元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
少し更新が遅くなってしまいました。
申し訳ございません。
今回は昨日に引き続きまして9月11日のスターダム『5★STAR GP 2022』の感想を書きます。
5★STAR GP 2022
今回は公式戦の感想を書いてまいります。
ウナギ完敗
まずはウナギ・サヤカ vs 世羅りさです。
もうちょっと競った試合になるかと予想していたのですが、一方的になってしまいました。
最初こそ、世羅選手の竹刀でぶっ叩くというウナギ選手らしい破天荒な攻撃を見せましたが、あっという間に攻守交代したと思ったら、そこからはほぼ一方的な展開で押し切られてしまいました。
「人としての意地でござる」というウナギ選手の新技が出て、これが腕を攻撃する技だったんでした。
そんな新技があるのなら、なぜ中野たむ戦で出さなかったんですかね?
白川未奈選手の足殺しに対抗して腕殺しに特化しようとか考えてたんじゃないでしょうか?
だとしたら、世羅選手に対してもそれをやれば良かったかと思うんですけど、世羅選手が全くさせてくれなかったんですかね。
それにしても、ここまでウナギ選手が見事に完敗してしまうとは思いませんでした。
現在の戦績がそのままウナギ選手の評価ということになるんでしょうけども、この内容では評価よりもさらに下に評価されても仕方がないような気がしました。
ちょっとウナギ選手、今大きな壁にぶち当たっているような感じですね。
SAKIの意地を見た
次はひめか vs SAKIです。
データに強い実況の元井美貴さんによりますと、この2人の過去の戦績は、2戦してひめか選手の2敗だそうです。
だけど、その元井さんのデータがイマイチ信用ならないんじゃないかということがこの大会で起こりました。
この試合ではSAKI選手がカウンターでみちのくドライバーⅡを決めたのですが、それをしっかり「パワースラム」と実況してしまいました。
言い間違いならば、すぐに訂正すれば良いんですけども、訂正なくそのままでした。
単に間違いに気づいてないだけかも知れませんが・・・。
こうなると1つ前の試合でウナギ選手の繰り出した「人としての意地でござる」も本当にそれであっているのかどうかも不安になってきました。
実はこの前感想を書いた壮麗亜美選手の試合の中で「雷の如く」が炸裂したのですが、この技の名前を元井さんは「かみなりのごとく」と呼んだんですね。
ボクはずっと「いかずちのごとく」だと思っていたのですが、データに強い元井さんが言うんだからそうなんだろうと、さすがに技名は間違えないだろう、と思っていたのですが、
読みは【カミナリ】ではなく、【イカズチ】です⚡️#STARDOM #GE https://t.co/45sSbaiCfw
— 壮麗 亜美 Ami Sohrei (@aaamintan) August 20, 2022
ボクが正解でした。
それで元井さんのデータの強さがちょっと信用できなくなってます。
さて、試合の話。
スペックではひめか選手のほうがSAKI選手よりも9センチ高いんですけども、リングに並ぶと2人にそれほどの差を感じませんでした。
それはSAKI選手がプロレスラーらしいガッチリした身体だからでしょう。
たしかひめか選手は背も大きいし、細いわけでもありません。
SAKI選手に比べるとやや華奢な気がしました。
なんて考えていると、SAKI選手がひめか選手相手に全く当たり負けしないんですね。
こうなるとひめか選手がアドバンテージを取るのは難しくなっていきます。
挙げ句、少々強引ではありましたがカワイルド・バスターまで決められてしまいました。
あれはいつだったか、DDM(ドンナ・デル・モンド)の動画で、獣神サンダー・ライガーさんだったかな?稽古をつけるというのがあって、ひめか選手だけが腕立て伏せがちゃんと出来なかったんですね。
それを観てから、体は大きくとも基礎体力はまだまだなんだなと思いました。
あれから2年ほど経ったかと思いますが、ひめか選手がパワーで圧倒するのは明らかな体格差がある時じゃないとダメなんじゃないかというのがずっと頭にありました。
それがSAKI選手相手に証明されてしまったように思えて、少々寂しく感じました。
それはひめか選手が2年経っても変わってないのかと感じたからです。
この分だとひめか選手がパワーで押し切られそうだな、と思ったらコーナーに上ったSAKI選手をランニング・パワーボムに切って取ってなんとか勝てました。
過去2敗だからバランスをとったのかな、という勝ち方に思えて、ひめか選手が勝ったけどなんだかスッキリしませんでした。
ゾンビ上谷
次は上谷沙弥 vs 鈴季すずです。
エグゼクティブ・プロデューサーのロッシー小川さんはこの2人の対決を天才対決と称したそうですが、一口に天才と称していたのですが、ボクは最初そうか?と思っていました。
上谷選手は体の使い方は天才的ですね。
自分の頭に思い描いたように体を動かせる人というのが身体能力の高い人だそうですが、上谷選手もまた難易度の高い技でもそんなに練習を重ねなくとも出来るということは、間違いなく身体能力が高いと言えますし、それは天賦の才能でしょう。
ゆえに天才と呼んでも差し支えありません。
かたやすず選手はと言いますと、プロレスの上手さに天賦の才能を発揮しているように思います。
体は大きくないし、身体能力が図抜けて高いわけでもないのに、どんな選手と当たっても全く見劣りしないのは試合運びや受けっぷり、立ち振舞の素晴らしさから来るものだと思います。
ただ、プロレスのリングにおいて天才と呼ぶに相応しいのは、すず選手のほうじゃないかと思っていました。
ところがこのところ上谷選手の新たな才能が花開いたように思えます。
それは無類のタフネスさです。
このところの上谷選手は、試合の中でなかなかエゲツない決まり方をした技を貰っても、そのあと普通に試合を続けています。
この試合でもそうでした。
自身が繰り出したエプロンでの場外へのフランケンシュタイナーはすっぽ抜けてしまい頭から真っ逆さまで場外マットに突き刺さり、そのあとさらにすず選手からエプロンから場外へのジャーマンまで貰ってしまいました。
その後も見るからに厳しいエルボーを何発も貰っているのに、決定的なダメージは受けていない風でした。
このタフネスぶりもまたプロレスの才能でしょう。
プロレスラーは何を喰らっても耐えきる強靭さが特徴ですから、まさにこの部分でも上谷選手は天才なのかも知れないと思わせました。
これは努力によって身につけた受け身の技術かも知れませんけどね。
わずかキャリア3年の2人がこれほど高度な攻防を見せてくれているわけですから、やっぱり小川さんの言う通り天才対決だったのです。
最後はかつてマンガ『1・2の三四郎2』の中でオコノミマンが見せた連続ジャーマンでした。
通常のジャーマンでもなかなか強烈なのに、連続ジャーマンというさらにバージョンアップの技があったのか、と驚きました。
さすがのタフな上谷選手もあんなジャーマンを喰らってはどうにもならないという説得力でした。
しかし、今後もこのタフさは向上していくことになるでしょう。
そうなると、いずれ「ゾンビ上谷」と呼ばれる日が来るかも知れません。
こりゃ最年少優勝あるぞ
次はAZM vs 林下詩美です。
AZM選手、見事な勝利でしたね。
スピード vs パワーのわかりやすい構図でありましたが、AZM選手が詩美選手のパワーを出させない攻めっぷりで完封勝ちといったところでしょうか。
上から飛んでくると詩美選手はキャッチしてしまいますが、上から飛ばなければあまり攻撃を止められることはないようで、ポンポンポ〜ンとAZM選手の技が決まっていました。
そうなると、どこかでAZM選手の動きを止めてスピードを発揮できないようにしないとさすがの詩美選手でも勝ち目がないんですが、最後までスピードを発揮されてしまいまして、負けてしまいました。
最後もカナディアン・デストロイヤーからのあずみ寿司でして、こうなると返せません。
詩美選手はQQ(クイーンズ・クエスト)のリーダーですから、AZM選手が勝つにしても逆転勝ちということになるだろうと思っていたのですが、普通に勝ってしまいました。
やっぱりQQのリーダーはAZM選手のほうが良かったんじゃないかな〜という気がしました。
横綱はジュリア
次は岩谷麻優 vs ジュリアです。
もっとドローが量産されると思っていた『5★』ですが、ここに来てついにドロー決着。
きっとここから星取の調整が入るますので、急にドローが増えるんじゃないかと思います。
とはいえ、この試合がドローありきの内容だったかというと、全くそんなことはなく、むしろ最初からフルスロットルでやり合いました。
岩谷選手は最近はそうでもないんですが、やっぱり生え抜き特有の雑な試合をしがちなところが時々見受けられたのですが、今日はジュリア選手に引っ張られたのか、どの技も丁寧に繰り出していたように感じられました。
さらには打撃も、これもジュリア選手に引っ張られるように的確かつ重くヒットしていたように思います。
ボクには終始ジュリア選手が試合をリードして、岩谷選手のポテンシャルを発揮させて、試合を構築しているように感じました。
これぞまさにエース。
格付は最高位の横綱と呼んでもいいと思います。
最後の最後もジュリア選手のグロリアス・ドライバーが決まったところで終わりました。
これはジャイアント馬場さんがかつて時間切れの場面で最後に技をかけたほうが強く見えるとおっしゃっていたそうですが、それをジュリア選手がしっかり実行したんだと思います。
スターダムを牽引しているのはジュリア選手だな〜というのがハッキリと分かってしまう試合だったように思いました。
ただ、決着はつけてほしかったですがね。
それではまた。
ありがとう!