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EVILの覚悟を感じた:9.29 G1 CLIMAX 31 観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

今回は9月29日の『G1 CLIMAX 31』の感想を書いてまいります。

ちなみにボクの予想はこの様になっております。

G1 CLIMAX 31

実はリアルタイムで観たのはメインだけなんです。

で、試合後にTwitterの「おすすめ」に「EVIL」があったので、今日の試合でなんかあったんだな?と内容を確認すると、EVIL選手があべみほさんに手を出して勝利したようでした。

猛烈に批判を浴びていたのですが、ボクはワクワクしました。

EVILの覚悟を感じた

ということで、第1試合のタイチ vs EVILです。

出典:新日本プロレスリング公式サイト

このくらいでこんなに非難を浴びてしまうのか〜というのが正直な感想です。

むしろEVIL選手のヒールとして生きていく覚悟を感じまして、感激しました。

金的からのイービル(技名)という流れはあまりにワンパターンなので、ボクもおもしろいとは思っていないのですが、この試合ではダークネス・スコーピオンでレフェリーストップで変化を出してきました。

ワンパターンという批判はちゃんとEVIL選手の耳に入っているんだな〜と安心しました。

それにレフェリーストップはタイチ選手が「まいった」したわけではないということで、タイチ選手の価値に傷が付きません。

ボクは良い選択だったと思いました。

で、問題のタイチ選手のディーバのあべみほさんに手を出したという問題ですが、EVIL選手ではなくディック東郷選手が髪の毛を引っ張っただけでした。

ボクは最初ツイッターで見た時、殴られたとか投げられたとか、攻撃を食らったのかな?と思っていました。

あべさんは、長らくタイチ選手にくっついて出てきてましたけど、そばにいても試合に絡むことはほとんどなかったように思います。

でも、ついに絡んだのかと、絡む覚悟ができたのかと、嬉しくなりました。

それが東郷選手が髪の毛を掴んで、人質に取ったようにしただけでした。

このくらいなら致し方なしで、これまではタイチ選手がヒール側だったから、あべさんを人質に取るようなことをされなかっただけでしょう。

つまり、これを以てタイチ選手はヒールではなくなったということでもあると思います。

とはいえ、試合では喉輪(レフェリーが止めるから何と言ってもチョーク攻撃)とか場外でケーブルでの首絞めとか、金的蹴りとヒール殺法も駆使してます。

EVIL選手的にはそれを超えるヒール感を出していかないと、自分の存在意義がなくなってしまいます。

だから、プロレスラーではないあべみほさんを人質にとったんでしょうね。

EVIL選手のこのヒールぶりを、新日の低迷の理由している方をよく見かけますけども、EVIL選手は真摯にヒールを務めているだけで、この低迷はEVIL選手だけのせいではないと思います。

EVIL選手はこのままガッツリヒール道を貫いてもらって、最終戦でSANADA選手というスーパーベビーフェイスにお仕置きされるのが盛り上がるんじゃないでしょうか。

そのために怒りは溜めておくほうがいいかも知れませんね。

この試合で一番ダメだったのは解説の獣神サンダー・ライガーさんです。

試合前に何の脈絡もなくあべさんが襲われる可能性を匂わせてましたし、実際東郷選手が人質に取った時は、いつもならこんな場面なら過剰に怒るくせに、だんまり。

きっと東郷選手があべさんに手を出すことをあらかじめ知ってたんでしょうね。

余計なことは言って、解説はちゃんとしない。

ライガーさんを実況席に座らせる時は技術解説のできる人をセットにしてもらわないとダメです。

それかサムライTVがある時は実況なしでもいいんじゃないですかね。

オーエンズが素晴らし過ぎる

続きまして、SANADA vs チェーズ・オーエンズです。

出典:新日本プロレスリング公式サイト

一体オーエンズ選手にはどんだけ引き出しがあるんだろ?とオーエンズ選手の奥深さを感じさせる試合でしたね。

全く無駄も隙もない攻撃に、オーエンズ選手になんとか勝たせてあげたいという思いを強くしました。

結局はSANADA選手が勝ったわけですけども、格の差で勝っただけで内容ではオーエンズ選手が圧倒していたように見えました。

これは近いうちにSANADA選手はきちんと仕返しをしておかないと、マズいように思います。

※勝ってて仕返しというのも変ですがね。

今年のG1では、オーエンズ選手はきっと結果に恵まれないでしょう。

けども、多くのファンの方がミラノコレクションA.T.さんみたいにオーエンズ推しになると思います。

タマ・トンガの掟破りの逆棚橋

続きましては棚橋弘至 vs タマ・トンガです。

出典:新日本プロレスリング公式サイト

そうか、タマ選手は棚橋選手になりたかったのか、なんて思いました。

終盤の掟破りの逆棚橋とでも呼びたい、スリング・ブレイドからのハイフライフローはシビレました。

思えばタマ選手が上着を脱いだのも、棚橋選手のオマージュなんじゃないかとすら思えてきました。

棚橋選手は後藤戦に続いての逆転勝ち。

闘魂三銃士が台頭してきた頃の藤波辰爾選手みたいな感じになってきて、いよいよこのファイトスタイルにシフトしてきたのかな、と考えると嬉しくなります。

棚橋選手は、出てくるだけで会場が明るくなるような気がするので、出来るだけ長く現役を続けて欲しいと思います。

本人はファイトスタイルを変えてまでも現役を続けたくないという気持ちはあるかも知れません。

でも、なるべくハイフライフローに頼らない試合を望みます。

この闘い方はG1中だけでも継続して、リニューアルした棚橋選手を印象付けて欲しいです。

YOSHI-HASHIは運が悪い

続きましてはメインのオカダ・カズチカ vs YOSHI-HASHIです。

出典:新日本プロレスリング公式サイト

いや〜つまんない試合でした。

両者ともあんまり動けなくて、ダラダラした印象でした。

何より、今度こそYOSHI-HASHI選手がオカダ選手を倒せるか?と注目のシングルマッチだったのですが、前のコブ戦で左肩を痛めてしまいまして、一気にダメな頃のYOSHI-HASHI選手に戻ってしまいました。

せっかくリアルなストーリーあるレアなシングルマッチで大いに盛り上がるところだったのに、ここでしっかり動くことできなくなるケガをしてしまうなんて、運の悪さを感じてしまいます。

それに加えて「強いオカダ」というのを見せることになっているオカダ選手も、やっぱり腰の状態がよくないんでしょうかね、動きが鈍かったように見えました。

特にダイビング・エルボードロップですね。

レインメーカーポーズをやるための前振りなんですが、このエルボードロップに高さがなくなってしまいました。

初戦の棚橋戦でもこの技を出していて、アレ?フォーム変わった?とか、棚橋選手のセッティングをいつもより手前にしちゃったからあんな感じになったのかな?とか思ったんですが、その後もずっとこの形で放っています。

腰が悪くて、もう以前ように高く遠くには飛べなくなったんだ、と気が付きました。

この状態で「強いオカダ」を見せるのは難しいな〜と思えてきました。

明らかに格下で、ケガまでしてるYOSHI-HASHI選手を相手に27分もかけてる時点で「強いオカダ」は無理があります。

試合後のマイクでもなんかバテているのか元気ありませんし、バックステージでは

負けて、温かい拍手はボクはいらないんじゃないかと。あれでね、『あーよかった、いい試合できた』と、そんな失礼なこと、YOSHI-HASHIさんにやるのは、ボクはどうかと思うし。叱ってやってね、まだまだ上でやんなきゃダメなんだと、そういう風に思う舞台が、ボクは『G1』だと思うんで。

新日本プロレス公式サイト

YOSHI-HASHI選手に対して厳しさを見せていましたが、これはオカダ選手が自分自身に言っているようにも聞こえました。

この程度の内容で温かい拍手はいらないと。声が出せるならブーイングを浴びせても良いということなんじゃないかと、勝手に解釈しております。

オカダ選手の全勝優勝もあると、ライガーさんが言い出したので、それはないってことなのかな〜と思い始めています。

やっぱりジェフ・コブ選手かな。

コブの隙がなさ過ぎる

最後は後藤洋央紀 vs ジェフ・コブです。

出典:新日本プロレスリング公式サイト

コブ選手、まったく隙がありませんね。

誰が何をやってもダメな気がしました。

後藤選手がどうこういう問題ではなく、生物として一番強いんじゃないかとすら思えてきます。

それでも真正面からぶち当たっていくのが後藤選手の良いところなんですが、後藤選手にはオリジナルな丸め込み技がいくつかあるので、それを1つだけでなくどんどん繰り出して、コブ選手を慌てさせてから、大技をドンと食らわせて欲しかったです。

勝ってもおかしくないとしたらそういう展開だったんじゃないかと思うんですが、負けちゃいましたからね。

YOSHI-HASHI選手とともに3戦全敗ということで、今後はタッグ屋として活躍しますということだと感じられました。

後藤選手は好きなレスラーなので、少し寂しいです。

ということで、後藤選手の見せ場ワールドタッグリーグです。

それまで待ちましょう。

それではまた。

ありがとう!


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