元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
ジュニアの祭典、BEST OF THE SUPER JR. 26(以下BOSJ)にほぼほぼ参戦している内藤哲也選手ですが、前半戦はあんなにおしゃべり好きなのにノーコメントを貫いていました。それが後半戦になって急に喋り始めました。
サービス精神旺盛な内藤選手ですから、ノーコメントを貫いていたのは逆に新鮮でして、ついに内藤選手もリニューアルするのかとワクワクしておったのですが、そういうこともなく、おしゃべりが始まるとまた以前と同じように人の揚げ足ばっかり取るスタイルで、ワクワクした分反動でガッカリが大きいです。
ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを始めたときのファンの気持を代弁するコメントがこのところなくなってきてて、だんだんブーイングを浴びまくってた頃、スターダスト・ジーニアスの頃に戻ってきているような気がします。
ツバを吐いたり、試合後にレフェリーにちょっかい出したりと、何とか制御不能感を演出はしていますが、語りの切れ味はかなり落ちています。
ロスインゴとしての内藤選手が煮詰まっているのではないかと、感じてしまうのです。
「広辞苑 第6版」(平成20年 岩波書店)
に-つま・る【煮詰る】
[1]煮えて水分がなくなる。
[2]議論や考えなどが出つくして結論を出す段階になる。「ようやく交渉が-・ってきた」
[3]転じて,議論や考えなどがこれ以上発展せず,行きづまる。「頭が-・ってアイデアが浮かばない」
この場合の「煮詰まる」は本来の意味ではなく3番目の意味、「議論や考えなどがこれ以上発展せず、行きづまる」のほうです。
5月29日のバックステージコメント
ワールドの解説でおなじみ、ミラノコレクションA.T.さんの再三のリクエストに答えてのバックステージコメントが始まった日のバックステージコメントです。
ここのところ、ミラノコレクションA.T.が、俺のコメントの予想をいろいろとしてるらしいね? その、いろいろと考える時間、楽しいだろ? その時間を提供してるのは、いったい誰ですか? ミラノコレクションA.T.は、俺に感謝した方がいいよ。そろそろ、大阪城ホール大会に向けて、コメントを残そっかな? ミラノさん、まず初めに俺はいったい何を言うと思いますか? 解説者として不動の地位を確立したミラノコレクションA.T.は、いったいどんな予想をするのか。人気解説者の腕の見せどころだぜ、カブロン
しっかりワールドで試合をチェックしているんだな〜とわかるコメントです。タイトルマッチが決定している大阪城ホール大会に向けて、内藤選手は次は何を行ってくれるのだろうとワクワクさせるような内容で、滑り出しは上々と言った感じです。
この日は、BUSHI選手と組みまして、ロッキー・ロメロ&トーア・ヘナーレと対戦して、正調デスティーノでヘナーレ選手を倒しています。
5月30日のバックステージコメント
この日は鷹木信悟選手と組みまして、石森太二&外道と対戦しております。
相手が外道選手ということだからなのか、ジェックナイフ式エビ固めでフィニッシュでした。主にタッグマッチのときに飛び出すこの技、僕は結構好きです。ただこの技はBUSHI選手との連携で出すんだろうな〜と思っていたので、鷹木選手とのコンビの時に出したのは、ちょっとだけ驚きがありました。
さて、試合後のコメントです。
大阪城ホール大会まで、あと10日。今シリーズ、ずっと飯伏の試合が組まれてないけど、なんでいないんだよ!? 休んでないで、さっさと出て来いよ。…なんてこと、俺は言わないよ。だって、今回のタイトルマッチに関して、俺、挑戦者ですから。でも、先シリーズ、対戦カードの変更を要求してまで、彼は全戦に参戦してた。なのに今シリーズは、対戦カードの変更を要求せずに、ほぼ全戦欠場。あのときの、先シリーズの熱は、いったいどこへ行ってしまったんだろうね!? これじゃさ、スポット参戦してたときと何も変わらないよ。プロレスを広めたいんだろ!? ていう疑問はあるけどね。これは疑問であって、文句じゃないから。俺がさ、なんか言うとさ、『また内藤が文句言ってるよ』って騒ぎ出すヤツがいるんだけど。これは、疑問であって、文句じゃないから。なんで俺が文句言わないか? わかるでしょ? だって俺、挑戦者ですから。明日も飯伏の姿が見えないと思うとね、さみしいですよ。でも松山のお客様に、内藤哲也のプロレスをお届けしますよ。アディオス
まさしく僕が「また内藤が文句言ってるよ」と騒ぎ出してるやつなわけです。
結局大阪城ホールへの展望は何もなく、飯伏幸太選手がシリーズに参戦してないことに疑問を呈するという前もそれやったやん、というコメントを残しちゃってます。
そもそも選手自身が出る出ないを決めてるわけじゃないのに、飯伏選手の姿勢に疑問を持つというのは疑問です。飯伏選手は何もしてないわけではなく、
【飯伏選手in大阪】大阪城ホール大会PRのため、飯伏選手が大阪のFM OH!に初登場。この模様は5月26日19:00~ONAIR予定です。#njdominion #njpw pic.twitter.com/hQvwFfQNl4
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2019年5月22日
こういうお仕事をキチンとこなしておられます。チャンピオンとして当たり前のことを当たり前にやっておられるのです。
むしろ疑問を呈するなら、東京ドーム大会と並ぶ年間最大級のビッグマッチのタイトルマッチであるにもかかわらず、前哨戦を全く組まない会社に疑問を呈するべきだし、以前の内藤選手ならそうしてたのではないかと思います。
同じネタ、槍玉に挙げる対象の変化、ここに煮詰まりを感じてしまいます。
5月31日のバックステージコメント
成田蓮選手にロスインゴのお家芸とも言うべき連携攻撃を阻止されてしまった日です。BUSHI選手とタッグを組んで成田&トーア・ヘナーレと戦いまして、またしても正調デスティーノでヘナーレ選手をやっつけています。
ヘナーレ選手の受けっぷりに成長が見られます。
コリエンド式と交互にフィニッシュに使っている印象でしたが、コメント出した時は正調式だけだったんですね。僕個人としては、正調式よりもコリエンド式のほうを最終奥義にしたほうが良いように思うんですが、どうでしょう。ま、今更変えられないでしょうけど。
正調式のほうは、技をもらう選手がクルッと内藤選手の身体をひっくり返しますので、いつでもおいで下さいと構えているように見えることがよくあります。プロレスの技が相手の協力がなかったらキレイに炸裂しないことは承知していますが、それが見え過ぎてしまうと説得力を失ってしまいます。
デスティーノは相手の腕を捻ってから逆上がりの要領でクルッと回りますが、内藤選手の踏切が弱めだった場合、もらう側が支えてあげないと回りきらない可能性が出てきます。そういうのが見えてしまう技をフィニッシュにするというのはいかがなものかと思います。その点、コリエンド式は走り込んできますから、相手側の補助がさほど必要ではないでしょうし、勢いがあるので相手を派手に叩きつけているように見えます。
さて、バックステージコメントです。
飯伏幸太は、今いったいどこで、何をしてるんだろうね? 試合を休むことで、プロレスを広めてるおつもりですか? プロモーションが、プロレスを広めるために大事な仕事だということは、もちろんわかってるよ。でも、プロレスを広めたいんだったら、まず飯伏自身が試合をすること。会場のお客様に、飯伏幸太のプロレスを見せることが、一番の近道なんじゃないんですか? 俺はそう思うし、俺ならそうするけどね。そのへんの意識の差が、大阪城ホール大会でのタイトルマッチに響いてこなきゃいいけどねぇ……。飯伏が神と崇める選手たちが巻いてきた、大事な大事なインターコンチネンタル王座なんだろ? 次の岡山大会も残念ながら、飯伏幸太はいないけどさ。岡山大会、会場に来てくださったお客様に、俺の、内藤哲也のプロレスを存分に味わっていただきますよ。それが、プロレスを広めるための一番の方法と、俺は思うからね。じゃあ次は、岡山で、またお会いしましょう。アディオス
この日も同じネタです。しかもプロモーションが大事なのがわかってるなら言わなきゃ良いのに、と思ってしまいます。
内藤選手がビッグマッチ前にプロモーション活動をどの程度やっているのかは知りませんけど、試合だけやってたって、それはプロレスファンの間にしか伝わりません。だから、棚橋弘至選手は試合もやって、プロモーション活動もしっかりやってきたわけです。
プロレスを広めるなら、試合をするのが1番というのなら、誰よりもしっかり試合に出ている内藤選手の知名度がもっと上がってても良いはずでしょう。
でも、実際はこういうちょっと検索したら出てくる程度のランキングでも、内藤選手の名前はないのです。プロレスファンの間ではロスインゴは知られていますが、それ以外の人はこんなもんなのです。飯伏選手も棚橋選手もオカダ・カズチカ選手も名前が出てきているのに。
コメントの説得力もなくなっちゃいますね。
ロスインゴはヒール寄りのユニットですから、プロモーションをしにくかったり、バラエティ番組に出るのも難しいということもあるかも知れませんが、かつてロスインゴと同じようにTシャツがバンバン売れてたn.W.o.のムーブメントは、プロレスを知らない人もTシャツを着ていたりしましたからね。ただ試合をこなしていればそれでいい、なんてことは全然ないのです。試合以外の広める努力をせねばならないのです。
そして、鷹木選手の存在感がどんどん増してきてます。ヘビー級に転向するようなことになってしまったら、すっかり存在感が大きくなってしまったSANADA選手との相乗効果で内藤選手の存在感は小さくなってしまいます。
ということで、ついにロスインゴも曲がり角に来たんじゃないでしょうか。内藤選手自身が更に一歩踏み出す時が来たんじゃないかと思います。その一歩が大阪城ホールのタイトルマッチになるはずです。さすがに3連敗はないと思うので、きっと大阪城ホールでは内藤選手が新王者になるはずです。そうなったときに、これまでと違うチャンピオン像であったり、内藤哲也像を見せられないと、もう1回IWGPヘビー級チャンピオンになるのは難しいのではないでしょうか。
あんまり好きではないとずっと書いてきた内藤選手ですが、内藤選手がパッとしないと新日本プロレスは盛り上がらないと思います。このまま終わってしまうのは残念なので、もう一花咲かせてほしいというのが本音です。急に好きにはなれませんが。
どうなるんでしょうか。
それではまた。
ありがとう!