元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回は『G1』の町田大会の感想を書いてまいります。
G1 CLIMAX 32
そろそろ今年のG1も段々と輪郭が見えてきました。
結果は一体どうなるのでしょうか。
古いファンなので、G1というものはここまでパッとしなかった選手がスターになるためのイベント、いわば格上げイベントだと考えています。
だけど、ここ数年はG1によって格上げされた選手はおりません。
格の上位の選手が順番に優勝している印象です。
新日プロレスG1 CLIMAX‥歴代の優勝者は? 1991~現在★
こちらを観ますと、ここ10年ぐらいはオカダ・カズチカ選手、飯伏幸太選手、内藤哲也選手、棚橋弘至選手の4選手でほぼ回してます。
準優勝者こそ幾分バラエティに富んでいる気がしますが、優勝者はほぼ固定されています。
ということは、今年は飯伏選手が欠場してますので、オカダ選手か内藤選手か棚橋選手の誰かが優勝するでしょう可能性が高いです。
本当にこれで良いんでしょうか。
今は出場枠が増えて、格上げイベントとしての機能はエントリーされるかどうかだけになっているのは実にもったいないと思います。
毎年誰が優勝してもおかしくないというイベントにしたほうが、盛り上がるんじゃないかと思うのですが、近頃は違うんでしょうか。
それでは振り返ってまいります。
打撃で圧倒して欲しかった
まずはアーロン・ヘナーレ vs KENTAです。
この試合は消化試合になってしまいました。
その中でこの2人がどんな試合を見せてくれるのか、どういった主張をしてくれるのか、そこが注目すべきポイントだと思って観ておりました。
KENTA選手は最終戦の棚橋戦がこの半年の集大成ですから、G1の結果なんて大した問題ではないことは誰もが最初からわかってますから、この試合がどんな内容で、どんな結果であろうといいわけです。
問題はヘナーレ選手。
最初こそ棚橋選手を倒して、波に乗るかと思いきや、それ以降は負け続けてこの日を迎えてしまいます。
そこそこの内容を残しているものの「善戦しました」ではもうインパクトが残せなくなってきております。
それを考えますと、ここは1つKENTA選手には勝ってなんとか2勝ぐらいは行けるんじゃないかと考えていたのですが、ギブアップ負け。
しかもヘナーレ選手のウリは変則的な動きをする打撃だと思うのですが、打撃でKENTA選手を圧倒することが出来なかったのです。
もちろん打撃はKENTA選手にとっても得意分野ですから、そうカンタンに圧倒するのは難しいことであるのはわかっています。
だけど、負けるのなら他の選手の打撃とは違う変則的な動きで、打撃得意とするKENTA選手を圧倒して欲しかったです。
とかくヘナーレ選手は体が大きくなったことによる打撃の重さばかりを解説者の皆さんは褒めますが、前にも書きましたが、ヘナーレ選手はムエタイ系の変則的な打撃がウリだと思っています。
でも、打撃の重さばかりを持ち上げるので、ヘナーレ選手は変則的な動きをあまりしないんじゃないでしょうか。
まだまだヘナーレ選手の苦難は続きそうです。
コブの幅の広さを思い知る
次は矢野通 vs ジェフ・コブです。
コブ選手がここまでプロレスの幅が広い選手であることを今更知りました。
矢野選手のマネをきちんとやっておられました。
それだけでも充分楽しめたのですが、矢野選手が入場テーマが長々と流れても出てこず、入場ゲートとは違うところから出たり、コブ選手のコスチュームの中に両手を入れて、肩のストラップ?を少し腕のほうにズラされると自分で腕を引き抜くことが出来なかったり、両手の自由が効かなくなっても結構動けるコブ選手の高い身体能力に驚いたり、と驚きの連続。
わずか5分足らずの試合(とは入場曲が流れてから結構時間が経ってからゴングが鳴ったので、入場曲が流れ出してからだと結構な時間だったと思いますが)でこんなに楽しませてもらえるとは感激でした。
何でも出来るコブ選手の待遇が良くなることを祈ります。
爽快ではなかった
次は鷹木信悟 vs 高橋裕二郎です。
ここまで裕二郎選手の勝ちは全てチームプレイでしたが、それによって溜めてきたフラストレーションをここでやっと発散となりました。
いや、発散とまではいかなかったです。
G1でヒールユニットの介入によるフラストレーション溜め行為は本当に必要なことなのか、獣神サンダー・ライガーさんが解説席に座ると判でついたように毎回言いますけども、ボクはライガーさんとは逆の意味で不要だと思います。
いつものこと過ぎて、逆に観てる側はフラストレーションを溜めなくなりつつあるんじゃないか、という意味で不要に思えてきてます。
実況でも散々煽ってましてけど、昨年のG1は裕二郎選手の妨害によって優勝決定戦進出を阻まれた恨みをこの日返すというシチュエーションとそして散々介入をし続けてきたSHO選手のお仕置きも兼ねたシチュエーションでした。
そして鷹木選手が見事にHOT(ハウス・オブ・トーチャー)の2人を粉砕しました。
しかし上に書いた通り、ボク的にはそれほど爽快ではありませんでした。
いつものことをいつものように展開されただけ。
そこに驚き、意外性はないのですから、当然です。
HOTの介入はいつものことですし、何大会かごとにHOTがまとめて粉砕されるのもいつものことです。
逆にここでもう一度裕二郎選手がリングアウト勝ちを拾ったら驚きでした。
いや、介入なしで普通に裕二郎選手が勝ってしまうとさらに良かった。
裕二郎選手が優勝決定戦に残るサプライズがあっても良かったと思うんですがね。
ボクはデビッド・フィンレー選手推しなので、微妙な気持ちにはなりますが。
もうYOSHI-HASHIの勝ちで良いじゃないか
次はYOSHI-HASHI vs ウィル・オスプレイです。
肩のケガでYOSHI-HASHI選手本来の動きはもう望めないんじゃないかと思っていたのですが、オスプレイ選手相手にそのポテンシャルを爆発させてましたね。
上にも書いた通り、ボクはフィンレー選手推しなので、ここでもYOSHI-HASHI選手に勝ってもらっては困るわけですが、この内容を観ればYOSHI-HASHI選手を応援せずにはいられませんでした。
YOSHI-HASHI選手の全ての技が出たんじゃないでしょうか。
あ、バタフライロックはなぜか出ませんでしたかね。
ここまでやって勝てなかったんだから、まだ勝つタイミングではなかったんでしょう。
だが、勝つ日はそんなに遠くないように感じました。
この感じだと本日のYOSHI-HASHI vs フィンレーはやっぱりYOSHI-HASHI選手が勝ってしまいそうですね。
タマ・トンガ大勝利へのフリだと信じたい
最後はメインのタイチ vs ジェイ・ホワイトです。
またジェイ選手が勝ってしまいましたね。
外道選手があべみほさんにまで手を出してタイチ選手の怒りを引き出したわけですから、これはもうタイチ選手の勝ちだろうと思っていました。
ところが無情にもブレードランナー。
最後の最後、これが決まれば勝ちというところでいつも決まってしまうブレードランナー。
これが決まりばいつもため息が漏れます。
つまりそこまでは結構ジェイ選手は劣勢だったりするんですよね。
今回もまた、すんなりブレードランナーを仕掛けられないほどに追い込まれていました。
ブレードランナーはいつも一撃必殺なのに、今回は2発を繰り出しました。
ここで別にタイチ選手が勝ったって最終戦で決着が付くのは代わりがないのに、なぜタイチ選手は負けたのか。
もうほとんどタイチ選手の勝ちだったのに、勝てなかったのは因縁のタマ・トンガ選手が大勝利するためのフリだと信じています。
まさか全勝優勝ってことはないと思いますし、そろそろタマ選手に日の目を見させてあげてほしいので、タイチ選手が負けてしまったのはガマンしますから、タマ選手を勝たせてあげて下さい。
それではまた。
ありがとう!