカダ選手を倒した時は本当に嬉しかった。終盤は完全にEVIL選手を応援してました。
とはいえ、こちらも権利書マッチと同じく、どれだけEVIL選手が素晴らしくてもまだドームのメインを張るのは荷が重い。つまり、EVIL選手は絶対に負けるのです。果たしてどんな散りザマを見せてくれるのか。
試合が始まると、オカダ選手は余裕シャクシャク。思えばずっとオカダ選手は小生意気な若きチャンピオンで、大抵は先輩相手に戦ってきてました。今回は完全な後輩。上から目線も当たり前でおもしろくもなんともない。さて、この状況にどういう戦いをするのだろう。大丈夫なのか?
心配ご無用。オカダ選手はちゃんとした、僕が思っている以上のたくましいチャンピオンでした。その佇まいは、なんとなく超世代軍を相手にしていた頃のジャンボ鶴田さんみたいでした。
ドンと構えて、すべてを受け止めてやるからかかってきなさいという感じでした。
新日本プロレスの選手というのは受け止めるというより、ガンガン攻めまくるイメージです。それはチャンピオンであっても同じです。そこがカッコいいと子供の時は思っていたのでずっと新日本プロレスのファンなわけですが、どっしりと受け止めるチャンピオンのカッコ良さもわかってきました。オカダ選手の新たな魅力を奇しくもEVIL選手に引き出された形になりました。
あんなのを見せられたら、そろそろオカダ選手がチャンピオンでなくなっても良いかな〜と思っていましたけど、もっともっとチャンピオンとしてのオカダ選手の戦いが見たくなりました。とはいえ、ベルトが増えちゃって挑戦が減ったんですけどね。
それにそろそろ【レインメーカー】に変わる新しい必殺技が必要なのかもと思ってましたけど、今回のショートレンジの【レインメーカー】とでも言いましょうか、振り向き様にすごい速さで炸裂させた【レインメーカー】はまだまだ【レインメーカー】は使える技で、進化可能の技であることを証明していたように思います。
試合終了後、ドームでの対戦相手である内藤選手を呼び出しておいて、「あっせんなよ」を言わせないくだりはいつものオカダ選手でした。いつものオカダ選手と後輩に対しての余裕シャクシャクのオカダ選手と両方見れて、今日はお得でした。
さ、次はドームです。どんなオカダ選手が観れるのか。スゴく楽しみです。
本当に楽しい大会で、もうお腹いっぱいです。
予想以上にいっぱい書いてしまいまして、更新が遅くなってしまいました。
それではまた。
ありがとう!