元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
横浜文体改装ですか。行ったことはないのですが、伝説の8.8藤波辰巳 vs アントニオ猪木の60分フルタイムドローがあったことで有名です。
個人的には棚橋弘至 vs 柴田勝頼がパッと思い出されます。改装前に一度くらい行っておけばよかったな〜と少しだけ後悔しております。
それでは振り返ってまいります。
矢野通 vs タイチ
この試合はとにかくあべみほさんがかわいかったです。
最初観たときは、中途半端な美人(ごめんなさい)だな〜と思っていたのですが、今ではすっかり彼女の登場を楽しみにするようになってしまっていました。特にこの試合では光り輝いてました。
一向に戦おうとしないタイチ選手に業を煮やして控室に帰ろうとした矢野選手を、花道で襲った金丸義信選手。
襲わなければタイチ選手のリングアウト勝ちだったんですが、試合をお客様に提供するためのナイスアシスト、いやタイチ選手的には余計なことだったでしょうか。
そしてそのままタイチ選手が昨日に引き続いて、エプロンで簀巻きにしてしまいます。
リングアウト負け寸前でリングに戻りますが、このとき、このエプロンを回収していたのはあべみほさんでした。その姿がかわいかったです。
なんだかんだで、今度は矢野選手が金丸選手とタイチ選手を2人まとめてエプロン簀巻きにしてしまいます。
動けなくなったタイチ選手はリングアウト負けしてしまいました。
このとき、このエプロンを解こうとしていたのがあべみほさんでした。その姿もまたかわいかったです。
甲斐甲斐しくて男性の世話を焼き、エプロンの似合う女性です。惹かれない男はいません。
負け越しが決定してしまったタイチ選手は荒れて、全然関係ないカメラマンに八つ当たりしますが、そのカメラマンにちゃんと謝りに行っていたあべみほさん。これで僕はノックアウトされました。サイン会あったら行きます。
最後まで金丸選手がキーマンとなって展開した名人同士の名勝負でした。
ジェフ・コブ vs 内藤哲也
タイチ選手が相撲好きであることはSNSを見ているとわかりますので、言葉の中に相撲関連の言葉や表現が入っていることは普通のことなんですが、内藤選手はなんで相撲いじりをコブ選手に対してやっていたんでしょうか。
太っている(ホントは太ってないけど)とか、髪の毛が長くて髷が結えそうとか、そういうことでしょうか。こういうセンスが僕には理解できないので、どうしても内藤選手が好きにはなれません。
この日も挑発にツバ吐きを使ってましたけど、そろそろ内藤選手のツバに本気で怒った選手が、内藤選手を試合そっちのけで、ボコボコにしたら良いのにって思うほど、僕はこの行為が大嫌いです。
ま、本気で怒るような選手にはきっとやらないんでしょうけどね。
とはいえ、この日の内藤選手はイマイチパッとしないコブ選手の良いところを引き出してやろうとしていたようにも見えまして、良かったです。
必要以上に挑発を繰り返したのは、もっとポンポンオレを投げたら良いじゃないか、というメッセージだったのでしょう。
期待に応えたコブ選手はいつもより高速かつ豪快に内藤選手を投げます。
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— njpwworld (@njpwworld) August 8, 2019
投げっぱなしのF5?バーディクト?が爆発しました。こんなことやれるならもっと早くやれば良いのに。
ここまでのコブ選手の試合の中ではかなり輝いていたんじゃないでしょうか。受けの達人である内藤選手との試合ならではでした。
ただ、コブ選手も内藤選手に煽られて、こういう攻撃をするのではなく、自分でこう言う試合ができるようになるともっと良いんですけどね。ガンバレ!
後藤洋央紀 vs ジョン・モクスリー
解説の獣神サンダーライガーさんがやたらと後藤選手のことを「強い、強い」と言います。そのたびに弱々しく見えるからわざわざ強いを連呼しているように思えて、ライガーさんの言葉は逆効果でした。
きっと後藤選手がしっかり練習している姿を解説の方々は見ているんでしょうね。こんなに頑張っているのに、結果が出ないのは不憫だと思ってか、後藤選手には厳しかったライガーさんまで養護するようになってしまいました。
逆にこりゃもうダメなんだな、と思わせました。
かたやモクスリー選手はこの試合も実に素晴らしかったです。後藤選手のタイミングが合わずに難しそうではあったのですが、ちゃんと後藤選手が何をしてくる選手であるかが頭に入っていて、それにきちんと対応していました。
ダブルアーム・スープレックスからのアームロックからの腕ひしぎ十字固めというUWFチックな流れの攻めを見せました。
きっとモクスリー選手の中では後藤選手がこういうことにキチンと対応できて、こういう戦いをするほうが美味しくなる選手だと判断して繰り出したんでしょう。
これに応えて、あまり見せないグラウンド技術を披露してほしかったのですが、乗らずに、いつもの真正面からのぶつかり合いに持ち込んでしまいました。
もったいない。
こんなことも出来ますよと、柴田勝頼さんところではダイエットだけでなくグラウンドもしっかりやってきたんです、と思わせるチャンスでしたが、またもや逸してしまいました。
最後は随分あっさりとGTR。牛殺しを着地されたのでGTRに切って取ったわけですが、それをフィニッシュにしてしまうと、ますます牛殺し式GTRの価値がなくなるような気がしますぞ。
せっかくモクスリーという名人との対戦で、ここまで不発っぷりを払拭できるチャンスを自ら潰してしまいました。
ついに反則なしでモクスリー選手から3カウントを取ったのに、あんまり活きない内容で、後藤選手の問題は身体でも技でもなく、やっぱり「頭」であることがハッキリしました。
ただガムシャラに前へ前へ出るのは、確かに後藤選手の魅力でもあるのですが、試合わ面白くするのが相手任せになりがちです。
それならトーア・ヘナーレ選手と変わりません。
もっと頭を使って試合をしないと相手が良くても面白い試合にはなりません。
ジュース・ロビンソン vs ジェイ・ホワイト
ライバル対決です。個人的にはここにデビッド・フィンレー選手が混じっているともっと嬉しいんですが・・・。フィンレーさん、何してるんだろ?
序盤は2人ともあの手この手で、自分のペースで試合を作っていこうとしますが、時間が経つにつれてジェイ選手の上手さがじわじわと染みだして、中盤以降は完全にジェイ選手の試合でした。
これがUSヘビーまでの選手とIWGPヘビーまで行った人との差です。
とはいえ、そんなに大きな差があるわけではなく、ジュース選手も確実にレベルアップしてます。
この抱え込み式逆エビ固めをチョイスするところなんてイカしてます。この技を、誰が相手でもフィニッシュ出来るところまで昇華したら、IWGPも見えてくるでしょう。
ジェイ選手にはジュース選手にはない緻密な攻撃をします。膝への一点集中攻撃は、ベタではありますが王道、チャンピオンの闘い方です。
これを序盤から仕掛けることにより、終盤になってジュース選手の技の畳み掛けが出来ない流れが作れます。つまり、いつでもジェイ選手が逆転できますから、ギリギリまでジュース選手の攻撃を受けることが出来ます。
ただ、またしても外道さんの介入からの急所打ち、そしてレフェリー失神という流れは、さすがに芸がなさ過ぎるように思えました。
レフェリーが一定時間機能しなくなるのが、頻繁にあるのは、熱くなった試合を素早く冷ましてしまう効果があるので、1シリーズに1回か2回くらいにとどめるのが良いでしょう。
ジュース選手はパルプ・フリクションをイスの上にスカしてされてしまいます。
ジュース選手のフィニッシャーであるパルプ・フリクションですが、これがジュース選手の格上げ阻んでいると考えてます。決まってもあまり説得力がありませんし、デカいジュース選手の体も活かしていません。
このシーンを観て、やっぱりパルプ・フリクションを手放したほうが良いと確信しました。
で、パルプ・フリクションが決まらないと万事休す。イスで滅多打ちにされてのJTO。
JTOは、かけた相手によって名前が変わるという斬新な技ですが、久しぶりに披露されました。そうそうこんな技あったなぁ、と忘れた頃に持ってくるセンスに感心し、序盤からの足殺しという伏線回収にもなるよく出来たフィニッシュでした。
もうジュース選手はタップするしかありません。
しかも試合後にはブレードランナーまで発射します。完璧なるヒールの立ち振る舞いにスタンディング・オベーションしました。お見事というしかありません。
またしても、この試合により2人の差は少し広がってしまったかもしれませんが、ジュース選手は次のモクスリー戦で、一皮剥けて欲しいです。
石井智宏 vs 鷹木信悟
四天王プロレスの流れを組む試合かと思って観ていたのですが、いや、これはさらに源流の天龍革命時代の天龍源一郎スタイルの発展形でしたね。
受け身の取れなさそうな頭から落とす技を使って、レスラーの屈強さをアピールするのではなく、もっと原始的などつき合いで表現するスタイルは、前田日明さんが危機感を持ったという天龍源一郎さんの闘いっぷりの流れでしょう。
それを決してプロレスラーとしては大きくはない2人が受け継いで、進化させているのに、今更ながら驚きます。
大きい人がどつき合うのは、理屈抜きでど迫力ですが、一般人サイズの人間がこれほどの迫力を産み出すには、一体どれほどの研鑽を積めば到達するのだろう、と気が遠くなります。
それに加えてスピードも速い。特に鷹木選手の瞬発力はサイボーグ009の加速装置や、仮面ライダーカブトのクロックアップが頭に浮かびます。
2人が共に代名詞にしているラリアットの打ち合いにしても、どの一発もフィニッシュになってもおかしくない一撃でした。
2人の頭には「つなぎ技」という概念はなく、最初から最後までフィニッシュ狙いなのか?と思わせます。
普通の人なら3、4回死んでます。
なぜか観てるだけの僕も歯を食いしばって痛みに耐えて前に出る気持ちになってました。観終わって、どっと疲れました。
これぞ痛みの伝わるプロレス、天龍イズムでしょう。大爆発です。
ラリアット打ち合いに打ち勝ってからのラスト・オブ・ザ・ドラゴンでフィニッシュ。無差別級を名乗る鷹木選手が無差別級のベルトに挑戦するのは自然な流れです。石井選手は連敗を許しますかね?
石井選手は、石井選手のブログによく出てくる『なかがわにし鍼灸接骨院』に行ってメンテして、
明日の武道館には何事もなかったかのようにリングに上がるんでしょうね。
いつも腕が痺れてるような様子が見えたり、首を押さえてうずくまったりしてて、テーピングでもしたほうが良いんじゃないの?と思わせますが、相当あの接骨院は腕が良いんでしょうね。
翌日にはピンピンしてます。
鷹木選手にも教えてあげて、もっともっと2人の試合を魅せて下さい。お腹いっぱいなのに、オカワリしたくなる試合でした。
それではまた。
ありがとう!