元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回は大阪大会2日目の感想を書いてまいります。
昨日、晩御飯を食べながら妻とデビッド・フィンレー選手の優勝の可能性について語り合っておりました。
今のところ、2敗でフィンレー選手と鷹木信悟選手とウィル・オスプレイ選手と高橋裕二郎選手が並んでいます。
※YOSHI-HASHI選手はいっぱいですが残り3つもあるのでなんとも言いがたいのでひとまず省きます。
このブロックで優勝決定戦に進出しそうなのは、元IWGP世界ヘビー級チャンピオンの鷹木選手とIWGP USヘビー級チャンピオンのオスプレイ選手に注目すると、残りの2試合を全部勝ったすると8点です。
フィンレー選手が残り全部勝つと10点ですから文句無しで優勝決定戦に進めます。
ところがフィンレー選手が次に勝って8点になった時点で、鷹木選手とオスプレイ選手が残り全部勝ってもフィンレー選手に直接対決で負けてますから、優勝決定戦進出はなくなるわけです。
つまり8月10日のデビッド・フィンレー vs エル・ファンタズモでフィンレー選手が勝ってしまうと、鷹木選手とオスプレイ選手の優勝決定戦進出の芽がなくなってしまい、8月13日、8月16日は消化試合になってしまうんですね。
こんなことはありえないわけです。
さらに8月9日に高橋裕二郎選手がYOSHI-HASHI選手に勝つと、フィンレー選手が優勝決定戦に進出しようと思ったら、裕二郎選手に直接対決で負けていますので、残り全部を勝たなければいけません。
鷹木選手とオスプレイ選手の試合を消化試合にすることも、残り全部勝つことも、かなりキツいわけで、事実上フィンレー選手の優勝決定戦進出はないな、という結論に達しました。
8月9日裕二郎選手が負けて、8月10日にフィンレー選手がもしも勝ったら、フィンレー選手の優勝決定戦進出がほぼ決定します。
ただし8月9日に裕二郎選手が負けると言うことはYOSHI-HASHI選手が勝つと言うことであり、今度は8月14日のYOSHI-HASHI vs フィンレーが優勝決定戦進出者決定戦になりかねません。
ともかく明日明後日がボクにとっては天王山です。
G1 CLIMAX 32
一昨日の矢野通 vs ランス・アーチャーで、散々な目にあった中島佑斗選手が元気に矢野選手に向かっていったのを見て安心しました。
それでは振り返ってまいります。
すぐ頭に血がのぼるキャラ
まずはアーロン・ヘナーレ vs ”キング・オブ・ダークネス”EVILです。
アクシデントとはいえ、レフェリーがレスラーをぶん殴るシーンってあんまり観ないので驚きましたね。
EVIL選手の手を振りほどいたらたまたまヘナーレ選手に当たったように見せかけて、完全に殴りに行ってましたし。
昔、ブレイクに応じないレスラーを審判部長の山本小鉄さんがそのレスラーの髪を掴んだり、蹴っ飛ばしたりというのはあったような気がしますが、それはあくまで元プロレスラーで引退後もしっかり体を鍛えているほぼほぼレスラーなレフェリーの山本さんだから成立したことだと思っていました。
それが猛々しいイメージなんて皆無のマーティー浅見さんがやってしまったところにインパクトがありました。
ただ、それはあくまでアクシデント(という設定)だったんですが、ヘナーレ選手は頭に血が上ってしまって、レフェリーに詰め寄ってしまい、あれよあれよとEVIL選手にやられてしまいました。
この試合を以てヘナーレ選手は冷静さをすぐ失ってしまうキャラとして固定されたのかな、と思いました。
手がつけられないほど暴れ倒すのならまだしも、相手の必殺技をしっかり貰ってしまってはただの弱点でしかありません。
ヘナーレ選手はこのキャラから脱しないとシングル戦線で活躍するのは難しいかも知れませんね。
棚橋選手に勝った時はもうちょっと活躍させてもらえるのかと思ったんですが、そこがピークだったみたいです。
ローラーが生き残る
次はトム・ローラー vs バッドラック・ファレです。
ローラー選手はもっと負けているイメージだったのですが、まだ2敗ということで、完全に望みが絶たれたわけではないんですね。
今回も後ろからおんぶしてもらう体勢になってのスリーパーホールドを多用していましたが、あんまり有効じゃないように見えるのに、なぜこれにこだわるのかよくわかりませんでしたね。
せっかくレガースを履いてきたのだから、もっと蹴っ飛ばしても良かったし、足関節をもっと狙いに行っても良かったと思うんですが、グズグズな攻めでなんとなく勝っちゃいましたね。
ローラー選手は期待以下の試合ばかりで残念です。
キャラ的に、たぶんデカい選手をキックとサブミッションで追い込むところを期待されていると思うんですけど、本人がそれをあんまり理解してないっぽいですね。
かたやファレ選手も久しぶりのG1だったのですが、脱落確定しました。
それよりも大したインパクトが残せてないことがキツいですかね。
勝敗も当然大事なのですが、モンスターブロックと言われるAブロックでは何よりデカいからこそのインパクト重視だと思うんですが、それが見せられてないのは残念です。
ジョナ選手、ジェフ・コブ選手、ランス・アーチャー選手と比べるとかなり劣って見えるのはもったいないです。
最後のジョナ戦でインパクトをだせるでしょうか。
新しいBULLET CLUB同門対決
次はジュース・ロビンソン vs エル・ファンタズモです。
またどっちが寝るんだというやり取りがあるのかな?なんて思っていたのですが、はじまったのは昔、大阪プロレスで観たえべっさん vs くいしんぼう仮面のような無気力なプロレスでしたね。
もちろん、この調子で最後まで行くとは思わなかったのですが、こういうことも出来るヒールユニットって良いな、と思いまして、出来るだけ長くこの感じをキープしてもらいたかったです。
ところが中盤から終盤にかけては急にバイオレンス色が強まりまして、ジュース選手に至っては流血までする激しさでした。
なんと最後はファンタズモ選手の反則負け。
そこに至るまでにファンタズモ選手の身体能力高さやテクニックを存分に観られたので、そんなにガッカリはしませんでした。
この2人の間に優劣をつけるのは難しかったということなんでしょうね。
2人ともそこそこ日本語が行けることがわかりまして、どちらがメインで勝ってもマイクが楽しみになりました。
オーエンズが真っ向勝負で勝つ
次は石井智宏 vs チェーズ・オーエンズです。
う〜ん、石井選手負けますか。
どちらも負けると4敗で負け越し確定なわけですけども、その場合あんまり価値が下がらないのはオーエンズ選手のほうかなと思っていたのですが、結果は石井選手が負けてしまいました。
オーエンズ選手は、今後もうちょっと上のほうでの闘いが観られるのかな?と期待しちゃいます。
勝つとしても最後の最後に切り替えして、どっちが勝者なんだかわからない感じで終わるのかと思っていたのですが、しっかりパッケージドライバーですから、オーエンズ選手の評価がじわりじわりと上がっている感じがしました。
考えてみれば、石井選手は誰に負けても価値の下がらない稀な選手です。
そしてオーエンズ選手の勝ちだけが上がったように思います。
この内容でこの決着がベストだったんです。
デカくて動けりゃそりゃ強いわ
最後はオカダ・カズチカ vs ジョナです。
ボクがライブ観戦した時にもこの試合の前哨戦があったんですけども、オカダ選手がやられっぱなしで全然勝てそうな気がしませんでしたから、この結果にもそんなに驚きはなかったです。
あれはジャイアント馬場さんの教えでジャンボ鶴田さんが語ったことだったと思うんですが、試合が始まったら、まずリングの中央を奪い取ってドッシリ構えると、相手は自分の周りを回るしかなくなり、そうなると観てるお客さん的には、リングの中央の選手のほうが格上に見えるから、必ずリングの中央にまず行きなさい的な話があります。
それで言いますと、試合はじまってコーナーから動かないオカダ選手に対して、リングの中央をすぐに奪ったジョナ選手という立ち位置で、オカダ選手が挑戦者みたいな感じに見えましたね。
我らがレインメーカーが格下扱いになったわけです。
これは前哨戦ときも同じだったんですけど、ボクはこの立ち位置にオカダ選手がジョナ選手にビビってる感じに見えてしまい、ちょっとガッカリしてました。
これを観た瞬間に、オカダ選手は勝てないな、と思っちゃいました。
さらにオカダ選手は特に苦もなくボディスラムを決めちゃいました。
しかもあの腹では腕が回らない感じだったのに、ジャーマンでも投げてしまいました。
ジョナ選手のキャラからすると、そんなホイホイ投げられて良いわけないのです。
コブ選手みたいなわかりやすいパワーファイターならまだしも、オカダ選手はパワーファイターではありませんから。
ジャーマンまでやった時点で、これはオカダ選手負けるな、確信に変わりました。
結果、トーピードで圧殺刑に処されてしまったオカダ選手。
いくら超人でも、あんな技食らったら返せません。
トップローブに登って降ってくるまでのスピードは棚橋弘至選手よりも遥かに上でした。
メチャクチャ重いのに、あんなに素早く動けりゃ負けが混むほうが気持ち悪いです。
そりゃオカダ選手を倒せるほどの強さがあっても不思議じゃないです。
こうなるとジェイ・ホワイト選手なら、ジョナ選手にどう対応するのか観てみたい気持ちが強くなります。
優勝決定戦進出しても良いんじゃないかと思いました。
それではまた。
ありがとう!