元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
遅ればせながらYou Tubeでスターダムのシンデレラ・トーナメントを観ましたので、その感想を書いてまいります。
今回初めてこのシンデレラ・トーナメントを観たんですが、何がびっくりしたってそのルールです。
オーバー・ザ・トップロープ・ルールを採用しているのが面白いです。
これなら格付けだけで勝負が決まらないわけですから、下の者が上の者に勝つことも大いにあるわけです。観てる側としてはワクワクが止まりません。
また10分1本勝負というのもビックリです。同格の場合、決着がつかないということもあるわけで、しかも引き分けは両者失格と。
場合によっては観たい選手がすぐにいなくなってしまうという本人にとってもファンにとっても過酷なルールです。
結果を知ってから、この1回戦観たんですが、今回に関してはジュリア選手と刀羅ナツコ選手の格上げが目的だったのかな〜と思いました。
とはいえ、横綱、大関クラスの岩谷麻優選手と木村花選手が揃って失格なんて、ヒドいです。ヒド過ぎます。
せめてどちらに勝った上で刀羅選手を決勝に上げて欲しかったです。オーバー・ザ・トップロープがあるんだから、勝ってもおかしくない状況なんですから。
刀羅選手は信頼されてないんですかね?
前に刀羅選手に対して辛辣なことを書きましたが、頑張っている選手であることは承知しております。そんな頑張っている選手を頑張らせないマッチメークはどうなんだろう?
気の毒です。
1回戦だけが無料で観られるのですが、岩谷選手と木村選手が失格になってしまっては(結果も知ってしまった事ですし)もうこの先は別に観なくてもいいです。
それでは一試合ずつカ振り返ってまいります。
渡辺桃 vs スターライト・キッド
スターライト・キッド選手、顔は見えないんですけど、なんかかわいいですね。小動物のような。昔飼ってたハムスターを思い出しました。動き方がカワイイのかな。

こういう華麗な技を繰り出しているんですが、華麗さよりもかわいさが勝ってしまいまして、ついニヤけてしまいます。
ただそう思っちゃうと、こういうシビアなシングルマッチトーナメントには向いてないのかな?と思いましたね。格付けに関係なさそうですし。
それなら飯田沙耶選手を出してあげたら良いのに、とちょっと思いました。
かたや渡辺桃選手ですが、そのキッド選手のかわいさをことごとく粉砕する厳しい攻撃を見せていましたね。名前は可愛らしいのに。
おかげさまでプロレスを観ていたことを思い出させてくれました。
終盤のキッド選手の技を潰して、バズソーキックからのBドライバーという畳み掛けは、

キッド選手と渡辺選手の間には大きな隔たりがあることを感じさせました。
めげずに頑張れ、スターライト・キッド!
クリオネがバッカルコーンを出して食事しますが、あんなことができるようになったら、格が上がるはずです。
渡辺選手はそれが出来てるんじゃないでしょうか。
ジャングル叫女 vs ジュリア
ジュリア選手のテーマ曲、カッコいいですね。
奇しくも本人も自分のためのトーナメントなんてことをおっしゃっていて実際そうなったんですが、そんな感じがこの時点でしてますね。
ただ肩のテーピングが残念ですね。練習のし過ぎでしょうか?オーバー・ザ・トップロープがあるのでケガがあっても優勝しやすいとは思いますが、万全で臨んで欲しかったです。
かたや大好きだったジャングル叫女選手ですが、このトーナメント似つかわしくない完敗でした。実に残念。
上に書いた通り、短時間とオーバー・ザ・トップロープのおかげで実力差や格の差があっても勝てるようになっていますが、格付けが近い選手同士で決着がつく(決着のつき方にもよりますけど)とあからさまに格付けがハッキリしてしまいます。
それがこの試合です。
この試合で完全にジュリア選手の格が、現時点では叫女選手より上ということが確定しました。
叫女選手はもっと上で闘える選手だと思っていたのですが、肩のケガがそうさせないほど酷かったということでしょうか。
さて、試合です。
形の崩れたロックアップからスタートしました。両者とも肩にケガがあるのでヒドいロックアップになってしまったのかな?ロックアップが崩れるって、ホンマにアカンと思います。
何もロックアップからスタートする必要はないわけですが、パワーファイターの叫女選手がチョイスしたのかな?だとしたらそこは一回解いてでもキチッとやって欲しかったです。
最初こそマズかったんですが、そこからしっかりとしたレスリングの攻防に移りまして、ホッとしました。
あからさまに悪そうなジュリア選手の首に狙いを定めた叫女選手。
パワースラムがミスっちゃったみたいな角度で頭から落ちたように見えたのでヒヤッとしました。

カウンターのノーザンライトボムみたいな感じでした。そのあと、更に首筋へのドロップキックも強烈でしたね。
ボディプレスも良かったし、餅つきパワーボムかと思ったらコーナーへぶん投げたのもパワーファイター面目躍如でした。
他の選手と被らない技が使えて、個性が際立つ試合ができる面白い存在です。それだけにこの敗戦でトーナメントから消えてしまうのは、実に残念でした。
かたやジュリア選手。やっぱりロープワークはダサいですね。歩数の少ないロープワークを早く憶えて欲しいです。
見た目がカッコいいだけ走り方がダサいだけでガクッとします。
問題のフィニッシュですが、ステルス・バイパーで叫女選手が落ちてしまいました。

ザック・セイバーJr.選手のように手足が細いので、クビに巻き腕が巻き付くとグイッと入っちゃうんでしょうかね?
10分という短い時間ながらもいい試合でしたが、叫女選手にはしんどい結果になってしまいました。
今後、ここからどう盛り返していくか、期待しましょう。環境を変えたほうが良いかも知れません。
小波 vs AZM
AZM選手はアピール中の小波選手を襲ってペースを掴みにいったんですが、小波選手は全く慌てないんですね。
こうなるとAZM選手は勝つのが難しくなるのかな?と思わせました。
しかも小波選手の打撃やサブミッションが的確。受けに関しても落ち着いて対処されるので付け入る隙がないといった感じでした。
この試合もまた格の差がハッキリしちゃいましたね。
残酷なトーナメントだなと思いました。
小波選手があっさりAZM選手を粉砕。最後のトライアングル・ランサーは

解説の獣神サンダーライガーさんから「折りに行ってる」のお墨付きをいただけるほどのインパクトでした。ま、どこを折りに行ってるのか、ボクにはわかりませんでしたがね。
AZM選手はまだ若いし、いくらでも盛り返せますから大丈夫でしょう。小波選手はもっと上のほうで闘っても良いんじゃないでしょうか。シングルのベルトにもバンバン絡んでいいと思います。
朱里 vs ジェイミー・ヘイター
朱里選手のシングルを観るのは初めてです。どういった試合を見せるのか楽しみでした。
体格の差あるジェイミー・ヘイター選手の攻撃をしっかり受け止めてました。MMAもやるということで受けはイマイチなんじゃないかと勝手に思っていたのですが、その姿は完全なるプロレスラーでした。
あからさまにデカいヘイター選手を朱里選手はどう料理するか。近頃の新日では観られない昔ながらのプロレスらしい試合が観られそうな雰囲気でワクワクしました。
かつてアントニオ猪木さんがアンドレ・ザ・ジャイアントからギブアップを奪った腕固めがヘイター選手に炸裂。朱里選手の素晴らしいチョイスにシビレました。
だが、ヘイター選手もサブミッションを繰り出します。デカいだけでは今や通用しないんです。
そして説得力バツグンのエルボー、その後のヒザがまた強烈。

朱里選手が砕け散るかと思いました。ボクなら死んでます。
ヘイター選手はケツのデカさは伊達じゃないですね。あのケツから繰り出される技はいちいち強烈です。説得力のある身体です。
か細い選手が多いスターダムにおいて貴重です。
ライガーさんがスタン・ハンセンやブルーザー・ブロディの名前を出して喩えてましたが、まさにそんなファイトでした。
しかし最後は朱里選手が朱雀という技でギブアップ勝ち。

オリジナル技ですかね?
良い顔してますね。これで決めてやるって気迫が感じられます。ドンナ・デル・モンドの皆さんは気迫が表に出てて、全員魅力的です。で、美人やしね。
ちょっと感想が長くなりすぎたので、このあとの試合は『シンデレラ・トーナメント 2020 観戦記2』に続きます。
それではまた。
ありがとう!