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【NJPW】ランス・アーチャー フルスロットル:8.16 G1 CLIMAX 32 観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

今回は新日本プロレス『G1 CLIMAX 32』日本武道館大会の感想を書いてまいります。

G1 CLIMAX 32

それぞれのブロックの代表が決まりました。

一昨日、カンタンに優勝決定トーメント?進出者の予想をしましたが、

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Dブロック以外は当たりました。

ボクがほぼ当たるぐらいですから何の意外性もない実に実に順当な勝ち上がりなんでしょうね。

武道館、ガラ〜ンとして見えましたね。

発表では3,227人を動員したということでしたが、3年前の2019年の『G1 CLIMAX 29』ではところは同じ日本武道館で9,641人を動員していました。

まだ入場制限ってされてるんですかね?

ちょっとよく知らないんですが、それでも3分の1ほどの動員というのはやっぱり寂しいもんですね。

これはコロナだけのせいでしょうか。

同じ後楽園ホールで同じようなリーグ戦を開催しているスターダムでは8月11日の大会では1,528人動員していて、新日のG1の後楽園ホール大会2連戦よりも動員しています。

聖地後楽園ホールではスターダムのほうが動員しているということは、単にコロナのせいじゃないということです。

50周年というアニバーサリーイヤーなのに。

年間最大のイベントである『G1』でこの苦戦ぶりですから、また冬の時代が近づいているのかな、と思えてしまいます。

ボクとしては、少し前に触れましたけども、

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ここ数年の『G1』というイベントの意義を見失った結果なのではないかと思います。

そもそも第1回の優勝者は、全くのノーマークと言われていた蝶野正洋さんです。

当時闘魂三銃士というくくりではありましたが、蝶野さんだけは他の2人に比べるとかなり遅れを取っていたと思います。

まだ白いときでしたし。

誰も蝶野さんが優勝するなんて思ってなかったと思います。

それが優勝しちゃうんですよ。

しかも優勝候補の筆頭だったんじゃないかと思うんですが、長州力さんが全敗だったんですよ。

誰も優勝するとは考えてなかった蝶野さんが優勝して、優勝しそうだと多くの人が考えてた長州さんが1勝も出来なかったんです。

そのあと長州さんには引退説まで出ましたから。

つまり今年のG1で言えば、デビッド・フィンレー選手が優勝して、棚橋弘至選手が全敗するという感じです。

この「そんなアホな」と誰もが口を揃えるビッグサプライズが起きるのがG1なんですね。

ま、出場メンバーがかなり絞られていましたけどね。

そう考えると、今年は何が何でもタマ・トンガ選手かもしくはウィル・オスプレイ選手が優勝しないとマズいような気がします。

今まで優勝したことがある選手はひとまず除外したほうが、今後のためになるんじゃないかと思います。

どうせ人来ないんだし、思い切った冒険しても良いんじゃないでしょうか。

G1の優勝者はお正月のドームのメインに立つことになるので、そうなるとジェイ・ホワイト選手を相手にドームのメインを務めるのは誰かと考えると、タマ選手やオスプレイ選手では弱いと思われるでしょう。

はたまた外国人同士のメインで正月のドームのメインというのは、いかがなものか、となりますか?

それでもボクはオカダ選手や内藤哲也選手以外の選手が優勝しないと、来年さらに動員できなくなるんじゃないかと思います。

オカダ vs 内藤をドームのセミファイナルに持ってきたら良いじゃないですか。

50年と節目を迎えて、新たな50年へ向かって新しい新日の景色を見せてもらいたいです。

前置きが長くなりましたが振り返ってまいります。

ジュースのやろうとしてたこと

まずはウィル・オスプレイ vs ジュース・ロビンソンです。

オスプレイ選手は勝たないと優勝決定戦には出られないというシチュエーションで、ジュース選手が勝つと3勝3敗となって、どう処理されるのか考えるのも嫌になる大混戦となる、というシチュエーションです。

ボク的には大混戦のほうが良いな、と思っていたのですが、割と順当にオスプレイ選手が勝ってしまいました。

結果はさておき、ヒールターンして初めてジュース選手が良かったな〜と思える試合でしたね。

もしかしたら、こういうことをずっとやろうとしてたのかな、と思いました。

最高のジュース選手でした。

悪いこといっぱいやって、容赦のない攻めを見せて、最後はヒドい目に合わされると。

これでヒールの役割と言うか、闘い方と言うか、そういうものに目覚めてくれたら、ジュース選手は一層輝けると思います。

欲を言えば、もうひと波あっても良かったかな、とは思いました。

フィニッシュが近距離で正面からのヒドゥン・ブレードでしたからね。

せめてストームブレイカーをやってあげて欲しかったです。

CRⅢが通行手形

次は鷹木信悟 vs エル・ファンタズモです。

ここで鷹木選手が勝てば、優勝決定戦に進出で、負けたらオスプレイ選手が優勝決定戦に進出というシチュエーションでした。

ボク的は内藤 vs 鷹木が準決勝で観たかったので

※内藤選手はまず間違いなく勝ち上がると思ってましたので・・・。

鷹木選手に勝って欲しいなと思っていたので、ファンタズモ選手の必殺CRⅡをキックアウトされた時は、やっぱり鷹木選手で決まりだな、と思っちゃいました。

ところがどっこい、公式戦の最終戦にしてなんとファンタズモ選手が奥の手を解禁。

CRⅢが飛び出したわけです。

このCRⅢはジュニアヘビー級からヘビー級に転向するための通行手形みたいなもんです。

これまでのフィニッシャーを進化させて、本格的にヘビー級に参入ということになりました。

元IWGP世界ヘビー級チャンピオンである鷹木選手から完璧な3カウントを奪ったのは大きいですね。

来年のG1では優勝候補に名前が上がる存在になるでしょう。

またも東郷劇場

次は後藤洋央紀 vs “キング・オブ・ダークネス”EVILです。

自分の子供のエピソードを使って感動の優勝決定戦進出と行きたかったのですが、その子供を連れてこれない時点でそうはいきませんね。

元々のG1は格上げイベントでしたから、後藤選手なんて丁度いい選手だと思うんですけど、今はもう年間通して活躍できる人が、普通に勝ち上がるようになってしまったので後藤選手にとっては厳しいです。

棚橋選手に勝った時だったか、内藤選手に勝った時だったか忘れましたけど、多くのファンが後藤選手の昇天・改が久しぶりに飛び出したことを絶賛していたはずです。

それは言わば、ファンが待ち望む荒武者の姿だったのに、ここまでそれをやらないという後藤選手の姿勢は、ファンのニーズを捉えきれてないということですから、子供のエピソードを使ったぐらいでは優勝決定戦には進出できませんね。

普通に考えたら、後藤選手がくすぶっているのはおかしいんです。

NOAHとか全日に移籍したら、もっともっと活躍できると思いますし、それぞれの団体最高峰のベルトもおそらく巻けると思います。

これは他団体をナメてるとか、そういうことではありません。

移籍してすぐなら、という期間限定ですよ。

移籍してすぐにベルトを巻けなかったら、その先で巻くことはないでしょうけど。

移籍のインパクトならなんとか、ということです。

だって、多くのファンが昇天・改に心躍らさせたのに、そのニーズを全く掴めてないんですよ、後藤選手は。

子供の話題を出しておきながら、子供と花道を歩けてないんですよ、後藤選手は。

こんな選手を内藤選手に変わって勝たせるわけには行きませんよ。

よっぽど大きなことを起こさない限り、後藤選手は引退するまでこんな感じだと思います。

さて、またしても東郷劇場でしたね。

本当に素晴らしい。

EVIL選手いたの?って感じでした。

リングの下から出てきて後藤選手の足を引っ張ったり、後藤選手マジックキラーを決めたり、最後はフィニッシュまで奪ってしまうんですから。

※EVIL選手のイービル(技名)はおまけです。

逆にEVIL選手が気の毒になるぐらいの大活躍でした。

そろそろEVIL選手には、自分が勝つために利用する存在が東郷選手であって、東郷選手が全面に出たら、それを阻止するぐらいのワガママを見せないと、今後もっと影が薄くなりかねません。

最後に後藤選手のバックステージコメントです。

家で新日本プロレス・ワールドを見てる息子にひと言。あんな大人になったら、勘当だぞ

引用:新日本プロレスリング公式サイト

あまりの不甲斐なさに子供に勘当されちゃいますよ、後藤さん。

キレたザックが愛おしい

次は内藤哲也 vs ザック・セイバーJr.です。

万全の状態で内藤選手に優勝決定戦に出場してもらうにはこれしかないという勝ち方でしたね。

ザック選手自身もケガをさせたいとは思ってませんが、ガラスの膝ですから、カンタンに壊れてしまいます。

それなら試合が白熱する前に終わらせてしまったほうが良いかな、という判断でしょうかね。

昨年は着地でケガしたんでしたかね?

ザック選手のサブミッションでケガしたんじゃなかったように記憶しているんですが、内藤選手にあんまり張り切られてまたケガしちゃったら、ザック選手が内藤ファンから攻められかねませんし、良い判断だったと思います。

むしろ負けてからが本番かのような暴れっぷりは実にキュートでした。

紳士の国として知られる英国の方がキレて当たり散らかす姿は本当に愛おしいです。

めげずに来年もまたG1に出て欲しいです。

今度は内藤選手も棚橋選手もいないブロックだと良いですね。

リズム感が悪い

次は石井智宏 vs SANADAです。

今までそのクールな見た目に惑わされて気が付かなかったのですが、SANADA選手って間が悪いですね。

リズム感が悪いと言うべきかな。

気がついたのはうちの妻なんですがね。

いつもここでこう来て欲しいと思うタイミングからは一拍いや、半拍かな?ほどズレて技を出している感じです。

見た目も良い、技も美しい、特有のムーブもある、それなのにこんな活躍できないのは試合がなかなか80点〜90点が出なくて、ずっと65点ぐらいの試合に見えてしまっているのは、この間の悪さから来てるんじゃないかと思います。

※あくまでボクの個人的な感想です。

時々、ジャストでバチッとリズムが合うこともあるんでしょうけども、この試合ではほぼズレてたような気がします。

わかりやすいところではTKOを時々繰り出しますが、相手の体勢がいつも半身な気がします。

ダイヤモンドカッター系の技って相手の体が真っ直ぐになってマットに叩きつけられる方がインパクトがあると思うんですが、SANADA選手のTKOがしっかり美しく決まったのを観た記憶がありません。

パラダイスロックとかオコーナーブリッジとかはあまりズレたことはないので、気が付きにくかったのかな、と思いました。

コーナーに投げられて、トップロープでくるっと一回転してエプロンに着してスワンダイブのミサイルキックというムーブも、本当はこの一連の動作がポンポンポンと流れていかなければならないところ、コーナー付近で一回転して着する時にちょっと間が空いて、そこからスワンダイブに行くまでに間が空くのが、毎度リズムが気持ち悪いと感じてました。

このほんの少しズレがSANADA選手をチャンピオンにしない理由な気がします。

このあとに出てくるジェイ・ホワイト選手と比較するとわかりやすいんですが、ジェイ選手は全ての動きがドンピシャです。

だから、どの技もインパクトがあり、説得力があり、美しいんです。

実際、ジェイ選手は全部のベルトを巻いてます。

相手のリズムに合わせるのが上手そうな石井選手相手に間の悪さを感じたんだから、よっぽどなんじゃないかと。

これを修正するには、かつてサムソン冬木&川田利明のフットルースがやったエアロビ特訓をしたほうが良いかも知れません。

それでも負け越しにならなかったんだから、良かったんじゃないでしょうか。

タマの勝ちでホッとした

次はタマ・トンガ vs ジェイ・ホワイトです。

ここでタマ選手が勝たないと、BULLET CLUBと袂を分かった意味がなくなると思ってましたので、勝ててホッとしました。

最後の最後までジェイ選手がま消そうな感じが全然しなかったので、ヒヤヒヤしました。

BULLET CLUBを追放されたのも、あっという間にNEVERのベルトを失ったのも全てジェイ選手に勝ち、G1優勝するためだと信じたいです。

負けたとは言え、ジェイ選手の上手さは凄まじく、全然負けた感じがしません。

さてジェイ選手のバックステージコメントです。

お前なんか大嫌いだ! うまいことエスケープしやがって。しかし、もう二度と俺の見ている目の前でお前に同じことはさせないぞ。でも、取り急ぎ、おめでとうとだけは言っておこう。お前は俺を倒した。俺の名前と共にお前の達成したことは語られるんだ。お前の功績は俺の名前なしでは語られないんだぞ。だから感謝しろよ。あいつ、俺のことを倒したのか…

引用:新日本プロレスリング公式サイト

タマ選手はジェイ選手のライバルになりました。

ファレはもうダメかな

次はジョナ vs バッドラック・ファレです。

ジョナ選手より背が高い以外は、何も勝っているところを見せられませんでしたね、ファレ選手。

今までその重さは武器でしたが、同じ重さの選手がやってきて、遥かに動けてしまうと、選手として価値が下がっちゃいますね。

ラグビー仕込みの瞬発力だったり、新日道場仕込みのテクニックだったりでジョナ選手との違いをはっきりさせたかったですね。

Aブロックでいちばん割りを食ったのは、ファレ選手だったのかな、と思いました。

矢野通選手の戦績はぶっちぎりの最下位ですが、それはキャラ上何の問題もありません。

しかし、ファレ選手の負け越しはちょっと厳しい気がします。

ここから何かアクションを起こさないと、もうダメなんじゃないかと思っちゃいました。

かたやジョナ選手は素晴らしい活躍でしたね。

全然知らない選手でしたが、世界にはすごい選手がいっぱいいるんですね。

新日に定着するんでしょうか。

して欲しいです。

ランス・アーチャー フルスロットル

最後はオカダ・カズチカ vs ランス・アーチャーです。

ここに来てアーチャー選手が全開でした。

オカダ選手が相手なら何をしてもいいという感じでアーチャー選手はフルスロットルでオカダ選手を攻めまくりました。

初っ端から特大のチョークスラムでオカダ選手をぶん投げたと思ったら、そこから大攻勢。

挙句の果てには掟破りの逆ドロップキックに逆レインメーカー、そんでもってついにブラックアウトまで大爆発。

※特にレインメーカーは本家よりも厳しくヒットしてました。

まさかこんなにあっさりオカダ選手が負けるんか?とビビりました。

ちょっとブラックアウトが通常の形とは違って、膝を折りたたまず投げたのでなんとかなんとかキックアウト出来ましたが、これほどまでに強く感じるアーチャー選手を観たことがありませんでした。

この猛烈に勢いに乗ったアーチャー選手を止めるために、試合中盤での本家レインメーカーを繰り出す始末。

あんなに早い段階でレインメーカーが炸裂するのはあんまりないんじゃないですかね。

まさに特別待遇。

AEWからの大事なゲストという感じでしたね。

最後はなんとか、ポンポンと大技連打で勝てましたが、近年最もオカダ選手を追い込んだ印象です。

アーチャー選手にはまた来て欲しいです。

それではまた。

ありがとう!


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