元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回も昨日に引き続きまして『5★STAR GP 2021 新宿大会』の感想を書きます。
元気ですか〜?!どうも、ろけねおです。今回はスターダムの9月11日の『5★STAR GP』の感想を書きます。後ろに「1」とついているのは、今回は前半の4試合について書くということです。全8試合分は長くなり過ぎそうな[…]
今回は後半の4試合です。
5★STAR GP 2021
後半は『5★STAR GP』の公式戦です。
この公式戦の4試合は実にバラエティに富んでおりまして、ライブ観戦していた方がちょっと羨ましくなりました。
何よりひめか選手が、ボクが優勝予想に推した渡辺桃選手に勝っちゃったのが、嬉しい出来事でした。
腕 vs 足で腕使いのひめか激勝
まずはメインのひめか vs 渡辺桃です。

ひめか選手が好きなんですが、途中までこりゃ桃選手の勝ちだろうな〜なんて思いながら観てました。
昨年、負けてたとか覚えてなかったものですから、余計に桃選手が勝っちゃいそうだなぁと思ってました。
ひめか選手が腕での攻撃が多くて、桃選手が足での攻撃が多いという「腕 vs 足」の様相を呈した試合だったんでした。
普通に考えるとよく足は腕の3倍の力があると言いますし、いくらひめか選手が大きいからと言って桃選手のゴツい足から繰り出されるキックと真正面からぶつかったら、ダメなんじゃないかと思っちゃいました。
ところが、ハイキックをラリアットで撃墜すると、桃選手があからさまに痛がるんですね。
そして、ひめか選手は何食わぬ顔でそのまま次の攻撃に移りました。
腕が足に勝った、と驚きました。
そんなに鍛え込まれた感のないひめか選手の腕ですが、生物として強いんだな〜と思いました。ますます好きになりました。
そうそう「ラリアット」と書きましたが、ひめか選手のは「アックスボンバー」かも知れません。足の運びがそう思う理由です。
さて、桃選手が勝っちゃうんだろうな〜と思わせるほど、桃選手のキックが冴え渡っていまして、ほぼほぼ腿ペチなしのドスンドスンという音を響かせて、ひめか選手の背中や胸を撃ち抜いておりました。
あれだけ蹴っ飛ばせば、負けてもストレスは溜まってないだろうなって気がしました。
ひめか選手のパワーボムを上から蒼魔刀で潰してからの、チキンウイング・スリーパーホールド(桃選手のはフェイスロックになっていないのでこちらのほうが正確かと)で終わったな、と思いましたが、自ら解いてテキーラ・サンライズに行きました。
ここでボクは、これはひめか選手の勝ち、あるな〜となりました。
終盤に来て、せっかく極まってる技を解除してまで繰り出す技となると、フィニッシャーしかない場面です。
そこで凖フィニッシャーのテキーラ・サンライズを選択したところに、ひめか選手の勝ちを見ました。出すなら、名前のない(もうあったらごめんなさい)新技やられたらひめか選手の負けでした。
で、結局は絶望のランニング・パワーボムでした。
今、お客さんは声出しちゃいかんことになってますでしょ?それでもつい出ちゃう時があります。
例えば朱里選手のキックなんかがバコ〜ンと炸裂しますと「おお」なんて声が、お客さんから漏れるのです。
そうなると、ワールドで観てるボクは朱里選手のキックはただ事じゃないんだな、と声を出さないように気をつけてても出ちゃうほど凄いんだなと、思っちゃいます。
この試合のひめか選手のランニング・パワーボムも、絶望の声がお客さんから出てました。
「ああああああ」というね。もうあかん、という。
フィニッシャーにおいて、これほどの説得力を持つ技もそうそうないと思わせる一撃でした。
相手を絶望させるんですから、もう、ひめか選手には優勝しかありません。
女子プロナンバーワンの逆水平
次はセミファイナルの、「会見で「X」の名前を暴露してしまった」上谷沙弥 vs 「暴露されてしまった」彩羽匠です。

因縁の対決は、上谷選手の全身全霊の「すみませんでした!」からスタート。
そこから女子ではあんまり見た記憶のない手四つからのブリッジという流れになりました。
このときブリッジをしたのは上谷選手なんですが、いかにも実が詰まってて重そうな彩羽選手が上に乗っかってもびくともしませんでした。
申し訳ありませんが、上に乗っかられたらグシャッと潰れるだろうな〜と思っていたので、ビックリしました。
こういうのは地味な練習の積み重ねによるところだと思います。地味な練習もちゃんとしていたんだなと嬉しくなりました。
※こんな感想を抱いたのは、ボクが上谷選手を舐めていたということなんです。ごめんなさい。
この試合は結局両者リングアウトということで、決着戦はもうちょっと先にしましょうということなんでしょう。
上谷選手の成長スピードが異常なので、次に闘ったら彩羽選手が負けてもそんなに不思議に思わないんじゃなかろうかと思わせました。
上谷選手のニールキックは、だんだん良くなってきたと思いますが、彩羽選手の素晴らしいのを間近で見てると思いますので、きっともっと良いニールキックになると思います。
現時点では彩羽選手のニールキックのほうがだいぶ上ですけどね。
さて、この試合のハイライトは彩羽選手の逆水平チョップです。
女子はおっぱいがあるからでしょうか、あんまり試合で逆水平チョップを使う選手はいないように思うんですが、ちょうど上谷選手のコスチュームはここにチョップを打ってくださいというようなスペースがありますし、打ち込まれて赤くなったら映えるだろうな〜という色白でいらっしゃいます。
そこに大きく振りかぶって彩羽選手が逆水平チョップを打つんですね。
彩羽選手の打撃というのは、腿ペチキックで代表されるように蹴りが多いイメージで腕を使った打撃はあんまり得意ではないのかな?と思ったらなんのなんの、メチャクチャ良い逆水平チョップを打つじゃあ〜リませんか。
NOAHの丸藤正道選手を思い出しました。
一発で会場がどよめき、試合に没入させる効果があったと思います。
こんな凄いのを見ると、早く飯田沙耶選手が復帰してもらって、彩羽選手とチョップを打ち合って欲しいな〜って思いました。
会見で1本取られて、試合で1本取り切れずに終わるっていう。このままじゃいけないのでね、もう一回やろうよ
スターダム公式サイト
バックステージで彩羽選手はこのように語っていまして、実は彩羽選手的には現時点で上谷選手との対戦成績は1敗1分けだったんですね。
続きが楽しみです。
バーブ佐々木が下手くそ
続きましてはフキゲンです★ vs 岩谷麻優です。

岩谷選手は初の反則負けだそうで、ライブで観戦した人は歴史的瞬間を目の当たりにしたことになりますね。
これは何が起こったかという、フキゲン選手がイス攻撃をしたらそれを岩谷選手がかわし、かわされたイスはトップロープを叩き跳ね返ってフキゲン選手に炸裂します。
不意にイス攻撃を食らった形になったフキゲン選手は、岩谷選手にイスを渡してそのまま気絶したんです。
で、その時に岩谷選手が椅子を手にしてまして、そこで都合よく意識を取り戻したレフェリーのバーブ佐々木さんが、岩谷選手がフキゲン選手をイスでぶん殴って気絶させたと勘違いして、岩谷選手の反則を取って試合終了となったんです。
トリッキーな試合でした。
これ、レフェリーの力量が試される試合だったのですが、残念だったのがフキゲン選手と岩谷選手のやり取りの一部始終を普通に見られる位置にバーブさんがいたところですね。
せっかく2人がイスの取り合いで揉めているところを止めに入ってふっ飛ばされたのに、リング下に落ちなかったんですよね。エプロン止まり。
ナンボ何でもあそこでレフェリーが見てないは通用しません。気を失うほど激しく吹き飛ばされたならエプロンに留まるはずありません。
フキゲン選手が倒れるのを必死に見ないようにしていたのが見えて、ホント残念でした。レスラー側は完璧にやり遂げたんですがね。
スターダムに出てくるレフェリーではバーブさんは好きだったので実に残念でした。
AZMに勝ちに行ってない
最後は林下詩美 vs AZMのクイーンズ・クエスト同門対決です。

AZM選手は良く言えばいつも通りの試合をしていたと思うんですが、いつも通りのことやって勝てるほど詩美選手は甘くないんです。
何しろ、赤いベルトのチャンピオンですから。
階級分けはなされてませんが、分けるとするなら、AZM選手はジュニアで、詩美選手はヘビーでしょう。
ならば、ここで一発詩美選手を食うのなら、何らかの工夫が欲しかったです。
それでなくても普段は同じユニットですから、AZM選手の手の内はおそらく分かっているでしょうし。
コーナーへの串刺し攻撃のとき、大してダメージを与えてないうちから距離とって走り込んだら逆に吹き飛ばされたり、ブレーンバスターを普通に狙って普通に逆に投げられたり。
これではAZM選手が勝ちに行ってないとしか思えませんでした。
点数を献上して詩美選手に優勝してもらおうということなんですかね?
こんなことだと、同門対決への期待感が薄まります。
こういうところに、最近のクイーンズ・クエストの存在感のなさを感じてしまいました。
AZM選手ならもっとトリッキーなこと、プロレス頭全開の攻撃が出来たはずです。消化試合にするにはもったいないカードでした。
それにしても、最後の詩美選手が繰り出したアルゼンチン・バックブリーカーからのジャーマンはインパクトありましたね。
今後も使って欲しいです。
それではまた。
ありがとう!