元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
1.4の試合を取り上げるのは後にして、今回は先に1.5の試合の感想を書きます。いや、書かずには居られません。
もうそろそろ外道さんはいらないかな
まずは3位決定戦というか、4強の最弱決定戦というか、のスペシャルシングルマッチです。
コスチュームを新調していないと思われる選手が1日目負けちゃいました。たぶん、飯伏幸太選手とジェイ・ホワイト選手の2人にはまだ新年が来てないのでしょう。
今日(1月6日)新年が来るんじゃないでしょうか。
新たに予想し直した分ですが、勝敗については見事に的中しましたが、飯伏選手のBULLET CLUB入りまでは実現しませんでした。ということは今日でしょう。まだ諦めてません。
飯伏選手って、凄いんです。
技も運動神経も身体能力も、見た目も全部凄いんです。でも、新日所属になって面白くなくなりました。
シャレにならない技を仕掛けてくる危なさが魅力で、「こいつ頭おかしいんじゃないの?」と思わせるものが、このところ鳴りを潜めてしまいました。これが面白味を減らしているような気がします。
象徴的に出来事が「やり投げ」が全然決まりそうらないことです。ま、あれは受ける選手がケガしちゃうから禁止されてるのかも知れませんがね。
また、中邑真輔選手の使ってた「イヤォからのボマイェ」を使っておられますが、あれって滾りに滾ったところで繰り出すから良いんであって、何の感情も高ぶってはいないのに、中邑選手がやってたのをマネてみたら、お客さんにウケたんで使ってます的な使い方では、パッとしないんです。
イヤォ!はカッコつけるためのポーズではなく、昂った感情を一旦抑えるための魔法です。そこから滾りを足に集中させて放つから良いんです。
それにフィニッシャーじゃないし、炸裂してもなんか軽い。あれで3カウントはいるとは誰も思ってないでしょう。そういう使い方をしたらダメな技だと思います。
飯伏選手の面白味が出てこないと、IWGPヘビーは獲れないでしょうね。
逆に、あんまり雪崩式の技を使うイメージがないジェイ選手が、雪崩式裏投げというデンジャラスな技を出したので、余計に飯伏選手の危なさが鳴りを潜めてしまったような印象を受けたんじゃないかと思います。
1日目のダメージが残っていたからなのか、そもそも1日目も身体が良かったとは僕には見えなかったんですが、この試合でも動きがあんまり良くなかったのもまた、飯伏選手の良さが半減した理由でしょう。
当初、飯伏選手に2冠王になってほしいと思っていたのですが、この仕上がりでは無理でしたね。立場が人を変えることもありますが、無理して2冠王になってもらわなくて良かったです。
やはりヒールターンによって再生するほうが良いでしょう。BULLET CLUBに行って欲しいです。
そして、外道さんの教えを受けて欲しい。外道さんの教えを受けて、ジェイ選手はこんなに楽しそうです。いや、外道さんのほうが楽しそうか。
ここのところ、何だか元気がなかったように見えた飯伏選手も外道さんの側に行けば、嬉しそうに「頭おかしいんじゃないの」的な試合ができるようになると思います。そうすれば魅力全開、IWGPヘビーも近づいてくるはずです。
そして、これを機にジェイ選手が外道さんから独立するというのはどうでしょう。
この試合も外道さんの介入があったから、飯伏選手に勝てたような展開に仕上がってますが、もう誰が観ても、ジェイ選手があんな姑息なマネをしなくても誰に勝ってもおかしくない実力を持っていることはわかっているはずです。
ここから本当に悪くて強いヒールにスイッチして欲しいです。今日の試合に期待します。
もう内藤しかありえない
こちらも予想通りになりましたね。
このシチュエーションで、またしてもオカダ・カズチカ選手が勝ってしまったら、さすがに内藤哲也選手がかわいそ過ぎます。
つまり、このカードが決まった瞬間に、この試合の勝利者は内藤選手以外ありえないのです。
極端に言えば、この日勝つために投票でドームのメインから格下げになり、ドームのメインで負け、昨日ただひとりの丸腰でドームだったのです。
内藤選手は、インターコンチ戦であんまり動きの良くなかったので、勝つにしても説得力に欠けるんじゃないかと心配してましたが、ブーイング出るほどの膝攻め(これにブーイングした人は何を考えてるのかさっぱりわかりません。反則も何にもしてないのに。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのファン、並びに内藤哲也ファンには盲目的な信者が多いんだなと強く印象付けられました)を喰らいながらも、見事な終盤の畳み掛けを決めて、オカダファンも納得の勝利でした。
大一番でこれがあるのを忘れてました。
雪崩式リバース・フランケンシュタイナーです。これは強烈でした。
自分の得意ムーブをひとしきりやって、チャチャッとデスティーノで〆るという試合ばかりの内藤選手は嫌いですけど、大一番でこんなの見せられたら、好きにはなれないけど、嫌いだとは言いづらくなります。
そして、スターダスト。
やっぱり獣神サンダーライガーさんが、引退する日ということもあったでしょう。
これまで、内藤選手の大一番にこれを出さなかったことに対するダメ出しをしてきましたけども、スターダストもこの日のために温存していたんだな、とグッと来ました。
そもそも膝が悪くて、膝をしっかり攻撃されて、普通の人だったら歩くのもしんどいような状況でしょう。それなのに、こんなに華麗に舞って魅せたわけですから、やっぱり内藤選手も一流のプロレスラーです。昨日は大関と書きましたが、横綱です、すみませんでした。
これで決まったな、と思ったんですが、無慈悲にもオカダ選手はキックアウトしてしまいます。
このスターダストは、内藤選手の歴史を語る上では欠かせない技であっても、それは制御不能になる前の内藤選手の技なのです。今の内藤選手、現在進行系の内藤選手がオカダ選手に勝たねば意味がない、とオカダ選手が考えたんじゃないでしょうか。だから、キックアウト。
さらに畳み掛け、バレンティアからのデスティーノでオカダ選手から完全な3カウントを奪いました。
オカダファンとしまして、とっても悔しい結末ではあるんですが、オカダ選手ならすぐに取り返せるから、ま、いいか、今は内藤選手の勝利を祝おうじゃないか、という気持ちになりました。
そして、ついに「デ!ハ!ポン!」〆の時間です。
ここのところ、全然やってません。同じロスインゴのSANADA選手のほうが〆をやってることのほうが多いんじゃないでしょうか。会場にたくさん詰めかけたであろうロスインゴファンの皆さんが待ちに待った瞬間です。
僕も会場にいたら、ファンでも何でもないのにワクワクしていたでしょう。それなのに・・・。
何もかもが吹き飛ぶKENTAの乱入
これ以上ない絶妙なタイミングです。
この写真を見ておわかりになると思いますがもう「デ!」が喉元まで来てます。
NEVERで負けて丸腰になった、守る物がなくなったKENTA選手が会場の多くの人が待ちに待った瞬間をぶち壊したのです。多幸感が、内藤選手の絶頂の瞬間が、ロスインゴ信者の最高の儀式が、吹き飛んでしまいました。
この出来事に、twitterで見る限り、本気で怒っている人が結構いましたね。ファンクラブを辞め、ワールドも解約したとおっしゃる方もいて、ビックリしました。
リング上での出来事に、すっかり本気で怒るようなことはなくなってしまったので、 本気になって怒っている人を見るとちょっと羨ましいような気持ちにもなりました。
いや〜、それにしてもいい笑顔ですね、KENTA選手。この試合を伝える週刊プロレスの表紙はこれで決まりでしょう。
でも、これで内藤選手を中心にしたストーリーが始まったのです。ホントに主役になりました。
ロスインゴファンはむしろこの状況を歓迎すべきです。ここから内藤選手がたくさんのスカッとするシーンを見せてくれるはずなのですから。
かつて、ラッシャー木村さんとアニマル浜口さんの寺西勇さんが、はぐれ国際軍団として新日にやってきて、アントニオ猪木さんと抗争を繰り広げた時がありました。
その時、木村さんの嫌われっぷりは凄まじく、自宅に石を投げられたりして、飼っていた犬がノイローゼになり死んでしまったという話があります。愛犬家だったそうですから、さぞ辛かったでしょう。
プロレス会場でいくらKENTA選手を罵ってもいいですが、現実世界でKENTA選手に迷惑をかけるようなことは止めていただきたいです。
本気で怒ってる人は、現実とプロレスの世界に区別がついてないんじゃないかと心配になります。KENTA選手と小林健太さんは別の人です。
それではまた。
ありがとう!