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【NJPW】さすがに石井の3連敗はなかった:7.26 G1 CLIMAX 32 観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

後楽園ホール大会2連戦の2日目、公式戦の感想です。

G1 CLIMAX 32

ボク的にはあんまり楽しめない大会でした。

公式戦じゃないところは結構楽しめたんですけどね。

裕二郎の本領発揮

まずはウィル・オスプレイ vs 高橋裕二郎です。

入場が恋愛ドラマみたいになってて良かったです。

現在新日に登場するディーバは(ピーターさんの肩書は「ダンサー」なんですけど)都合御二人登場しています。

タイチ選手とあべみほさんは、兄と妹みたいな関係と捉えていますが、裕二郎選手とピーターさんは恋人だったんだな、と理解しました。

ボクが知る限りでは、ピーターさんはそこにいるだけでストーリーを盛り上げる役割はゼロだったのですが、今後はちょっと変われば良いですね。

せっかく出てるんですし、試合に介入してもいいと思います。

さて、肝心な試合はどうだったかと言いますと、これが裕二郎選手の本領発揮と感じさせる内容でした。

裕二郎選手は、何年かG1にエントリーされてない時があって、コロナ禍でまたエントリーされるようになったような感じで、記者会見の時に今年エントリーされたことが数合わせ要員ではないことを示している的なことをおっしゃっていました。

そして、試合でしっかりグレード1の名にふさわしいものを魅せる的なこともおっしゃいました。

※細かい文言はさっぱり覚えていません。ニュアンスだけで書いてます。

それが初戦SHO選手のアシストで勝ち、2戦目はピーターさん譲渡で勝とうしてガッカリさせられたんですが、この試合、どう考えて初戦のデビッド・フィンレー選手よりもエル・ファンタズモ選手よりも強敵なのに、SHO選手の介入もピーターさんの譲渡もなしの真っ向勝負を見せました。

しかも、裕二郎選手が勝ってしまうんじゃないかと誰しもに思わせるシーンを作ったのです。

今年のG1はまだ3敗いませんし、みんながだいたい同じ星取りになるようにバランスを取りながら、今のところは進行してみたいです。

そうなると、オスプレイ選手が初戦ファンタズモ選手に勝ってますから、ここで負けてバランスを取る可能性も十分ありましたから、たぶんこの日の公式戦で一番ここが盛り上がったはずです。

最後は無慈悲なヒジでの攻撃2発の前に砕け散った裕二郎選手。

オスプレイ選手相手に一歩も引かない闘いを見せたとあれば、ここから残り3つはかなり期待しても良いんじゃないかと思いました。

YOSHI-HASHI選手には負けて、鷹木信悟選手には勝つなんてことをしそうな気がします。

ここから裕二郎選手に注目です。

あ、それからピーターさんとの恋模様も試合を重ねるごとに発展していっているようなさまを見せると楽しみが増えるんじゃないかとも思いました。

新日にメロドラマはそぐわないかも知れませんが、それをやれるのは裕二郎選手だけですし、よろしくお願いします。

必殺の横入り式エビ固め

次は矢野通 vs バッドラック・ファレです。

どちらも1勝1敗で迎えたこの試合、今後のリーグ戦を面白くするにはどちらに勝ち星を加算したほうが良いのか?

ボクは矢野選手が星を重ねるほうが盛り上がるんじゃないかと思ったんですが、見事にハズレました。

ペットボトルでの水攻撃でリングアウト勝ちを奪えなかった時点で、矢野選手の負けが確定したように思いました。

そしてフィニッシュはなんと横入り式エビ固め。

いまだかつてこれほど完璧な横入り式エビ固めがあったでしょうか。

160kgでしたか、とにかく凄く重いファレ選手に乗っかられるだけでも大技クラスのダメージだと思うんですが、それが体を折りたたまれて上に乗られるわけですから、誰であってもあんなのキックアウト出来ません。

バッドラックフォールよりも勝率高い技になると思います。

今後、頻繁に使われた恐怖です。

ファレ無双が始まります。

勝たせてもらった後藤

次は後藤洋央紀 vs アーロン・ヘナーレです。

後藤選手が勝った後、Twitterを見たら多くの方がいい試合だったと絶賛の嵐でした。

ところがボクはこんなに不甲斐ない後藤選手が勝っても、一体誰が得するんだろ?と思ってしまいました。

この内容を以て、今年もG1の「G」は後藤の「G」にはならないことを確信しました。

ヘナーレ選手はザック・セイバーJr.戦で何かを掴んだのか、ガラッと変わった気がします。

ヘナーレ選手はこの試合でもそうでしたが、ただただ体重が増えたこと、パワーアップしたことばかりを言われてましたから、試合もパワー押しでした。

ところが、ザック選手に対して打撃のテクニックを駆使したことで周りの受けも良かったんじゃないですかね。

この試合でも力任せのキックとか、力任せのエルボーではなく、ムエタイ修行の成果なのでしょう、他の選手とは違うキックとかエルボーの打ち方をしているように見えました。

テクニカルで的確に打ち込まれるだけでも十分なダメージを与えそうなのに、それに加えて人並み外れたパワーが乗っかっているという風に見えるようになりました。

ここに来て、選手が受けているダメージと、観客が想像する技をもらった選手のダメージが、ほぼイコールになったんじゃないかなと思います。

その変化したヘナーレ選手に後藤選手は全く対応が出来てませんでした。

せっかく後藤選手には多彩なオリジナル技がありますと、実況で言われていたのですが、それもほとんど出さず終い。

あんなに盛り上がった昇天・改は行く素振りも見せられず、これ以上ヘナーレ選手と試合を続けたら、とても勝って良い内容にはならないと気がついたのか、ちゃちゃっとGTシリーズを2つ決めて勝ちました。

ヘナーレ選手もどうせ負けるなら昇天・改を頂戴したかったんじゃないですかね。

ヘナーレ選手的には、後藤選手がGTRの体勢に入って「あ、もう終わるんですね、わかりました」って感じだったんじゃないかと思ってしまいました。

後藤選手って全然イメージが変わらず、いつまで若々しいんですけども、いよいよ下り坂に入ったのかな、と少し寂しくなりました。

少々ヘナーレ選手がパワーアップしようとも、真っ向勝負を挑んでくる以上は力でねじ伏せてしまうのが後藤選手の魅力の1つだと思うんですけども、もうそれがキツくなってきたんですかね。

内藤哲也選手に勝ったときは、もしかしたら最後まで優勝戦線に絡むのかも、と嬉しくなったんですが、それはなさそうです。

豪快でパワフルなイメージからテクニシャンぶりを存分に発揮するタイプ(独自の丸め込みをいくつか持ってますし)に変更できたら、もっともっと活躍出来ると思いますけど、このG1からそれが出来なければ優勝には絡まない気がします。

さすがに石井の3連敗はなかった

最後は石井智宏 vs タマ・トンガです。

考えてみれば、この日はセミもメインも同じようなシチュエーションだったのかな、という気がします。

つまりこれから新日のトップ戦線に絡んでいくであろう選手がベテランに挑む闘いということです。

しかもどちらの先輩も真っ向勝負を信条とした、後輩がどんなことをしてこようとドンと受け止めて闘うタイプと思われている選手です。

ところがセミでは後輩の勢いが強過ぎたのかも知れませんが、先輩が受け止めきれないような内容になってしまいました。

そしてメイン。

明らかにコンディションが悪そう(試合開始早々からアバラあたりを押さえてました)なのにも関わらず、しっかり受け止めて、勝ちました。

ここが石井選手の評価が高いところなんでしょうね。

いつ観ても、イメージ通りの石井選手を見せてくれるのですから、安心します。

それでもタマ選手には勝って欲しかったです。

何せ倒さなければならないジェイ選手が石井選手に勝ってるわけですからね。

でも、さすがに石井選手の3連敗はなかったです。

当たったタイミングの問題だけで、何もジェイ選手より劣っているとは思いませんが、スターになる選手はこういう運も味方につけてることが多いので、その差がジェイ選手とタマ選手の差かな?と思います。

さすがに負けなかった石井選手ですが、途中欠場もあるんじゃないか、という気がします。

アバラあたりを押さえていたのもそうですが、攻撃と攻撃の間に大きな間をとって明らかに休んでいる時がありました。

それにタマ選手のそんなにエグそうでもない攻撃に対して、うずくまったりしてました。

これまでにも観たことがある光景ではあるのですが、心配です。

あまり無理しないようにして欲しいです。

それではまた。

ありがとう!


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