元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
なんとかメインのちょっと前からリアルタイムで観ることが出来ましたが、それも運命だったんですかね。
今回は浜松大会の感想を書きます。
G1 CLIMAX 32
ず〜っと前からボクはデビッド・フィンレー選手推しだったんですけども、なかなか活躍できませんでした。
中堅クラスで長らくくすぶっておりました。
ジュース・ロビンソン選手との「フィンジュース」というコンビでやっとタッグ戦線で花を咲かせたかと思ったら大ケガして、そのうちコロナになって、日本に来れなくなって、お父さんにうちの会社(WWE)で働いたらどうや?とか言われたりして、一時は新日のリングで輝くフィンレー選手を観ることが出来ないのかも、と諦めていた頃もありました。
それがついにG1に初出場。
初出場からいきなり活躍はきっとできないだろうな〜なんて思ってしまい、場合によっては全敗もあるかと覚悟していたところで、いきなり唯一勝てそうな気がしてた高橋裕二郎選手に負けてしまい、白星配給係決定か、と腹をくくっていました。
ところがところが、現時点で単独首位。
フィンレー推しなのに、ボクは全くフィンレー選手を信じていなかったのです。
バックステージでフィンレー選手は
6点獲得でトップに立っている!誰がこんなこと予想した?期待しとけって言っただろ!だが、誰も聞く耳を持ってくれない。これで俺に注目してくれるか?
引用:新日本プロレスリング公式サイト
ファンであるボクでさえもフィンレー選手に聞く耳を持っていなかったのです。
本当にごめんなさい。
本当に辛かったんだろうなと考えると、また泣けてくる次第です。
ということで、公式戦を振り返ってまいりますが、メイン以外はかなり適当になってしまいます。
ご了承下さい。
石井が3敗
まずは石井智宏 vs グレート-O-カーンです。
どちらも2敗同士で、3敗になれば優勝決定戦にはほぼ進出できないとなってしまうわけで、この両者のどちらかを早くも脱落させるのは、筋を書いてる人にとっては苦渋の決断だったんじゃないかと思います。
今回、ボクは予想してませんでしたけども、ここはきっと票が割れたんじゃないですかね?
結果-O-カーン選手が勝ってしまいました。
どっちが勝つほうが今後のリーグ戦の展開として面白くなるか?を考えた時、新日は-O-カーン選手のほうだ判断したんでしょう。
なぜそう判断したのでしょう?
石井選手は何勝何敗だろうが試合内容は変わりませんし。
石井選手はよく「結果・内容・インパクト」の3つを限界まで高めることを目指してリングに上がっておられるとおっしゃっていたと記憶しています。
だけどが「内容」と「インパクト」がいつも高過ぎて、観てるボクらが石井選手の試合に結果を求めなくなってるから、結果がついてこないのです、たぶん。
また、-O-カーン選手に比べると「負け」が軽いように思います。
極端なことを書けば、残り石井選手が全敗しても、次のシリーズでシングルのタイトルマッチが組まれても、そんなに違和感がないと思うんです。
この特殊なキャラが、なかなかIWGPに絡めなかったり、G1やニュージャパンカップで優勝出来なかったりする理由だ思います。
どれだけ負けようとも価値に傷がつかないから、どうしても勝ってもらわないと困る感がしないので、負けやすいのでしょう。
最初は予想が難しそうな気がしてましたが、こうして考えてみると-O-カーン選手が勝つのも当たり前な気がしてきました。
パンツの日
次は矢野通 vs トム・ローラーです。
この試合があった8月2日はパンツの日なんだそうです。
8月2日パンツの日とは、女性が本命の男性にパンツをプレゼントする日!彼氏やパートナーがきっと喜ぶメンズパンツを多数紹介し…
パンツ絡みのパフォーマンスでおなじみのローラー選手が負けるわけに行かない日だったのです。
矢野選手もタイツ重ね履きしてました。
さらにローラー選手はズラをかぶっていたり、入場コスチュームの下のタイツをさらに重ね履きしていたり、ファールカップを矢野選手の金的を防いだりしてました。
だから、なんだ?というような雑な仕掛けに思えました。
こういう機会なんだから、もっとレスリング勝負を見せてもらいたかったものです。
元NJPW STRONGの無差別級王者ですし、これ以上は負けられませんから、当然の結果でした。
似た者同士
次はタマ・トンガ vs SANADAです。
この試合を観てて気がついたんですが、この2人のアピールポイントは結構似てますね。
現在置かれている立場も似てるような気がします。
その実力は誰もが認めるところなのに、なかなかシングルのチャンピオンになれず、なってもすぐ獲られてしまうというところです。
そんなよく似た2人が突き抜けようと思ったら、この後のセミとかメインを食う闘いをしないと行けないんですが、そこまでのことはなかったです。
メインになってたら、セミになってたら、もっと良、スゴい試合をしたような気もします。
きっとこの感じがこの2人が突き抜けられないところのように思いました。
さすがにバランス取るよね
次は後藤洋央紀 vs KENTAです。
後藤選手が2勝で、KENTA選手が2敗なら、バランス取ってKENTA選手の勝ちだろうなと思ったら、そうなりました。
せっかくKENTA選手が「棒」ネタを用意してくれたんですが、大してそれを後藤選手が活かせなかったのも残念でした。
こういうところが後藤選手がIWGPを巻けない理由だと思います。
チャンピオンとあらば、どんなフリに対してもしっかりバンプがとれないと行けませんし。
後藤選手のお子さんが七夕の短冊にチャンピオンだったか、優勝だったかの願いを書いたという話がありますが、それなら会場に息子を連れてこないとイカンでしょう。
なんなら一緒に入場してきたら最高です。
ディーバみたいに。
子連れ狼みたいになれば、優勝出来たかもしれませんが、試合を見る限りでは、ここから全部負けちゃいそうです。
逆にKENTA選手はここからは2つは勝てそうな気がします。
これがG1、フィンレー大躍進!
最後はメインのデビッド・フィンレー vs ウィル・オスプレイです。
オスプレイ選手に勝ったら凄いな、完全に格が上がるな、と考えはしましたけども、もう鷹木信悟選手に勝ってるしな、それはいくらなんでも望み過ぎかな、とも考えてしまい、でも、鷹木戦と同じく丸め込みならば、ちょうどまだグランビーロール出してないし行けるかもな、と考えて試合を観てました。
元パートナーでヒールターンしたジュース選手にはしっかり勝てても、元IWGP世界ヘビー級チャンピオンの鷹木選手には丸め込みでしか勝てなかったわけだから、元IWGP世界ヘビー級チャンピオンで現IWGP USヘビー級チャンピオンであるオスプレイ選手に勝つのは相当難しいと考えても、不思議じゃないとは思います。
それでもファンですから、どんなにブサイクな形でもいいから、勝ってくれと祈りながら観てました。
それがエプロンでオスカッターが炸裂し、更に正調オスカッターが炸裂したら、もうヒドゥン・ブレイドかストーム・ブレイカーをもらう道しかないと思ってしまいました。
一回目のヒドゥン・ブレイドはなんとか回避したものの、Prima NoctaとACID DROPと連続でヒットしたのに、キックアウトされたときも、やっぱりもうヒドゥン・ブレイドかストーム・ブレイカーをもらう道しかないと思ってしまいました。
トラッシュ・パンダの体勢に入ったって、空中でクルッと回って逆にスタナーをもらったりするんじゃなかろうかと最後の最後まで不安でした。
そんな心配をよそに、トラッシュ・パンダはオスプレイ選手に炸裂し、完璧な3カウントを奪ったのです。
これがG1だ!
これぞG1だ!
思えばG1 CLIMAXが32年にも渡るヒット企画になったのは、当時誰も優勝候補に挙げなかった、闘魂三銃士でもっと地味でうだつのあがらない蝶野正洋さんが優勝したからです。
この感じがG1の原点。
きっと浜松アリーナに座布団があったら待っていたでしょう。
残すところあと2試合。
YOSHI-HASHI戦とエル・ファンタズモ戦です。
ここからは言っちゃあなんですが、大番狂わせになる相手はいません。
普通に勝てそうな気がするんですが、どうでしょう?
最大の山場を超えた今、今度はフィンレー選手の優勝決定戦進出を信じて応援します。
現状でも大躍進なんですけど、更なる躍進を期待します。
3試合連続で泣かされました。
ありがとう、フィンレー!
それではまた。
ありがとう!