元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
スターダムの新しい試みの『SHOWCASE』の記念すべき第1回目の感想を書きます。
SHOWCASE
通常のプロレスルールでやらずにプロレスの解釈を広げる実験的な大会という感じでした。
観た感想を一言で書くと、ボク的には申し訳ないですけど「イマイチ」でした。
ただ、とりあえずいろんな形式を試してみたというところなんで、この感じも致し方なし。
そもそも予定してたことが大量の選手欠場で急遽変更になったのもグズグズになってしまった理由でしょうね。
「Vol.1」となっていますので、「Vol.2」も近々あるんでしょうから、回を重ねるごとに洗練されていくとは思います。
それでは振り返ってまいります。
もっと観たかったスーパー・ストロング・スターダム・マシン
まずは名古屋ランブルです。
余ってる人を寄せ集めてワチャワチャしただけという雑なカードです。
この試合で、いちばん面白かったのは3人のXのうち1人が欠場と発表されたことで、永遠に誰なのかXのままというがオチになってしまったところです。
だから、試合前にもうオチがついていたわけです。
なんと言ってもワクワクしたのはSSS(スーパー・ストロング・スターダム)マシン選手の登場ですね。
前回の登場したときに心を鷲掴みにされたので、出てくると知った時は大変嬉しかったです。
そして、しっかり魔神風車固めまで出してくれて最高でした。
ただ、もっと活躍しているところが観たかったです。
次が控えているので仕方がないことなんでしょうけどね。
今度はランブルではなく、シングルマッチが観たいです。
その時にはダイビング・ヘッドバットに挑戦して欲しいです。
どう観たら良いのかよくわからない
続きましてはパワー&タワールールという、舞華&ひめか vs 壮麗亜美&飯田沙耶です。
選手欠場で一番ダメージを受けたのがこのカードでしょうね。
ハッキリと覚えてないんですが、そもそも3WAYか4WAYだったんじゃなかったかな?
それがなんだかんだで普通のタッグマッチになったんだけども、普通のタッグマッチにするわけには行かないので、OTR(オーバー・ザ・トップロープ)のみで決着をつけるということになったということでした。
どの辺がパワー&タワーなのかちょっとよくわかりませんでした。
どう楽しんだら良いのか、どう観たら良いのか、わからないままに終わってしまいました。
みんないい選手なのに、こんな消費の仕方はあまりにもったいないです。
この日一番のグズグズ
続きましてはコズミックルールマッチin summerの白川未奈 vs ウナギ・サヤカ vs SAKIです。
これは面白くもなんともなかったし、オチもつかないし、全体的にグズグズだった大会ではあったのですが、その中でも群を抜いてグズグズでした。
これをプロレスとしてお金を貰って見せるのはどうかと思う感じでした。
とはいえ、これもまた当初の予定とは形が変わってしまって、解決策が見つからぬままに当日を迎えてしまったというところではないかと思うので、選手もまた被害者だと思います。
せめてSAKI選手ははずして、名古屋ランブルに組み込んであげたほうがマシだったんじゃないかと思います。
最後のほう一旦奥に戻って白川選手のブラを外すとかやるんだったら、全員ビキニでブラを外した選手が勝ちとかにしたほうがわかりやすかったと思います。
先端部分があらわにならなかったらセーフでしょうから、全員ニップレス貼っておいたら良いだけのことです。
そこそこ再生回数を稼いだ白川 vs ウナギの動画から発展した試合でしたので、注目度も高かったと思うのですが、多くのファンの方はある程度満足できたんでしょうかね?
普段から発達し過ぎた大胸筋アピールしている人がビキニになったところでどうってこと無いと思います。
プロレスのコスチュームが水着的な物ですし。
エロ目線で見てくださいということならビキニではなくランジェリー一択だったとも思います。
とにかく、この形式の試合は今後採用しないほうが良いでしょう。
朱里 vs 柊は完全決着ルールで
続いてはI QUITマッチの朱里 vs 柊くるみです。
柊選手は良いですね。
見るからに強そう。
スターダムにはいない巨漢タイプレスラーで、しかもかなり動けるようでしたから、今後も定期的にスターダムに上がって欲しいです。
こんな悪ふざけ連発の大会ではなく、通常の大会で観たかったです。
I QUITマッチというのは、WWEでそこそこやっているそうですね。
新日でも確か矢野通 vs チェーズ・オーエンズでこの形式を採用していたように思います。
これってギブアップよりももっと怖い目にあってこそ、活きるルールなんじゃないでしょうか。
でも、フリが朱里選手を柊選手がスリーパーで失神させたことだったので、こんな感じになってしまい、ちょっと方向性が違うんじゃないかと思えました。
例えば片方が虫が大嫌いで、虫を口に放り込まれそうになって「I QUIT」とかならまだわかるんです。
今回は朱里選手が柊選手を抱えて、高いところ『ステージの上)から放り投げられそうになったから「I QUIT」でした。
それならせめて柊選手が高いところが大の苦手という設定なら良かったんですが、そういうフリを用意する暇もなかったんでしょうけど。
それに普段からハードコアやっているプロミネンスの選手がそんなことで「I QUIT」るかな?と。
もうちょっと精神的にキツいのをオチに持ってこないと、柊選手が情けないだけに見えてしまいます。
彼女もまた逸材だと思うので、こんな消費の仕方はもったいないです。
このルールを今後も採用するなら、もうちょっとそれぞれの選手のことを掘り下げた上でやらないとグズグズになります。
ともかく朱里選手も柊選手も、この形式には向いてないと思いますので、ぜひ通常ルールもしくはK.O.かギブアップの完全決着ルールで観せてもらいたいです。
いちばん面白かった
次はエニウェアフォールマッチ4WAYマッチのコグマ vs 中野たむ vs AZM vs 渡辺桃です。
ボク的にはこれがいちばん面白かったですし、今後の『SHOWCASE』では必ず組んで欲しいカードです。
4WAYなんてあっちこっちで闘いが展開されて、ワールドで観るには適してない試合形式ではあるんですが、全選手がちゃんと活かされた試合になってました。
今回わかったのが、選手のコスチュームは結構伸びるんだなってことでした。
あと、桃選手は隙があったらなんか食おうとするんだな、と。
この試合もまた至るところでグズグズだったんですが、この試合に関してはそのグズグズが良いほうに転んだように思えました。
昔観た、大仁田厚さんがエースだった頃のFMWみたいな感じでした。
この試合がなかったら、この大会は地獄でした。
桜井はよく頑張りました
次はハードコアマッチのジュリア&桜井まい vs 世羅りさ&鈴季すずです。
そもそもハードコア系の試合に何の魅力も感じてないので、試合自体は特に楽しいとは思えませんでした。
でも、プロミネンスの皆さんはこの形式がホームなわけで、これから『5★』を盛り上げてもらうためには、スターダムもこのぐらいの譲歩はしないとな、とは思いました。
それにしても、桜井選手はよくやりましたね。
ラダーの上からブレーンバスターなんて、誰でも受けられるものではないと思います。
この形式の試合は、選手のアドリブ力がかなり試されます。
いつかのジュリア選手の週プロのコラムの中で、桜井選手にはそういうアドリブ力をもっとつけて欲しい的なことを書いておられました。
かなり痛い思いもしたでしょうが、得るものは多かったんじゃないかと思います。
周りがアドリブにつぐアドリブだったでしょうし。
これで一皮剥けたかも知れません。
『5★』より楽しみになりました。
優宇はあんなに動けるのね
最後は棺桶マッチ3WAYの謎の死神 vs スターライト・キッド vs 上谷沙弥です。
この試合のフリになっていた動画に興味が全然わかなくて一切観てませんので、何がどうなって死神が登場したのかよくわかってませんが、顔が骨なのに、ずいぶん肉付きがいい人が中に入っているのがもう面白かったです。
漫画『1,2の三四郎』で骸骨のマスクのレスラーが出てきて、そいつが太っていたのを思い出しました。
さて、優宇選手ですが、ハイスピード戦線で闘っているキッド選手のスピードに全く引けをとってませんでした。
最近のプロレス界において、動けるデブは全然珍しくはないんですが、スターダムにはこれほどふくよかな人がいないので、驚きました。
琉悪夏選手と並んだら、琉悪夏選手がかわいく見えました。
ボクは優宇選手のことは、GLEATのUWFルールで朱里選手と対戦したのだけ、観たことがあります。
その時は柔道経験者という格闘技寄りの選手だから、朱里選手とUWFルールで闘えるんだな、という印象しかなかったんです。
ところが普通にプロレスしたら、こんなに素晴らしいんですから、さらに驚きました。
UWFルールなんてやらないほうがいいです。
優宇選手にもスターダムに継続参戦してもらいたいです。
急に柊選手や優宇選手という明らかな巨漢がやってきて、細い人の多いスターダムはどう対処するのか。
内容はグズグズでしたが、明るい未来を思い描かせる大会でした。
それではまた。
ありがとう!