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俺が田上、大爆発:9.19 G1 CLIMAX 31 観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

今回は昨日の『G1 CLIMAX 31』の感想を書いてまいります。

G1 CLIMAX 31

それにしても、良い試合連発でしたね。シビレました。新日本プロレスの底力を思い知りました。ありがとう、本当にありがとう。

実は、ブログには書いておりませんが、この日の試合は予想しておりました。

全部赤コーナーが勝つと考えていたのですが、的中したのは2試合だけでしたが、実際の結果のほうが良かったと思っております。

それでは振り返ってまいりましょう。

俺が田上、大爆発

まず振り返りたいのはセミファイナルの後藤洋央紀 vs タイチです。

出典:新日本プロレスリング公式サイト

後藤選手にはタッグで負けちゃったんで、シングルでは是非とも勝ってもらって、シングル戦線の足がかりにして欲しいなんて思っていたのですが、タイチ選手が勝ったときに、「よし!」なんて言いながらガッツポーズを取ってしまいました。

以前よりもかなり後藤選手への思い入れが薄れてきております。

序盤から後藤選手は積極的で、TVケーブル攻撃を先に仕掛けるあたり、このG1にかける気持ちがビンビン伝わってきまして、これは優勝はしないまでも優勝しちゃうんじゃない?と思わせるくらいには行くんじゃないかしら、と思わせました。

このところ、後藤選手の繰り出す技といえばYOSHI-HASHI選手との連携ばっかりでしたが、久しぶりに昇天・改が爆発しまして、ここでも今年の後藤選手はちょっと違うかも知れないなんて思ったものです。

ホントに、この技をなんでフィニッシャーから外したんですかね?この豪快な技は後藤選手にイメージにぴったりなんですけどね。

ボクは昇天・改の改良版を開発してフィニッシャーしたら、すぐにIWGP戦線に復帰できると信じてます。今、シングル戦線パッとしないのは、GTRをフィニッシャーにしたからだと考えています。

とはいえ、今更昇天・改には戻せません。

よって新技開発の得意な後藤選手ですから、昇天・改の改を造ってもらいたいと切に願っております。

ただし、改して動きが小さくなるのは、ナシですよ。

さて、タイチ選手ですが、フィニッシュまでの流れも素晴らしかったんですけども、何と言ってもこの試合のハイライトは『俺が田上』が出てことでしょう。

四天王プロレスを全く知らないファンの方には全くピン来てないと思いますが、ボクはシビレました。

待ってました!という感じです。泣けました。なんでこんなに涙が溢れてくるのか、自分でもわからないんですが、涙が出ました。

予想で後藤選手の勝ちにしていたのもあって『俺が田上』が出たら、もうタイチ選手が負けてもいいやと思ってしまいました。 

それくらい『俺が田上』の大爆発は嬉しかったです。

こうなったら次は『秩父セメント』しかありません。

この技はむしろ、後藤選手に似合いそうな技なんですが、喉輪落としシリーズの最終形として、ぜひいつの日かタイチ選手に継承してもらいたいです。

あべみほさんも相変わらずかわいくてお美しいですね。

タイチ選手のジャンピング・ハイキックが決まったときに、ピョンピョン跳ねて喜んでいる姿に惚れました。

ボクもあんな風に美女を悦ばせたいと思った次第です。

エンディングも良かったですね。

解説のミラノコレクションA.T.さんが奇しくも海野レフェリーのことを「式守海野之助」と呼んでましたが、あの演出は素晴らしかったと思います。

こういう柔軟さが海野さんをメインレフェリーに君臨している理由であると思います。

これはもう全勝優勝だな

続きまして、メインの棚橋弘至 vs オカダ・カズチカです。

出典:新日本プロレスリング公式サイト

G1でニューコスチュームにしてくる選手が多いわけですが、オカダ選手もその一人でした。

しかし、新しいコスチュームよりもここ最近で一番いいコンディションになっているんじゃないかと試合前から思わせる、身体の引き締まりのほうに目が行きました。

『強いオカダ』というのが本当に帰ってきそうな雰囲気がありました。

逆に棚橋選手は相変わらずお腹周りがダブついていて、G1には全盛期を思わせる肉体に戻すとおっしゃっていたように思うのですが、さすがにそうカンタンにそれをさせない年令になっちゃったんだな〜と思わせました。

ところが、棚橋選手の動きは全盛期を思わせるキレが完全に戻っていたのです。

棚橋選手のコンディションの良さは、スリング・ブレイドに現れると思うのですが、この日繰り出したスリング・ブレイドはいずれも切れ味抜群。

これはボクの予想通り、棚橋選手が勝つ方向に動いているに違いないと思わせました。

ただ、1つ不安もありました。

あれは前夜祭だったか、初戦のオカダ戦について聴かれた時、G1では30分一本勝負ということもあり、ドローになる確率がそこそこ高いということで、これまでの対決も両者とも早めに仕掛けていたし、この試合も早めに仕掛けることでしょう、というようなことをおっしゃっていました。

ところが、棚橋選手は得意の長すぎるヘッドロックを仕掛けるのです。

これのどこが早めの仕掛け?

60分ほどかけてじっくり料理してやろうとする選手のやりかたじゃないの?と思わせました。

これはドローにする気だな?初戦からドローという新しいパターンに踏み込むつもりだな?と。

途中、オカダ選手の裏必殺技であるエビ固めが炸裂しました。

ドローよりは決着がついたほうが良いけども、その勝ち方を今のオカダ選手がチョイスしたら『強いオカダ』の復活はもうないということじゃないか、とヒヤヒヤしました。

棚橋選手は見事にキックアウト。事なきを得ました。

そして残り3分を切ったところで、エルボー合戦がスタート。

これはもう明らかにドロー狙いじゃないかと、不安になりました。

ところが残り1分を切ったところで、開脚式のツームストンパイルドライバー→レインメーカーとつないでオカダ選手が大勝利。

棚橋選手のウイークポイントである足を一切攻撃せずに、全盛期の動きを取り戻していたかのような棚橋選手を、IWGP USヘビー級チャンピオンである棚橋選手を、真正面から粉砕したのです。

まさに『強いオカダ』が帰ってきたと確信させる試合となりました。

オカダ選手がメインに登場しなかったメットライフドームでの2連戦では、残念ながら金の雨は振りませんでした。

今回の大阪の2連戦、IWGP世界ヘビー級チャンピオンの鷹木信悟選手が締めた1日目は1,963人、オカダ選手が締めた2日目は2,188人とわずかではありますが、オカダ選手はやっぱり金の雨を降らせていることになっていました。

2012年の大阪でのレインメーカーショックから新日の快進撃が始まったように、

ここから新たなレインメーカーショックの幕開けなのではないかと思います。

※ボクはオカダファンなんでバイアスがかかってますことを考慮に入れて下さい。

オカダ選手がレインメーカーポーズをやったときに、すぐ横にいた海野レフェリーはまるで金の雨が降っていることを確認したかのような動きをしました。

やっぱりオカダ選手が強くないと、新日はおもしろくないのです。

※しつこいようですが、ボクはオカダファンなんでバイアスがかかってますことを考慮に入れて下さい。

それを思い知った試合になりました。

これによってオカダ選手の全勝優勝があり得るでしょう。

普通、優勝する選手は初戦は負けるものです。

※ボクの思い込みですが・・・。

なので、この試合ではオカダ選手は優勝候補ですから、負けると予想していたのですが、勝ってしまいました。

そうか、ただ優勝したのではダメ、全勝優勝をしてこそ『強いオカダ』の復活だとなると考え直しました。

次は確かEVIL戦ですが、ここでまたしてもオカダ選手が勝ったら、もうほぼ全勝に違いありません。

EVIL戦は大注目です。

邪道の介入頻度

続きましてはSANADA vs タマ・トンガです。

出典:新日本プロレスリング公式サイト

ついにタマ選手が上着を脱ぎましたね。

アレを観て多くの人はロビンマスクが鎧を脱いで本気になった第1回超人オリンピック決勝戦のロビンマスク vs キン肉マンを思い出したのではないでしょうか。

※おっさんだけでしょうけど

つまりこの試合のSANADA選手はキン肉マン。

主人公なので、あの時点でSANADA選手が勝つことは決まっていたのかもしれませんね。

奇しくもロビン vs キン肉マンの決まり手はメキシカンローリングクラッチホールドで、丸め込み技。

そして、この試合の決まり手もオコーナー・ブリッジで丸め込み技でした。

さて、試合内容は両者の身体能力の高さが大爆発する好勝負。

Aブロックで弟のタンガ・ロア選手が負けちゃいましたので、ここはタマ選手に勝って欲しいな〜と、予想でSANADA選手の勝ちにしていたことをすっかり忘れて応援してました。

ところが途中で実況の方が、これまでの2人の対戦成績がタマ選手の2勝1敗と言ったので、これはまず間違いなくSANADA選手の勝ちだな、と思ってしまいました。

しかも、タマ選手の2勝は連勝したということで、2連勝の後の2連敗だと辻褄が合うな〜と考えてしまいました。

それでもタマ選手の動きがあまりに良いので、3勝しちゃってもいいじゃないかと思っちゃいました。

とくにブレーンバスターは素晴らしかったですね。きっと背筋が強いんでしょう。

しかし、結果はSANADA選手の勝ち。

ただ、弟くんと違うのは、邪道選手の介入頻度です。

ロア選手のときの介入がもっさりしていたので、反省してこの試合は控え目にしたのか、最初から控えるつもりだったのかはわかりませんが、ここに兄弟間の格差を見ました。

現状シングルのタイトル戦線に参入できるのは、タマ選手だけでしょう。

ロア選手のほうは、今回はG1に出場したというのが、最大の格上げということのようです。

ま、邪道選手はどちらにも不要だと思いますがね。出てきても良いけど、手を出すには下手すぎるので。

勝てはしなかったけど・・・

続いてはYOSHI-HASHI vs EVILです。

出典:新日本プロレスリング公式サイト

ボクの予想ではここはYOSHI-HASHI選手が勝って、この1年のNEVER6人タッグ戦線での活躍を認められると思っていたのですが、そうはなりませんでした。

EVIL選手は、反則や介入なしではもうYOSHI-HASHI選手には勝てませんというのが、活躍を認められたということなんでしょうね。

最近のEVIL選手はディック東郷選手なしでは勝利できないキャラクターに成り下がってしまいましたが、元IWGPヘビー級王者ですから、この内容なら充分ということになるかと。

EVIL選手と東郷選手をまとめて成敗するというところに行くにはもう少し時間が必要だったようです。

YOSHI-HASHI選手は近年稀に見るコンディションの良さに思えましたので、予想が外れたのは残念でした。

それにしてもEVIL選手の勝ちさえすれば良いというスタンスは良いとして、いつも金的からのイービル(技名)というフィニッシュはどうなんでしょう?

もっと勝ち方にバリエーションを増やしてもらわないと、現在のEVIL選手の戦いっぷりを認めているファンにすら飽きられてしまうと思います。

こう言ってはYOSHI-HASHI選手に失礼ですが、YOSHI-HASHI選手に勝つのなら何もイービル(技名)を使用しなくても良いんじゃないかと思いました。

イービル(技名)はEVIL選手にとって最終兵器ですから、同じブロックでは棚橋選手とかオカダ選手とかSANADA選手とかタイチ選手とかジェフ・コブ選手を倒すときに使用するものだと思います。

バリエーションがないから、誰でもイービル(技名)を使う羽目になって、いつも一緒やんとなるのです。

試合運びは良いと思うので、もうちょっとフィニッシュに工夫がないと今後いいポジションで試合が組まれないと思います。

それに同じハウス・オブ・トーチャーのSHO選手はヤングライオン相手にキャラの確立をしましたし、高橋裕二郎選手は新技で飯伏幸太選手を倒すということをやってのけているので、EVIL選手の存在感が薄れてくるでしょう。

EVIL選手と東郷選手もそろそろ新しいものを出して欲しいところです。

コブの無敵感

最後はジェフ・コブ vs チェーズ・オーエンズです。

出典:新日本プロレスリング公式サイト

今のコブ選手を倒せる選手なんていないんじゃないかと思わせるほどの安定感、無敵感が出てました。

これはオーエンズ選手がどうしたこうしたの問題ではなく、誰が相手であってもこの無敵感は崩せないレベルなんじゃないかと思います。

この無敵感をキープしたまま、最終戦でオカダ選手と闘うことになることを考えると、このG1を通してどこまで無敵感を印象付けられるかが鍵になります。

オカダ選手の全勝優勝のインパクトはコブ選手にかかっているということです。

※もう完全にオカダ選手が全勝優勝するつもりで書いてます。

となりますと、オーエンズ選手はいい仕事をしたということになります。

オーエンズ選手はG1に出場したことで格上げ達成ですから、成績はそんなに注目しなくていいと思います。

ほとんど選手がシングル初対決だそうですので、勝ち負けよりも内容を楽しみましょう。

それではまた。

ありがとう!


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