好き勝手なことを書いておりますが、悪意はありませんのでご了承下さい。

高橋広夢が大好きな渡辺高章:7.25 SENGOKU LOAD 観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

 

今回は評判悪いですね。バッドエンドが続いたということである程度は仕方がないとは思いますが、このタメがあってこそ大ハッピーエンドが待っていると信じてプロレスを観続けます。

 

それで終盤の3試合のシングルマッチを振り返ってみます。

諦めたオカダ

まずはスペシャルシングルマッチのオカダ・カズチカ vs 高橋裕二郎です。

 

Twitterを観ていると、この試合はなんとか裕二郎選手の格上げが成されてほしいという人が多かったように思います。

 

ところが裕二郎選手はここで力を発揮せぬままに終わってしまいました。なんか噛み合いませんでしたね。なんでだろ?

 

本当にオカダ選手が嫌いなのかも知れません。

 

一緒にこの試合を観ていた妻が試合直前の裕二郎選手を見て「緊張してるんちゃう?」と言っていました。これが今後の裕二郎選手のレスラー人生を左右する試合になると本人も自覚があったので、顔に緊張感がみなぎっていたんでしょう。

 

タッグマッチで誰かのサポートをしているときのイキイキした裕二郎選手が出れば良かったんですが、ちょっと動きが硬い気がしました。そして、スタミナ切れも早いような気がしました。

高橋裕二郎のマイアミ・シャイン

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

スティック攻撃からのマイアミ・シャインが炸裂したときは、いよいよ緊張がほぐれてノッてくるかと思いきや、その次の東京ピンプスはオカダ選手を持ち上げることが出来ませんでした。

 

スピニング・レインメーカーをカウンターのショートレンジのラリアットで追撃したときもここから攻勢が始まるのかと思えば、あっさりドロップキックを食らって失速。あっという間に変形コブラクラッチで、わずか13分ほどで破れてしまいました。

 

結局、裕二郎選手は全くいいところ無し、全くオカダ選手に肉薄することなく、いつも「雑魚の裕二郎」として負けてしまいました。

 

裕二郎選手が叩いても響かないので、これ以上試合を長引かせても盛り上がらないと踏んで、オカダ選手がササッと終わらせてしまったように見えました。

オカダ・カズチカの変形コブラクラッチ

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

裕二郎選手がトップ戦線で闘うことになれば、新日本プロレスはもっと盛り上がるはずだと思っていたのですが、裕二郎選手にはトップ戦線で闘う気がないと感じて引き上げるのを諦めてしまったように見えました。

まあ、これがしょうがない現実だ。

オカダ選手のバックステージコメントのひとこと目がこれです。もう「しょうがない」のです。

 

結果のことを言ってるんじゃないでしょう。裕二郎選手をプロレスラーとして期待して「しょうがない」ということです、たぶん。

 

かたや裕二郎選手は

こんなの、不公平だよ。不公平……。2004年、やっとデビューしたと思ったら、すぐよ、オカダと内藤(が)新日本に入って来てよ。不公平だよ。すぐ下に、内藤とオカダだ。そしてその上に俺がいたんだ。あきらめないからな。これ、マジ……

終盤、取って付けたように「これ、マジ」って言ってますが、まるで自分だってプッシュしてもらいさえすれば、オカダ選手や内藤哲也選手と並び立てたのに、とでも言いたげです。

 

でも、この内容ではプッシュできないでしょう。オカダ選手も内藤選手もインパクトを残してきたから、内容を残してきたからプッシュしてもらえたんです。

 

今回の試合が盛り上がらなかったはファンの期待に全く応えることができなかった裕二郎選手の責任です。この試合でインパクトを残してたら会社もファンもプッシュしていたはずです。

 

不公平ではないのです。

 

ちゃんと裕二郎選手にもチャンスはちゃんと回ってきたけど、モノに出来なかっただけです。

 

高橋裕二郎選手は今年39歳。このチャンスを逃してしまったのはかなり厳しいです。

よく喋る2人

続きましてはNEVER無差別級選手権試合の鷹木信悟 vs エル・デスペラードです。

 

この試合が良すぎたので、メインがショボく見えちゃったところがあるかも知れません。それくらいプロレスのいろんな側面が見られる面白い試合でした。

 

この試合に至るまでもSNSを使って盛り上げて、試合もしっかりやって、2人ともプロレス名人だなと思いました。

 

とにかくデスペラード選手の上手さが爆発してました。巧みに反則を織り交ぜるヒールとしての立ち振舞もそうですが、

エル・デスペラードのマフラーホールド

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

マフラーホールドを軸にしたヒザへの一点集中攻撃は実に理に適った頭の良い闘い方でした。

 

鷹木選手を怒らせて、カッとなって突っ込んできたところを丸め込むというのも、作戦のひとつだったでしょう。

 

デスペラード選手の闘いっぷりは、プロレスがバカではできないというのが見事に証明するものでした。

 

ただ、ここまでやっても鷹木選手を倒せないんじゃしょうがないという感じもしました。

 

あんなに散々ヒザを攻撃したのに、

鷹木信悟のパンピングボンバー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

最後の最後にいつもよりは幾分スピードが落ちていたかも知れませんが、しっかりパンピングボンバーを繰り出されたんじゃあ、鷹木選手の勝ちに文句は言えません。

 

相手の攻撃を受けまくって、デスペラード選手の良さを限界まで引き出して勝ちました。鷹木選手の横綱相撲でした。まさに王者の闘い方でした。

 

こんな鷹木選手に誰が勝てるんだろ?とすら思いました。

 

試合内容も素晴らしかったんですが、もっとも印象的だったのは、2人とも実にお喋りだったということです。 

 

お客さんが声を出せないのを逆手にとって、2人とも意識的に声を出していたんじゃないかと思います。こういう特殊な状況をちゃんと試合に使うというのがまたこの試合を面白くさせた理由です。

 

この日のベストバウトでした。

ヒロムが大好きなEVIL

メインは二冠戦のEVIL vs 高橋ヒロムです。

 

この試合だけ、ゲストにマキシマム・ザ・ホルモンのダイスケはんが放送席にいて、ヒロムファン代表として声を出せないお客さんに変わって、ヒロム選手を応援していたのが面白かったです。

 

さて試合ですが、EVIL選手のヒロム選手への愛情が強すぎて「EVIL」になりきれず「渡辺高章」が頻繁に顔を出した試合に見えました。

 

ヒロム選手の夢がジュニアのチャンピオンの状態でヘビーのチャンピオンにもなるということですが、ボクはそれはありえないと考えています。

 

今後ヒロム選手がヘビーのベルトを巻くことはあるかも知れませんが、ジュニアのチャンピオンのままでヘビーのチャンピオンベルトを巻くということはないと思ってます。

 

そんなことがあったら、ジュニアのベルトの価値がなくなってしまい、その後は誰も欲しがらないベルトになってしまうからです。

 

今のインターコンチがまさにそうで、現状インターコンチを狙う選手はいませんよね?

 

2冠にまとめてしまったのは、大失敗だとボクは思っています。分離しようと思ったら、何らかの理由で2冠王とも返上するくらいしかありません。

 

だから、ジュニアに愛情があるのなら、ヒロム選手にそこは目指さないで欲しいと思ってます。

 

ということで、結果はわかりきっていると予想のところでも書きました。よって問題はヒロム選手がどう負けるかです。

 

そこでEVIL選手はヒロム選手の価値が落ちないように、徹底的にヒロム選手の技を受けることを選択しました。

高橋ヒロムのエプロンでのドロップキック

高橋ヒロムのTIME BOMB

高橋ヒロムの逆イービル

高橋ヒロムのD

高橋ヒロムのダイビング・セントーン

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

終盤にはヒロム選手の最終奥義、TIME BOMBⅡまで食らってしまいます。

 

ただこれは鷹木選手と同じで横綱相撲を狙ったのかも知れませんが、残念ながらそれは出来ませんでした。

 

TIME BOMBⅡを食らってディック東郷選手に助けてもらったからです。ここは大きな差です。

 

TIME BOMBⅡだけもらわないで勝つということも出来たと思うんですが、ヒロム選手の全てを受けたいという「渡辺高章」の優しさが出たんでしょう。

 

さらにヒロム選手の首はもう心配ありませんよ、ということを示すために、EVIL選手は投げっぱなしジャーマンを連発しました。

 

史上最強のジュニアヘビー級チャンピオンであることまで、きちんと証明しに言ったのです。「渡辺高章」という人は「高橋広夢」という人が大好きなんだなと思いました。

 

さて、試合終盤はかなりグダグダになってしまいましたね。

 

レフェリーの海野さんの毎度おなじみの巻き込まれはうんざりですが、東郷選手のセントーンを未遂は良かった(特に東郷選手の股間の打ち方が名人)と思います。セントーンは観たかったですがね。

 

そしてTIME BOMBⅡからのフォールで、東郷選手がレフェリーの足を引っ張り、カウントを止めてからの大暴れの場面で、ロスインゴのメンバーが誰も出てこなかったのは、ちょっと試合のテンポが悪くなりましたね。

 

終盤の介入のグダグダがなければ、もうちょっと印象のいい試合になったと思います。

 

そして試合後、ヒロム選手が更にリンチを加えられそうになってから、やっとのことで内藤選手が出てきました。

内藤哲也の挑戦表明

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

最近よく“正義”って言葉を使ってるようだけど、正義って言ってみたり、ダークネスって言ってみたり、もしかしてEVIL、迷ってるの?

そんなEVILに2本のベルトは荷が重た過ぎるだろ? ベルトのレンタル期間は終了だ。その2本のベルト、そろそろ返してもらおうか?

内藤選手の表情が良かったですね。そしてマイクも珍しくまるっきり噛んでませんでしたし、100点満点でした。

 

でも、このタイミングで内藤選手のリマッチは早すぎです。ここはSANADA選手の出番だったと思います。

 

IWGP二冠がロスインゴのお家騒動に使われてしまっている感じはあり、ちょっとIWGPの価値が落ちてるように思えますが、それが決着つかないとEVIL選手と他のユニットの対戦はしづらいので仕方がありません。

 

内藤選手が負けっぱなしではマズいのでいずれはリマッチになっても良いんですが、その前に同じくEVIL選手に負けているSANADA選手にリベンジのチャンスを与えてあげて欲しいです。

 

なんで、出てこなかったんですかね。SANADA選手は二冠には興味がないということでしょうか。

 

内藤選手ではなく、SANADA選手だったらもうちょっと良い感じのバッドエンドになったと思います。

 

ピュアな獣神サンダー・ライガーさんが怒ってました。ヒールが悪さするのは仕方ないとして、それを抑える体制が整ってないと。

 

どなたがTwitterでおっしゃってましたが、令和の山本小鉄さんとしてライガーさんがレフェリーになるというのもアリなんじゃないかと思います。

 

ライガーさんなら、レフェリング不能に陥ることはほとんどないでしょう。

 

ただ、昭和でレスラーになったライガーさんならおわかりでしょうが、これが新日本プロレスですよ。これぞ新日本プロレス。一寸先はハプニングです。

 

それではまた。

ありがとう!


プロレスランキング

NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!
>とにかくプロレスが好き

とにかくプロレスが好き