好き勝手なことを書いておりますが、悪意はありませんのでご了承下さい。

内藤 vs ザックのベストバウト:9.24 G1 CLIMAX 30 観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

 

北海道ツアーに行くつもりで、宿やら飛行機やらを押さえていたのですが、消滅しまして行けなくなって残念でした。

 

人生初の北海道、人生初の1人で乗る飛行機、人生初の中島体育センター(どうしても跡地に行ってみたい)人生初の北海きたえ〜る、人生初のすすきの、そう夜のすすきの。

 

ワクワクしすぎて、いつどこで何をするかたっぷりシミュレーションして頭の中では何回も行ったつもりになっていました。それが消滅して、次はいつ行くことになるのかわかりません。

 

そんな北海きたえ〜るが会場です。

 

実はあそこでプロレスを観るつもりだったんだな。ジンギスカンを食べたあとにプロレスを観るつもりだったんだな〜、プロレスを観た後に〇〇○で✗✗✗するつもりだったんだな〜と、思いちょっと悲しくなりながらの観戦でした。

ひとまず安心した

まずは後藤洋央紀 vs SANADAです。

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後藤選手は大丈夫だと言い聞かせながらの観戦です。

 

結論から言えば、通常通りの後藤選手が観られてホッとしました。いや、通常よりも良かったんじゃないかとすら思いました。

 

たとえば、解説?の元井美貴さんが後藤式鷹木式GTRと呼んだ、トップロープに相手を引っ掛けての裏GTRを出したり、丸め込みを売りをしているSANADA選手に対して先んじて後藤二式を繰り出したり、精神的に弱っている気がしていたので、積極性が見えたのは大変喜ばしいことでした。

 

ただ、ちょっと畳み掛けが浅いフィニッシュに思えてしまいました。後藤式鷹木式GTR→GTW→ミドルキック→GTRと文字で書くとそこそこ良い感じではあるんです。

 

でも、解説のミラノコレクションA.T.さんが評価しているミドルキックですが、ボクはメインの武器にするには地味すぎると考えていて、ミドルキックの代わりに昇天を挟んでいただけるともっと良かったと思っています。

 

かたやSANADA選手は連敗になりました。大丈夫です。優勝争いをする選手は前半に負けが多くなりがちですから。

 

このところ、コーナーからトンボを切って飛びつく形で入るドラゴンスリーパーをミスることが多かったSANADA選手がでしたが、それもビシッと決めていたので一時期よりはコンディションが良くなったように感じました。

 

とりあえず後藤選手が後藤選手らしく勝利したのでひとまず安心しました。

調子が良いのに連敗

次は棚橋弘至 vs 矢野通です。

 

序盤のレスリングの攻防はほんの少しでしたが楽しかったです。

 

矢野選手の実力が垣間見えるのもG1の楽しみの1つですから、是非とも矢野選手と当たる選手は序盤だけでいいのでレスリング勝負を挑んで欲しいです。

 

棚橋選手はホントに動きが良いです。それなのに連敗ということで、精神的にダメージを追っていないか、心配になりましたが、

まだまだ、こっから。俺はさ、ちょっくら、みんなに、してあげたいことがあるから

バックステージのコメントを見ると全然大丈夫みたいです。

USヘビー挑戦権利書を懸けた試合がある?

次はジュース・ロビンソン vs KENTAです。

 

WWEにいた時は、ジュース選手は全然KENTA選手に敵わなかったというようなことを言っていました。そういうことで、ちょっとエモーショナルな試合になるのかと思っていましたが、わりといつも通りでした。

 

ジュース選手のナックル問題がジュース選手が試合をするたびに出てきます。

 

前回のジュース選手の試合の時でもジュース選手が大いにお客さんを盛り上げてましたが、ナックルを繰り出したときだけで会場が静まってたというような記述をどこかで読みました。

 

世間はそんなにジュース選手のナックルを嫌っているのか、と驚きましたが、今回はどうだったでしょうか?静まっていたようには思わなかったんですが、それは相手がヒールのKENTA選手だからということなんでしょうかね?

 

昔からプロレスを観ていると、ジュース選手のナックルが実にトラディショナルなアメリカンな香りのする技に見えるんですが、ボクが思っている以上にダーディーナイメージのある技なんですね。

きっとダスティ・ローデスさんのオマージュだと思うんですがね。

 

今回もフィニッシュに至る流れの中で2発出しちゃいましたが、「ジュース ナックル」でTwitter検索すると、やはり概ね不評です。

 

ここがジュース選手が跳ねにくい原因だとしたら、実にもったいないです。

 

ジャブを連打してから、くるくる腕を回してナックルではなく、脳天にエルボーというのも以前やってましたね。最後がナックルじゃなかったら、まだ大丈夫かな?

 

さて、USヘビー次期挑戦権利者が負けちゃったわけですから、G1後に権利書をかけて再戦するのかな?ジュース選手に取り返して欲しい気持ちはあれど、それは違う気がします。

 

権利書なんていつまでもぶら下げてないで、早くタイトルマッチやって欲しいものです。次期挑戦者は、NEW JAPAN CUP優勝者のKENTA選手で良いじゃないか。

EVILが不甲斐ない

次はセミファイナルのYOSHI-HASHI vs EVILです。

 

実はリアルタイムではこの試合の終わりから観始めまして、Twitterであまりにもこの試合のYOSHI-HASHI選手への称賛が多いので、驚きました。

 

そして、そんなに良いのかとYOSHI-HASHI選手に期待しました。

 

果たして、ボクの観たことがあるYOSHI-HASHI選手のシングルマッチの中では、いちばんYOSHI-HASHI選手の動きが良かったです。

 

入場からもう面白かったです。

 

ガウンの上からベルトを巻いてるを選手を初めて観ましたし、いつも北海道では棒が短くなっているのにいつものサイズ出てきたと思ったら、しっかりそれを使ってEVIL選手に攻撃したのも良かったです。

 

さらに、カルマ未遂からの高速フルネルソンスープレックスや、いつも座り込んでいる相手に繰り出すダブルニーアタックを立っている相手に対していつもよりも飛び上がって決めたりと、いつもと同じことを同じようにやるのではなく、少しアレンジを加えて見せるということもしてくれました。

 

さらに誰もが動けなくなってしまっていたディック東郷選手のスポイラーズ・チョーカーを自力で脱出したのも、反則攻撃を食らうととたんに弱気になってしまっていた印象をぶち壊す力強さを見せつけて良かったです。

 

これでYOSHI-HASHI選手も、やっとG1にエントリーされるに値する選手のレベルになりました。NEVERのベルトを獲ったことがこんなに大きく影響するとは思いませんでした。

 

それよりもEVIL選手ですよ。

面白く出来る材料がこんなに揃っているのに、YOSHI-HASHI選手の頑張りにあまりにも頼りすぎたんじゃないですかね。

 

EVIL選手が弱く見えて相対的にYOSHI-HASHI選手がよく見えた感じすらしました。

 

最後もずいぶん雑でしたね。次はもうちょっとしっかりしたヒールファイトを見せてもらいたいです。これじゃ負けたYOSHI-HASHI選手が気の毒です。

内藤 vs ザックのベストバウト

最後はメインでございます。内藤哲也 vs ザック・セイバーJr.です。

 

またしても名勝負になりましたね。棚橋戦でも、内藤選手のコンディションの良さに少し触れましたが、

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この試合でも絶好調でした。

 

内藤選手の対ザック選手は、好きなように関節技を掛けられて為す術なく負けるという印象で、どうせ今回もダメなんだろうな〜と思ったら、全然ダメではありませんでした。

 

やっぱり内藤選手は間違いなく横綱です。

 

しっかりザック選手の土俵にも上がって、逆にジャベを仕掛けたりしてました。内藤選手だってジャベ出来るのに、なんでザック選手に対しては為すがままになってしまうんだろうと歯痒かったんですが、この試合ではしっかり対抗してくれて、本当に良かったです。

 

ボクがアンチ内藤なのは、見た目があんまりカッコいいと思えないというのもありますけども、面白い試合がほとんどないというイメージが強いからというのが一番の理由です。

 

だから、内藤選手の試合は2回3回と観ることはまずありませんでした。

 

しかしながら、今年のG1の二試合はいずれも2回以上観てます。面白かったのでもう少し細かいところもチェックしたいと思わせたのです。

 

ここに来て、内藤ファンになりそうなくらい楽しい試合をしています。

 

とはいえ、ベルトを引きずるのはやっぱり許せませんので、ちゃんと巻いてくれないとファンにはなりません。

EVIL選手に負けて、内藤選手が二冠王に返り咲いた時は、ホントにレンタル期間が終わった感じになって、EVIL選手が可哀想だな〜と思いました。

 

メインにふさわしい試合を構築できるのはむしろEVIL選手なのにな〜と思っていたのですが、セミとメインを観て、完全にその認識が覆りました。

 

メインは、実にメインにふさわしい試合でした。そして、内藤 vs ザックのベストバウトでした。

 

それではまた。

ありがとう!


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