全てはプロレスである!

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プロレスについての持論を展開しつつ、時々脱線するブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

モクスリーにゴッチ式炸裂!:1.5 WRESTLE KINGDOM 14 観戦記 Part 3

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

 

新日本プロレスは次のシリーズである『ファンタスティカマニア』が始まってしまいましたが、今回もドーム観戦記です。もう少しお付き合い下さい。

後藤に伸び代があった

まずはNEVER無差別級選手権試合のKENTA vs 後藤洋央紀です。

 

長らく後藤洋央紀選手を応援してきたのですが(ダメ出しのほうが多くて、とても応援してるように見えなかったかも知れませんが、僕的にはずっと応援してきてたのですが)もう一歩足りないということが続きまして、もうIWGPヘビー級を巻くことはないだろうと、もうこれ以上、上に行くことはないだろうと、諦めていました。

 

ところが、このNEVERの前哨戦、いやtwitter上のやり取りで後藤選手がボコボコにされながらも、少しずつ良いところが出てくるようになってきました。これまではその天然っぷりがダメなほうに作用していていましたが、KENTA選手が上手く突っ込んでくれたからか、だんだん面白くなってきました。

 

最初、お喋りが完敗なんだから、試合だって負けるに違いない、と予想していました。

 

しかし、試合は勝ちました。

 

KENTA選手の攻撃をしっかり受けきっての勝利。後藤選手の売りである頑丈さを全面に押し出して勝利しました。久しぶりにカッコ良い後藤選手が観られました。良い試合でした。

後藤洋央紀のGTW

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

フィニッシュはGTRでしたが、こじんまりしたGTRよりもGTWのほうが豪快でイメージにあっていると思います。ご覧下さい、このピンとしたKENTA選手を。恐怖に身体が硬直してるんでしょう。

 

ただ後藤選手が勝った時は、これ以上NEVERを面白くは出来ないと思いましたので、KENTA選手にかき回してもらったほうが面白くなったろうにとガッカリしてました。

 

ところがKENTA選手がメイン後に登場し、NEVER戦線からオサラバすると、今度は鷹木信悟選手が挑戦者に名乗りを上げました。(それは1.6の話ですが)そして、現在またtwitter上で後藤選手と鷹木選手がやりあってますが、後藤選手の返しが絶妙で、凄く良くなってます。

 

KENTA選手との一連のやり取りを経て、後藤選手は何かを掴んだんでしょう。もうないと勝手に思い込んでた後藤選手の伸び代があったのです。ムチャクチャ嬉しかったです。

 

なんだ後藤選手が勝っちゃってつまらん、と思えてしまっていたNEVER戴冠が、まさか後藤選手に覚醒をもたらすとは思ってもみませんでした。

 

ここから後藤選手が今までにない面白さを発揮していくかも知れません。目が離せません。

プロレス名人戦

僕はオカダ・カズチカ選手の圧倒的な身体能力の高さから繰り出される技の数々に魅了されてプロレスを再び観るようになったものですから、単純にわかりやすく高く飛んだり、速く動いたり、力強かったりするとブラボーと絶賛しがちなのです。

 

それなのに、どう考えても峠を過ぎている2人の名人の試合に、これほど魅せられてしまうとは、体力勝負だけがプロレスじゃないことを改めて教えてもらったような気がしました。感謝。

 

スペシャルシングルマッチ、棚橋弘至 vs クリス・ジェリコです。

 

出だしの棚橋選手の煽りVで完全にやられてしまいました。

「ジェリコ! スーパースターなのは認めるよ、でもな! 一回サプライズVTR流しただけで、しれっとドームの試合決めやがって、対戦要求が雑じゃないか!? もっと乱入とかしてこいよ! 俺の引退試合? ふざけんなー! 俺だってな、新日本のエースだ! オマエをギッタンギッタンにして、オマエのTwitter350万のフォロワーのみなさんに、俺のすばらしさを伝えてやるよ! 東京ドーム、最高の舞台だ。ジェリコ君、かかってきなさい」

この試合に関するジェリコ選手に思っていたことを棚橋選手が全部行ってくれてスッキリしました。

 

これまで内藤哲也選手と戦うときは、ロス・インゴベルナブレス風味のTシャツを作ったり、

オカダ選手と闘うときは自らペインメーカーと名乗ったり、

と対戦相手に合わせて、相手をおちょくるような行動と、本番前のどこかの会場に乱入してきて、対戦を盛り上げてきました。

 

ところが棚橋選手には一切なし。ずいぶん雑だな、と。あんなに丁寧に試合に向かって盛り上げを行ってきたジェリコ選手にしては、雑だな、と思っていました。

 

さすがにジェリコ選手も雑だなと感じたのか、棚橋選手が勝った場合はAEW世界王座に挑戦させてやると言うのです。

 

このドームはそのタイトルマッチの前フリで、ジェリコ選手的にはAEW王座戦がゴールだから、今回は何もしてこないのか、となんとなく納得してしまってました。

 

ところが予想を外してジェリコ選手が勝ってしまいました。

 

しかも、ジェリコ選手によるとこれで新日参戦は一応終わりのようです。ジェリコ選手の勝ち逃げとなってしまいました。少々ガッカリしましたが、それを踏まえてもう一度この試合を振り返ってみますと、この一瞬一瞬を噛み締めようと2人が闘っているように見えました。

 

まさに名人戦でした。

 

ジェリコ選手なんか、これまでよりもさらにボテッとしたように見えて、こんな体でちゃんと試合ができるんかいなと不安にさせますが、

クリス・ジェリコの三角跳びドロップキック

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

お見事。佐山サトルさんがどんな太っていても蹴りの切れ味だけは鈍らないという不思議さをジェリコ選手に観ました。これぞ真の天才です。そうそうライオンサルトもやってましたね。

 

それに触発されてか、1.4を休んだのも良いほうに働いたのか、棚橋選手の動きが良かったように思います。

棚橋弘至のコード・ブレイカー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

この掟破りの逆コード・ブレイカーなんて、まさに棚橋選手の真骨頂であるひらめきのなせる技です。しかもドンピシャのタイミング。唸るより他ありません。

 

最後はガッチリ決まったウォールズ・オブ・ジェリコ。

クリス・ジェリコのウォールズ・オブ・ジェリコ

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

行ってしまえばただの逆エビ固めなんですが、これは完全なるフィニッシャーのウォールズ・オブ・ジェリコで、逆エビとは違う技に見えました。これも名人のなせる業です。

 

ストロング・スタイルから離れ、アメリカン・スタイルに寄せることで、棚橋選手は自分の価値をあげました。

 

しかし、ストロング・スタイルの元祖であるアントニオ猪木さんのスタイルのベースはアメリカン・スタイルなのです。(と武藤敬司さんもおっしゃってました

 

アメリカン・スタイルを猪木流にアレンジしたのがストロング・スタイルとなりますから、そもそも棚橋選手ストロング・スタイルから離れたわけでなく、むしろグッと近づくことをしてきたのだと思います。

 

そして、そんな棚橋選手が新日の象徴であるというのは、とても当たり前のことなのです。まずは棚橋選手のスタイルを、アメリカン・スタイルをみんなちゃんと勉強しておかないと新日は新日でなくなってしまうということなのです。

棚橋「本当ね、実を言えば初めてああいうタイプと。独特のリズム、独特の重さ、ああ世界は広いな、こういう選手がいるんだっていうのが感想です」

今までストロング・スタイルの原点であるアメリカン・スタイルは、あくまで棚橋選手の想像でしかなかったものだったのでしょう。棚橋選手は海外武者修行に行ってませんから知る由もないわけです。

 

やっと本場のアメリカン・スタイルを味わったというところでしょうか。

 

もしかしたら、今まで謎だったことの答えをたくさん発見して、ここから一皮剥けそうな予感がします。

モクスリーにゴッチ式炸裂

最後はUSヘビーのジョン・モクスリー vs ジュース・ロビンソンなんですが、その試合のことは全部吹き飛んでしまいました。

ジュース・ロビンソンのナックル

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

何も悪い試合であったわけではありません。むしろ良い試合でした。

 

ただ、モクスリー選手の相手をすると、ジュース選手の底抜けの明るさがどこかに行ってしまって、魅力を失ってしまうのです。明るさが失われたままということはモクスリー選手のペースなのです。

 

モクスリー選手に対したときでもいつものように明るく振る舞えるようになれば、もっともっと良い試合になったと思いますし、この後に起きるインパクトに負けるようなことはなかったと思います。

ジョン・モクスリー vs 鈴木みのる

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

そのインパクトとはジョン・モクスリー vs 鈴木みのるです。この写真だけでも続々します。

 

『風になれ』が流れた時はムチャクチャテンション上がりました。このところ、みのる選手には光が当たってませんでした。昨年はG1にも出場させてもらえませんでしたし。

 

もう大舞台は用意してもらえないのかと、諦めかけてたその時に『風になれ』ですから、興奮するなというほうが無理です。

 

花道をジャージ脱ぎながら歩くみのる選手は、仮面ライダーの最終回に最後の敵に対してゆっくりと変身しながら近づいていくよう感じで、高揚させました。

 

そして、殴り合って、スリーパーからの

鈴木みのるのゴッチ式パイルドライバー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

ゴッチ式パイルドライバー!

 

モクスリー選手は今まで散々乱入してはデスライダーかましてサヨウナラってことをやってきたと思いますが、それを逆にやられたわけですから、実に痛快。シビレました。

 

僕はこのシーンで満足してしまったので、この大会のエンディングがあんなことになっても、大笑いしてるだけになったんです。ここでお腹いっぱいになってしまったのです。

 

モクスリー選手も、ジェリコ選手と同じく今大会でサヨウナラかと思っていたので、継続参戦してくれるのはメチャクチャ嬉しいです。

 

みのる選手に勝って欲しいなぁ。

 

それではまた。

ありがとう!


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