元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回も昨日同様に『G1クライマックス31』の感想を書いてまいります。
G1 CLIMAX 31
新日とスターダムを行ったり来たり(画面を切り替えてるだけ)している日々ですが、会場の雰囲気が良いのは明らかにスターダムのほうです。
スターダムも好きだから、それはそれで良いんですけども、やっぱり新日が盛り下がっているのを感じると寂しいものがあります。
しかも、年間で一番盛り上がる『G1』が冷え込んでいるのは結構しんどいです。
今年のG1が例年に比べて、内容がダメな感じはしてないんですが、きっとG1がどうしたということではなく、コロナ禍での対応がマズかったんでしょうか?
そんなことを書いているボク自身も今年もG1をライブ観戦してません。
ボクが観戦に行かなくなったのは、チケットの割高感がエグいからです。
今日からかな?緊急事態宣言が解除になって制限が緩まるので、もう少し盛り上がればいいのにな、と思いながら昨日の試合を振り返ってまいります。
あ、東京は厳しいままでしたっけ?
ちなみにこの日の予想はこちらです。
『G1 CLIMAX 31』9.30 後楽園 勝敗予想! https://t.co/1LKwdheN0S #njpw #G131 #G1S0930_12221
— ろけねお of プロレス (@locatedonneouni) September 27, 2021
こんな-O-カーンが観たかった!
まずはザック・セイバーJr. vs グレート-O-カーンです。

そうそう、こういう-O-カーン選手がずっと観たかったんですよ!
この試合は、解説が獣神サンダー・ライガーさんだからということもありますが、実況解説なしで会場の音だけで観たかったですね。
純粋に試合だけを楽しみたいです。ライガーさんの解説はあんまり解説になってないですし、ね。
ここまでザック選手と闘った選手は、あっという間にサブミッションに捉えられて、完璧に極まる前にエスケープしていたのですが、-O-カーン選手はそもそもサブミッションの体勢に捉えられることなくスルスルと逃げて行くんですね。
さらには攻めに転じれば、回転しながら足を取っ足首かな?極めちゃったりして、ザック選手がなすすべなくエスケープしてしまうのです。
つまりザック選手がなかなか極められないし、比較的あっさりと極められてしまうという摩訶不思議なシーンが観られたのです。
序盤のグラウンドのスピードがメチャクチャ速くて、かつてUWFでは「回転体」と呼ばれる現象を思い出しました。
あんまりUWFは好きじゃなかったけど、速いグラウンドの攻防を観るのは好きだったので、メチャクチャ楽しかったです。
-O-カーン選手が素晴らしいのは、しっかりザック選手の土俵で闘いながらも、それオンリーではなく、アイアンクローという-O-カーン選手のキャラをキチンと入れてきたところです。
コブラツイストをしながらのアイアンクローというのは、思えば初めて観たかも、と思わせる良い技でした。
実況の方が「拷問コブラ」と呼んでいましたが、それはもう使われてますので、何か別の名前が欲しいですね。
本当は矢野通選手との対戦でも、-O-カーン選手のこういう闘いを観たかったんですけどね。
フィニッシュは「この脚どうだ」って名前の技なんですね。
肩だか肘だか決めてた技なのに、何ででしょう?
技名にも選手のセンスが出ます。
文句なしでこの日のベストバウトでした。
ザック選手のバックステージコメントも最高でした。
まだ文章でしか読んでいないのですが、これは映像で見たほうが良さそうですね。
ホントに痛いやつだ
続きましては石井智宏 vs タンガ・ロアです。

今回は邪道選手が介入しないで良いほうの試合になりました。
いつもの石井選手の試合ではあったんですが、ロア選手の弱点と言うと違うのかも知れませんが、もったいないところが浮き彫りになった試合のように感じました。
試合は面白かったんですけどね。
それは何かと言いますと、ロア選手の攻撃の痛みがあんまり伝わってこないところです。
たとえば、カウンターのドロップキックなんて石井選手との距離があんまりないのに、あっという間に石井選手の背の高さまで飛んで、その頭を吹き飛ばしました。
こういうのはロア選手の身体能力高さが伺い知れて、明らかに痛そうで、すぐにロア選手、スゴいな〜となります。
ライガーさんが騒ぐやつです。
ところが序盤エルボー合戦。迫力満点ではあったんです。
なが〜く続きました。
石井選手のエルボーはバシッバシッといかにも痛そうな感じの音がするのに、ロア選手のエルボーはそうでもないように思えたんですね。
でも、相手のあらゆる攻撃に対する耐性が異常に高いはずの石井選手がメチャクチャ効いているような素振りを見せるんですね。
プロレス的な大きめなリアクションということではなく、マジでキツい攻撃のように見えたのです。
ホントはメチャクチャ痛いのに、そうは見えないけど、スタイル的にはこれを連続して食らう攻防をすることになるわけです。
せっかく痛い思いをするのなら、その痛みがお客さんに伝わるのが良いんだけども、それがあんまり伝わってないような攻撃をロア選手は出すんです。
雪崩式ブレーンバスターはプロレス技屈指の痛さだと思うんですが、アレで試合が決することをしまうことをボクらファンは許してません。
それと同じことがロア選手のエルボーに感じました。
きっとロア選手はガチで強いんだと思いますが、強く見せることがあんまり上手くないんでしょうね。
シットダウンのパワーボムが強烈なのはわかりやすいけども、スピアータックルはキレイに決まらなかったので、ただのつなぎ技に見えてしまいました。
でも、本当はスピアーのほうが痛いんじゃないでしょうか。これがロア選手の「もったいない」なのです。
こういうのを観ると、ボクが嫌いな腿ペチも必要な技術なのかな〜と思えてきたりもします。
このG1で、ロア選手は何かを掴んで、1ステージ上の選手になって欲しいと切に思います。
飯伏の良いところが出た
続いては飯伏幸太 vs 矢野通です。

硬軟織り交ぜて闘えるのが飯伏選手のいいところだと思うんですが、それが見事に出た良い試合でした。
袋をかぶらされて簀巻きされるというのは、棚橋弘至選手やオカダ・カズチカ選手、内藤哲也選手はきっと付き合いません。
これをナチュラルに受け止めることできるのが、飯伏選手の個性だな、と久しぶりに認識しました。
ボクはこういう飯伏選手が好きです。
また矢野選手はありとあらゆるタイプの丸め込みを見せました。
上でも書きましたが、スターダムもよく観ているのですが、ま〜丸め込みが多い。
でも、今回矢野選手が見せた丸め込みは、スターダムの選手がやらないタイプの丸め込みばかりでしたから、ものすごく新鮮でした。
きっとアマチュアレスリングのテクニックなんでしょうね。
※こういう技術をスターダムの選手にも伝授して欲しいと思ったのですが、そうなるとますます新日とスターダムの差が縮んじゃいますね。
しかもカミゴェの切り返しまで用意してました。シビレました。
フィニッシュは間に矢野選手の切り返しをはさみましたが、カミゴェの両面焼きが久しぶりに出ました。
この非情さも飯伏選手のいいところです。
このところ、ボク的には飯伏選手の試合が全然おもしろい印象がなかったんですけど、この試合はかなり楽しめました。
遊び心に溢れ、人を人とも思わない技のオンパレードこそ、飯伏選手の良いところだと思ってます。
KENTAが勝ったほうが良かった
最後は鷹木信悟 vs KENTAです。

内容が悪いわけではなかったとは思うのですが、あんまり面白くなかったですね。
最後に鷹木選手が勝っちゃったからつまらなくなったように思いました。
チャンピオンは負けてもタイトルマッチで取り返せば良いんだから、そこそこ負けてもいいと思うんですけどね。
アレだけ徹底的に腕を攻撃されて、海野さんの失神芸のサポートもあり、しっかりイスでも攻撃していたので、もしかしたら鷹木選手の腕は相当悪くて休む理由を作ろうとしてるのかな〜と思ったのですが、最後は普通にラスト・オブ・ザ・ドラゴンでした。
なら、海野さんの失神芸はなくても良かったです。やり過ぎですし。
それにKENTA選手はサブミッションもしっかりやられる方ですし。
今年のG1のKENTA選手は物凄く良いと思うので、もっと上手に使ってほしいなと思いました。
それではまた。
ありがとう!