元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
ついにG1が終わりました。G1が終わると夏も終わりだなと思って、夏が大好きなので寂しい気持ちになります。でも、これからドームに向かって、またいろいろ決定していくとそういう気持ちが薄れてしまうんですけどね。現時点では寂しいです。
見事に予想ははずれまして、パパはいいものチャンピオンになったのでした。
セコンドに柴田勝頼
飯伏幸太選手のセコンドにケニー・オメガ選手がつくのは、誰でも予想していたことですが、棚橋弘至選手のセコンドに柴田勝頼選手がつくとは思いもしませんでした。
このシーンを観ただけで、こりゃ棚橋選手の勝ちだなと確信しました。これまで何度も僕らを熱くしてきた新日本プロレスvs外敵の構図になっているのです。こうなったら新日本プロレスは勝ちます。いや、負けたこともあったかな?
しかも柴田選手は
──そして今日は、セコンドに柴田勝頼選手が姿を見せて、見つめていた中での試合でした。
棚橋「粋ですよね、やってくれることが。とっても。セコンドで、『新日本プロレスを見せろ』って言われて、その気になりました」
棚橋選手に「新日本プロレスを見せろ」と言っていたというんだから、堪りません。柴田選手って言葉のチョイスが素晴らしいです。ちょうど上の写真がその時でしょうか。たしかに棚橋選手の顔が「その気になっている」気がします。
狂気に満ちた恐ろしい侵略者から、かつてエースと呼ばれ今やそれがただのニックネームとなってしまったボロボロの身体の中年男性が身を挺して、新日本プロレスを守るというストーリーがここで出来上がったのです。こりゃ応援せずにはいられません。
ちょっと前にこの2人の話を『有田と週刊プロレスと』で観たというタイミングも良かったのかも知れません。
素晴らしいヒールだった飯伏幸太
ここで試合を盛り上げるには飯伏選手がどれだけ「神」と呼んでいる棚橋選手に厳しく行けるかが鍵になります。何度ももうダメというところから、棚橋選手が逆転して勝ってこそ、僕の求めるエンディングになるのです。
果たして飯伏選手は「神」に対して「鬼」になれたのか。
「鬼」でした。この画像にある人でなしドライバーはまさに人でないわけですから、「鬼」です。
これ以外にもムーンサルト正座なる恐ろしい技も、昨日のケニー戦での試し斬りを経て、ここに完成してました。その前に棚橋選手のドロップキックを交わしてエプロンでフットスタンプもやっていますので、棚橋選手の胸骨が何本か折れてるんじゃないかと心配です。
でも、何より強烈だったのは飯伏選手の打撃です。パンチなのか掌底なのかよくわからないのをボッコンボコン炸裂してました。一発胸だか喉だかにど〜んって入ったときは『喧嘩稼業』に出てくる富田流の技・金剛に見えました。
※このマンガでは金剛という胸をぶっ叩いて心臓を止める技が出てきます
そう思うと、それまでのムーンサルト正座もヒザより金剛だったのか〜と思えてきたりもしました。それに加えて鋭いキックも飛んできますから、厳しいです。
棚橋選手はそのキツい打撃をスカすことなく受け止めて、なおも前へ前へと出るのです。打撃を食らわしている飯伏選手がどんどんコーナーに追い詰められました。観てて力の入る場面でした。
そういう棚橋選手を引き出したのはまぎれもなく「鬼」と化した飯伏選手であったと思います。
いずれの技にも魂がこもっていた棚橋弘至
対する棚橋選手の打撃は張り手とドロップキックなんです。これがいずれも魂のこもった一撃でした。張り手はいつも良いタイミングで繰り出していますが、この日の棚橋選手のドロップキックも素晴らしかったです。いつも軽い感じで出さないほうが良いのにな〜と思っていたのですが、この日は違ってました。この試合にかける棚橋選手の気持ちが伝わってくるようでした。
思えば魂がこもっていたのは打撃だけではありません。
ドラゴンスクリューにしろ、ドラゴンスープレックスにしろ、ハイフライフローにしろ、気迫満点でした。
正直なところ、このフィニッシュになったハイフライフローはいつもの美しさはありませんでした。ただ、威力はいつもよりあったんじゃないかと思いました。飯伏選手を倒してやるという気迫に満ち満ちた3連発でした。魂のハイフライフローでした。
欲を言うともうひと盛り上がり(2発目のハイフライフローはヒザを立てるか、かわすかして、少し飯伏選手の反撃があっての再びハイフライフローとかね)あっても良かったかな〜と思っちゃいましたが、試合後の棚橋選手の様子を観ると、これ以上のさらなる展開は無理だった気がします。このタイミングで〆たのはベストでした。
これでおそらく最後となる、棚橋選手の東京ドームのメイン出場が決まりました。できればドームまで全休してできるだけ身体を回復させて、ケニー選手との対決を観たいです。もう休んだからってよくならないのかも知れませんがね。
あとはもう、映画がヒットすることを祈るだけです。
この影響で、東京ドームが記録的な動員数になれば、有終の美を飾ることができます。僕は今年のドームも行けそうにありませんが、今からドーム大会が楽しみです。
それではまた。
ありがとう!