元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回は9月20日のスターダム『5★STAR GP 2021 後楽園大会』の感想を書きます。
この調子だと『5★STAR GP 2021』の優勝決定戦の感想を書くまでにG1が終わっちゃいそうな気もしてきましたが、しっかり全公式戦を観て、感想を書き残しますので、どうかお付き合い下さい。
5★STAR GP 2021
今回は公式戦6試合の感想を書いてまいります。
ここは彩羽が勝って良かったんじゃ?
まずはセミファイナルの林下詩美 vs 彩羽匠です。

このカードがセミファイナルになっちゃうのは、赤いベルトのチャンピオンの詩美選手としては悔しいでしょうね。
だって団体対抗戦という切り口で観たら、スターダム vs マーベラスの頂上対決でしょ?
新日本プロレス vs UWFインターナショナルでいえば、武藤敬司 vs 高田延彦です。
しかも決着がつかないなんて。
共に死力を振り絞った壮絶な試合だったので、時間切れ引き分けも致し方なしというところではありました。
だけど、この後に大阪城ホールでこのカードはタイトルマッチとしてメインに組まれています。
しかもタイトルマッチは時間無制限ということで、両者リングアウトか両者K.O.しかドローがなくなってしまいましたから、大方決着がつくでしょう。
だったら、ここは彩羽選手が勝っても良かったんじゃないかと思いました。
とはいえ、それは大阪城で詩美選手が防衛するのを前提にしての話です。
この試合をドローにして、決着戦がタイトルマッチとなってしまったということは、詩美選手が負けてタイトル流出ということもあるんじゃないかと思えてきます。
そして5★STAR GP 2021優勝者の朱里選手が取り返しに行く、と。
そして朱里選手が取り返したら、今度は立場を変えて朱里 vs 詩美をやろうじゃないかと。
そういうことなら、このドローも良いのかと思えてきます。
ドンナ・デル・モンド推しのボクとしてはその展開のほうが楽しいかな?
でも、詩美選手はチャンピオンになってからツラい思いばかりしてるイメージがなので、大阪城ホールという大舞台で負けちゃうのは気の毒になります。
ゆえに大阪城では詩美選手に防衛して欲しい。
だったら、やっぱりここは彩羽選手の勝ちで良かったんじゃ?
詩美選手はまだ若いから、次の機会に偉大なチャンピオンになればいいということでしょうか。
ところで、この試合途中で詩美選手の胴締めスリーパーで、彩羽選手が泡を吹いちゃうシーンなど、サブミッションによる手に汗握る攻防があったんですが、その時村山大値レフェリーは「イエス、イエス」うるさいんですよね。
あんなに言われたら技を掛けてるほうは「アスクヒム」ならぬ「アスクハー」と言えません。
ボクは村山さん、この時世ですし、大声でしゃべるのはお控えになったほうが良いかと。
一人パイルドライバー
続きましてはスターライト・キッド vs 渡辺桃です。

前回のひめか戦に続きましてこの試合も、キッド選手は素晴らしかったです。
スターダムの生え抜き選手は技が雑な選手が多い印象でしたが、ミラノコレクションA.T.さんがコーチになってからは徐々に解消されていっているように感じてます。
キッド選手も最初に観た時はそういう印象だったんですけど、今はどの技も丁寧に繰り出しているので、実に美しく決まります。
旋回式のボディプレスとか、自爆しちゃいましたがムーンサルトプレスは見た目も美しい上に説得力をも感じまして、満点の出来だと思います。
ところが最後のモモ☆ラッチ、これがいい感じだと良かったんですが、一人パイルドライバー状態で頭が突き刺さってしまいました。
ま、これは雑なのではなく、ミスったんでしょう。
ひめか戦ではキチンと決めていたのですが、桃選手ではちょっと背の高さが足りなかったでしょうか。
物凄い音がしたので、キッド選手の首大丈夫かな〜と思いましたが、その後も大江戸隊のセコンドについて暴れていたので大事には至らなかったようで、ホッとしました。
結果、桃選手は優勝出来なかったのですが、内容が悪いわけではないけどインパクトを残せないって試合が続いているような気がするのが、優勝出来なかった理由なのかなぁ?と、この試合を見てて思いました。
ユニットを変えて心機一転したほうが良いかも知れません。
メチャメチャ強い岩谷
続きましてはメインの鹿島沙希 vs 岩谷麻優です。

なんでこれがメインなのかよくわからなかったのですが、岩谷選手の優勝決定戦進出が消えるということでメインになったのかな?
岩谷選手は鹿島選手が相手だとスゴく活き活きして見えます。
あれは鹿島選手が大江戸隊に移ってすぐぐらいだったでしょうか、後楽園ホールで一騎打ちがあったんですが、そのときほぼほぼ一方的に岩谷選手が鹿島選手をボコるという内容でした。
STARSを裏切った鹿島選手への制裁マッチ的意味合いがあったにせよ、鹿島選手が気の毒になるくらいボコにされていたのを覚えていますが、この試合もその雰囲気を感じました。
岩谷選手って明らかに格下に思っている選手には異常に強いけど、格上もしくは同等の選手にはゾンビる(エグい技をもらっても立ち上がってくるタフネスぶりを発揮すること)という傾向があるように思えます。
ボク的には、この傾向がアイコンと言われる存在にしては物足りなさを感じてしまうところなのかな〜とこの試合を観て思いました。
本当は格上や同等の選手に対して異常なほど強さ(ちょっとサイコパスな感じの怖さもあるのが良い)を発揮して、格下の選手対してゾンビるほうがおもしろいと思うんですがね。
岩谷選手が生き生きして見えるのは、鹿島選手の受けっぷりが素晴らしいというところもありますかね。
鹿島選手に相手をしてもらったら、誰でも強そうに見えるので、みんな鹿島選手と闘うのは楽しみなんじゃないですかね?
なんか手が合わなかった?
続きましてはAZM vs 小波です。

体格的にもタイプ的にもよく似ていると思ったので、AZM選手の気持ちが乗ってさえいれば、好勝負になるかと思っていたのですが、そうでもなかったです。
なんか手が合わない感じでしたね。
最後は丸め込みを選択しましたが、もっとキチンと勝っちゃっても良かったかな、と思います。
サブミッションスナイパーからタップアウトを奪うというので良かったし、カナディアン・デストロイヤーで3カウントでも良かったんじゃないかと。
小波選手はサブミッションスナイパーというキャッチフレーズを与えられてますけども、そんなにサブミッションに偏った試合しませんよね?
この試合でも、腕ひしぎ十字固めとスリーパーホールドとトライアングル・ランサーくらいかな?
サブミッションスナイパーというからには、もっとサブミッションに特化しても良いんじゃないかと。
もしも小波選手がもっとサブミッションに偏ったスタイルで、AZM選手がもっとルチャに偏ったスタイルで闘っていたら、もっと盛り上がったかな〜という気がします。
結局、噛み合わなかったらダメなんですけど。
小波選手ってセコンドに付いてるときのほうが元気な気がします。
もっとスタミナが欲しい
続きましては朱里 vs 琉悪夏です。

琉悪夏選手が頑張ってました。
朱里選手を相手にするのは、なかなか怖いと思います。
あの背中をバッチ〜ンと蹴っ飛ばすキックなんてもらったら、食べたもんも全部出てしまうかも知れないし、なんなら楽しい思い出など記憶も飛んでいってしまいそうですもんね。
そこを自分から仕掛けて、しっかりヒールとしての試合をしていました。
1ミリもビビってませんでした。
ただ終盤、といっても試合は6分ほどなんですけど、スタミナが切れちゃったのが見えて、動けなくなっていました。
身体がキツくなって頭で試合の展開が組み立てられなくなったのか、フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドをして、ブリッジを解いて、冷凍庫爆弾を狙いました。
ブリッジしてるのにカウントが入る前にブリッジを解くというのは、なんかちょっと気持ち悪いです。
朱里選手のキックアウトを待っても良かったんじゃないでしょうか。
朱里選手にこれだけのことが出来たら、ウナギ選手に勝っても(大阪城ホールでタイトルマッチがあります)いいんじゃないかと思いました。
タバコを食べた
最後はフキゲンです★ vs コグマです。

コグマ選手は柔軟性がありますね。
この試合ではフキゲン選手のタバコを食べてました。
フキゲン選手にどう対処するかというのは、選手のプロレス頭を試されているということになるので、ここでしょうもない返しをしたら、この選手はダメなんだな〜という印象を植え付けることになってしまいます。
その点、食べた後のオチがなかったのが残念ではあったのですが「食べる」という対処に至ったのは悪くなかったと思います。
丸め込み合戦はフキゲン選手の一枚上手でして、これを以て、キッド選手の持つハイスピードに挑戦することになりそうです。
もしもフキゲン選手の夢は、ハイスピードを巻いて、グラビアで東スポの一面を飾るんだそうです。
ちなみにボクはキッド選手の返しはつまんないな〜と思っちゃいました。
それではまた。
ありがとう!