好き勝手なことを書いておりますが、悪意はありませんのでご了承下さい。

最高の裕二郎を引き出したタイチ:9.27 G1 CLIMAX 30 観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

 

これまでは試合順で感想を書いてきましたが、今回からは良かった順に書きます。下に行くほど好きな試合です。

やっぱりオカダが動けない

まずはメインのオカダ・カズチカ vs ジェイ・ホワイトです。

 

予想は当たったんですが、つまんなかったですね。

 

ジェイ選手はフルスロットルで闘っていたと思うんですが、オカダ選手のほうに猛烈な物足りなさを感じてしまいました。

 

腰が悪いというのがあって本来の動きができないのでしょうが、それにしたって、とてもジェイ選手を倒せるような雰囲気になりませんでした。

 

フィニッシャーを変形コブラクラッチに変えてから、出す技も減ってしまったような気がしますし、地味な技ばかりをチョイスしているような気もします。しっかり以前と比べてみたわけではないので、実際はそうでもないのかも知れませんが、そう思えてしまいます。

 

また、以前ならフィニッシュに向かって首への攻撃を重ねて重ねて、レインメーカーという流れがあったんですが、今はそういう積み重ねなしに唐突に変形コブラクラッチを出します。

 

関節技なら一瞬で終わるということもあるのかも知れませんが、絞め技ですから少々時間がかかります。

※ホントは一瞬で締め落とすことも出来るのかも知れませんが・・・。

だからこそ、最終的に変形コブラクラッチにつなげるために首周辺への徹底的な攻撃を重ねる必要があると思うのですが、それがないのです。

 

だから、変形コブラクラッチで何回試合を決めてもイマイチ乗れないのです。

 

逆にジェイ選手のブレードランナーの切れ味は、突如出すことによって説得力を増しました。この試合に関してはオカダ選手よりもジェイ選手のほうが見せ方が上手かったということです。

 

オカダ選手が好きなだけに、こんな内容で負けてしまうのは本当に残念でした。

 

あと、最後のマイク、きっと面白いこと言ってるんだろうなと思うんですが、ほとんどわからないのがもったいないです。

 

アレ、なんとかならんもんでしょうか。

名勝負にならなかった

次は飯伏幸太 vs 石井智宏です。

 

予想がハズレて石井選手が負けてしまいました。これで石井選手は3連敗となってしまって、優勝の可能性がグッと低くなってしまいました。残念です。

 

名勝負は作るけど結果が伴わないというのは、いつもの石井選手という気もしないでもないですが、今年もIWGPのつくベルトから遠退いてしまいました。

 

いつまでもこんな試合出来ないと思うので、ボチボチIWGPに絡んで欲しいです。

 

問題は名勝負製造機のキャッチフレーズを持つ石井選手であっても、飯伏選手とは名勝負が作れなかったということです。

※最高だと思った方、ごめんなさい。

なんか2人のリズムが合ってませんでしたね。飯伏選手が何をしてくるのかが石井選手であっても想像がつかなかったということでしょうか。

 

特に終盤あたりのテンボよく打ち合えない打撃合戦は、キツい打撃を両者とも食らっているわけですから、かなりしんどい思いをしてるのに観てる側からするとあんまり面白さを感じませんでした。

 

これはもったいないですよね。

 

また、飯伏選手のヒザ三昧も好きじゃないです。

 

飯伏選手の魅力は打撃よりも飛び技と強引な投げ技だと考えているので、打撃中心の攻撃は個人的には退屈です。

 

試合が終わってからもなお石井選手は飯伏選手に食って掛かっていたのですが、これは試合に手応えがなかったということなんじゃないでしょうか。

 

もっとクレイジーな飯伏選手を引き出すつもりができなかったということの表れで、なんとかボーナストラックでインパクトを出そうと足掻いたように見えました。

 

飯伏選手は難しいんですね。

新型ゴッチ式

次はジェフ・コブ vs 鈴木みのるです。

 

序盤のグラウンドでの攻防はもっとやって欲しかったです。昔々の新日本とUWFインターの対抗戦で観た長州力 vs 安生洋二の序盤を思い出しました。

押さえ込む技術対関節技の技術と言うんでしょうかね。

 

あのとき安生さんがサブミッションを仕掛けても涼しい顔で長州さんがロープエスケイプして、逆に長州さんは安生さんをパッと動けなくしてました。

 

でも、関節を取ってるわけじゃないのでギブアップもないし、3カウントが入るほど動けなくしてもいないという不思議な攻防でした。

 

そういう攻防が見られるのかとワクワクしたのですが、短すぎでした。コブ選手が押さえ込みまくってあわや3カウント、なんて場面があっても良かったのかなと思います。

 

この試合もちょっとテンボがあってませんでしたね。今後何度も肌を合わせると良い感じになりそうに気はしたので、飯伏 vs 石井ほどガッカリはしてません。

 

このG1からみのる選手は新しい動きを見せてくれていますが、その象徴的なものが一瞬で決めるゴッチ式パイルドライバーです。

 

技の入りから決まるまで、たっぷり時間を取るのがこれまでのやり方でしたが、相手のフィニッシャーを切り返してササッと決めるという、ジェイ選手のような方法です。

 

これにより、いつ飛び出すかわからないという緊張感が生まれました。

 

良い傾向だと思います。

 

コブ選手にキレイに決められたんだから、誰にでもキレイにかけられるでしょうし、優勝戦線に最後まで残るかも知れないという気持ちにさせました。

少々あっさり味

次はウィル・オスプレイ vs 鷹木信悟です。

 

BEST OF THE SUPER JR.の優勝決定戦に比べると盛り上がりに欠けた印象でしたが、良い試合ではありました。

 

前回は優勝がかかっていたり、メインイベントであったり、鷹木選手の不敗記録がかかっていたりという特殊なシチュエーションも手伝ったのかも知れませんが、今後も何度も観たくなるカードであることは間違いありません。

 

盛り上がりに欠けちゃったのは、フィニッシュが少々あっさり目だったように思えたことです。

 

前回オスプレイ選手が鷹木選手に勝つために、オスカッターにスーパーオスカッターにストームブレイカーとフィニッシャークラスの大技をどんどん重ねて、やっと倒したという感じでした。

 

でも、鷹木選手がオスプレイ選手を倒すために、ソル・デ・ハポンやメイド・イン・ジャパンやステイ・ドリーム、そしてラスト・オブ・ザ・ドラゴンと出しましたけど、出したタイミングがちょっと離れているので、積み重ねて倒したという感じには見えなかったのが、盛り上がりに欠けてしまった理由です。

 

何しろ無敵のオスプレイ選手ですから、これだけやっても勝てないのかという場面を作った上でさらに重ねて勝つということにならないと、説得力が足りません。

 

この2人なら我々の想像の上をゆく試合をしてくれるだろうという高い期待感も、あっさり味に思わせました。

 

ボクはすっかり贅沢になってしまいました。

最高の裕二郎

本日いちばん良かった試合はタイチ vs 高橋裕二郎です。

 

裕二郎選手のシングルマッチでは最高傑作なんじゃないですかね?昔のことは知りませんが、ここ5年では間違いなくベストです。

 

それはひとえにタイチ選手の誘導が上手かったのです。あの裕二郎選手に火をつけるのが上手かったです。

 

オカダ選手にやって欲しかったのは、こういう裕二郎選手を引き出すことだったんですが、それをタイチ選手がやってのけたんですから、こうなったらタイチ選手にIWGPヘビーを巻いて欲しいです。

 

フィニッシュも最高でした。裕二郎選手にヒールとしても自分のほうが上であるとしっかり示しての勝ちでした。

 

まさに裕二郎選手の完敗だったわけですが、これで裕二郎選手が一皮剥けそうな気がします。

 

次戦の相手はみのる選手です。どういった闘いを見せてくれるのか、すごく楽しみになりました。

それではまた。

ありがとう!


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