元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回はIWGPジュニアヘビー級選手権試合の高橋ヒロム vs 石森太二の感想です。
野外での試合は、少しずつ夜になっていくのを試合の経過とともに感じられるところが良いです。
この試合が行われた時間帯がちょうど日没直前だったので、景色の変化がわかりやすくて特に良かったですね。
完璧な試合運び
この試合はとにかく石森選手が素晴らしかったです。左肩一点集中攻撃もさることながら、ヒロム選手のありとあらゆる攻撃パターンがちゃんと頭に入っていて、次々と切り替えしていくところが凄かったです。
もちろん、石森選手の身体能力の高さがなければ、切り返しのほとんどは実現しないわけですがね。
ボクはヒロム選手が防衛するんだろうな〜と思って観始めたのですが、序盤の攻防を見ただけで「あ、これは石森選手の勝ちだわ」と思えるくらいにヒロム選手が封じられてるように見えました。
終始ヒロム選手は追い込まれていたのです。
逆転しそうな雰囲気もなくそのまま普通に石森選手の勝利となりました。勝つべくして勝った、当たり前に勝った。そういう試合でした。
EVILのお手伝い不発
EVIL選手とのタイトルマッチのあと、肩の負傷でしばらく欠場していたヒロム選手ですが、このタイトルマッチの少し前から復帰して石森選手との前哨戦を闘っていました。
内藤哲也選手やEVIL選手も交えたダブル前哨戦のとき、EVIL選手は自分のタイトルマッチのことをそっちのけで、ヒロム選手の肩にイスをフルスイングしました。
本来なら大事な大事な二冠戦です。ヒロム選手なんか放ったらかして内藤哲也選手をボコりに行くのが筋です。
それなのにヒロム選手をホームランしてしまったのです。
この時点でヒロム選手の肩が相当悪かったのではないかと思いました。EVIL選手が派手にヒロム選手の肩に攻撃することで、これではヒロム選手が負けても仕方がないという空気感を作ろうとしたのでしょう。
本当は肩の負傷でまともに石森選手の相手ができなかったから負けたという展開を、EVIL選手が目論んでいたのかも知れません。
でも、石森選手の試合運びが上手すぎたので、肩の負傷がなくても、肩に大ダメージを受けた上で普通にヒロム選手が負けた試合に見えてしまいました。
ヒロム選手の戦いっぷりが弱々しくなかったので、負けてもヒロム選手が弱かったという印象はつかなかったのですが、せっかくEVIL選手がヒロム選手の負けをお手伝いしたのがあまり活かせなかったように思いました。
違うユニットに移っても、EVIL選手にとって、やっぱりヒロム選手は特別な存在なんだな〜と感じました。
あくまでボクの妄想ですが。
見事な新技畳み掛け
TIME BOMBが完璧に決まったように思いましたが
比較的あっさりとキックアウトされてしまいました。
TIME BOMBは絶対的なフィニッシャーだったのですが、TIME BOMBⅡが開発されてしまっては格下げも仕方がないのかも知れませんね。
TIME BOMBはつなぎ技になってしまい、ちょっと寂しかったです。
TIME BOMBⅡを決める以外にはヒロム選手を勝つすべはないというシチュエーションから、石森選手は新技をなんと2つ重ねてきました。
まずはTIME BOMBⅡを切り替えしてのリバース・ブラディクロスです。
サイファ・ウタキ→リバース・ブラディクロス→正調ブラディクロスという具合に、今後はコードブレイカー系の技を3連発して勝つというパターンが確立するかも知れません。
ともかく新技が出てくるのってワクワクします。
新技が決まったので、そのままフォールに行くのかと思いきや、素早くYes Lockでさらに肩に攻撃をします。
このダメ押し感も良かったです。でも、さらに向こう側がありました。
ロープエスケイプ直前でクルッと一回転して、今度はYes Lockではない技、対ヒロム用に開発したのではないか、と思わせる新技、
Bone Lockというのだそうですが、飛び出しました。石森選手の鍛え抜かれた腕で絞られたらひとたまりもありません。
序盤からの試合運び、肩への一点集中、そして新技による畳み掛けと、ここまでやられたらヒロム選手も納得の負けなんじゃないでしょうか。
リバース・ブラディクロスにしろ、Bone Lockにしろ、今後の石森選手の試合の幅がぐっと広がる新技なんじゃないかと思います。これは石森選手の長期政権もあるのではないでしょうか。
さて、ヒロム選手の肩はかなり悪そうな気がします。もしかしたら、しばらくヒロム選手は欠場になってしまうかも知れませんね。
長期にわたる欠場があった後ですから、無理してでも試合に出たいかも知れませんが、無理はしないで欲しいです。
不安なく全力のヒロム選手が観たいですから。
それではまた。
ありがとう!