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武藤敬司はやっぱり天才:8.10 NOAH the CHRONICLE vol.3 観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

 

今回は『NOAH the CHRONICLE vol.3』での武藤敬司 vs 清宮海斗の感想です。

NOAH the CHRONICLE vol.3

出典:プロレスリングNOAH公式ウェブサイト

観たいと思っていたのに、すっかり忘れてましてリアルタイムでは観ることが出来ませんでした。でも、無料で観られて良かったです。

 

AbemaTVでNOAHが観られるようになってから時々観ますが、最近見た中ではいちばん面白かったです。とはいえ、まだメインは観てないのでいちばんは取って代わるかもしれませんが・・・。

解説とゲストがダメ

試合の感想の前にまず、解説とゲストがちょっと耳障りでしたので、その話を。

 

まず解説が週刊プロレスの人なんですが、説得力のないことをチョイチョイ挟んでくるんですよね。

 

この試合では序盤から武藤選手のドラゴンスクリューに対応する清宮選手の闘い方が素晴らしかったのです。

 

ところが解説の人は普段の清宮選手は相手の仕掛けに対応していく受けが先に来る闘い方をしているが、この試合では先手先手を取ってます、なんておっしゃっていたんですね。

 

武藤選手がドラゴンスクリューに対して対応してるんだから、普段通りなんじゃないのかと思いました。ドラゴンスクリューを待って潰しているののどこが先手先手なんだよ、と不思議に思いました。

 

こういうことが序盤であると、こっちがNOAHのことを知らないのを良いことに適当なことばっかり言ってるんじゃないかと疑心暗鬼になるのです。

 

以前から解説を聞いて、トンチンカンなことを言ってる気がしていたところで、またこんなことを言っていたので、解説は向いてないんじゃないかと思いました。

 

また、この調子じゃ本業であろう試合レポートも大丈夫かと心配になりました。

 

出来れば解説にはプロレス経験者が良いでしょう。ちゃんと技術の解説や試合の中での選手の心理の解説ができる人がいると、横で週プロの人が何を言おうと聞いていられます。

 

パッと小橋建太さんが思い浮かぶのですが、お喋りが異常に下手な印象があるので、今回のように観てるだけが良いでしょう。

 

田上明さんもまたお喋りが下手そうだし、そうなると川田利明さんでしょうか。

せっかくいい試合をしてるのに解説がアレだともったいないです。

 

さて、もう一人。ゲストの松井珠理奈さんもいないほうが良かったです。

 

ファン代表としてワアワア言っているとおっしゃっている方もおられましたが、結構他の人が喋っている時に被せて声を出してしまうんですよね。これがジャマでした。

 

もう一人のゲスト、山田邦子さんのように気の利いたことや面白いことや、プチ情報が言えるのなら良いんですけど、どうでもいいことしか言わないので、ジャマでしかありません。

※メイン後に良いことをおっしゃったようですが、この試合での発言しか知りませんのでご了承ください。

でも、そんなことを思うのはプロレスを散々観てきたからかとも思います。

 

たまたま無料なので観た人とか、松井さんきっかけでプロレスに触れた人にとっては気にならないところでしょう。

清宮海斗はNOAHの未来

さて、試合の感想です。

 

残念ながら清宮選手がGHCヘビー級のチャンピオン時代の試合は観たことがありません。キャリアが2年だか3年だかの時に団体最高峰のベルトを任されるわけですから、天才と呼んでもいい凄い選手なんだろうなと思ってました。

 

実際、最近になって何度か清宮選手の試合を観ましたが、良い選手ではあるけどもチャンピオンを任せられるほどの選手かな〜という印象でした。

 

ところがこの試合を見ると、やっぱりチャンピオンを任せられる逸材であったことを思い知らされました。間違いなくNOAHの輝ける未来です。

 

そう思わせる内容でした。

 

そして、この試合を乗り越えて、また大きく成長したはずです。

 

なんと言ってもこの試合は、徹底的に武藤選手のドラゴンスクリューを封じたところが良かったです。武藤選手の身体が回る前に上から押しつぶすというシンプルな方法ですが、こんなに武藤選手が何も出来なくなるのかと驚きました。

 

そして、潰した後に足を掴まれていた腕を極めるまでワンセットでした。

 

しかもその腕への攻撃がいずれも違う技だったのも、いろんなパターンを用意していたことが伺えて良かったです。

 

こういう場合、ドラゴンスクリューを潰すことだけに注力して、その後がグダグダということもよくありますので。

 

腕に対してのクルックヘッドシザースのような技や、腕に対してのスピニング・トゥ・ホールドような技という創意工夫のみられる攻撃が楽しかったです。

 

また、アームロックやアームバーといった昔からある腕殺しもしてましたし、武藤選手のヒザへの低空ドロップキックのように腕への低空ドロップキックも繰り出しました。

 

様々な腕殺しを見せてくれて楽しくなりました。

 

腕への低空ドロップキックもそうですが、途中から武藤選手の闘い方を完コピしたかのような攻撃を見せました。

 

その最たるものが、シュミット流バックブリーカーからのムーンサルトプレスを見せたことです。

解説の人によると清宮選手のムーンサルトプレスはこれが初披露だったということですが、ムーンサルトプレスが使えなくなった武藤選手に対して同じムーブでムーンサルト・プレスを出したところにシビレました。

 

なんなら二代目武藤敬司を襲名するので、これで引退してくださいって感じに思えました。

 

ホントに素晴らしかったのですが、苦言を呈すとしますと武藤選手より若いのに、武藤選手よりも先に立ち上がれないことが多かったところでしょうか。スタミナがあんまりないのかな。

 

また、グラウンドの攻防になるとやっぱりコントロールされてしまったところでしょうか。上に乗られるとどうにも出来ない感じになってましたし、四の字固めも極まるとほぼほぼ動けなくなってしまってました。

 

体重差が出ちゃった感じですかね。

 

でも、こういうところはキャリアを積んでいくうちに解消されていくと思いますので、大した問題じゃないでしょう。

 

ホントに良い選手です。清宮選手がいる限りNOAHは安泰な気がしました。

武藤敬司はやっぱり天才

清宮選手も素晴らしかったんですけど、それ以上に武藤選手は素晴らしかったです。これぞ本物、これぞ天才といった感じでした。

 

たぶん、棚橋弘至選手よりも動けないんです。しかもコーナーに上ることもままならないくらい足が動かないんです。ロープワークもコーナーからコーナーも鉄柵攻撃も全然走りませんでした。

 

でも、フラッシング・エルボーやヒザへの低空ドロップキックを発射するときやシャイニングウィザードを繰り出すときの短い距離をパッと動くスピードにはほとんど衰えを感じさせませんでした。

 

武藤選手は自分が動けないことをちゃんとわかっていて、動けないことを感じさせない動き方をしっかり考えた上で、それを表現出来ているので晩節を汚すような感じには全く見えないのです。

 

再三ドラゴンスクリューを潰されると、鉄柵を間に挟んで繰り出したり、ロープを間に挟んで繰り出したり、雪崩式で繰り出したりと、ただでさえ少ない技の1つを封じられたら、もう何もできなくなっちゃうんじゃないかという心配をよそに、場所を変えてドラゴンスクリューを決めて、終盤には正調ドラゴンスクリューもしっかり決めて足四の字固めとつなぎました。

 

ドラゴンスクリューだけでもちゃんとストーリーが作られているんですよね。

 

清宮選手は武藤選手が引退する前にシングルマッチで闘えて本当に良かったと思いました。

 

これから時間切れ引き分けだと知ってしまいましたメインのダブルタイトルマッチを観ます。

 

それではまた。

ありがとう!


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