元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回は昨日予告しました通り、全日本プロレス50周年記念大会の感想を書きます。
元気ですか〜?!どうも、ろけねおです。ついさっきまでまるっきり興味がなかったんですが、今週の週刊プロレスの[itemlink post_id="8069"]天龍源一郎さんのコラム『月刊 龍魂時評』を読みまし[…]
リアルタイムでは観られなかったのですが、録画したものを観ました。
全日本プロレス50周年記念大会
第6試合の安齊勇馬選手のデビュー戦と第8試合以降を観ました。
期待の大型新人
まずは永田裕志 vs 安齊勇馬です。
ジャンボ鶴田さん、諏訪魔選手と同じ中央大学レスリング部出身だそうで、目標とする選手もジャンボ鶴田さんなのだそうです。
最近の若い選手で鶴田さんの試合を観てるなんて、なかなか勉強熱心でいいじゃないかと思いました。
そして、そんな全日本プロレス期待の大型新人の安齊選手のデビュー戦の相手をするのは、かつてヤングライオン時代に鶴田さんに似てるとか言われていたと記憶している新日本プロレスの永田選手です。
デビュー戦をよその団体の選手に務めさせるなんてことがあるんだな、とビックリしました。
永田選手は新日っぽい試合をする選手ですから、あんまりデビュー戦の相手には相応しくないような気がしました。
安齊選手が面白いな〜と思ったのは、エルボーではなくスターダムでよく観るフォアアームを胸に打ち込む技をやっていたことです。
あれ、男子でもやるんだな、と。
永田選手が横っ面にエルボーを入れて「ここに来い」と場所指定まで(たぶん)エルボーを促しているように見えたんですが、それでもひたすらフォアアームでした。
それともう1つビックリしたのは、永田選手のエクスプロイダーがキックアウトされてしまったことです。
この日デビューの選手にキックアウトされても良い技だとは思ってなかったので、驚きました。
それまでも永田選手のミドルキックとかそこそこもらっていたのに元気いっぱいでした。
そのミドルキックも結構普通にキャッチされていたので、今後新日のヤングライオン勢も永田選手と闘う時には忖度がなくなるんじゃないかと思えてきました。
フィニッシュはナガタロックⅡだったのですが、極まった瞬間にギブアップしてもおかしくないような極まり具合に見えたのですが、そこそこ耐えました。
今後新日のヤングライオン勢もナガタロックⅡに忖度しなくなるんじゃないかと思えてきました。
つまり、永田選手がかなり損した試合になっていました。
ただヤングライオンに見慣れているせいか、安齊選手の体の線はまだまだ細くて頼りなく見えました。
そんな選手が永田選手の重いミドルをたやすく受け止め、エクスプロイダーをキックアウトし、ナガタロックⅡにもそこそこ耐えてしまうというのは、今後新日と全日の関係が悪化するのではないかと不安になりました。
そこにいるだけでいい
次は第8試合の越中詩郎&大仁田厚&渕正信 vs グレート小鹿&谷津嘉章&井上雅央です。
おじいちゃんだらけでした。
試合がどうのこうのよりも、そこに、リングに立っているだけでももうお腹いっぱいという人選です。
なぜか越中サイドにグレート・カブキさんもいて、毒霧を吹いてました。
こんなの第1試合でいいんじゃないでしょうか。
谷津選手の義足での試合を初めて観ました。
積極的に義足でのキックを打ち込んでいたのが印象的でした。
アレは反則じゃないのか?なんて思いました。
義足にアキレス腱固めでもやって、人差し指を立てて左右に振って「効かない、効かない」とやって欲しかったんですが、ありませんでした。
あと、普通にプロレスしてる大仁田選手を観るのも久しぶりでした。
特に試合ではインパクトを残してなかったのに、なぜか試合後に締めのマイクをやって「ワイルド・シング」がかかってました。
せっかく若手時代の入場曲で登場したのだから、最後まで貫いたら良かったのにと思いました。
タッグの最高峰にしては物足りない
次は世界タッグ選手権試合の芦野祥太郎&本田竜輝 vs 大森隆男&征矢学です。
この試合も驚くことがいっぱいでした。
まず、挑戦者チームのGET WILDを全く知らないんです。
故に懐かしさも何もありません。
むしろ征矢選手は今、NOAHの金剛でしっかりやっておられると思うので、こんなノスタルジックなタッグチームを結成したところでなんにも美味しくないんじゃないですかね。
どうせなら、金剛の選手とタッグを組んで世界タッグに挑戦したいでしょうし。
とはいえ、当時のコスチュームに当時のズラを被って入場してきていたので、楽しんではおられていた様子だったので、これはこれで良かったのかな、と。
チャンピオンチームもどういう経緯でGET WILDを挑戦者チームに迎えることになったのかは知りませんけども、50周年記念大会の大舞台、どうせなら全日本のトップチームとタイトルマッチをやりたかったんじゃないでしょうか。
このカード自体どうなんだろう?と思いましたが、試合内容もなんかイマイチでしたかね。
征矢選手の動きは良かったんですが、やっぱりサポートに回るのに徹していたようで、なんとなく目立たないように振る舞っているように見えました。
チャンピオンチームは、なんでチャンピオンなのかよくわかりませんでした。
合体も連携もほぼなし。
昔の全日のタッグチームは必ずそのチームならでは合体攻撃があったものですが、時代は変わったんですね。
大森選手は最初のチョップが手打ちに見えて、やっぱりあんまり上手じゃないな〜この人と思っちゃって、楽しめませんでした。
最初に書いた安齊選手のデビュー戦ですが、背もそこそこ高くて、男前だから、期待できそうな気がしました。
そういえば大森選手もデビュー時も体がデカくて男前だから、きっとスターになるだろうな〜と思っていたのに、さっぱりだったな〜と思い出しました。
あんなに才能に恵まれていても、自己プロデュース力がなければどうにもならないということでしょう。
本田選手が世界タッグ最年少戴冠記録を作ったとかで、かなり若い(22歳)そうなんで、もっと若さあふれるトンパチさを期待していたんですが、特にそういうこともなかったです。
いちいち期待はずれでした。
タッグは新日本よりも全日本のほうが昔は面白かったんですがね。
さて、メンバー観た瞬間にこりゃ大森選手が負けるんだろうな、と思ったら本当に負けました。
勝利を獲るのは芦野選手かな、と思っていたのですが、本田選手でしたね。
本田選手のあのフィニッシャーは「ファイナルベント」っていうんですね。
そう言えば以前に週プロで読んだな〜とじわじわ思い出してきました。
名前が「竜輝」だけに仮面ライダー龍騎の必殺技を発動するカードと同じ名前をつけるなんて特撮好きのボクとしては嬉しくなっちゃいました。
次期挑戦者チームが現れましたが、これが斉藤ジュン選手と斉藤レイ選手の斉藤兄弟でした。
これも以前も週プロで全日ででっかい新人兄弟が入団したというのを読んでいたのを思い出しまして、それが修業期間を経て帰ってきたみたいです。
デカいし、これまたなかなかの男前。
割と小さめの現チャンピオンチームよりも華があるな〜と思ってしまいました。
さっそく本日、タイトルマッチだったかな?
結果が気になります。
タイガーマスクが強い
次は世界ジュニア選手権試合のタイガーマスク vs 青柳亮生です。
青柳選手がどんな試合をするのか知らなかったけど、週プロでのインタビューを呼んで試合を観てみたいという気持ちになっていたので、観られて嬉しかったです。
元気ですか〜?!どうも、ろけねおです。木曜日といえばボク的には週プロの日です。ということで、今週の週刊プロレスで印象に残ったことを書き綴ります。[itemlink post_id="7888"]週刊[…]
ただ、正直なところ期待していたものは観られませんでしたね。
それよりもタイガー選手がメチャクチャ強く見えて、それが嬉しかったです。
青柳選手はキャリアが3年ちょっとだそうで、これからの選手です。
だから、50周年記念大会だから勝てたけども、通常の試合だったら普通にタイガー選手が勝ってたんじゃないかと思いました。
ポテンシャルは感じましたけど、タイトルマッチで闘う選手が本人の代名詞になるような技がないというのは、キツいように思いました。
フィニッシュになったファイヤーバード・スプラッシュも、その前に出したムーンサルトプレス、ロープにハンドスプリングで飛んでから向きを変えてのジャンピングしてのハイキックはいずれももっと精度高いものを普通にやっている選手がいっぱいいます。
今後の全日本のジュニアを引っ張っていくという気持ちは良いと思いますが、選手が他にいないから青柳選手のお鉢が回ってきただけなんだろうな〜としか、現状では思えません。
頭をピンクにしてきた意味もよくわかりませんでしたし、本当に普通に試合をやっただけでしたので、今後はもっとお客さんと対話して試合をしていくようにして欲しいです。
近々新日本でジュニアタッグリーグがあるので、青柳選手も参加したら良いのに、と思います。
それが無理なら今回のタイガー選手のように新日の選手を誰か派遣してあげるのも良いんじゃないでしょうか。
田口隆祐選手なんかどうでしょう。
この試合を見た限りでは、贔屓目なしで新日ジュニアとの実力差はかなりあるので、レベルの高い試合を目の当たりにしたり、たくさん経験することで青柳選手はもっともっと良くなるはずです。
全日にジュニアの火を消さないためにも、青柳選手への期待は大きいと思うので頑張って欲しいです。
もっとジェイクが見たかった
次は三冠ヘビー級次期挑戦者決定戦のジェイク・リー vs 野村直矢です。
野村選手というのがこういうキャラクターなのかも知れませんが、もっとジェイク選手が観たかったですね。
全日本プロレスにはあまりいない、しっかり自己プロデュースをした感じの選手だったので、どんな試合をするのか大変楽しみだったのですが、あっという間に負けてしまいました。
ただただ残念でした。
諏訪魔の印象しかない
最後は三冠ヘビー級選手権試合の諏訪間 vs 宮原健斗です。
結果は宮原選手が勝って、新時代の幕開けみたいなことをおっしゃって、ここから新しい全日の歴史が始まるんだろうな〜というのはわかったのですが、試合そのものは諏訪魔選手の素晴らしさしか記憶にありません。
やっぱり最後のシャットダウン・スープレックスという技が、フィニッシャーとしては弱い気がしてしまうからですかね。
2発目のシャットダウンで決まったんですが、2発目入る前にしつこいぐらいブラックアウトを決めるとか、別の技を挟むとか、畳み掛けて欲しかったですかね。
技の威力で3カウントを聞いてしまったというよりも自由が奪われて負けちゃったという、丸め込みで負けた感じがしました。
あのゆっくりと投げられるのが特徴なんですが、ゆっくりと投げられるだけに丸め込み的に思えるんじゃないかと思います。
ブラックアウトもいい感じで当たっていたんですが、なぜか諏訪魔選手にはあまり効いていない様子で、ブラックアウト直後にダブルチョップで宮原選手をダウンさせるという場面が2度ほどあったように思います。
だから、タフさも諏訪魔選手のほうが上なのかな〜と思えてしまいました。
それに諏訪魔選手のバックドロップ、ジャーマン、ショートレンジのラリアット、万力スリーパー、ドロップキックといずれの技もインパクト絶大で、怪物と言われた頃の90年代ジャンボ鶴田さんを彷彿とさせました。
時代はきっと宮原選手を支持するんだろうけども、歴史は諏訪魔選手を支持するんじゃないかと思えました。
諏訪魔選手がブードゥー・マーダーズ?というヒールユニットに参加しているから、負けたけどもこの内容なら諏訪魔選手が勝っても良かったんじゃないかと思いました。
諏訪魔選手は最高のバッドエンドにしてやると言っていたのですが、セコンドが試合に介入することなく、特に反則攻撃をすることなく、クリーンに闘ってしまったために、これで諏訪魔選手が勝っても別にバッドエンドにはならないと思えました。
インパクト絶大の技を何発も貰っても立ち上がって、最後はしっかり勝ったわけですから、宮原選手も当然チャンピオンに相応しい選手であることは間違いないのですが、思い返すと諏訪魔選手の凄さしか記憶に残っていません。
今後の全日本を牽引していくのは宮原選手でしょうけども、諏訪魔時代は全然終わってないと思いました。
それではまた。
ありがとう!