元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
この日も凹みました。またしてもメインが名勝負でしたので救われましたが、このドンヨリが後の大団円につながることを期待します。
ザック・セイバーJr. vs バッドラック・ファレ
結果は、これ以上ザック選手が負けることは考えられないので、ザック選手の勝利は間違いと思っていたのですが、問題はどういう勝ち方をするか、というのがこの試合の見所でした。
ファレ選手が1人で戦ったのは、初戦だけでした。これではEVIL選手だけがナメられてるような気がして、ちょっとムカつきますし、そもそも誰かの助けが必要なキャラからファレ選手を卒業させないと、宝の持ち腐れになるってことがわからないのか、とイライラします。
デカくてパワフルなファレ選手を、ザック選手がどう捕獲するのかと思っていたのですが、なかなか極めきれませんでした。場外ならロープエスケープが出来ないので極め放題になるから場外戦を挑んだのかと思ったら、結果はリングアウト勝ち。
ギリギリまでサブミッションで捕まえといて、カウントアウトギリギリで解除して一目散にリングに戻るザック選手。カウントが進んでいることに気がついたファレ選手は大慌て。この写真のファレ選手、良い顔してます。
本来なら9戦連続サブミッションで勝利を挙げるはずだったが、少しスロースタートになってしまった。だが、それを継続していこう。6連続サブミッション勝利を目指す。俺がナンバーワンになるんだ。そしてファレ、世界を統一するのはオマエじゃない。俺だ!
前日のバックステージコメントで、こんな事を言っていたので、こんな勝ち方に納得しないのかと思いきや、ザック選手は大喜び。
ずっとイライラするザック選手ばかりを観ていたので、こんなに喜んでる姿を見ると、こんなしょうもない勝ち方でも、こっちまで嬉しくなりました。
次の試合はなんとかタップアウトで決めて欲しいですね。あ、次はEVIL戦か。う〜ん、EVIL選手にも負けてほしくないし、困りました。
棚橋弘至 vs ランス・アーチャー
ザック戦のあと、棚橋選手はボロボロになって全然動けなくなっているのではないかと予想していたのですが、 その予想は完全に良いほうに裏切られました。
ドロップキックもスリング・ブレイドもロープワークも、全くモタモタしたところがありません。G1というブランドには、選手を元気にする力でもあるんでしょうかね。それともエースの責任感でしょうか。棚橋選手をナメてました。ごめんなさい。
そんな元気いっぱいの逸材に、アーチャー選手も容赦ありません。エプロンを走ってのトペ・コンヒーロに
ハイアングルのチョークスラムに、
クラッチの仕方を間違えて極まらなかったテキサス・クローバー・ホールド
と実に多彩に攻めてきます。
この勢いに棚橋選手は押し切られるな、と完全に思って観てましたが、なぜかブラックアウトを狙うところで、棚橋選手を肩車してしまい、
キレイに丸め込まれて、アーチャー選手は負けてしまったのでした。
アーチャー選手の優しさが悪いほうに働いてしまいましたが、今のアーチャー選手に勝つにはこれしかないと思わせる良いフィニッシュでした。
でも、アーチャー選手が負けてしまったのは残念でしたね。優勝に絡むと踏んでいるので、あんまり負け過ぎないで欲しいです。
KENTA vs EVIL
今日凹んだ原因はこの試合の結果です。いや、内容もですね。
そんなにKENTA選手を勝たさなきゃいけなかったんですかね。 ケガによる長期欠場がWWEで活躍できなかった主な原因かと思っていたのですが、単に面白い試合が出来ないのが原因なんじゃないかと思えてきました。
EVIL選手の得意ムーブであるホームランは、イスを飛ばすことが出来ず、
イスの山へのブレーンバスターはEVIL選手がもらってしまいました。
これはEVIL選手が、以前オカダ・カズチカ選手を倒したときのオマージュだと思っていたので、KENTA選手が食らうもんだと思っていましたので、KENTA選手が逆に投げちゃった時はガッカリしました。
そして後はほぼキックオンリーで、試合終了。最後のgo2sleepもEVIL選手がキャッチしたかと思ったのですが決まっていたようで、3カウント入ってしまいました。せめてフィニッシャーくらいはEVIL選手が気の毒になるくらいの決まりっぷりであってほしかったのです。
さすがに次は負けると思いますが、こうなってくると負け方もショボそうで心配です。新日本プロレスにアジャストうんぬんの問題ではなく、KENTA選手は良くても大したことないということなのではないでしょうか。
NOAHでチャンピオンだったし、WWEに行っていたんだから、慣れないリングでもいずれは良い試合をしてくれるに違いないと、どこかそう考えていたところがありました。
でも、そもそも下手くそで、NOAHではイケメンでちょうど人材不足だったからチャンピオンになれて、WWEが体重の軽いクラスに力を入れようとしていたタイミングに、NOAHのベルトを巻いていた選手が移籍を希望していたというだけで、実力通り活躍できなかったということだとすると、今の状況は納得できてしまいます。
柴田勝頼選手が推薦した選手なので、そうでないことを祈ります。
飯伏幸太 vs SANADA
まだお互いのいいところが出し切れないままだった印象です。この2人なら、もっと大きく盛り上がる試合を作れたような気がしていただけに、贅沢ですが物足りない、と思ってしまいました。
飯伏選手が面白い試合をしたのは、先輩選手によって良さを引き出されていた時だけで、飯伏選手発信で面白い試合をしたことは、新日本プロレスではないような気がします。
そんな飯伏選手もベテランの域に到達して、団体にも所属したので、相手を引っ張って試合を組み立てる立場になりました。
誰かに押してもらっていた狂気のスイッチを、自分で押して良い試合を作る時が来たのです。
SANADA選手と試合をベストバウト級に持っていくには、自らスイッチオンするしかありません。だけど残念ながら、SANADA選手は狂気という感情に頼る試合ではなく、身体能力と技術を競いに来ます。面白い試合をするには、やっぱり飯伏選手自身がスイッチを押すしかないのです。
このやり投げで、スイッチを自分で押しに来たように感じましたが、なんか少し遠慮したような決まり具合で、スイッチは押せませんでした。
勘の良いSANADA選手は、こりゃ少し感情的になってもらったほうが面白くなりそうだと思ったのか、飯伏選手の感情を高ぶらせるために掟破りの
逆カミゴェを敢行しました。でも、やっぱりスイッチは入りませんでした。
スイッチを入れてしまうとメインを食っちゃうかもしれないので、あえてやらなかったということにしておきましょうか。
最後はボマイェからの
カミゴェでしたが、ボマイェは飯伏選手に似合わないですね。やっていることはオリジナル(中邑真輔選手)と同じなんでしょうけど、なんかオリジナルより軽く見えます。なんででしょう。
僕はSANADA選手を応援していたので、負けたのは素直に残念でした。
オカダ・カズチカ vs ウィル・オスプレイ
やっぱり凄いですね、レインメーカーは。見事な試合でした。横綱相撲です。
解説の岡本さんでしたか、オカダ選手がオスプレイ選手のことを、かつてのライバルであったAJスタイルズ選手よりも
ケニー・オメガ選手よりも
凄いレスラーだと評価しているという話をしていました。
場外でオスカッターをもらったり、
レインメーカーをスパニッシュ・フライで返されたり、かなり追い詰められてしまいましたが、最後は
しっかりとレインメーカーを4連発決めて勝ちました。
これまでレインメーカーを連発して放っても、3発までだったように思います(1発だけ先にやって、間を開けてから3連発はあったような・・・)が、この日は4連発でした。
これまでで、もっとも連続してレインメーカーを食らわしたのです。
これはAJ選手より、ケニー選手よりも上だということを表しています。最大の賛辞です。もうここまでしないとオスプレイ選手の負けを誰も納得してくれないということです。
オスプレイ選手は負けっぱなしで、かわいそうな感じもしますが、当たったタイミングが悪かったです。オカダ選手がチャンピオンで、オスプレイ選手もチャンピオンというシチュエーションではオカダ選手は負けることは出来ません。
これがオスプレイ選手が丸腰だったり、オカダ選手が丸腰だったりしたら勝てたかも知れません。今日の試合で、こりゃいつオスプレイ選手が勝ってもおかしくないな〜と印象づけたように思います。次に当たる時はオスプレイ選手が勝つときじゃないでしょうか。
オカダ選手の次の相手はKENTA選手です。今度こそボコボコにしてあげて欲しいです。
それではまた。
ありがとう!