元気ですか〜?! どうも、ろけねおです。
『5★STAR GP』が始まっているので、そろそろ観られるかな〜とワールドを覗いたのですが、7月25日の後楽園ホール大会が最新の動画でした。
よって、今回はその感想を書きます。
CINDERELLA SUMMER TOUR 2021 in TOKYO
『5★STAR GP』は新日で言うところのG1クライマックスなわけですから、新日の選手も何人か優勝予想動画を公開したりなんかして、大変力が入っていることがうかがえます。
開幕前にユニットを超えたシャッフルタッグマッチなんてものをこの日組んでましたが、これもしっかり『5★STAR GP』を楽しもうという企画です。
そして、もうすでに個人闘争であることを印象づけました。
コロナ禍にも関わらず、スターダムは売上好調ということで、
女子プロレス「スターダム」のシングルリーグ戦「5★STAR GP 2021」が7月31日&8月1日の横浜武道館2連戦で…
我が新日本プロレスのライバルはサイバーエージェントだとばかり思っていましたが、もっと近くに敵がいたことに気がつきました。
ボクは観るだけなので、売上がどうなろうと面白かったらそれで良いです。
スターダムの勢いは『5★STAR GP』では更に増すことは間違いなし。そして、これはきっと新日のG1にも波及するのではないかと、過去最大の盛り上がりなるのではないかとワクワクさせます。
ということで、7.25後楽園ホール大会をさらりと振り返ってまいります。
だいぶ練習してもらわないと・・・
まずは第1試合、琉悪夏&吏南 vs 羽南&妃南の若手対決です。
たしか「南」の文字のある子たちは姉妹でしたかね。羽南選手はSTARSで、妃南選手はQueensQuestですから、ここは新日で言うところの本隊とCHAOSみたいな関係でしょうか。
「南」の付いてる子達は学業優先ということで、地方大会には参加していないということもあってか、技術レベルがかなり低いように感じました。
それでも吏南選手と羽南選手はまだプロレスをしていると受け取れるんですが、妃南選手だけはかなり厳しいですね。リング上で柔道の技を見せただけですから。
この感じでお金をもらってプロレスを見せてるということでは困っちゃいます。
柔道の動きとは明らかに違う、キックだったり、飛んだり、足関節だったり、そういったものがほぼありません。ロープワークだって手をダランと下にして走ってましたし。
それならいっそ、柔道着で出てきて、終始柔道殺法でバンバン投げまくるキャラに振り切ったほうがいいんじゃないかと思いました。
QueensQuestにはフィットしませんが。
ちょうどオリンピックもやってますし、オリンピックで柔道を観られた方もたくさんおられるでしょうから、むしろ取っ付き易いかなと。
ほとんどキックを使わないのにレガースを着用する丘サーファーみたいなファッションキッカーの選手がスターダムにはそこそこいますが、妃南選手はホントにまるっきり使いませんでした。
これももったいないですね。
キックな得意な先輩がたくさんいるんだから、柔道以外のこともしっかりやって欲しいです。
というか学業優先ということなら、学校卒業してからしっかりプロレスをやったほうが良いんじゃないかと思います。クラブ活動のようにプロレスをするのはせめて大学生になってからでお願いしたいです。
技術もそうですが、全員あまりにも基礎体力がなさ過ぎると思いました。
年齢も若いし、キャリアも浅いのかな?よく知りませんが、初めてプロレスを見る人、初めてスターダムを見る人にとっては、全員プロのレスラーだと捉えますから、わずか10分のタッグマッチですら、終盤動きが鈍るようではプロレスラーも大したことないなと思われかねません。
その辺の自覚が芽生えるまではリングに上って欲しくないというのが正直なところです。
ちょっとした体力自慢がホイホイあがられるリングであって欲しくないです。
ココナッツクラッシュ
続きまして、上谷沙弥 vs フキゲンです★ vs レディ・Cの3WAYです。
レディ選手は(ボクがみたい試合だけですが)毎回試合の入り方が背の高さを活かした手四つですが、そろそろ違うパターンも考えても良いんじゃないかと思いました。
とはいえ、しっかりとロックアップするのも難しいか。必ずしなきゃいけないってわけではありませんが、ロックアップはキチンとやれて欲しいです。
それと技なんですが、現状はもっと基本の技を中心に組み立てるようにしたほうが良いんじゃないでしょうか。
ボディスラムは高いところが落とせるから充分説得力が出せると思いますし、ドロップキックも高い位置から打てそうですし、逆エビ固めもしっかり腰を落とせば、他の選手よりも余計に相手を反らせることが出来るはずです。
背が高いからチョークスラムをチョイスしたんでしょうけども、そこに行くまでの過程があまりに雑です。
グラウンドで腕とったり、足とったり、首とったりという基本動作も、もちろん3WAYというのもありますが、全然出せませんでしたし、この感じでは上のほうで勝負する日が来るのは、なかなか遠いんじゃないかと思いました。
ただ、ココナッツクラッシュは良かった。チョイスが良い。
あれはデカい人でないとイマイチ迫力が出ませんから。
デカいことを売りにしている選手は過去にもたくさんいたので、その辺りをしっかり勉強して唯一無二の「レディ・C」を作り上げて欲しいです。
ハイスピードマッチってなに?
続きまして、AZM vs コグマのハイスピードマッチです。
そもそも15分一本勝負がAZM選手の要求で10分一本勝負になってしまいました。時間が短くなるから早く動かないと決着がつかないということで、それをハイスピードマッチと呼ぶのかな?
両選手ともキャッチフレーズに動きが速いことを表す単語が入ってますので、ハイスピードマッチをやりましょうとなったわけですが、試合が始まってみると、どの辺りがハイスピードなのかサッパリわかりませんでした。
いつもより余計に速く動いてます、というのを期待したのですが、単なる時短営業に見えてしまって、君らの時給が上がっただけやないか、と思ってしまいました。しかもドローですし。
ハイスピードに見せるには、きっとロープワークが重要なんじゃないかと思います。
実際に走るスピードが速いに越したことはないのですが、それよりも速く動いているように見える走り方というのがあるように思います。
もしくは速く動いているように見えるコスチュームもあるんじゃないかと思います。
以前長州力さんが、周りの選手がリングシューズが黒だったのに対して、長州さんだけは一貫して白のリングシューズだったのは、足の運びがスムーズに見えるからとおっしゃっていたのを記憶しています。
それが実際効果があるのかどうかわかりませんが、確かに長州さんのロープワークは速かったイメージがあります。
髪の毛をロングヘアにしたのも躍動感が出るからというのもあったように思いますが、そういうスピード感のある闘いに見せるための工夫というのを両選手はやっているのだろうか?と疑問に思いました。
ルチャ的な動きのことをハイスピードと呼んでいるんだとしても、近頃ご無沙汰ですが、ファンタスティカマニアにやってくる本物のルチャドールを知った後では、とてもハイスピードとは呼べません。
先読みしてどんどん展開していくことも重要なのでしょうが、それも上手く行っていない感じでした。
今後もハイスピードと謳うのであれば、細かいところまで配慮して試合をしていかないとショボく見えてしまうんじゃないでしょうか。
以前、AZM選手がレガースがあることで速く走れないというようなことをおっしゃっていたように思います。
でも、キックも使いたいのでレガースはやっぱり外せないともおっしゃっていたはずです。
ボクはAZM選手にはレガースを外してもっとスピードアップするなら、ないほうが良いと思いますし、キックを使う選手は他にもいますが、AZM選手のように動ける選手はそんなにいないので、キックは捨てて良いんじゃないかと思います。
あ、コグマ選手のジャーマンはエグかったですね。太ももクラッチして反り投げてました。小エベレストジャーマンと呼びたい。
空気を読まないウナギ
次はごちゃまぜタッグ第1段の林下詩美&中野たむ&舞華 vs 朱里&小波&ウナギ・サヤカです。
こういうときでないと実現しない、詩美&たむだったり、詩美&舞華だったり、朱里&小波を観たいと思っているところで、そういうのを無視してウナギ選手がどんどん前に出てくるんですね。
そのたびに排除されるんですが、それでもまた前に出てくるんです。
この姿勢はプロレスラーとしては正しいし、何なら小波選手にも見習って欲しいところです。
これは結果が出せる姿勢だと思います。この厚かましさがたぶん白川未奈選手に足りないところなんじゃないかと思います。
どんどんトップ選手に噛み付いて、ボコボコにされても立ち向かっていけば、いずれ結果がついてくると思いますので頑張って欲しいなと思いました。
つい同じユニット同士で合体攻撃を繰り出してしまった朱里&舞華やたむ&ウナギが面白かったです。
毎年、『5★STAR GP』の前にはこの企画をやって欲しいです。
役者が違うジュリア
最後もごちゃまぜタッグです。ジュリア&スターライト・キッド&白川未奈 vs 岩谷麻優&渡辺桃&鹿島沙希です。
こちらは同じコーナーの選手同士までもギスギスしていて楽しかったです。
その中でも唯一どことも揉めずにチームの勝利を目指して戦っていた感じがした白川選手。ボクは好きです。
こういう試合でもスパイスのような働きをする鹿島選手も良かったです。タッグマッチの何たるか、自分の所属ユニットがどういうユニットであるか、を最も理解していたような気がします。
その中でも上手に立ち回って、しっかり目立っていたのはジュリア選手だったかと思います。
どう立ち回るのが自分にとって一番美味しいか、誰とどう絡むと美味しいか、それがちゃんとわかっているような気がします。
この試合でいうと、流れを無視してでも前に出ていこうとしていたキッド選手(これはこれで良いことだとは思います)と違って、流れに沿ってしっかり存在感を出すということが出来ていたように思います。
すでに開幕戦の結果は知った上でこれを書いているわけですが、ジュリア選手とキッド選手とでは役者が違うかなと。これではまだ勝たせてもらえないだろうなって気がしました。
最終戦のカードであるジュリア vs 桃のイントロが観られたわけですが、期待して良いんじゃないかと思いました。
最後もマイクやって相手選手一人一人に一言声かけて、今のスターダムはジュリア選手が中心にいることが表れてました。
こちらも大変楽しい試合でした。毎年やって下さい。
それはまた。 ありがとう!