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90年代の全日本プロレスが好き:9.24 G1 CLIMAX 31 観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

今回は9月24日の『G1 CLIMAX 31』の感想を書きます。

G1 CLIMAX 31

今回は実況が清野茂樹さんだったんですが、『真夜中のハーリー&レイス』は大好きなんですが、

AM1422kHz ラジオ日本

格闘ロマンを追求する大人気のプロレス番組。 毎週日曜日21時30分から 清野茂樹がお送りしています。 東京都ミズーリ州生…

どうも新日の実況をしているときの清野さんが苦手です。今回もちょいちょい違う違うみたいなことがあり、ちょっと冷めちゃいました。

ちなみにボクの予想はこんな感じでした。

それでは振り返ってまいりましょう。

90年代の全日本プロレスが好き

まずは振り返るのはセミファイナルのSANADA vs タイチです。

出典:新日本プロレスリング公式サイト

ボクはず〜っと新日派で全日が大嫌いだったのですが、実は90年代の全日はその反動で大好きになっちゃって、ライブ観戦したのも新日よりも全日が先だったりしました。

なので、前回のタイチ選手の試合で『俺が田上』が出たときに泣いちゃったのでした。

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ということで、今回は更にシビレてしまいました。

だってSANADA選手もその90年代全日にお付き合いしてくれたのですから。

清野さんはサーフボードストレッチのくだりをミル・マスカラスオマージュか?なんておっしゃってましたが、この展開は90年代で三沢光晴さんがよくやってました。

きっと清野さんは、マスカラスを幼いときに見ておられるのでインパクトが強かったんでしょうけども、90年代から全日を見ているボク的には、そこまでは遡らなくていいのに、思っちゃいました。

大田区が三冠を統一した場所ということで、ジャンボ鶴田殺法を惜しみなく出したタイチ選手。

キチンシンクを食らわせた後のロープへのもたれかかり方、ジャンピングニー、拷問コブラ、小さいガッツポーズからのバックドロップホールド、退場時の「オー」と、そんなに好きじゃなかった鶴田さんですが、懐かしさがこみ上げました。

それに呼応してSANADA選手は随所に三沢光晴殺法を出してきました。

ローリングエルボー、タイガードライバー、投げっぱなしのタイガースープレックス。

というか、前から使っている技ではあるんですが・・・。

思えばSANADA選手というのは、武藤敬司選手と三沢光晴のいいとこ取りをしたような選手なんですね。

この試合がボクにとって、なんでこんなに楽しかったのかと言うと、90年代の全日テイストであったこともさることながら、小橋建太テイストだけは微塵もなかったところなんです。

タイチ選手は鶴田さん以外に、川田利明さんや田上明さんの技を使いますが、小橋さんの技は出しません。

SANADA選手は「ラウンディングボディプレス」を使いますが、名前の通りアレは小橋さんのムーンサルトプレスリスペクトではおそらくありません。

ボクは一度も小橋さんが良いと思ったことがないので、小橋さんの抜きの90年代全日テイストの試合が物凄く楽しめたのです。

今後もこの2人の対戦は何度もあるかと思いますが、毎回楽しみになることでしょう。

邪道が介入しないと、ホラ

続きましてBULLET CLUBの同門対決のタマ・トンガ vs チェーズ・オーエンズです。

出典:新日本プロレスリング公式サイト

昨日のBULLET CLUB同門対決、KENTA vs 高橋裕二郎も良かったんですが、こちらも負けず劣らず良かったですね。

オーエンズ選手がG1のため?に用意した数々の新技を披露しまして、G1に対する熱い思いを感じずにはいられません。

そのオーエンズ選手の底力を真正面から受け止めて、最後は見事な切り返しガンスタンで仕留めたタマ選手もまた素晴らしかったです。

このBULLET CLUB同門対決2試合で確定したのは、邪道選手は不要ということです。

邪道選手さえ介入しなければ、試合は何倍も面白くなるのです。

セコンドが手を出して、試合をかき回すというのは、実にプロレスらしいところでもあるんですが、これで試合を面白くするというのは、相当難しいことなんじゃないかと思います。

昔からプロレスを観ている者にとってはヒールの仕事なんだから仕方がない、これはこれで楽しむようにしようというふうに考えることが出来なくもないんですが、Twitterを見ているとどうも不評のようです。

昔ながらのヒールの在り方をそろそろアップデートする時が来たのかも知れません。

ディック東郷が出来すぎ

続きましてメインのオカダ・カズチカ vs EVILです。

出典:新日本プロレスリング公式サイト

ウチの妻の予想ですと、この試合でオカダ選手が勝つとオカダ選手は全勝優勝すると言っていて、ボクもそうかも知れないと思っていたのですが、本当にオカダ選手が勝っちゃいました。

ただ、初戦の棚橋弘至線の時に比べると、やや動きが鈍っているような印象を受けてしまいました。

G1までのお休みで腰に不安がなくなったんだろうと、初戦では思ったのですが、わずか一試合とは言え、激闘であった棚橋戦のダメージはかなりあったみたいでした。

ゲスト解説の真壁刀義選手もオカダ選手が今もなお腰が悪いとおっしゃっていたし、やっぱりおいそれと治ってしまう腰ではなかったんですね。

そして今回の相手がEVIL選手。

この大田区体育館大会は816人と寂しい入りで、その原因はEVIL選手の毎回で判で押したような金的攻撃であるかのようなことを書いているのを見ました。

上で書いた通り、現状ヒールらしいヒールというのはウケないんでしょうか。

邪道選手の場合は介入のタイミングが下手くそというのがあってダメなんじゃないかと思うのですが、ディック東郷選手の場合は上手すぎてダメなんじゃないかと感じました。

こんなことされたら、EVIL選手のやることが途端にチープに見えます。

それに毎回同じパターンですよね。

金的が炸裂した時はイヤな予感しかしませんでした。

EVIL選手と東郷選手のコンビネーションはスゴく良いと思うのですが、EVIL選手が上手く、悪く見えるようにもう少し工夫すると、動員の悪さをEVIL選手のせいにされなくても済むのかな、と思います。

現在へのEVIL選手へのフラストレーションはいずれくる大歓声のためのタメだと思って、ボクはEVIL選手を応援していこうと思っています。

エルガンに引き続きYOSHI-HASHIが勝つかと

続きまして、YOSHI-HASHI vs ジェフ・コブです。

出典:新日本プロレスリング公式サイト

YOSHI-HASHI選手はシングルマッチでも一皮むけことが、前回と今回で以て証明した感じがしました。

今、YOSHI-HASHI選手がやれることの全てをやっていたように見えました。

そしてそれは、ボクらの想像をも超えてきたのではないでしょうか。

試合を観るまでは順当にコブ選手が勝つんだろうな〜と思って観ていたのですが、まさかオカダ選手を真正面から打ち砕いたコブ選手に勝つんじゃないかという思いがむくむくと起き上がってきたのです。

そこでふと、かつてYOSHI-HASHI選手がマイケル・エルガン選手に勝ったのを思い出しました。

このときのエルガン選手は、今のコブ選手と同じく、スッキリと痩せてそれまでで最も強い状態だったのです。

エルガン選手を倒せるのなら、コブ選手だって倒したって良いはずだ。

でも、いくらなんでもエルガン戦のときのようにカルマでピンフォールってことはないだろうとは思っていたので、

※きっとこのYOSHI-HASHI戦の敗戦が引き金になったのではないとは思いますが、翌年エルガン選手は新日を退団しました。コブ選手に同じことが起こると、コブ選手をG1で観るのはこれが最後になってしまいそうな気がしてしまいました。

2015年7月に新日本プロレス『G1 CLIMAX 25』に初来日以降、パワフルなファイトで人気を集めてきたマイケル・エ…

カルマにいくと見せかけての丸め込みは「これだ〜!」と思い、ガッと血が沸騰する思いがしました。

しかし、キックアウト。

やっぱり普通に島流し(ツアー・オブ・ジ・アイランド)にあいました。

実に残念。

いろいろとコブ対策も打っていて、その1つが再三のパワーボム狙いがカナディアン・デストロイヤーだったことですね。

YOSHI-HASHI選手のパワーボムと言えば、抱え上げたは良いけど、そのまま場外にEVIL選手を落っことしちゃったシーンが思い出されます。

あっ1000なよ!新日本プロレス2ちゃんまとめ

俗に”EVIL殺し”と呼ばれている技?ですが、明らかにEVIL選手よりも重いコブ選手には無理だろう、なぜそんな執拗に狙うのか?と、大丈夫か?と、思ってましたが、ボクの想像の遥か上でした。

コブ選手相手のカナディアン・デストロイヤーなら安心です。

ともかく、負けてしまったのは残念ですが、いつでも格上の選手に勝つ準備はできている様子で頼もしさを感じました。

オープニングマッチで丸め込み

最後はオープニングマッチの棚橋弘至 vs 後藤洋央紀です。

出典:新日本プロレスリング公式サイト

この日の試合は無料配信だったわけで、この試合が場合によってはプロレスの入口になるかも知れないというオープニングマッチでした。

ヤングライオンの試合をオープニングに持ってきても良さげなのに、わざわざ棚橋弘至という新日の顔を持ってきたということは、新規顧客獲得に出たと考えてしまいました。

さて、この試合はその役割を果たせたのでしょうか。

ボクは残念ながら、そこまでにはならなかったと思えました。

どっちが勝っても良かったと思いますが、フィニッシュがスモールパッケージって。

スモールパッケージホールドは実にプロレスらしい技ではありますが、新規顧客獲得を期待してのフィニッシュとしてはいささか地味ではないでしょうか。

コンディションの維持ができている棚橋選手をして、この終わりは実にもったいないと思ってしまいました。

また対戦相手の後藤選手は「荒武者」らしさはそこそこでていただけに、ここからもうひと盛り上がりといったところで、終わってしまったのは残念でした。

わずか5試合なんですから、時間をたっぷり使っても良かったんじゃないでしょうか。

それとも棚橋選手はオカダ戦でどこかケガでもしちゃってて、こういう結末を選んだのかな?

そうでないことを祈ります。

それではまた。

ありがとう!


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