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高橋ヒロムにどっぷり浸かろう:『赤いアイツ』-密着 高橋ヒロム 完全版- 感想

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

 

『Get Sports』という番組で時々プロレスが取り上げられてきましたが、ボクの住んでるところでは観られません。

 

それが新日本プロレスワールドで観ることが出来ました。

赤いアイツ

出典:新日本プロレスワールド

ヒロム選手に密着した番組が放送されると知った時、特に観たいという気にもならなかったんです。

 

また、旗揚げ記念日が中止になっての内藤哲也選手とのトークショーも未だ観ておりません。

 

興味が湧いてこなかったのです。

 

それがなぜか昨夜、急にこのドキュメンタリーが観たくなってしまいました。「完全版」の文言に惹かれたのか?

 

好きじゃないおっさんをも振り向かせる何かがあるのです、たぶん。

ナチュラルにオカルト

奇妙に動くヒロム選手の映像からこの番組はスタートしました。

 

奇妙なことをするレスラーだという紹介からスタートした番組ではあったのですが、前からヒロム選手を知っているボクにはまたやってるな、通常運転という感じに思えました。

 

そして、またしてもややスベりでした。ボク的にはヒロム選手の奇妙な行動はいつもややスベっていると捉えてます。

 

ただ、スベっても強引にやり切る、押し切るので根負けして笑ってしまった、そういうタイプの笑いです。

 

ここにボクはヒロム選手のハートの強さを感じてしまいます。お笑い芸人ではないので、笑いを取りに行く必要もないし、この行動も笑いを取りに行ったわけではないのかも知れませんが、スベりたくはないはずです。

 

でも、スベっても落ち込まずにそのままやりきる。大ケガをしてもむしろケガしてよかったと言えるハートの強さこそ、ヒロム選手の最大の武器なのだと理解しました。

 

しかし、ハートが強いというだけではないのです。

 

ムーという雑誌をボクは読んだことがありません。

オカルトチックなことに興味がないからですが、ヒロム選手は購読者であり、ムーに取材を受けて、ドーム大会では花まで送られているのです。

 

かつて、オカルトが好きな人を見てボクは、なんでこんなことに真剣になってんだろ?なんて思ったりしました。しばらくして、自分の興味のないことだから、そういう風に思ってしまうんだと気が付きました。

 

これってプロレスに興味ない人がプロレスファンを見たときの感じに似てるんじゃないかと思ってからは、オカルトもプロレスも同じようなのかも知れないと、反省しました。

 

知らないからバカにしてマウントを取ろうとしていた自分に気がついたというわけです。

 

また、わざと変人であることを演出するためにオカルトが好きなことをアピールしてるんだろうと思ったりもしてました。普通でないと目立ちますから、周りから注目を集めたいんだろう、と。

 

昔(現在のことは全く知りません)の筋肉少女帯の大槻ケンヂさんがそんな印象でした。

そんな大槻さんのことをボクも面白がってました。

 

最初、ヒロム選手もわざと変な人を演じて、面白がってもらおうとしてるのかも知れないと思ってましたが、普通にオカルトが好きでプロレスが好きな方だったんだということがわかりました。

 

変人を演じてるのではなく、オカルト好きはナチュラルにあんな感じなのかも知れないと思えてきました。

 

変人を演じてないと認識すると、急にヒロム選手がかわいく思えてきました。ハートが強くて自分の感性に素直。

 

ヒロム選手のファンはこの認識の仕方をすでに獲得していたのでしょう。やっとそんなファンの皆さんに追いついたように思いました。

 

これだけでもこの番組を見た意味があります。

IWGPヘビーというので

とはいえ、やっぱりヒロム選手に乗れない部分もやっぱりあります。

 

それはIWGPジュニアヘビーのチャンピオンでありながら、IWGPヘビーのチャンピオンにもなるというヒロム選手の夢です。

 

ヘビーとジュニアの同時戴冠です。内藤選手よりもエグいことを夢見ているわけですが、ボクはそれが飲み込めません。

 

世界的には無差別級に動いているし、新日本プロレス内でも徐々にそういう傾向が出てきてはいますが、ヘビーとジュニアを同時に戴冠する選手が現れるのはちょっと違うと思います。別にヒロム選手云々の問題ではなく、ヘビーとジュニアの二冠王はダメだという話です。

 

現在の二冠王も今後どんな運営をしていくのかわかりませんが、一度くっついてしまったベルトを2つに戻すのはかなり困難です。ただ同じヘビー級なので、最終的にはインターコンチのほうを封印してしまえば済むので、受け入れられました。

 

USヘビーが出来てしまってインターコンチに存在意義がなくなってしまったのもありますけどね。

 

でも、ヘビーとジュニアではそういうわけには行きません。

 

どっちのベルトも封印するには惜しいし、二冠にまとまってる限りヘビーの選手もジュニアの選手もそのベルトを狙うということになって、挑戦者が渋滞します。

 

ベルトになかなか絡めない選手が今より多くなってしまうのです。

 

また試合になった場合、ジュニアの選手の負担が大きいでしょうから、頻繁にタイトルマッチを組むのもキツくなるんじゃないでしょうか。

 

タッグも体重で分けてますが、それもシングルが統一されてるのに、タッグだけ分けるのもなんだかな〜となりますから、こっちもベルトも統一という方向に行くでしょう。

 

タッグはあまり力が入ってないので挑戦者で渋滞することはありませんが、ジュニアのタッグチームがヘビーのタッグチームに勝つのがシングルのときよりもキツくなるように思うので、試合を成立させるのが困難になるように思います。

 

だから、ジュニアでありながらヘビーのベルトを巻くということが起こっても良いけども、同時戴冠はご勘弁願いたいのです。

 

ボクらがまだ観ぬ試合展開にはなるのかもしれないというワクワクも少しはありますから、全面的に否定は出来ません。そうなると、今の感じにはもう戻れませんから、その領域には踏み込んでほしくないのです。

 

ヒロム選手にはジュニアのチャンピオンとしてドームのメインで、ゴールデンタイムで放送される試合をやって欲しい。

 

ヘビーのことは忘れて欲しいんです。

リーとの時間は戻ってない

番組の中では、ヒロム選手が大ケガをしたあの試合からリュウ・リー選手との止まっていた時間が、大阪城ホールでのタイトルマッチを経て、ようやく動き出したとされていました。

www.loca-neo.com

この番組ではリー選手は、あの事故が起きた試合の後、自分もプロレスやめようかな〜と思い悩んだと言ってました。

 

ケガをしたヒロム選手が復帰の可能性が見えてからはポジティブになったと言っていたのとは対象的にリー選手はどうにもなかなかポジティブにはなれなかった気がしました。

 

そして、ドラゴン・ドライバーは封印しているとも語られました。

 

やっぱりドラゴン・ドライバーを使えるようになってこそ完全に止まった時間が動き出したと言えるのではないでしょうか。

 

そして、ドラゴン・ドライバーを使わないことは対戦相手を、ヒロム選手を信頼してないのと同じです。

 

相手との信頼関係で成り立つのがプロレスですから、この技の封印が解かれない限り、現在のファイトスタイルでは伸び悩むことになりそうな気がします。

 

もちろんボクだって、ケガをして欲しいわけではありませんから、ケガする可能性の高い技は使用を控えるべきだとは思いますが、そうなると過去の延長上の闘いとは違う物を構築する必要があるでしょう。

 

ボクはかつてヒロム vs リーの試合を凄いけどつまらんと評しました。

 

普通なら死んでもおかしくないような、大ケガしてもおかしくないような攻防を見せるのが2人の魅力だったと思います。

 

でも、実際にケガしちゃったんです。これでケガがなければこのままでも良いでしょうが、大ケガしちゃったんです。

 

もうこの手の試合で盛り上げに行くのはやめて、初めからドラゴン・ドライバーを必要としない試合を構築して欲しいです。

 

「頭から落とすだけがプロレスじゃない」というSANADA選手の言葉を噛み締めて、いつかまた2人が対峙することを楽しみにしています。

 

ところでハゲるの防止するために毛先だけを赤く染めているとヒロム選手は言ってましま。

 

確かにそうだなと思い、頭を金髪にしてしまおうかと思っていたのを踏みとどまりました。

 

何しろハゲたら離婚すると妻に言われてるわけですから、頭皮や毛根に自らダメージを与えるわけにはいきません。

 

よしヒロム選手をマネよう。今更ながらヒロム選手にどっぷり浸かろうと思わせるナイスなドキュメンタリーでした。

 

それではまた。

ありがとう!


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