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チャンピオン、オカダ・カズチカ:7.27 G1 CLIMAX 29 観戦記

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

 

とりあえずは安心しました。オカダ・カズチカ選手が勝ちました。チャンピオンですからホイホイ負けてもらったら困るわけですが、G1ですから少しの負けは仕方がありません。それでもKENTA選手にだけは負けて欲しくなかったのです。

 

昨日はゆっくり眠れました。

 

それでは振り返ってまいります。

www.loca-neo.com

予想は3つもハズしてしまいました。

飯伏幸太 vs ランス・アーチャー

アーチャー選手は素晴らしいです。ホントに素晴らしい。名勝負製造機です。MVPです。

 

だけど、アーチャー選手は負けてしまいまして3連敗となってしまいました。

以前から僕がぜひともアーチャー選手にIWGPヘビーに挑戦してほしいと書いておりましたので、この負けでたとえ公式戦でオカダ選手に勝ったとしても、それはどうなの?とリプをくれた方がおられました。

 

ここまでの試合内容を観たら、問題ないでしょ?3連敗ならまだ優勝決定戦圏内ですよ?

 

むしろ今日のロープをまたいでからリング内へのコンヒーロとか

ランス・アーチャーのチョーク・スラム

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

ビックリするほど高いチョーク・スラムとか、カミゴェ狙いをカミゴェで返したり、カミゴェを食らっても倒れなかったこととか、これらを観れば資格充分でしょう。

 

負けたけど、アーチャー選手が弱そうには全然に見えませんでしたし、試合を重ねるごとに経験値を積むことで、どんどん強くなって秋のタイトルマッチの頃には、もう手がつけられない状態になってそうでワクワクします。

 

かたや飯伏選手も段々足への不安がなくなってきたようで、ひとまず安心しております。

 

ただボマイェからのカミゴェという流れは良いと思うんですが、ボマイェがなんか軽く見えちゃって、好きになれません。

飯伏幸太のボマイェ

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

当たる直前に飛んでヒザをボマイェっと当てるわけですが、走ってきたスピードが飛んだときに失われてしまっているように見えるのです。なので、飛ばずに走り抜けたようにするほうが良いと思います。

 

飯伏選手がバックステージで語っていたように

正直全部、9:1、攻められた(なんていうのは)初めて。初めて……そのカミ(ゴェ)が効かなかった。1発で、仕留められなかったのは、倒れなかったのは、彼が初めてかなと。内容としては負けましたね、完全に。

ほとんど攻撃されていました。これは相手の攻撃をしっかり受けて最後はそれ以上の攻撃で倒すという、これぞ「風車の理論」という戦いっぷりはストロング・スタイルです。

 

完全に飯伏選手は新日の選手になったような気がしました。嬉しいです。

ウィル・オスプレイ vs バッドラック・ファレ

ファレ選手の扱いはこれで良いんですかね?今回のようにバレットクラブの皆さんが介入しまくるというのは、昨年のG1で散々やってスベっています。それでもやっぱりやってくるというのには、何か理由があるはずです。

 

オスプレイ選手のコンディションが、僕らが思っている以上に物凄く悪いので、こういう結末にしたとも考えられますし、ファレ選手も実は近年コンディションがイマイチで、しっかりプロレスが出来ないので、こんなしょうもないやり方でお茶を濁すしかないとなっている、とも考えられます。

 

いずれにしてもオスプレイ選手とチェーズ・オーエンズ選手と絡めても、

チェーズ・オーエンズのパッケージ・ドライバー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

この程度なのですから、どうにもならなかったのですから、現時点ではこの試合を面白くすることは無理だったのかも知れません。

 

こんなことでG1を汚すしか出来ないのであれば、来年はファレ選手の代わりにオーエンズ選手をエントリーさせたほうが良いんじゃないでしょうか。

 

そのほうが名勝負がたくさん生まれます。間違いありません。こんな試合をG1差し込まんで下さい。

EVIL vs ザック・セイバーJr.

ザック選手が3敗と僕が想像していたより負けが込んでしまったので、EVIL選手には勝ってほしいという気持ちが強かったんですが、やっぱりザック選手が勝っちゃうのかなと思って観ていました。

ザック・セイバーJr.のヨーロピアン・クラッチ

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

これが決まった時は終わった〜と思っちゃいました。

 

この日のEVIL選手はこれまで以上にしっかりザック選手のサブミッションに対応してまして、実に頼もしかったです。

 

特に足関節を取られたのを逆に取り返して、アンクルホールドから移行してスコーピオン・デスロックに持っていたのにはシビレました。

EVILのスコーピオン・デスロック

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

成田蓮選手の成田スペシャル3号の足を差し込んだ技って感じで、やっぱり野毛道場で鍛え上げられてきた選手はしっかりサブミッションにも対応できるんだな〜と、昔ながらの新日が生きているだな〜と、涙が出そうになりました。

 

ザック選手を相手にサブミッションをやり返した時点で、もう負けても良いかなと思っちゃってましたが、

EVILのイービル

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

ついにイービル(技名)が炸裂して3カウント。よっしゃ!と声が出てしまいました。

 

この日はバックスライドからイービル(技名)に入りましたが、オカダ選手のレインメーカーのようにイービル(技名)もいろんな入り方が出来るんじゃないかという可能性が見えました。

 

いずれはEVIL選手にはトップに立ってほしいと強く思いました。

 

この日は2人ともコメントがイケてました。まずはEVIL選手。

オイ、いいか、ストロングスタイル・イズ・バリバリ・スティルアライブだ。別にな、俺がストロングスタイルかどうかなんて知らねぇけどな、どんなスタイルであろうと、このリングで闘う魂があれば、それがストロングスタイルじゃねぇのか。勝手に、勝手に殺すな。まあ、俺は、相手の魂を葬り去るけどな。よく覚えとけ

EVIL選手がザック選手の「ストロング・スタイル・イズ・デッド」に触れるとは思いませんでした。これもやっぱり生え抜きの選手だから、この言葉に反応したんでしょう。嬉しいです。

 

そして楽しいザック選手のコメントです。

(※イスを手にコメントスペースにやって来る。そのイスに座って両脚のレガースと両手首のテーピングを外すと、大声で何度も叫びながら座っていたイスをフロアや壁に叩きつける。そしてフロアに大の字になって)なんだ、この『G1』は! みんな目の敵にしやがって! 俺をなんだと思ってるんだ! 目の色変えてきやがって! 俺は(ブリティッシュヘビー)チャンピオンなんだぞ! ちょっとは敬意を払え! 俺ばかり狙って来て! 顔に泥を塗りやがって! このタイトルに恥をかかせやがって! ここまでまだ2点だぞ! (※少し気を落ち着かせて)これがどういうことか。おとなしくしてろっていうのか。こんなところで止まってられない。やり直したいぐらいだ。次の『WORLD TAG(LEAGUE)』を考えろってことか? そんな気持ちになんかなれるか。(※再び叫びながら)2点だぞ! まさかの2点だぞ! あと4試合。残り4試合。全部勝利しても10点にしかならない。10点でどうしろっていうんだ! 決勝への望みは完全に絶たれた。これからどうなるか。誰がこの『G1』で優勝するのかなんて関係ない。このままでは終われない。ブチ壊してやる。無事に決勝にたどり着けると思うなよ……

戦績は振るわなくともザック選手には目が離せなくなりました。

棚橋弘至 vs SANADA

これは実に残念でした。SANADA選手はまだ勝たせてもらえませんか。棚橋選手のコンディションがいい内にSANADA選手にはしっかり勝って欲しかったです。

 

試合は全部棚橋選手から仕掛けていって、同じ技でSANADA選手がやり返すという展開で、途中ドラゴン・スリーパーの攻防の中で、SANADA選手が技に入ろうとしたところをツイスト・アンド・シャウトで切り替えしたシーンがありました。

 

ここから、SANADA選手には流れが戻ってこなくなってしまいました。

 

ひらめきにおいてはSANADA選手は敵わないと思ったのか、そこからは少しずつ棚橋選手にリードを許してしまい、

棚橋弘至のドラゴン・スープレックス・ホールド

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

これをSANADA選手がタイガー・スープレックスで応戦しなかったことで、完全にSANADA選手の負けが確定したように思いました。

 

もう一度最初から見直してみますと、何となく最初から、SANADA選手にやる気を感じなかったようにも感じます。「まだ棚橋選手に負けなくちゃいけないのか」ということでガッカリしていたように見えました。

 

4敗ということで完全に優勝戦線からは脱落してしまいました。優勝決定戦にはSANADA選手が出るのが良いな〜と思っていたのですが、なくなりました。ガッカリ。

オカダ・カズチカ vs KENTA

これでオカダ選手まで負けたら、もう僕の夏は終わるような気持ちでした。

 

でも、試合が進むに従ってこれはオカダ選手の負けはないなと、時間切れ引き分けがもしかしてあるかも知れないけど、KENTA選手のこの攻撃でオカダ選手が負けることは、ちょっとあり得ないな〜と思えました。

 

ただ、EVIl戦や飯伏戦も、そんなにやられている感じではなかったのにgo2sleepがどんな形であれ、当たれば終わってしまうので、そこだけが心配でした。

KENTAのgame over

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

これ(game over)にはちょっとヒヤッとしました。アーチャー選手がこれでタップしちゃいましたから、あんまり長く食らうようだと、この技を2回目か3回目に食らった時にはタップという展開もあるかもな〜と。これは1回しかありませんでしたから問題ありません。

 

KENTA選手は、やっぱり技を受けるのが短いんですよ。対戦相手の得意ムーブがAという技からからCという技までという具合に決まっていると、通常きちんと最後までもらうものなんですが、そのムーブを知らないのか、面白いと思ってやっているのかわかりませんけど、途中のBという技で流れを断ち切って、しょうもないキックとかを入れちゃうんですね。

 

観てる側としては、選手それぞれの得意ムーブを見たいという欲求もありますから、それが観られないというのはヒジョ〜にストレスが溜まります。ただ、流れを切ったからには、途中で止めたムーブ以上の凄い技、驚きがないとダメなんです。

 

でも、KENTA選手にはそういう凄い技って全然ないんです。他人の話の腰を折って違う話をしたのに、その話が面白くないという状態です。

 

今回はオカダ選手がそのしょうもない話を膨らませようとしてくれたので、ちょっと面白いような気にはなりましたが、結局KENTA選手は面白い話を何もしなかった、そんな感じです。

 

もしNOAH時代のKENTA選手が面白い試合していたというなら、それは相手の選手がかなり上手くて、盛り上げてくれたからなんじゃないでしょうか。ベテランの域に達しながら、これはセンスを疑います。

 

終わってみれば、オカダ選手の完全な横綱相撲でした。

 

KENTA選手は、IWGPヘビーに挑戦するレベルには残念ながら到達していないってことがハッキリしたでしょう。あと4戦あるわけですが、ファレ選手に勝てるかな?というくらいで後は全部負けるんじゃないでしょうか。

 

ブリティッシュヘビー級王者であるザック選手とIWGPジュニアヘビー級王者であるオスプレイ選手には、まず間違いなく負ける(もし勝つとタイトルマッチを組むことになる可能性が出ますが、KENTA選手でタイトルマッチはしんどい)と思いますし、SANADA選手は今日負けちゃたので、これ以上負けることは考えにくいです。

 

正直なところ、G1以降の継続参戦も勘弁して欲しいです。今から考えれば大阪城ホール大会でG1参戦を表明したという出落ちでした。あそこがピークでしたね。お疲れさまでした。

 

優勝決定戦に進出するには12点か14点なので、オカダ選手は後1つか2つ勝って、後は負けるはずです。これだけの安定感を見せられたら、オカダ選手が優勝して、G1の優勝者が次の年のドームのメインに上がれる権というのを無くしてしまうというのも、良いかな、と思い始めています。

 

その権利書制度はオカダ選手から始まったんでしょ?オカダ選手が終わらせるのが筋じゃないですか。あの権利書マッチで権利が動いたことないですし、ベルトもいっぱいあるので、もう不要です。

 

来年からは普通に次のシリーズでIWGPヘビーに挑戦できるとか良いんじゃないでしょうか。

 

それはさておき、チャンピオンの意地や凄みが出て、オカダ選手がますます好きになりました。オカダ選手がいれば新日は大丈夫です。

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出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

それではまた。

ありがとう!


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