元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
その1に続きましての観戦記でございます。
第7試合 NEVER王座ランバージャック・デスマッチ 鈴木みのるvs後藤洋央紀
本当に鈴木軍は素晴らしい。完璧な展開でした。
今回のMVPはタイチ選手です。ちょうど僕の近くからタイチ選手がコソコソっと出てきたんですが、ワクワクさせましたね。
もちろん、鈴木選手もあいかわらずコンディションが良さそうで、キビキビ動いておられまして、本当に素晴らしかったです。
逆に後藤選手ですが、これからどうするんですかね?
ここまで鈴木軍におんぶにだっこで盛り上げてもらって、試合でも何の爪痕も残せませんでした。やっぱりこの人はどうにも使えない選手なのかな〜という印象をさらに強くしました。
身体もある、技もオリジナリティがある、打撃もサブミッションも投げもなんでも出来る、リング上においてはオールマイティの素晴らしい選手なのに、どうしてここまでパッとしないんだろう?
もしも四天王時代の全日本プロレスに後藤選手がいたら、そこそこ活躍できたでしょうに。あそこには観客を煽ることも対戦相手を挑発することも、試合以外のことは何もしなくても成立する世界でした。
生まれる時代を間違えたのかも知れません。
G1に優勝でもしないと本当にこのまま中堅選手で終わりますよ。
みのる@suzuki_D_minoru vs後藤@510njpw のNEVER王座戦はランバージャックマッチ!リング上で完全決着の特別ルールは一体どうなる・・?!#njdominion を生中継!▷https://t.co/YKQrQral7k#njpw #njpwworld pic.twitter.com/dlEAyYrBwW
— njpwworld (@njpwworld) 2017年6月11日
さて、次回は後藤選手に変わりましてYOSHI-HASHI選手の登場です。後藤選手の不甲斐なさにガッカリさせられた気持ちが、YOSHI-HASHI選手への期待感となって盛り上がりました。
昨年G1でケニー・オメガ選手から新必殺技によってピンフォールを奪って、これからタイトル戦線でどんどん活躍していくんだろうな〜と思ったら、ケニー選手との権利書争奪マッチに敗れて以来、また元に位置に戻ってしまいました。
普段感情をあまり表に出さないYOSHI-HASHI選手が鈴木選手を相手に感情を爆発させることができれば、浮上のきっかけになるのではないでしょうか。
今回の後藤選手がパッとしないのも、もっともっと鈴木選手に対して憎悪を抱いて戦わないと行けないシチュエーションなのに、いつもどおりに試合にしちゃったところが原因かと思われます。
お客様の中には鈴木軍をスゴく嫌っている人がいまして、新日本には必要ないと仰る方までいます。これはヒールとして大成功ということです。だから、それに乗っかって怒りを露わにした荒武者が観たいのにいつも混沌の荒武者で、混沌としてる場合か!と腹立たしいのです。
鈴木みのるを倒せ!YOSHI-HASHI!
この試合は予想通り鈴木選手の防衛でした。
第8試合 IWGP インターコンチネンタル王座戦 内藤哲也vs棚橋弘至
この試合はジュニアの選手権試合と同じです。
かつての功労者に対して会社は優しいんですね。どんなに内藤選手が今のお客様を喜ばせていようと、新日本プロレスV字回復のシンボルである棚橋選手を会社は支持するというのが、サラリーマンの世界を感じさせて悲しくなりました。
問題は試合内容が大したことがなかったというところです。原因は棚橋選手です。
棚橋選手のケガはてっきりアングルかと思ってましたが、本当に普通にケガしてたんですか?右腕のサポーターから凶器が出てくることを期待していたのに、何もありませんでした。
あおりVTRでは内藤選手にしっかり教育してやるみたいな感じでしたし、代々木に出てきた時も内藤選手に怒っていると言ってたんですが、残念ながら怒っている感というのは最初の奇襲攻撃くらいで、後は通常の棚橋選手、いやコンディションのせいで通常の棚橋選手にも戻ってませんでした。
こんなに棚橋選手ってダメだったっけ?と思わせるほど、攻め方も雑でした。むしろ、内藤選手の腕攻撃のほうが実に丁寧でした。
得意の膝攻撃もこれまでのように念入りに念入りに食らわす感じではなく、見栄えのするのを適当に見繕ってテキサスクローバーでササッと閉めてました。
試合の中で、そんな攻撃の仕方があったのか?!とかそんな返し技があったのか?!とビッグマッチではいつもそのひらめきを見せつけてきた棚橋選手がこの試合ではそれがまったくありませんでした。
そこが、内藤選手にはまだ出せないところだったのに、そこに差がなかったら動きの緩急の付け方が上手い内藤選手のほうがインパクトを残せます。
この試合で、本当に棚橋選手は終わってしまったんだなと印象を持ちました。
ま、次のメインが60分フルタイムやるので、使える時間が少なかったというのもあったんでしょうけども、そういうのも上手く処理してしっかり試合を見せてくれるのが棚橋選手だと思っていたので、本当にガッカリしました。
そして、やっぱりフィニッシュがテキサスクローバーホールドでギブアップというのも、ヒロム選手と同じく、実に気の毒だなと思いました。しかもこんなにも左腕のフックが甘いダメなテキサスクローバーホールドで、負けなきゃいけないなんてキツいです。
本来のテキサスクローバーホールドは左腕が相手左足の踵の下を通らないとキチンとフックできないはずなんですが、なぜかいつも相手の左足のつま先にちょこんとフックする形になっています。
それはともかく、前哨戦ではなんとかグランドコブラで勝利という感じだったのに、シングルでは完全なる勝ちだなんて、やっぱり棚橋選手に見えない力が働いているようにしか見えません。
もっと他の勝ち方はなかったんですかね。
手負いの棚橋@tanahashi1_100 の"右腕"は壊れないのか?!
内藤@s_d_naito が負傷箇所を徹底的に攻めあげる!#njdominion IC王座戦を生中継!▷https://t.co/YKQrQral7k#njpw #njpwworld pic.twitter.com/GacjxXmq8c— njpwworld (@njpwworld) 2017年6月11日
ただ、これで内藤選手は、インターコンチの呪縛が解けて、晴れてIWGPヘビー級戦線に戻れるということになりますから、これは素晴らしいことです。
内藤選手はIWGPヘビー級のベルトも放り投げましたが、さすがに破壊するようなことはしないでしょう。
そのためにはG1優勝するのが近道ではないでしょうか。あら?これだと優勝しなきゃいけない人がまた一人増えちゃいましたね。
予想は内藤選手の勝ちにしていましたので、ハズレました。
第9試合 IWGPヘビー級王座戦 オカダ・カズチカvsケニー・オメガ
文句なしの素晴らしい戦いでした。
これをライブで観れて本当に良かったと思います。
もしもこの試合がなく、この日のメインがインターコンチ王座戦だったら、正直金返せ〜って気持ちになっていたと思います。
それくらい、メインまでは大きな盛り上がりがないままでした。
というか、メインの始めのほうも、いつもの大阪の会場よりは盛り上がりに欠けていました。
ここまでの試合が、早めに切り上げる薄味の試合が多かったので、メインは東京ドームに迫る40分近い試合をするんだろうな〜という予想は立ってたのですが、まさか60分フルタイムドローだとは思いませんでした。
序盤はこれで東京ドームの試合を超えることが出来るのかな?と心配な展開ではありましたが、40分を超えた当たりから、まさに超人同士のぶつかり合いに興奮しっぱなしでした。
こんな試合をされたら、本当に誰もIWGPヘビーに挑戦出来ませんよ。
Cody選手が試合観てたはずなのに、普通に挑戦表明してましたけど、正直WWEの時にどれほど活躍した選手なのかは知らないんで、ここまでの試合で判断させてもらえれば、今のオカダ選手に挑戦表明するなんてバカなんじゃないの?としか思いませんでした。
※ちなみにバックステージでのやり取りは家に帰ってから新日本プロレスワールドで観ました。一応、会場でも観れたみたいです。
このレベルの試合ができる選手がたくさんいたほうが良いので、Cody選手にはぜひとも頑張ってもらいたいです。
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— NJPW Global (@njpwglobal) 2017年6月11日
それにしてもフィニッシャーの違いが終盤の展開に出たなと思いましたね。終盤はケニー選手のほうが消耗が激しかったように思いました。
オカダ選手のレインメーカーは腕を出すだけですので、比較的簡単に繰り出せます。そんなに体力は使わないんじゃないでしょうか。
一方ケニー選手の片翼の天使は、一度相手を肩車しなきゃいけないわけです。これ終盤の体力が消耗してるところで繰り出すのはしんどいでしょう。しかも、相手が自分より大きい相手なんですから。
次回対戦するまでには、Vトリガーがフィニッシュになっても良いような環境を整えてから対戦したら良いんじゃないでしょうか。
こんな試合をした後に次はG1です。身体壊さないようにして欲しいです。
メインは決着がついてないのに、感激しました。
それではまた。
ありがとう!