元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
NOAHの新しい企画、NOAH “NEW HOPE”の2回目です。今回観たのはジュニアヘビー級のタッグマッチです。
昨日、金剛について書きまして、
その際に小峠篤司選手がジュニアに専念したいから金剛を脱退したその後が気になりまして、この試合を観ました。
仁王&覇王
まずは金剛ジュニアの2人についてですが、どちらも前に観たことがあるんですが、大して印象に残っていませんでした。
前回は試合に出てる人間の数が多かったので致し方なしの部分もあったでしょうから、この試合では何を見せてくれるんだろうかと楽しみにしていました。
それにジュニアに専念するからと金剛を脱退した小峠選手に対して、金剛でジュニアをやっている仁王&覇王は特別な感情はないのかと、その辺に注目していたのですが特にそういうのは何もなかったです。
金剛に居たんではジュニアでトップ取れないので脱退したということでしょ?覇王&仁王からしたら金剛を舐めてんのか?ということになりますから。
やっぱりそういう感情をリングで表すことを良しとしない文化があるんでしょうかね。
それとも結構時間が経っているので、それについてはもう回収済みなんでしょうか。ボクがその経緯を知ったのが最近なだけですからね。
このコンビでどのくらい試合を重ねて、ジュニアタッグ戦線に絡んでいるのかなどわかりませんが、この日が新ユニット(フルスロットル)の初陣だった小峠&大原はじめよりは連携がスムーズでした。
でも、とりたてて素晴らしい連携や合体攻撃は観られませんでした。
しかも最終的には負けてしまいして、フルスロットルの噛ませ犬にされてしまいました。これが逆転の丸め込みでなんとか初陣を飾れたかな?というような決着だったら良かったんですが、しっかり分断されて、しっかり必殺技を食らっての負けですから、完敗と言って良いんじゃないでしょうか。
金剛ジュニアはあんまりNOAHでは推されてないんでしょうね。
覇王選手は34歳で
どうもNOAHにやってきてからまだ何のベルトも巻いてないみたいですが、34歳ということでおそらく全盛期に差し掛かっておられると思います。
狭いリングでいつもと勝手が違う中、小柄なのを活かしてスピーディーに動いてはいましたが、それだけではちょっと地味です。
悪い選手ではないと思うので「これが覇王だ」というわかりやすいセールスポイントを提示してくれると観てる側も覇王選手にのりやすいんじゃないでしょうか。
あと「覇王」感がありません。完全に名前負けしてる気がしますので、その辺も何とかして貰えるとかなり良くなると思います。
※覇王とは武力や権謀で王になった人。諸侯を統御し天下を治める人を意味します。
仁王選手はもう38歳ということですが、
実況によりますとタッグのベルトは巻いたことがあるのですが、シングル戦線には参入はしているが縁がなかったということでした。
シングルを狙うには覇王選手同様にちょっと地味かなと。タトゥーは入ってるし、金髪にしてるので町中を歩いてたらかなり目立つとは思いますが、リング上でその程度は何もないよりマシ程度です。
こちらも「仁王」の名にふさわしい闘い方をして欲しいです。
※仁王とは二神一対の金剛力士のことですから、1人で表現するのは難しいんですがね。
せっかくコスチュームに統一感をもたせているわけですから、この2人ならでは連携攻撃や合体攻撃、金剛ならではお約束なんかを繰り出せると随分良くなると思いますし、小峠選手の噛ませ犬にされることもないと思います。
仁王選手は、たぶん今が全盛期でしょうから、もうちょっとリングで目立ちに行く姿勢を見せないと、このままその他大勢の1人で終わってしまいます。
覇王選手同様悪い選手ではないので、リングネームもわりと最近変更して心機一転したんだと思いますので、もうひと踏ん張りして欲しいです。
とにかく凄いよ大原はじめ
この試合は大原選手がいなかったら、モウレツに退屈な試合になっていたでしょう。
他の3人とはレベルが違います。技術もプロレス頭もコンディションも群を抜いているように見えました。
以前試合を観たときも、吉岡世起選手のインタビューで大原選手が凄いとおっしゃっていたので、期待値をあげて観ていたにもかかわらずその期待以上のものを見せてもらいました。
そうなると今回はさらに期待値が上がるんですが、それにもしっかり応えてくれまして嬉しいです。
一番動きにスピード感がありました。そして、躍動感がありました。きっとどういう身体の使い方をしたらスピーディーに見えるかというのがわかっておられるんだと思います。
また、小さいリングでのロープワークって多分いつもより歩数が違うでしょうからやりにくいはずなんですが、その辺のアジャストが他の選手よりも精度が高いなと思いました。
選手の紹介文のところに背中への攻撃だったかな?腰への攻撃だったかな?そういうのが得意だと書いてあり、かつては『背面砕者達(バックブリーカーズ)』というチームを結成していたそうですが、それがわかる多種多様なバックブリーカーを見せていましたし、いずれも正確でした。
他の選手の技が若干モタつくようなこともあったので、余計にスピーディーで正確な技を繰り出す大原選手が目立ちました。
見た目の色使いは一番地味なのに。
おそらく小峠選手はフルスロットルのリーダーだと思います。大原選手はそのサポートに徹していました。サポートに徹していてこの輝き。これから決めゼリフになっていきそうな「エンジン全開」も先に発するという献身的な働きっぷりに感動しました。
こんな凄い選手に担がれていることを小峠選手は自覚してるのかな?
かなり物足りない小峠
問題は小峠選手ですね。
ジュニアに専念するからと金剛を抜けた後に別のユニットに所属して、またそこを抜け『フルスロットル』というユニットを結成したようですね。
ボクも大好きだった大阪プロレス出身の選手なので、応援しようと思って観ていたのですが、今回の試合においては、一言「ダメだこりゃ」でした。
普通のリングでの試合を観た覚えがないのですが、この小さいリングにおいては大原選手とは対象的にアジャストできてない感じが見受けられました。
身体が他の選手に比べるとずいぶん大きく見えるのだから、 もっと大きく体を使えばいいのに、ちょこまか動かすんです。それで動きが速く見えたら良いんですが全然そんな風に見えません。
クロスボディとかドロップキックも全然高さがないし、タイミングも合ってません。技一つ一つが雑な感じもしました。
そこそこイケメンで、体格もよく、新ユニットの結成も許されて、ジュニアからヘビーに行ってまたジュニアに帰ってくるという落ち着きの無さも、きっと会社に期待されているからだと思います。
フルスロットルのリーダーということは、今後おいそれと別のユニットに行ったり、階級を変えたりせず、腰を据えて闘っていくということです。
その覚悟のほどを見せる試合においてはこれでは、全く期待に応えていないんじゃないでしょうか。
かなり物足らないので、相当頑張らないとヤバいでしょう。大原選手から様々なことを教わってしっかりやって欲しいです。
それではまた。
ありがとう!