元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回はスターダムの9月11日の『5★STAR GP』の感想を書きます。
後ろに「1」とついているのは、今回は前半の4試合について書くということです。全8試合分は長くなり過ぎそうなので分けました。
5★STAR GP 2021
前半4試合は『5★STAR GP』の公式戦はありませんので、厳密に言うと『5★STAR GP』の感想は書いていないことになりますが、ご了承ください。
今回は試合順ではなく印象に残った順に感想を書いていきます。
中野たむの決めゼリフは「なんでじゃい」
まずは月山和香選手のチャレンジマッチの中野たむ vs 月山和香です。

試合としてはこの後の朱里 vs 桜井まいのほうが好みだったんですが、たむ選手が面白かったので、こっちを先に書くことにしました。
スターダムにヨソの団体からやってくるに当たって、誰に憧れて、どの選手を目標にしてやって来たのかというのは、気になるところではあります。
で、最近やってき桜井選手が、ジュリア選手に憧れてスターダムにやってきて、コズミック・エンジェルズに入りたいと言ったという事件がありました。
普通は憧れたら傍に行きたいんじゃないかと思うんですが、桜井選手の場合は対峙してジュリア選手のいいところを吸収して上にあがりたいと思ったんでしょうかね?
そのくだりがコズミック・エンジェルズのリーダーであるたむ選手にはショックだったようで、Twitterでそんな桜井選手に対して「なんでじゃい」とつぶやいておりました。
そして、これまた最近スターダムにやって来た月山選手が今回のお相手です。
がっちりキャメルクラッチを決めながら、お客さんの拍手を制して静かにしてもらってから、たむ選手は月山選手に「誰に憧れてスターダムに来たのか?」と聞きました。
すると月山選手は、迷うことなく「小波さん」と答えてしまうのです。
それを聞いてたむ選手は怒りをあらわにして「なんでじゃい」言いながら、キビシ〜ストンピングやキックを月山選手に喰らわすのでした。
このくだりは今後もヨソの団体から選手がやってきたらやって欲しいですし、なんなら今後スターダムに入門してきた若手選手にもやって欲しいです。
その時はどんなにたむ選手に憧れていても「たむさん」と答えてはいけません。
なぜなら、たむ選手の決め台詞は「なんでじゃい」だからです。これを言わせて暴れるまでが、たむムーブです。
宜しくお願い致します。
ところで月山選手は得意技がパロスペシャルのようですが、もうちょっと技への入り方を研究しないと、あまりに相手の協力ありき過ぎるので冷めます。
立っている相手に決めるほうが見栄えは良いんでしょうけども、そこは座っている相手に決めるとか、どうしても立っている相手が良いというのなら、以前柴田勝頼選手がやっていたようにコブラツイストから移行するとか(この試合ではグラウンドコブラでギブアップを迫る場面もありましたし)変えたほうが良いと思います。
前にルックス的に桜井選手よりも月山選手のほうが好きだと書きましたが、表情も月山選手のほうが良いですね。ただ、やっぱりいろいろ下手くそ過ぎますけどね。
これからですね、これから。
朱里に惚れてまう
続きましてはこちらもチャレンジマッチの朱里 vs 桜井まいです。

どこを切っても朱里選手の優しさが溢れ出すような試合でしたね。
朱里選手は、桜井選手の頑張りを認めておられるようです。
この試合で朱里選手は大技を全然出していないのですが、繰り出した攻撃の一つ一つが桜井選手よりも遥かに丁寧に確実に美しかったんですね。
技というのはこうやって出していくものです、と教えてあげているような試合でした。
この立ち振る舞いを見てると、朱里選手が近くにいたら惚れてまうだろうなぁと思いました。
それに朱里選手がリードしてくれたからか、ほんのりではありますが、以前の試合よりは桜井選手が良くなってきているようには見えました。
でも、やっぱり気になるのはSTFの足のフックですね。
ステップオーバー・トーホールド・ウィズ・フェイスロックというのがSTFの正式名称ですが、「ステップオーバー・トーホールド」の部分が疎かになっているように見えます。
かつて蝶野正洋さんがSTFをフィニッシュにしてG1を優勝した頃だったか、それまでに見たことがない技だったものですから、ちょっとしたSTFブームが来まして、いろんな選手が急にSTFを使い始めたことがありました。
本家?の蝶野さんはかならずしっかり足をフックしてから、おもむろにフェイスロックに入るという感じだったんですが、その他の選手は概ね足が適当だったんですね。
フェイスロックに重きが置かれていたんです。ギブアップが奪えればそれで問題ないんですけどね。
御大ジャイアント馬場さんもそのブームに乗っかって使ってたことがあったんですが、馬場さんに至っては足を極める方向が逆になってて、相手の上に馬場さんがドンと乗っかる形になっていました。
足をちゃんと極めなくても、馬場さんが重いから動けないというものでして、こういうことをする馬場さんがボクは大嫌いでした。
桜井さんのSTFを見ると、蝶野さんの思い入れの強いSTFを適当に形だけ真似て使っている連中を見た時の嫌な気持ちを思い出します。
ジュリア選手がキチンとやっておられるので、しっかり習って欲しいです。
あ、ユニットが違うから無理か。
吏南はいろいろやればいい
続きましては第1試合のなつぽい vs 吏南です。

吏南選手はヒールでおることを忘れたかのように、普通にプロレスしてましたね。
別にそれでも全然良いんですけど、ちょっとこれからどうしていくのが良いのだろうか?と少し迷いがあるのではないかと思えてしまいました。
吏南選手も学校があって、東京近郊じゃないと試合に出られないのかな?
また大江戸隊に(たぶん後から)入ってきた琉悪夏選手のヒールっぷりがあまりに板についてて、吏南選手が目立ちにくくなってしまいました。
妃南選手が学業に専念するとのことで試合を休んでいるのに、吏南選手はそのまま試合をしているところを見ると、吏南選手はプロレスラーとしてもっともっと活躍したいと考えているのではないかと思います。
それに見るたびに子供っぽさがなくなってきたようにも思うのは、プロレスラーを一生仕事にしようという覚悟があるからのようにも思います。
可能性は無限大なので、こうでなくちゃいけないとか、凝り固まることなく、いろいろ試合で試して欲しいな〜と思いました。
ヒールだからヒールっぽいことばかりを今はする必要もないかと感じました。
なつぽい選手が自身のフィニッシャーを使ってくれるところまではまず行きたいですね。
レディの良さが出なかった
最後は第2試合のコグマ vs レディ・Cです。

この前の新日のドーム大会の第0試合で、レディ選手が大変躍動していたので、これは一皮どころか二皮も三皮も剥けて、この試合は面白くなるんじゃないかと期待していたのですが、そうでもなかったです。
でも、どちらかというと、レディ選手が全部を出しきれなかったというよりもコグマ選手が出させなかったという感じでしょうか。
なんとなくコグマ選手の意地悪なところが見えたような気がしました。
それはレディ選手の持ち味が全開になったら、天才と呼ばれるコグマ選手であっても食われてしまうんじゃないかという脅威を感じたからとも取れます。
だから、レディ選手はそんな自分の光を消しに来ることをを乗り越えて、前に出ないといけないわけです。
そろそろ桜井選手や月山選手と組んであげたら良いのに、と思います。どっちかからなら初勝利をあげても不思議じゃないですし。
あ、そうそう、この試合のレディ選手は一番最初がいつもと違ってましたね。
このところ、背の高さを利用して真上に手を上げて手四つを誘う入り方をしてましたが、今日はタックルから行きましたね。見事にコグマ選手に潰されてましたが。
これは凄く良いことだと思います。
プロレスは定番とマンネリを上手く整理して使いながらも、新しさや変化、工夫を入れていかないとつまらなくなってしまいます。
これまでと違うことにチャレンジしたのは、レディ選手が少しずつ引き出しを増やしているということでしょうから、本当に嬉しかったです。
そろそろ初勝利、良いんじゃないですか?
それではまた。
ありがとう!