元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回もスターダムの『5★STAR GP 2022』の感想です。
9月24日のベルサール高田馬場大会の公式戦前半4試合について書いてまいります。
5★STAR GP 2022
最近、スターダムを観ていますとよく高田馬場大会があります。
プロレスを観るのに適した会場なんですかね?
ベルサール高田馬場は、セミナー・研修・会社説明会・試験会場・展示会など様々なご要望に応じられる充実した設備をご用意してお…
会場のサイトに行きますと、スターダムで使われましたと中野たむ選手が美しく舞われている写真がアップされています。
今後もよく疲れる会場なんでしょうね。
それでは振り返ってまいります。
サプライズ1
まずは羽南 vs 白川未奈です。
前回感想を書きました後楽園ホールで、上谷沙弥選手に勝っている白川選手が羽南選手に負けるとはビックリです。
元気ですか〜?!どうも、ろけねおです。今回は昨日に引き続きまして、9月23日に行われましたスターダムの後楽園ホール大会の感想の続きを書きます。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://w[…]
最後は完璧と言っても差し支えない形でガッチリと固めていたので、丸め込みとは言えちゃんとした勝利という感じがしました。
しかしながら、そこに行き着くまでにちょっと気になるところがありました。
それは白川選手の足四の字固めに関することです。
白川選手の足殺しは最終的に足四の字固めに着地して完成です。
足四の字固めは相手の右足をとって、クルッと回って相手の左の上に乗っけて相手の足を「4」の形にして極める技です。
この時、足四の字固めを極めさせまいとして取られてないほうの左足で、技をかけようとして回った瞬間にケツを蹴られて脱出を図られます。
これが定番の防御なのですが、それをさせないために白川選手は足四の字固めに至るまで左足に攻撃の的を絞るわけです。
これは武藤敬司選手も同じ手法を使います。
ドラゴンスクリューからの足四の字固めというフォーマットだけをコピーした選手は、時にドラゴンスクリューを仕掛けた足を、そのまま手を離さずクルッと回って四の字固めに入ったりしますが、実はそれではカンタンにケツを蹴られてしまうので、辻褄が合わないのです。
この試合でも白川選手は丁寧に左足に的を絞って攻撃してました。
いよいよ足四の字固めとなったのですが、羽南選手は迷わずさんざん攻撃されていた左足で白川選手のケツを蹴るのです。
ああ、まだ左足へのダメージが足らなかったのね。
そういうこともあります。
そして白川選手はめげずにさらに左足攻撃を重ねます。
今度こそと再び足四の字固めの体勢に入ると、羽南選手はまたしてもケツを蹴るのです。
単純に白川選手の攻撃が足りなかっただけということもあるんでしょうけども、そこまで頑なに逃げることもないじゃないかと思ってしまいました。
しかも最終的には勝ちを拾えるのなら、もう少し白川選手に付き合ってくれても良かったんじゃないかと思った次第です。
ボクの中で、白川選手がどこまで格を上げるのかがホットな話題なので、負けるのは仕方がないにしても内容は維持して欲しいという気持ちがあります。
それはプロレスは1人でやるものではないのだから、白川選手1人ではどうにもならないことなのです。
それはさておき、さらにちょっと気になるのが羽南選手に新コスチュームです。
アーティストに挑戦した時に新しくなりましたが、似合わないな〜と思っています。
そもそもずっとかわいい系のコスチュームですが、それもずっと似合ってないな〜と思ってました。
「大きい」と「かわいい」は基本的に両立しないと思っています。
ひめか選手で両立しているのは、顔面偏差値が異常に高いからです。
キャッチフレーズが「デカいはかわいい」となっておりますが、「大きいからかわいい」のではなく「顔面が異常にかわいいからデカくてもかわいい」の意味です。
※ボクの個人的な見解です。
羽南選手は大きい方ですから、無理にかわいいに寄せなくても良いんじゃないかと思っています。
また高校生であることを殊更強調しがちですが、それも余計なんじゃないかとずっと思っています。
カッコいい10代のファイターというようなイメージに変えたほうが良いんじゃないかと思います。
STARSでは葉月選手系列です。
どうでしょう?
サプライズ2
次は向後桃 vs 舞華です。
こちらもビックリしましたね。
いくらなんでも向後選手が舞華選手に勝つなんてことを予想した方はおられないんじゃないでしょうか。
こちらも羽南選手に負けず劣らずのガッチリとした丸め込みで、直前まで向後選手を蹂躙しまくっていたパワーをもってして、キックアウトが出来なかったのですから、そのガッチリ具合が見て取れます。
序盤はやることなすこと全部途中で止められて、為す術なしといった感じの向後選手でしたが、見事に勝ちきりました。
舞華選手的にはこれを落としてしまったために『5★』の優勝がなくなった感じです。
このタイミングでの対戦でなかったら、ゴング直後の出会い頭のラリアットで向後選手の負けなんて感じの短時間決着だったかも知れないカードだったんじゃないかと思います。
向後選手、持ってますね。
サイズ的に違わない
次は飯田沙耶 vs スターライト・キッドです。
スペック的には飯田選手が145cmで、キッド選手が150cmで5cmの身長差があるんですけども、こうやって一騎打ちで闘うとそんなに差があるようには見えませんでした。
キッド選手はマスクの耳の部分まで計測対象になっているんですかね。
で、このところキッド選手の試合を観ていても、キッド選手が特別小さいように感じませんでしたが、飯田選手はやっぱり一際小さいような気がしてしまいます。
2人が並ぶとそれほどでもないのに、他の選手と並ぶと飯田選手だけ小さく見えてしまうというのは、良い意味での図太さとか、図々しさとか、前へ出ようという姿勢がキッド選手のほうに強くあるからなんじゃないかと思います。
で、この試合。
飯田選手はキッド選手に対しては遠慮とかがないのかな?いつもよりも積極的に前に出ていた気がしました。
その姿勢が5cmの身長差を感じさせなかったのかな、と思わせました。
とくに石井智宏選手のような飛び上がるようにはなった至近距離でのヘッドバッドは、あんまり見せない技で、キッド選手なら良いかなと思って出したんじゃないかと思いました。
この感じが誰相手でもやれるようになってきたら、飯田選手の番付が1つ上がると思います。
お手本のようなジャーマン
最後は壮麗亜美 vs 鈴季すずです。
すず選手もあんまり小ささを感じさせなかったですね。
壮麗選手が170cmで、すず選手が153cmですから実に17cmも差があるのですが、問題にしてなかったですね。
壮麗選手的にはそれではマズいんですけど、この場合はすず選手が上手かったという言うべきかな、と思いました。
なんと言ってもこの試合は最後のジャーマンの素晴らしさが印象的でした。
そもそも腰が悪かったのかも知れませんが、腰に攻撃をされてずいぶん痛がっておられたすず選手ですが、かなり大きい壮麗選手をしっかり投げきって、さらにそこから壮麗選手の足が壮麗選手の頭の向こうにさらに行ってしまうほど、ググっとブリッジの反りを高くして完璧な3カウントを奪ってました。
ブリッジの反りで更にキックアウトしづらくしたなんてシーンを始めてみたので、ブリッジにはこんな効果があるんだな、ということをこの時初めて知りました。
プロレスの教科書に乗っているお手本になるジャーマン・スープレックス・ホールドってこれのことを言うんじゃないかと思いました。
プロレスの教科書ってあるのかないのかは知りませんが。
気になったのは、壮麗選手の逆エビ固めです。
ひめか選手の逆エビ固めでもこういう傾向がありますが、かけられている相手が少し動くとすぐ腰砕けになって片膝ついてしまうことです。
相撲で言うところの蹲踞の姿勢で、相手の腰やお尻上部の上に自分のお尻をおいて、胸を張ってしっかり絞り上げてほしいものです。
ちょっとやそっとじゃ動かないというのを一旦見せた後に、崩れてしまうのは下の人の頑張りと思えるんですけども、相手が動いたらすぐに崩れるのは、下半身の筋力が足らないんじゃないかと思えてしまいます。
パワーファイターなわけですから、逆エビ固めでは崩れないように踏ん張って欲しいです。
最近は和式便所がなくなってしまったので、蹲踞の姿勢を獲ることが極端に減ったのが影響してるんですかね。
とはいえ、新日のヤングライオンの皆さんはしっかりやっているんで、やっぱり鍛錬が足らないのかなと思ってしまいました。
それではまた。
ありがとう!