元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回はWJ編でした。
WJについて有田哲平さんは何を語るのか。
と思ったら、ほぼ何も語れませんでした。さすがの有田さんでも何も語れないのです。WJというプロレス団体がいかに異質であったかがこれだけでわかります。
WJの記憶
何度か書いていますが、長州力さんによって僕はプロレス童貞を奪われましたから、いかなる時代でも長州さんの動向は気になってしまいます。
それなのに、ちょうどプロレスを観なくなっていた時期と重なるから余計なんですけど、WJのことはあんまり記憶がないのです。試合を観てないというのもあるんでしょうね。正確には観たいとも思わなかったのです。
WJの時の長州さんって、もう終わったな〜感が強くて、観るとガッカリしかないと決めつけていたので、目を逸らしてました。
有田さんの語りが少なめだったので、僕自身も何か覚えてることはないかとWikipediaを確認しました。
少しだけですが、じわじわと記憶が蘇ってきました。
まずはその団体名のこと。
団体名が『ファイティング・オブ・ワールド・ジャパン』というのを聞いて、こりゃまたアホな名前つけちゃったな〜とガッカリしたのを思い出しました。「ワールド・ジャパン」ってなんだ?ジャパン・プロレスで良いじゃないか、と思っていました。
そんなアホな名前の団体を観に行く気がしませんでした。このセンスじゃ試合だってつまらんに違いないと思っていたのを思い出しました。
有田さんが語ったこと以外も少しずつ思い出してきました。
長州力 vs 天龍源一郎
WJの最初のシリーズ。メインカードは長州力 vs 天龍源一郎でした。
有田さんはこのカードをお客さんが呼べる黄金カードみたいなことを仰っていましたが、僕の記憶ではこの時点でのこのカードは、黄金の輝きはもうなかったはずです。
というのも、長州さんも天龍さんもすでに一線を退いている感じで、かつてのようなガンガンぶつかり合う試合は出来なかったように思います。
しかも、そんなカードを6連戦。
今の黄金カード、例えばオカダ・カズチカ vs 鈴木みのるであっても、6連戦はキツいでしょう。そんなに続けてテンションを保てるわけありません。試合の緩急をつけるために、1試合くらいは短期決着、丸め込み決着もあるでしょう。
そんなの黄金カードで観たいでしょうか。黄金カードなら両者がフルスロットルの戦いが観たいはずです。
そんな企画を下り坂の2人がやるんですから、期待しろって言うほうがムチャですよ。
で、結局長州さんのケガで、3試合を残して終了しました。
これ、長州さんのケガということになってますけど、何で読んだのか忘れましたが、チケットが全然売れなくて、天龍さんに払うお金が出ないってことで、長州さんの負傷欠場で試合をなしにすることにしたんじゃなかったかな?
このカードならチケットがさばけると長州さんは考えていたんでしょうが、サッパリだったということで、先を読む力も衰えちゃってたんです。この話が本当かどうかはわかりませんが、長州ファンとしては悲しかったのを思い出しました。
ただ3試合、どんな内容だったかは知りませんが、旗揚げシリーズを何としてでも成功させようと無理をしたとしたなら、ケガも十分あり得るでしょう。
つまり、こんな試合を組んだことが失敗で、これでいけると思ったWJがアホだったのです。
これだけじゃなく、やることなすことが当時のプロレスファンにひっかからなかったんです。長州さんが見せようとしてるものとプロレスファンが求めるものが、完全に違っていたんです。
X-1
「プロレス界のど真ん中を行く」と言いながら、なぜか総合の大会を開いてしまったのもプロレスファンのニーズに応えていないことを証明する出来事でした。
今でいうと、新日のドーム大会でキックボクシングの試合をやるようなものです。
WJは、プロレスファンの誰もそんなもの求めてないのに、やっちゃったんです。新日本プロレスの偉い人、ここ間違えたWJみたいになりますよ。
こんな大会を開催したのもアウトなのに、金網マッチのフェンスが試合中に壊れて、スタッフで手で押さえるというありえない事故まで起きる始末。
プロレスのシリーズをスタートしたら、お客さんが入らないので、流行りの総合を人気プロレスラーがやればお客が入るだろうという安易な考えだったんでしょうね。
ゲストがプロレスを全く知らない、さらに初めてこの番組に呼ばれた澤部佑さんだったので、前半に日本プロレス界の歴史をおさらいしたから尺が保ちましたが、WJのみで喋る判断をしていたらどうなっていたのか。
むしろ僕はそっちが楽しみでした。実に残念です。
何となくですけど、有田さんが喋りたいプロレスの話はもう話し尽くしたのかも知れませんね。最初の頃の熱がシーズンファイナルになって感じられなくなってきました。もう喋ることがないとシーズン3のときから仰ってましたが、週刊プロレスは今もなお発売されているわけですから、週刊プロレス全冊語るまでは話すことはなくならないはずなんですが、有田さんがもうない、というのは、つまりそういうことなんでしょうね。
やっぱり今シーズンで終わりで良いのかな、と思わせる回でした。
それではまた。
ありがとう!