元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
更新が遅れがちの日曜日ですが、本日も遅くなってしまいました。
どうも、すみません。
今回はIWGP USヘビー級選手権試合の棚橋弘至 vs SANADAの感想を書いてまいります。
他にも試合はあったんですけども、ボクはそんなに楽しめなかったので今回は何も書かずに済まします。
新春黄金シリーズ
さてUSヘビーですが、このところの扱いは統一した際に消えてなくなったIWGPインターコンチとほぼ同じような感じになっています。
IWGP世界ヘビーのデザインをカッコ悪くしてまで統一する意味があったんだろうか、と未だに思ってます。
またこのご時世とはいえ、USのベルトを日本に持って帰ってきたのはよくないな、とも思っています。
ただ、そのおかげで大好きなSANADA選手が戴冠できたわけですから、ここは素直に喜ぼうかな、となっています。
インターコンチとは全く別物であるというのは、ここからSANADA選手がどう扱っていくのか、にかかっているのです。
そこを期待したいです。
たぶん、これは前王者の棚橋選手も同じなんじゃないですかね。
温故知新
ちょうど実況で、棚橋選手のテーマとして「温故知新」という言葉を掲げていたそうですが、それが紹介されたときコブラツイストの攻防が繰り広げられまして、まさにこれがそうだな、と思いました。
「温故知新」とは、昔のことをよく研究して、そこから現在や将来に役立つような知見を得る、という意味の故事成語である。Web…
昔の新日ではよく見られたコブラツイストでぐるぐる回る光景ですが、この形になる前にSANADA選手は直角にロープへ走りました。
このクラシカルな攻防に一工夫を入れてきたSANADA選手。
またこの攻防、藤波辰爾選手ならグラウンド・コブラに移行していくところだと思ったのですが、SANADA選手は技がかからないとわかると間を取りました。
日頃からクラシカルなレスリングを率先して試合に組み込んでいるSANADA選手だからこそ、直角にロープへ走ることや間を取るという新しいシーンが作れたのだと思います。
棚橋選手はファン時代に憧れていたであろう昔の新日の攻防をしたいというのが、「こってこてのレスリングをやりたいよ」という意味だと思います。
そして棚橋選手が「温故知新」を掲げたのは、クラシカルな攻防のあとに新しい何かが見えてくるだろう、そしてそれはこの試合以降のことと想像していたのではないでしょうか。
でも、SANADA選手はすでに「温故知新」であり、常に「温故知新」だったのです。
そのへんのズレが面白い攻防を作るのではないかと想像していましたが、ちょっと違った内容に仕上がってました。
現時点で最高の棚橋
7:3は言いすぎかも知れませんが、6:4でこの試合は棚橋選手の攻めでした。
もっとシーソーゲームが見られると想像していたのですが、棚橋選手はまるで挑戦者のように積極的に攻めているように感じました。
しかも動きが軽やか。
体型はかつてのような引き締まったものではなく、ぽっちゃりなのですが、動きはムチャクチャ良かったです。
そして棚橋選手の攻撃にはいちいち説得力がありました。
とくに終盤のテキサス・クローバー・ホールドは今まで見たことがない角度でした。
たぶん、現時点で最高の棚橋弘至だったのではないかと思います。
これは最高の棚橋を全部受け止めた上でチャンピオンをやってくださいという棚橋選手からメッセージだったと思います。
こんなに強い棚橋選手に勝ったんだから、SANADA選手は胸を張って良いんじゃないでしょうか。
負けない王者になるのかも
とはいえ、ボクは攻めて攻めて攻めて攻めまくって勝つようなイメージの長州力さんを見てプロレスファンになりましたので、受けて受けて受けて受けて負けない選手があまりに好きではありません。
よってこの試合のSANADA選手は、受けに受けた上での逆転勝ちでしたから、あんまり好きな勝ち方ではありません。
でも、よく考えるとむか〜しむかしのアメリカからやって来た世界チャンピオンというのは、日本人選手が必死になって攻め込んでも結局勝てないというのがよくあったように記憶しています。
この試合のSANADA選手はそれをやってみせたのかも知れないと思うと、「USヘビー」という名のタイトルなのだから、これが大正解だったのではないかと思えてくるのです。
IWGP世界ヘビーは最強のプロレスラーの称号なので、攻め込んだ上で勝つチャンピオンであって欲しいわけですが、USヘビーはなんだかんだで負けないチャンピオンで良いのかも知れません。
そして、これがインターコンチとの違いなんじゃないかとも思えてくるのです。
最後はハイフライフローをスカして、そのままジャパニーズ・レッグロールクラッチ・ホールド。
通常なら一発大技を入れてからフォールに行きますけども、スカしてすぐに丸め込むというチョイスがまさに負けないチャンピオンでやっていきますという意思表明だったのだと受け取りました。
これからどんな防衛ロードを築いていくのか、これからとっても楽しみです。
それではまた。
ありがとう!