元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
ジェイ・ホワイト劇場でした。マイクが英語で何を言っているのかわからないのが実に歯がゆいです。英語を勉強しようという気持ちにさせます。何を言っているのかはわからないけど、言葉選びが上手いんだろうな〜って気がしてます。
最後の最後まで、ちゃんとジェイ選手が仕事をしました。期待以上の仕上がりです。この上手さでまだ20代なんですよね。末恐ろしいです。
それでは振り返ってまいります。
矢野通 vs ジェフ・コブ
最終戦で1番良いコブ選手が出たんじゃないでしょうか。試合時間はわずか5分18秒ですが、展開的にはしっかりコブ選手が活きていました。このイメージで他の選手とも試合を展開できれば、
タイツの中に手を入れられて身動きの取れない状態での丸め込みをなんとかキックアウトして、
矢野選手とのスープレックス合戦を演じて、
その場飛びムーンサルトプレスで度肝を抜いて、
華麗なトラースキックからのツアー・オブ・ジ・アイランドでフィニッシュ。展開としては完璧なのですが、矢野選手の先導だったからこういう試合になりました。これをぜひコブ選手主導で、どんな相手に対してもやれるともっともっと良くなるはずです。
きっと来年のG1にも出場してくれるでしょうから、そのときは勝ち越して欲しいです。
やっぱりG1には矢野選手は必要です。
石井智宏 vs タイチ
真っ向勝負をする、石井選手の土俵で戦うということは、タイチ選手の川田利明成分が増えるということです。川田利明さんの試合を観てきた者は、タイチ選手の繰り出す技のほとんどが川田さんのムーブをトレースしたものであると認識していることでしょう。
そして、その最高の褒め言葉が「川田が乗り移る」であったと僕は解釈しているので、放送席がシーンとなってしまった獣神サンダー・ライガーさんのキレ方はいかがなものかと思いました。
川田さんのムーブをあそこまでトレースするのに、タイチ選手がなんの努力もしてないなんて誰も思わないんじゃないですか。
バックドロップの切れ味は相変わらず素晴らしかったし、各種キックも本家以上のインパクトでした。見た感じ川田選手よりもタイチ選手のほうが身体が大きいので、特にジャンピングハイキックは本家よりも美しいと感じています。
ただ、最後はタイチ選手自身の闘いでした。
天翔十字鳳です。この技はあんまり炸裂しません。かわされてしまうことが圧倒的に多い技です。それがこの日は完璧でした。これがフィニッシュになっても不思議じゃない決まり具合でした。そこにタイチ選手の最終奥義・ブラックメフィスト。
石井選手の土俵で、石井選手に完勝してしまいました。石井選手とはちょいと厳しい負け方ではありましたが、これでまた一つタイチ選手の格が上がりましたから、またいずれ戦ったときに勝てば問題ありません。
この日のベストバウトでした。
ジュース・ロビンソン vs ジョン・モクスリー
ほぼ間違いなくジュース選手が勝つと踏んでいましたから、あとはどう勝つか、どんな勝ち方をするのか、そこだけを注目してみていました。
中盤から終盤に差し掛かったところで、モクスリー選手のSTFが炸裂。
落ちたと思ったモクスリー選手が技を解いてしまい、隙を突かれて丸め込み、なんとかキックアウトしたものの、ナックルの連打からパルプ・フリクションと、なんともリベンジしたとは言い難い勝ち方でした。
左ヒザの具合が良くなかったのもあるんでしょうけど、万全なジュース選手ならもっとバラエティに飛んだ攻防が見せられただろうに。残念です。本人が1番残念に思っているでしょう。
ケガとジュース。なぜかG1のときにセットになりますね。プロレスラーは誰しもケガを抱えているとは思いますが、試合の展開が限られてしまうほどのケガをするのは、やっぱりプロとしてマズいでしょうね。
ジュース選手がもっと上で活躍しようと思ったら、ケガの影響が試合に出てしまうようなケガをしないような対策を考えたほうが良いでしょう。
それに引き換え、モクスリー選手は絶好調。回転して足をとってのアンクルホールドという、
実にUWFチックな技を披露しました。ここまで何でも出来てしまうのに、器用貧乏感とかランス・アーチャー選手に感じた1つ1つの技のインパクトや説得力が薄れてしまう感がないのはなぜなんでしょうね。
これがスーパースターってことなんでしょうか。
Aブロックの選手とはまだ対戦していないので、Aブロックの選手と対戦するまでは新日にできる限り参戦して欲しいです。メチャクチャ楽しかったです。ありがとう、モクスリー!
後藤洋央紀 vs 鷹木信悟
予想通り、鷹木選手が勝ったのですが、ここまで後藤選手が力負けして負けてしまうとは思ってませんでした。これがダイエット効果でしょうか。だとしたら、ダイエットだけは成功したと思っていたのですが、それも失敗だったということになってしまいます。
何度となくこういった場面が展開されました。真正面からの力と力のぶつかり合いです。身体の厚みこそは両者、そんなに変わりませんが、並んだ時にひと回り後藤選手のほうが大きいかな〜という感じがしました。
それなのに、ぶつかり合いをすると6:4か7:3で後藤選手が負けてしまいました。
解説のライガーさんがくどいくらいに後藤選手が強いことを言いますが、後藤選手の売りであるパワーや突進力で負けちゃってたら、強いと呼ぶことには無理があるよな〜と思わせました。ライガーさんの期待に応えて欲しかったです。
せめて担いで投げることに関しては圧倒してほしいという思いも虚しく、昇天は出せませんでしたし、逆にメイド・イン・ジャパン、
ラスト・オブ・ザ・ドラゴンと完璧に担がれてブン投げられてしまいました。
あまり試合を盛り上げることなく、あっさりと負けてしまった後藤選手。ホントに復活したいのなら、KENTA選手と一緒にヤングライオンからやり直しましょう。何試合欠場してもそんなに支障がなかったわけですから、1年2年LA道場に行ったままになっても問題ありません。
年齢的に問題があるか・・・。困りましたね。
もう後藤選手は諦めました。きっとG1後もこのまま何事もなく試合をしてるでしょうし、同じようなYOSHI-HASHI選手と仲良くすれば良いんじゃないでしょうか。
お疲れさまでした。
内藤哲也 vs ジェイ・ホワイト
僕がアンチ内藤ですので、試合を観てても内藤選手のダメなところばかりを観がちではあるのですが、ジェイ選手と試合をしてしまうと余裕のなさとアドリブの弱さが露呈してしまいます。
なので、ジェイ選手が勝つと予想してましたが、中盤くらいには確信が持てました。この感じで、ジェイ選手が負けたら不自然ですからね。
ただ、ジェイ選手の出来が完璧でしたから、内藤選手にダメ出しをするのは酷かな、とも思いますが、新日の顔ですからね。もう少しなんとかして欲しいです。
飯伏選手がプッシュされ、鷹木選手がヘビー級参入と、同い年の選手がドンドン活躍していく状況で、ずっと彼らより一歩先を行っているつもりだった内藤選手が追いつかれ、追い越されてしまいそうな状況です。
インターコンチのベルトを使えば、まだまだ面白くやれるでしょうし、新日の話題の中心に戻れる可能性もあると思うので、腐らずに頑張って欲しいです。
比較的に外道選手は介入しませんでしたが、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンもヒール寄りのユニットなんですから、サポート上手のBUSHI選手を連れてきて、もっといろんな展開が楽しめるようにしたほうが良かったんじゃないかと思っちゃいました。
僕は内藤選手のこの浴びせ蹴りが大好きなんです。
この技をメジャーにしたのは、ライガーさんだと思うんですが、元々は骨法の技で
アントニオ猪木さんも使ってましたね。猪木さんが繰り出したときは「竜巻蹴り」と呼ばれていたように思いますが、フォーム的にはライガーさんの「浴びせ蹴り」が縦回転なのに対して、猪木さんの「竜巻蹴り」は横回転だったように思います。
なので、内藤選手のこの技は「竜巻蹴り」と呼ぶのが正解なんじゃないかと勝手に思っております。それは内藤選手に効いてみないとわからないんですが・・・。
あと内藤選手は昔は裏投げも使っていたと思うんですが、なんで最近使わなくなってしまったんでしょうね。かけるのにモタモタしちゃうグロリアよりも全然いいと思うんですけどね。
漢字の名前のついた技は使うの嫌なのかな?
さ、今日は優勝決定戦です。僕の予想は飯伏幸太選手の優勝です。というか、エンディングでアレだけジェイ選手にボコられて、
普通に足が原因で負けちゃったら、何のためにボコったかわかりません。
このフリを効かせて、見事な勝利を収めて欲しいです。
それではまた。
ありがとう!