元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回は『有田と週刊プロレスとF』の感想でございます。
今回は『田村潔司』編の感想です。泣けました。
僕は田村潔司選手が好きではありません。だから、今回のテーマが田村選手だと知って、ちょっとガッカリしてしまいました。ゲストのビビる大木さんはえらく盛り上がっていましたが、最初はその気持ちが全くわかりませんでした。
全く記憶にない田村選手
UWFインターナショナル(以下Uインター)という高田延彦さんがエースを務めて盛り上がったプロレス団体がありました。僕はUWFに全く馴染めなかったので、UWFが3派に分裂してもやっぱりそんなに興味がありませんでした。
ところが、ボクシングのヘビー級の元世界チャンピオン、トレバー・バービックさんと闘った辺りから、Uインターのことが気になりだしてしまいました。
それはリアルタイムで観られなかったアントニオ猪木 vs モハメド・アリをオマージュした試合だったからです。猪木さんの弟子である高田さんが、アリさんを倒したバービックさんと闘う、というシビレるシチュエーションでした。
その試合はトンチンカンな結果になってしまいましたが、凄く内容が気になったし、テレビで中継があったのかな?その試合もかじりついて観てたように思います。緩い異種格闘技戦ばかりを観てきましたが、久しぶりに緊張感が出てて楽しかったです。繰り返しになりますが結果はトンチンカンでした。
その後、今度はゲイリー・オブライトという選手が出てきたんです。この人のジャーマン・スープレックスがとにかくエグいんです。Uインターの下の選手から次々とジャーマンでぶん投げて倒して、いよいよ高田さんと闘うことになりました。
Uインター選手は概ね小さい選手が多いので、ブンブン投げられていたけど、高田さんならそうは行くまいと思っていたのですが、ブンブン投げられて負けちゃいました。ジャーマンで投げられた時に高田さんの頭がサードロープに当たりまして、KOされちゃいました。
高田さんが負けたのはショックではあったのですが、それ以上にオブライトという選手の出現のほうに興奮させられました。ルックス、技のインパクト、どこを切り取っても魅力しかないレスラーでした。
再戦するなら、これは絶対ライブで観なければ!と
大阪で行われたこの試合を観に行きました。
UWFにはチャンピオンはいませんでしたが、Uインターになってやっとベルトが創設されました。鉄人・ルー・テーズさんゆかりのベルトを「プロレスリング世界ヘビー級」という名前にして、そのベルトを賭けた最初の試合だったと思います。このベルトの創設により、僕はさらにUインターが好きになりました。
これで高田さんが勝ちまして、初代プロレスリング世界ヘビー級王者になりました。そのベルトはショボい感じがしたのですが、高田さんが巻くとムチャクチャカッコよかったのです。
ということで、前置きが長くなってしまいましたが、ここからUインターが大阪に来るたびに観に行っていたので、おそらく前座に出ていたであろう田村選手の試合も何回かは観ているはずなのですが、桜庭和志選手の若いときは覚えていても、田村選手のことはサッパリ覚えていません。
僕の中では田村選手は極端に記憶に残らない選手なのです。
ヘンゾ戦のUWFのテーマ
今回泣けたのは、田村 vs ヘンゾ・グレイシー戦の話において、田村選手がUWFのテーマで入場してきたという話です。
話の途中で急に、UWFテーマで入場してきたんだった!と思い出しましたが、それまで田村 vs ヘンゾの記憶がサッパリありませんでした。
ヘンゾさんがプロレスラーに負けたことは何となく記憶にあったのですが、誰に負けたのかをまず思い出せず、今回のお題が田村 vs ヘンゾからスタートしているのにも関わらず、最初はそんな試合あったのねって感じだったのに、入場曲のくだりが来た瞬間にバババッと全部つながって、涙が出てしまいました。
UWFに何の思い入れもないのに、全UWFを背負ってグレイシー一族に一太刀浴びせてやるという意気込みにグッと来てしまいました。
その後の桜庭和志 vs ホイス・グレイシーも覚えているのし、もちろん船木誠勝 vs ヒクソン・グレイシーもしっかり覚えているのに、田村 vs ヘンゾは試合を観てないのもあって、全く記憶にありませんでした。
ついでに桜庭 vs ホイラー・グレイシーも覚えているし、
駄々をこねることで有名なグレイシー一族にあって、素直に負けを認めた良い人ヘンゾさんという記憶もあるのに、田村選手との闘いのことは全然覚えてませんでした。
いかに田村選手が嫌いだったのがわかります。本当に嫌いだから記憶から消していたんでしょうね。
最後は船木 vs ヒクソン
田村潔司編だったはずですが、最後は船木 vs ヒクソンの話になりました。
この扱われた方でも、やっぱり田村選手は、僕にとっては記憶しにくい選手なんだな〜と思いました。
高田さんがヒクソンさんに負けたときは、高田さんが無様に負けてしまったことが悲しかったです。最強だなんて言ってたくせに、なんだこの内容は!ずっと騙してたのか?だったら最後まで騙し続けてくれ!って感じでした。
ところが船木さんが負けたときはサムライの最後を観たような気がして、負けたことは確かに悔しかったし、次は桜庭選手が仇討ってくれるんかな?とも思っていたので、怒りの感情は出てきませんでした。
今、プロレスラーとしてまた復帰しておられますが、あの時はあの試合で完全に引退なさったので、その潔さ、覚悟の違いにシビれたものです。
こんなカッコいいところ見せられたら田村選手ごときが何してようが全然気にならないのも仕方ないかなぁと思えても来ます。
後にUWF本が出て読んでみると、やっぱり田村選手は苦手だ〜と思いました。何年経っても嫌いな人はやっぱり嫌いなようですが、最後に船木さんの話で終わったので後味スッキリでした。
次回は高田さんの引退の話だそうです。これまた楽しみです。
それではまた。
ありがとう!