元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回は武藤敬司選手にスポットを当てる回でした。
事件やイベントにスポットを当てて話を展開していくことがほとんどだったのですが、今回は全日本プロレス30周年記念大会の模様が表紙になっている週刊プロレスをネタに、武藤敬司という天才プロレスラーについて掘り下げて?おられました。
これからはこういう形で1人のレスラーにしぼった語りも聞いてみたいです。
ホーク・ウォリアー
いきなり本題じゃないほうの話ですが、『プロレス2択どっちが好き?』の中で「ザ・ロード・ウォリアーズのペイントどっちが好き?」という質問に有田哲平さんはホーク・ウォリアーのペイントを選びました。
実は僕も圧倒的にホーク・ウォリアーさんのほうが好きだったので、一致して嬉しかったです。
有田さんも仰ってましたが、アシンメトリーを意識した初めての対象でした。
WWEに行ってから?ペイントが変わっちゃいまして、アシンメトリーではなくなったのが、とっても残念だったのを覚えています。
リージョン・オブ・ドゥームだったかな?チーム名のそんなよくわからないのになっちゃったんですよね。ガッカリしかなかったなぁ。
内藤哲也のベロ
内藤哲也選手がベロを出しますが、既視感があったのにその正体がずっとわからないままでした。
それが武藤敬司選手のオマージュだというのがわかってスッキリしました。
内藤選手のトップロープへの上がり方を見た時に、かなり武藤選手に影響を受けてるな、と思ってましたが、そんなところにも出てたんですね。
今後、内藤選手が何かして既視感があったら、武藤選手で検索かけるのが良いですね。
内藤選手は、今こそ再び武藤選手をパクるタイミングじゃないですか?7人の武藤(後述)で言うところの6人目まで内藤選手は来てます。
次はスキンヘッド。期待してます。
武藤敬司だけで7人
最近『さよならムーンサルトプレス』を読んだところでしたから、
武藤敬司選手本人に取材して書いたものと、全くのプロレスファン目線での武藤敬司選手の歴史を語るのとのコントラストが楽しめました。
面白かったのがグレート・ムタと黒使無双とは別に7人の武藤敬司がいるというところです。言われてみれば確かに、という7人です。
- ヤングライオン(ムーンサルトプレス)
- スペース・ローン・ウルフ(ムーンサルトプレス)
- 闘魂三銃士結成(ムーンサルトプレス)
- オレンジパンツ(ムーンサルトプレス)
- オレンジパンツ(ドラスク→四の字固め)
- nWo(ドラスク→四の字固め)
- スキンヘッド(シャイニング・ウィザード)
()内はフィニッシャーです。
で、スゴいのは武藤選手がフィニッシャーで用いることにより技自体が格上げされて流行るんです。
ムーンサルトプレスはオレンジパンツの頃には、ジュニアの選手はもちろんのこと、ビッグ・バン・ベイダーさんまで使うようになりました。
ドラゴン・スクリューからの四の字固めもそうです。ドラスクは今や足殺しの定番です。武藤選手が使うまでは、この技が足殺しになるとすら誰も思ってませんでした。
四の字固めは、相手の片方の足を持ってクルッと回る時に、もう片方の足でケツを蹴られて決まらない技でした。決まってもフィニッシュにはなりませんでした。
それが10.9高田延彦戦以降は完全なるフィニッシャーです。
そして、シャイニング・ウィザード。名前こそオリジナリティー溢れる名前が付いてますが、言ってしまえばニー・アタックです。
それ以前は坂口征二さんとかジャンボ鶴田さんがもっと豪快にジャンプまでして、ジャンピング・ニーとして使ってましたが、当然フィニッシュになりませんでした。ただのつなぎ技です。
それが相手が片膝ついた姿勢の時に繰り出す技が「シャイニング式」と呼ばれるし、ボマイェやカミゴェがフィニッシュとして成立するようになりました。
武藤選手のやることがプロレスの定番となるのです。
こんな選手、他にいません。オリジナル技はあまりないのですが、昔ながらの技の魅せ方を変えて、使うのが非常に上手くて、昔からのファンは何度も驚かされてきたのです。
今でも武藤選手のフォロワーの選手はたくさんいますが、このセンスまで受け継いでいる人は出現してません。
内藤選手が見習わなくてはいけないのは、このセンスで表面的なマネなんて、何の意味もないのです。
武藤選手を理解すればするほど、きっと遠くなっていくんでしょうけどね。頑張って追いついて欲しいです。
改めて武藤選手の凄みがわかる回でした。
それではまた。
ありがとう!