元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
僕の中では矢野通 vs ジョン・モクスリーがメインでした。
あんな試合をG1でやって欲しくないとの意見も見かけましたが、こんなシングルマッチはG1じゃないと組まれないのです。僕は矢野選手が引退するまでG1には出て欲しいです。
それでは振り返ってまいりましょう。
ジェフ・コブ vs 鷹木信悟
シングルマッチでは初対決だとか言ってましたかね?これは何度も重ねることでもっともっと濃密な試合になる予感がした好勝負でした。
鷹木選手は良いんですけど、コブ選手がやっぱり流れとか技の出し方とかをもう少し考えて欲しいな〜と思いました。
とはいえ、小細工なしで真正面からぶつかり合うだけでも、楽しいわけですけど。
さて、鷹木選手。今年の『BEST OF THE SUPER JR.』に出ていたことを忘れてしまうというか、こんな人が『BEST OF THE SUPER JR.』に出てたらダメだろ、と思わせるほど、パワー負けするシーンがほとんどありませんでした。
身体の厚みが倍ほどある、明らかに重そうなコブ選手を見事に
メイド・イン・ジャパンでぶん投げました。メイド・イン・ジャパンを使うことによって試合展開に幅が出ました。
これでぶん投げることが出来たんだから、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンでも投げられるだろうという予感がし、なんとしても投げて欲しいという欲求になります。
試合は鷹木選手のラスト・オブ・ザ・ドラゴンがいつ決まるのかが焦点となり、鷹木選手が中心に試合が展開していきました。結果は鷹木選手が負けてしまいましたが、内容は鷹木選手の勝ちということです。
前にも書いた通り、コブ選手の試合は試合が進むにつれてインパクトが小さくなっていくことが問題です。
あの巨体がリープフロッグで相手を飛び越えてからのドロップキック、
とかその場飛びのムーンサルトプレスを出したところがピークなんですね。
終盤に投げ捨てジャーマンからの
ツアー・オブ・ジ・アイランドでフィニッシュしたが、ジャーマンのブリッジが低いし、大して速くもないのでインパクトがありません。
この辺の組み立てを改善しないとコブ選手を上のほうで使うというわけにはいかないと思います。
矢野通 vs ジョン・モクスリー
試合時間は5分8秒とかなり短くはあるんですが、内容は濃厚でした。結果も望んでいたとおりになりましたので満足です。
とにかくモクスリー選手の勉強熱心さに驚きます。
場外戦では矢野選手より先にテーピング攻撃を仕掛けたり、
コーナーマットチャンバラに呼応したり、矢野選手のトリッキーな攻撃にちゃんと乗っかっていました。こりゃどこの団体行ってもトップ取れるわ、と感動しました。
最後は海野翔太選手と共に武蔵を食らい、
2人3脚状態されて
リングアウト負けでした。
このリングアウト負けをするために海野選手を弟子にしたんじゃないかと思うくらいの見事さでした。
試合が決した後、リングに上ってこの表情。
モクスリー選手がどういう心理状態なのかひと目でわかる顔芸で締めくくりました。お見事!
プロレスラーにとって必要なものが全て網羅されていた、全レスラー必見の試合でした。これをすぐ近くで見れて、試合の一部に参加した海野選手の成長を期待せずにはいられません。
ジュース・ロビンソン vs 内藤哲也
内藤選手はきっとジュース選手のことがかなり好きなんだと思います。相手選手をおちょくるのは内藤選手の得意技ではあるのですが、いつになく楽しそうでした。
小バカにされてジュース選手がカッカしたところを内藤選手が倒してしまうのかと思っていたら、ジュース選手も逆に内藤選手のマネをして挑発します。
ジュース選手も楽しそうです。でも、今シリーズはシリアスモードなので、楽しくなり過ぎてはいけないとセーブしていたのが敗因になったように思います。
終盤は真っ向勝負でした。互いに大技を出し合う展開でしたが、内藤選手が次々とジュース選手の技を切り替えして、自分の大技を出していまして、まだこの2人の間には、結構な差があるんですね。
ただ、奥の手であるバレンティアを出させたのは、ジュース選手を認めているということなんじゃないでしょうか。
それにしても、内藤選手のツバを吐くのは止めてもらえないですかね。試合が決した後にもツバを吐きました。ヒール感を失わないための行為なのかも知れませんが、好勝負を台無しにする行為に思えます。
こういうことをしなくても試合を面白く出来る選手だし、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンはヒールユニットってわけでもないんですから、やめてもらいたいですね。
タイチ vs ジェイ・ホワイト
セコンドの試合が介入が、スパイスとしてこんな効いた試合もないんじゃないでしょうか。金丸義信選手はきっと面白くしてくれるという期待はありましたが、このところの外道さんはイマイチだったので、大丈夫かな?と心配になっていましたが、心配ご無用でした。
反則だらけの中で、技の攻防も観られて、とても濃厚な試合でした。ヒールユニットである鈴木軍のタイチ選手もジェイ・ホワイト選手を前にするとベビーと化していました。本当のヒールは新日ではBULLET CLUBだけです。
何よりショックだったのは、金丸選手のウイスキーミストからの
タイチ式ラストライドからの川田利明式抑え込みでジェイ選手に勝てなかったことです。黄金連携がキックアウトされたことにより、新たな連携を開発する時が来たということでしょうか。
それにしても、本当にジェイ選手は素晴らしいです。これだけの試合を見せられると、いつかセコンドの介入とか反則とか、そういうものがない真っ向勝負でもしっかり試合を組み立てるジェイ選手というのを観たくなります。おそらく問題なく出来るでしょうしね。やはり未来のエースは彼なんでしょう。
石井智宏 vs 後藤洋央紀
石井選手を持ってしても、この程度の試合になってしまうんですから、後藤選手はやっぱりもうダメなんですね。
多分石井選手が1番ガッカリしているんじゃないでしょうか。
前哨戦ではこんなことを語っていました。
後藤、この数カ月、相当迷ったらしいな、オイ。ロス道場行くのもいい。肉体改造するのもいい。だけどよ、レスラーはよ、リング上で、すべてさらけ出すのが一番なんだ。オメエの怒りを全部、リング上で出してみろよ。ああ? やってんのか、それを? 1試合1試合、完全燃焼してるか? 後藤、福岡ではよ、どっちかが立てなくなるまでやり合うぞ
この試合は完全燃焼と言えますか、後藤さん?持っているものを全部出し尽くしたと言えますか、後藤さん?
マイクも含めて、ガッカリしかありませんでした。お疲れさまでした。
それではまた。
ありがとう!