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【読書感想文】『「リング」に立つための基本作法』オカダ・カズチカ

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

今回はオカダ・カズチカ選手の本を読みましたので、その感想を書きます。

『「リング」に立つための基本作法』

以前にもオカダ選手のこちらの本を読んでおりますが、

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この本のときオカダ選手は20代でしたが、今回は30代ととして男としてアップデートしたオカダ選手の大人像、男性像が描かれております。

ずいぶん年下であるオカダ選手ですが、ボクもこう在りたいと思わせる内容でした。

すべての人に共通する作法

最初は一流のビジネスマンに共通する当たり前のことをオカダ選手の言葉で綴られている本かと思っていたのですが、読み終えて振り返ってみますと、何もビジネスマンに限定することではなく、すべての肩書、いやすべての人に共通する作法なのではないかと思えてきます。

「はじめに」のところでオカダ選手は

この本のタイトルの『「リング」に立つための基本作法』の「」には、読者のみなさんの取り組んでいることを入れてほしい。

出典:『「リング」に立つための基本作法』

こう書いておられます通り、オカダ選手はプロレスラーだから「」の中身がリングなだけのことなのです。

そして、この作法がきちんとできれば、いかなるジャンルであろうと一流の「○○○」になっているというわけですし、出来て初めてスタートラインに立ったということにもなるんじゃないかとか思いました。

オカダ選手とボクの差がハッキリと浮き彫りになりました。

恥ずかしくなりました。

中にはこのご時世なのにジェンダー問題?に踏み込んだものもあるので、もしかしたら一部怒ってくる方もおられるかも知れませんが、ボクはオカダ選手のこの考え方には大賛成です。

また、この基本姿勢を作り上げるにあたって多大なる影響を及ぼしているのが、オカダ選手の師匠であるウルティモ・ドラゴン選手なんです。

若い時にスゲーと人に出会うというのは人生に重要なことです。

残念ながらボクにはメンターと呼べるような人は存在しないんですが、オカダ選手はそういう人がいそうな環境に積極的に飛び込んでいったというのが、今のオカダ選手を作ったんだと思います。

やっぱり行動を起こすというのがいかに大事であるかを思い知らされました。

こんなオカダ選手を間近に見て、若い選手がまた一流のプロレスラーに育っていくのではないかと思いました。

なるほど、ここ最近のヤングライオンはみんな素晴らしいのはオカダ選手が身を以て一流のプロレスラーとはどういうものであるかを見せているからだと理解できます。

アントニオ猪木という存在

近年の新日本プロレスの盛り上がり(最近は若干盛り下がっていますけど)は、この本の中にも出てきますが、道場に掲げられていたアントニオ猪木さんの写真を外してライオンマークになったことに象徴される「脱猪木」を果たしたことが起点になっていると多くの方が考えておられるでしょう。

でもボクは「脱猪木」というよりも、猪木さんの原点に戻したという感じに捉えています。

「脱猪木」というのは、つまり総合格闘技に寄せたプロレスから純プロレスに戻したことを指すのだと思うので、こう捉えています。

ボクが総合格闘技は苦手だけども、異種格闘技戦には異常に興奮するというのは、そもそも猪木さんのプロレスは異種格闘技戦に真髄があるように思っているからです。

異種格闘技戦こそ純プロレスなのです。

オカダ選手は「脱猪木」で盛り上がった新日本プロレスの象徴のような存在でありながら、ずっと猪木さんを意識し続けていることが、猪木さんの純プロレスで育ったオッサンが惹きつけられてしまうところなのではないかと、思います。

この本では猪木さんについて触れられていますが、猪木さんと同じ意識でリングで上がっているという姿勢にちゃんとストロングスタイルが継承されていることを感じて、大変嬉しくなりました。

天龍源一郎という存在

また、この本では天龍源一郎さんには触れています。

ミスタープロレスと言われた男をギリギリ体感できたことが、オカダ選手と同世代の選手だったり、現在トップ争いをしている選手とは一線を画するところに思えました。

天龍さんと関わることで、少し自分の考え方が変わったというようなことを書いておられますが、これがプロレスラーオカダ・カズチカの厚みをさらに増したのです。

引退する天龍さんに一切花を持たせることなく叩き潰しに行ったオカダ選手の姿に、現在のプロレス界を代表する選手であることを強く印象付けられたものです。

そして今後もオカダ選手はボクらを楽しませてくれるだろうと思いました。

あ、また天龍さんの引退試合を観たくなりました。

帯にも書いてありますが老若男女、誰もが自らの「リング」に立つためのヒントになるとボクも思いましたので、ぜひお読み下さい。

それではまた。

ありがとう!


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