元気ですか〜⁉︎
どうも、ろけねおです。
この公式戦は個人的には盛り上がりませんでした。Bブロックの前哨戦となる前半戦のほうがおもしろかったです。特に長らく燻ぶっていた高橋裕二郎選手にスポットが当たるかも知れない感じがしたのは良かったですね。僕はNO LIMITというタッグチームを全く知らないんですけども、現在の内藤哲也選手と裕二郎選手のタッグマッチでの動きを見ていると、さぞ素晴らしいタッグチームだったんだろうな〜と想像つきます。
裕二郎選手、ここが転換期なのかも知れませんな。もっと内藤選手に噛みつきましょうよ。
マイケル・エルガン vs YOSHI-HASHI
さて、公式戦の感想です。実はリアルタイムで試合を観始めたときにはかなり進んでまして、最後の2試合しかリアルタイムで観れませんでした。よってこの試合はTwitterで結果を知った上での観戦となってしまいました。
YOSHI-HASHI選手を押している方たちのYOSHI-HASHI選手の勝利を喜び、その戦いっぷりを褒め称えるつぶやきをいっぱい観ました。この試合を観てもまだYOSHI-HASHI選手にダメ出しをするようなやつはプロレスをわかってないやつというようなことを書いてる人もいまして、こりゃYOSHI-HASHI選手もさすがに頑張ったんだろうな〜とワクワクしながら観たわけです。
そしたらなんですか、これ。これまで通りのYOSHI-HASHI選手じゃないですか。な〜んにも変わってません。「勝つ」ということがとりあえずは大事だったのかな。
EVIL戦のパワーボムのミスが代表的なものになるのですが、今回YOSHI-HASHI選手の技は大技ほど不安定なフォームになっていることが多いように思います。相手を持ち上げる技はことごとく下半身がフラフラしています。フィニッシュになったカルマも持ち上げきる前に落としちゃった感じでした。以前からあんな感じだったかな?
特に気になったのはこちらのジャーマンスープレックスです。YOSHI-HASHI選手の足が揃ってるんです。踏ん張れないでしょう、これじゃあ。何とか投げきれてましたけど、エルガンという肉塊がYOSHI-HASHI選手の頭の上に落っこちてくる可能性があったんじゃないでしょうか。観てて怖いです。
ここまで唯一いい感じだった逆水平チョップも、この試合では失敗してました。これも肩の調子が悪いからということなのかも知れませんが、実はロングタイツで外からはわかりませんけど、足のどこかケガしてるんじゃないでしょうか。
テーピングがあらわになっている肩よりも足のほうが具合がわるいんじゃないかと思えてきました。
前哨戦後のエルガン選手のコメントを聞くと、このときからYOSHI-HASHI戦は負けることになっていたのかな〜と思わせました。YOSHI-HASHI選手の奮起を促しているようでしたが、エルガン選手の期待に答えた試合をしたとは僕は思えません。
記憶違いなのかも知れないけど、G1に初めて出たときのYOSHI-HASHI選手はもっと良い試合を見せていたように思います。今のYOSHI-HASHI選手に苦言を呈してる人たちはもっとやれるはずなのにな〜と歯がゆい思いがあるんじゃないでしょうか。
ちなみに試合後のYOSHI-HASHI選手のコメントは秀逸でした。良い意味でアホです。
EVIL vs バッドラック・ファレ
いや〜もったいない。乱入による反則裁定というオチをまたやりますか。普通に試合してるのを観たいんですけどね。
乱戦になってロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンからBUSHI選手と内藤選手が出てきて大いに盛り上がりました。グチャグチャになったところで
イービル(技のほうです)が炸裂しました。やった〜と思ったらレフェリーが3カウントたたけない状態なんです。ガッカリしましたね。これで終わりってオチで良かったのに。どっちにしてもEVIL選手の勝ちなんだし。
ジェイ・ホワイト vs 鈴木みのる
この試合だけは結果知らずに観たかったのですが、ムリでした。この日のベストバウトはこの試合です。ちょっと最後のほうは、ジェイ選手が正面からローブローを狙うというのは雑な感じがしましたが、
振り下ろす肘鉄で戦意喪失させてからのゴッチ式パイルドライバーという流れは完璧でした。
特に印象的だったのはジェイ選手の鎌固めをみのる選手がジェイ選手の指の関節を取って脱出する場面です。誰にサブミッション仕掛けてんだ、コラ!とばかりに顎にかかっている指を掴んでひねって脱出しました。シビレました。
次にこの対戦があるときはビビらずに立ち向かっていくけどやっぱり卑怯な手を使うジェイ選手が観たいです。
棚橋弘至 vs ハングマン・ペイジ
前哨戦後のコメントでペイジ選手は棚橋選手のヒザは狙わないとか言ってたんですが、さっそく狙ったのは良かったですね。フィニッシュがいささか唐突な気もしましたが、
それはハイフライフロー直前のロープに飛ばすと思ったらいきなりスリング・ブレイドというこのところ見せてなかった技を不意打ち的に食らってダメージが大きかったということで納得できました。
もっともっとこの2人の試合が観たくなりました。棚橋選手がペイジ選手のこと気に入ったみたい(この試合後のコメントでそのようなことをおっしゃってます)ですが、それなら棚橋選手がヒールターンしてペイジ選手に近づいていって欲しいです。
真壁刀義 vs オカダ・カズチカ
以前から上半身のたくましさに比べると下半身が貧弱な気がしていた真壁選手ですが、このところを試合を観ていると以前よりもさらに足腰が弱ってきてるように見えました。足腰のトレーニングに割く時間がないんでしょうかね。
エルボーにしてもラリアットにしても、やっぱり下半身がしっかりしてないと迫力が出ないんです。だから上半身は少しくらい絞ってもいいから、下半身をしっかり鍛えておかないと、もうG1で戦うのはキツいと思います。
特にオカダ選手のドロップキックを受けた場面です。オカダ選手が真壁選手をロープに振って帰ってきたところにドロップキックというおなじみのシーンですが、真壁選手のロープワークがオカダ選手が想定していたよりも遅かったんでしょうね。いつもならジャンプして一番高いところでドロップキックを決めますが、ジャンプして頂点に達したときにはまだ真壁選手がドロップキックが当たる位置に到達してなくて、少し落ちたところでやっと当たってました。
ま、相手が早すぎて足が伸び切る前にあたっちゃったなんてこともあるので、そのへんのタイミングの測り方はオカダ選手が調整しないといけないんだとは思いますが、真壁選手はそれくらい動けてなかったんです。ちょっと厳しい。
新日本プロレスの公式サイトではこの技を『ローリングラリアット』と表記しています。先日のペイジ選手との試合で披露した技ですが、僕的には新型のレインメーカーじゃないかと思っているんですがね。違うんでしょうか。
ペイジ戦では以前誰の試合だったかな?で見せたバックスライドに入る体制からのレインメーカーを、途中で手を離したバージョンだったように見えたのですが、今回はフルネルソンから入りました。今後もどんどん出してくるとは思いますが、このまま『ローリングラリアット』ということになるんでしょうか。
今回はメインを棚橋 vs ペイジにしたほうが良かったように思いますし、メインだったらもうちょっとじっくりと時間をかけた攻防が見られたんじゃないかとも思います。そして、真壁選手にシングルマッチでメインを務める力はもうありません。ちょっと厳しいです。もっと体重を絞って軽やかに動けるようになった上でもなおかつパワフルさも失わないということができれば、まだしばらくはメインでも大丈夫なんですが・・・。
スイーツ食べないといけないから難しいですね。
真壁選手は、ちょうど僕がプロレスから距離をおいた時にいちばん活躍していた選手なので、活躍したところをあんまり観たことがありません。同い年ですし、とっても残念ではあるんですが、仕方がありません。潔く引いて欲しいです。
それではまた。
ありがとう!