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レフェリーが目立ち過ぎ:7.21 CINDERELLA SUMMER TOUR 2021 in SAPPORO ~Day-1~ 観戦記

元気ですか〜?!  どうも、ろけねおです。

今回は昨日札幌で行われたスターダムのワンダー・オブ・スターダム選手権試合を観たので、感想を書いてまいります。

ワンダー・オブ・スターダム選手権試合

中野たむ vs スターライト・キッドです。

この試合では、キッド選手がどんな闘いを見せるのか、今後の足がかりになるような爪痕を残せるのか、ここを注目していました。

正直なところ、爪痕を残すところまでは行かなかったかな〜という印象です。

どっちも性格が悪く見えた

キッド選手は戦前から大江戸隊の一員として、黒く染まることを殊更強調していたように感じました。

それはまるで自分がこれまでは真っ白で何ひとつ汚れのない選手であったかのようでした。

そして、試合でも必死になって「ヒールとしてのキッド」を演じようとしているように見えました。

きっとキッド選手の中には、ヒールレスラーはこうでなければならないというものがあって、それに沿って試合を進めているようで窮屈そうな感じに見えました。

大江戸隊のみなさんが、伸び伸びと自由にプロレスしているのが良いというようなことをおっしゃっていたのに、キッド選手自身はヒールの型に自分を押し込めようとしているかのようでした。

でも、STARSの頃からチョイチョイ性格の悪さが顔を出していたようにボクは思います。

ゆえにSTARSだからとそれを抑えつけていたものを開放するだけで、充分ヒールとして成立するはずボクは考えます。

誰でも素の自分をさらけ出すというのは、相当な覚悟がいるでしょうが、何もかもさらけ出してからが勝負なんじゃないでしょうか。

かたや、たむ選手もなんとなく性格の悪さを必至に隠そうとしていたように見えました。白いベルトを戴冠した、あのジュリア戦よりもかなり他所行きでした。

自分の素の部分が出ると、これからヒールでやっていこうとしているキッド選手のほうがベビーに見えかねないので、何が何でも意地悪な攻撃はしてはならないと抑えてた気がしました。

もちろん、これらはボクの想像です。ボクにはそういう2人に見えたのです。

抑圧された状態では、なかなか名勝負を作るのは難しいんじゃないでしょうか。後先考えずに闘いたいように闘えば新しい扉が開いて、このカードも名勝負数え唄になったも知れません。

けっしてつまらない試合であったわけではないですが、SNSでのやりとりから想像する試合よりは低調だったように思いました。

最後は誤爆で負けた感じになってましたが、あれは不要だったと思います。現時点では普通に負けても問題なかったでしょう。

また、キッド選手は試合後にこんなことをおっしゃっていましたが、

自分自身の中身ももっともっともっともっと黒く染まらなきゃいけないんだなって。

スターダム公式サイトより

そもそも黒いんですから、染まらなきゃと思っている以上は、なかなか難しいんじゃないかと思いますが、絶対に今の環境のほうが美味しいので、頑張って欲しいです。

一点集中攻撃

キャラに振り回されてしまった感があったのもちょっと残念ではあったのですが、それ以上にキッド選手の攻めがもう少し上手にやれたら、もっと良くなったのではないかとも感じました。

それは腰への集中攻撃です。

コーナーマットがないコーナーにぶつけられてから、たむ選手は腰にダメージを受けてました。

ブリッジが美しいことが売りのたむ選手にとって腰のダメージはかなりの戦力ダウンになるでしょうから、ここをネチネチ執拗に痛めつけていけば、キッド選手が白いベルト戴冠もあるかも、と思わせていたかも知れません。

普段使わないような技をも重ねて、攻撃していればもっと追い詰めた感が出たのではないかと思います。

テキサス・クローバー・ホールドも、もっとしつこく狙っても良かったかな〜と思います。

今後、自分より大きい相手とベルトを争うことになっていくでしょうから、そのためにも一点集中攻撃をキチンとやるイメージを付けると上にあがりやすくなると思います。

鹿島沙希が素晴らしい

この試合で目を引いたのはセコンドに付いていた鹿島沙希選手です。

大江戸隊総出ではあったので、全員でなんとかキッド選手を勝たせようと動いていたことでしょうけど、ここぞというときにはいつも鹿島選手が手を出していたように思います。

ボクには金丸義信選手のような視野の広さを感じます。カメラの映らないところでも、試合をかき回しているそんな印象を持ちました。

大江戸隊の試合が面白く感じるようになったのは、鹿島選手が働きに気がついてからのような気がします。

こういう働きの出来る選手は貴重な人材です。

レフェリー目立ち過ぎ

これも味だとは思うんですが、試合をさばくレフェリーの村山大値さんのレフェリングが近頃鼻につきます。

そんなに頻繁にスライディングする必要あるのか?選手に声をかけすぎなのではないのか?レスラーよりも目立ちに行ってどうする?と思ってしまいます。

村山さんの言葉で会場に笑いが生まれたりするとき、選手的にはどうなんだろう?と思ったりします。

最近、特に目立ちに行っているような気がしてなりません。

逆に言えば、ボクが試合に集中していないとも言えるんですけどね。反省。

次はキッド選手はハイスピードですかね。この試合を踏まえた上で、これまた性格が悪そうななつぽい選手と名勝負を作って欲しいです。

それではまた。 ありがとう!


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