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【NJPW】1974.10.10 NWF世界ヘビー級選手権試合:アントニオ猪木 vs 大木金太郎 観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

今回は新日本プロレスワールドにてアントニオ猪木さんの追悼企画として、猪木さんの試合をたくさんまとめられております。

昨日書きましたように、ボクは昔から猪木さんが大好きというほどのことがなかったので、昔の猪木さんの試合をあんまり観ておりません。

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ろけねお

そこで、生前の猪木さんを偲ぶということと、ボクのせいだなら当然知っているはずの猪木さんの名勝負をしっかり観て勉強するという意味で、猪木さんの試合の感想を書いていきます。

NWF世界ヘビー級選手権試合 アントニオ猪木 vs 大木金太郎

今回チョイスしました試合は1974年10月10日、蔵前国技館で行われましたNWF世界ヘビー級選手権試合のアントニオ猪木 vs 大木金太郎です。

たぶん、初めて最初から最後まで観たと思います。

どういう展開で、どういう結末であったかは知ってはいたんですけど、ちゃんと観たことがないと思い選びました。

大木のガウン

まずNWFというタイトルが実はよくわかってません。

プロレスのチャンピオンベルトを最初に認識したのは、全日系で運用されていたNWAとかAWAだったと思うんですけど、ボクは子供の時、全日が大嫌いでしたので一切観てませんでしたから、それらのタイトルまつわる思い出みたいなものはありません。

新日一筋だったので、気がついたらチャンピオンはIWGPヘビーを巻いていました。

IWGP以前のNWFはその存在を子供の時は知りませんでした。

どこのベルトなんですかね?

とはいえ、この当時の新日の看板のベルトであることは猪木さんが巻いていることで伺い知れます。

さて、挑戦者の大木金太郎さんは『プロレススーパースター列伝』の読者ならば誰もが知っていると思いますが、猪木さんのデビュー戦の相手です。

ライバルの馬場さんは田中米太郎という力道山先生の付き人をやっていてあんまり練習できてない選手を相手にデビューしてしっかり勝って、猪木さんはすでに一線で活躍していた大木さんを相手にデビューして、ボコボコにされたという話が出てきます。

※記憶違いでしたら、ごめんなさい。

今だったら、こんなカード組まれる新人がいたら、ムチャクチャ期待されとるなぁと思うんですが、マンガを読んでた子供の頃は、馬場さんとの待遇の差が気の毒に思ってました。

さて、実況で2人のこの時の年齢が語られるのですが、猪木さんが31歳で、大木さんが42歳と言っていたと思います。

※うろ覚えでごめんなさい。

ちょうど、オカダ・カズチカ選手と棚橋弘至選手の年齢差と同じです。

今のほうが選手寿命は伸びていると思うので、大木さんの42歳というのは現在の棚橋選手よりも下り坂だったんじゃないかと思います。

ただし、残念ながら今の棚橋選手は結構お肉がついちゃってタプタプしてますが、この時の大木さんは昔のプロレスラーらしいゴツゴツした身体をキープしていまして、強そうです。

割と細身の猪木さんと並ぶと身体のゴツさが際立ちまして、こりゃ強敵だな〜という印象を受けます。

何よりインパクト絶大だったのは、大木さんがお気に入りだというガウンのデザインです。

背中にでっかくきのこ雲が描かれております。

ちょっと前にとあるグループの人が、こんな感じのデザインのTシャツを着ていることで騒ぎになりましたが、大木さんの場合はこれは自分の代名詞的技であるヘッドバッドがアメリカではアトミック・ヘッドバッドと呼ばれていたからなんだそうです。

とあるグループとは意味が違うみたいです。

ちょっとドキドキしました。

技一つ一つの重み

さて、試合です。

まず試合前に猪木さんがいきなり大木さんを殴ります。

今ならここからなし崩し的に試合が始まりますが、エキサイトした猪木さんを坂口征二さんが制して仕切り直しです。

ボクの記憶では坂口さんはいつもこんな感じだった気がします。

少し遅れて大木さんに火がついた様子で、時間いっぱい待ったなしという感じでしっかり試合開始です。

もしかしたら、最近プロレスを観始めた人からすれば退屈な試合に思えるかも知れません。

技らしい技がほとんど出ませんから。

でもボク的には、緊張感とか、技一つ一つの重みがぜんぜん違って想像以上に楽しめました。

猪木さんのこの時のフィニッシャーの1つなのかな、コブラツイスト?

コブラツイストを巡る攻防があったんですが、極まったら最後みたいな雰囲気があって、かけようとする猪木さんと防御する大木さんはものすごく力が入っている気がしました。

またブレーンバスターも今ならホイホイ出ますけども、これまたもらったらシャレにならないという雰囲気でそうカンタンに投げさせません。

とはいえ、中盤には猪木さんがダブルアーム・スープレックス、大木さんがブレーンバスターでしっかり投げるんですけどね。

ともかく、手に汗握る攻防でした。

そして、ついに大木さんの必殺のヘッドバッドが炸裂するんですね。

13発だったかな?連続で猪木さんもらうんですが、一発一発が激重です。

途中流血するし、一発もらう度に目の前に星が飛んでそうなんですけど、それでも猪木さんはもっと来い!と挑発するわけです。

猪木コールの大合唱をしたくなります。

※この時はたぶん猪木コールで応援するという文化はなかったんでしょうね。会場は大いに沸いていますがコールは発生してません。

猪木さんのカッコ良さを再認識させられます。

フィニッシュはナックル?

ヘッドバッドは最初両手で頭を鷲掴みにして近距離でガツンと入れているのですが、終盤は大きく振りかぶっての一本足頭突きが炸裂します。

きっとこの一本足頭突きこそが大木さんのフィニッシャーだったのだと思うのですが、それが炸裂したときに会場がメチャクチャ沸きます。

大木さんが更に追い打ちの一本足頭突きを打ち込もうとして猪木さんを引き起こしたところ、猪木さんのパンチ一閃。

これ以上ないというタイミングでガツンとナックルが顎かな?に炸裂して、大木さんは猪木さんについ背を向けてしまいます。

そこから猪木さんのラッシュです。

後頭部へナックル、首筋にハンマーを振り下ろして、ボディスラム。

そして引き起こしのバックドロップでカウント3。

なかなか微妙な3カウントではあったのですが、そこはなんとか猪木さんが勝てたという感じに受け取るべきなのでしょう。

古い試合を観ても、物足りないな〜と思うんじゃないかとちょっと心配していたのですが、なんのなんの。

猪木さんと大木さんに見事に乗せられてしまいました。

改めて猪木さんの凄さを思い知った次第です。

まだ観たことがないという方は是非御覧ください。

それではまた。

ありがとう!


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