元気ですか〜?! どうも、ろけねおです。
直前でカード変更のあった8月16日の『SUMMER STRUGGLE 2021』での「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021」の感想を書いてまいります。
何より残念なのが、今回の「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021」の目玉である外道&ディック東郷が出場せずに、田口隆祐&マスター・ワトが不戦勝になっちゃったことですね。
ただいま、少しずつ皮を剥いている最中であるワト選手にとって、外道&東郷の旨味とコクを直接味わえないのは実に残念なことです。
こういうところにワト選手のグランドマスターへの道がかなり険しいことがよく出てます。
SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021
さて「SUPER Jr. TAG LEAGUE」いよいよ終盤ですね。
このリーグ戦は、どこのチームがチャンピオンチームの石森太二&エル・ファンタズモに挑戦するにふさわしいかを決めるリーグ戦です。
だから、どこが石森&ファンタズモに勝つのだろう、というのが見どころの一つだったわけですが、この日の試合までで、石森&ファンタズモは全勝の6点。
残すところ金丸義信&エル・デスペラード戦とロビー・イーグルス&タイガーマスク戦の2試合ということで、これはイーグルス&タイガーのアニマル・キングダム?が勝つといいな〜なんて思いながら観ておりました。
ロビー・イーグルス&タイガーマスク vs 石森太二&エル・ファンタズモ
この両チームは闘い方が対照的です。石森&ファンタズモは、何かに付けて2人がかりで攻撃し、最後が石森選手でもファンタズモ選手でも勝てるパターンがありますので、勝ちの幅が大変広いところが特徴です。
かたやアニマル・キングダムは、ここまでの全ての試合をイーグルス選手がフィニッシュを獲っていまして、タイガー選手のサポートに徹することで勝利の山を築いているところが特徴です。
なので、タイガー選手がローンバトルを強いられても、これはシングルチャンピオンのイーグルス選手を温存するアニマル・キングダムの勝ちパターンだ、これはチャンピオンチームに勝っちゃうな、と安心して観ておりました。
ところがどっこい、タイガー選手が色気を出しちゃって、石森選手を仕留めに行ったんです。
待て待て、今までそんな闘い方してないでしょ?お膳立てがタイガー選手のお仕事じゃないか、さ、早くイーグルス選手と変わってくれよ、と思っていたら、あっという間にチャンピオンチームが大逆転。
試合権利のないファンタズモ選手のサドンデスが炸裂。こうなると、石森選手は何をやっても勝てます。
ここで石森選手はしっかりボーン・ロック。石森選手のサブミッション最終奥義で極めるとすでに気を失っていたかのようなタイガー選手はギブアップの意思表示をすることなく、レフェリーが試合を止めました。
ちょっと色気を出した途端にここまでコテンコテンにされてしまうなんて。
これで優勝がほぼ石森&ファンタズモということになってしまいました。これで良いんでしょうか。
タイガー選手がサドンデスの餌食になったわけですから、ファンタズモ選手の靴の中に何か入っている問題を解決するのが、せめてタイガー選手であって欲しいと思う次第です。
ロッポンギ3K(SHO&YOH) vs 金丸義信&エル・デスペラード
そうですか、こう来ましたか。
ロッポンギ3Kがついに待望の解体がなされることになったわけですが、まさかSHO選手のほうがキレちゃうとは!
全く想像していなかったです。
今のYOH選手のように負けが込んでスランプに陥って、しばらくリングを離れるということが、かつての橋本真也さんや武藤敬司選手にもあったので、そういうパターンでまた休むんだろうな〜と思ってました。
つまりYOH選手から、もう一人でやっていきたいと、わがままを言って去っていくものだと想像していました。
そんでもってSHO選手がYOH選手の意向を尊重します、なんて言っての解体かと思ってました。
ところがどっこい、YOH選手の大ピンチにSHO選手がカットに入ってきたかと思ったら見殺しにしてしまいます。
デスペラード選手の大技連発でノックアウトのようなピンフォール勝ちでした。
それだけでもSHO選手にしてはなかなか思い切った意思表示をしたなぁと思ったら、さらにショックアローもまでぶっ放して完全に3Kを終わらせました。
真面目で実直な好青年というイメージのSHO選手でしたが、良い(悪い)顔してましたね。
リング上では
YOHさん、いや、YOH。オメー、もう終わりだろ? 引退しろや!
新日本プロレスリング公式サイト
こう吐き捨てて控室に帰っちゃいました。
その時、ボクはYOH選手のヒザはもしかしたら復帰するのはキツいレベルのケガだったのかも知れないと思ってしまいました。
きちんと3Kのケジメを付けるために戻ってきて、ケジメが付いたら辞めることを決意していたのかも知れないと思えてきました。
闘志が湧いてこなかったり、どうしたいのかわからなかったりは、もうプロレスをすることに限界が来ていたことを表していたのかも知れません。
さらにSHO選手はバックステージで
YOHさん、いやYOH。おめえにはもう利用価値はねえ
新日本プロレスリング公式サイト
こんなことを言います。
リング上に続き、つい「さん」付けで呼んでしまうところが好青年部分が残っていますが、SHO選手がプロレスラーとして次のステージに行くには、今のYOH選手が邪魔になっていることを話しただけです。
我々はすでにシングルプレイヤーとしてしっかりやっているSHO選手を知ってますから、YOH選手には申し訳ないけど、たしかに利用価値はもうありません。
この2人はずっと一緒にやってきたということは、言ってしまえばお互いを利用してここまで来たのです。
2人で行ける一番上まで来た、それだけのことです。
家が近ろうが、プロレスラーは個人商店なんです。周りはみんなライバルなんです。
解説の元井美貴さんはエラく狼狽えていましたが、むしろ今までが変だったのです。ヤングライオンでも海外でもずっと一緒なんておかしいんです。
ここまでは言わばヤングライオンの延長上でしかなかったのかも知れません。
ここからがそれぞれの本当の勝負になるのです。
実際、YOH選手は引退せずにそのままプロレスラーを続けるのならば、この2人のシングルマッチが黄金カードになるように育てて欲しいです。
熱くなるYOH選手を観てみたいです。
ところで、元井さんがSHO選手が出てくるとよく柔術の青帯であることを言いますが、それっているかな?といつも思います。
そういう資格って、段位をとって初めて履歴書にかけると思うんですが、柔術の青帯ってどの程度なんですかね?
やっぱり日本の柔道が伝わって柔術になったのですから、黒帯から履歴書にかけるレベルなんじゃないかと思うんですが、違うんですかね?
あんまり柔道経験者のプロレスラーが2級とか3級では公表しないでしょ?
それより、SHO選手はプロレスラーとしていま飛躍的に伸びようとしているわけですから、プロレスラーとしての実績を喋って欲しいです。
Uスタイルで闘ったり、現IWGP世界ヘビー級チャンピオンの鷹木信悟選手に勝ってるとか、ね。
ともかく、これは面白くなってまいりました。
残りの公式戦はどうなるんでしょうか?CHAOSからはどちらが出ていくのでしょうか?ワクワクします。
それではまた。 ありがとう!