元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回は仙台はゼビオアリーナ仙台大会の感想を書いてまいる所存ですが、何回見てもゼビオアリーナというところはカッコいい会場ですね。
前回は夏の北海道に行きたいと書いたわけですけども、それは北海道で美味いもん食べたり、飲んだり、スケベーなところに行ったりしたいという、何もプロレスどうこうの話ではなかったんですが、ゼビオアリーナは単純にこの会場でプロレスが観たい、そういう欲求が湧く場所です。
いつも海外のプロレス中継を観てるような感じがします。
ボクは寒いのがチョー苦手なので、北海道と同じくやっぱり仙台に行くなら夏ということになりそうです。
ということはG1かな。
死ぬまでには行きます。
G1 CLIMAX 32
3日目です。
こう言っちゃあなんですけど、だんだんと盛り下がってきているように感じております。
正直なところ、公式戦以外がそこそこ楽しいのでなんとかなってますけども、今回の公式戦4試合はそこそこ物足りなかったです。
それでは振り返ってまいりましょう。
ちゃんとした試合が観たかった
まずはデビッド・フィンレー vs 高橋裕二郎です。
たまたま最近お友達になってくれた方が裕二郎選手のファンでして、何きっかけで裕二郎ファンになったのかを聞いたんです。
すると、2017年と2018年のNJC(ニュージャパンカップ)のジュース・ロビンソン戦を観たのがきっかけだと教えてくれました。
そこでさっそくその試合を観たわけです。
すると、たしかに裕二郎選手、とっても動きが良いんですよね。
このところは腰の怪我があったそうで、ずっと本調子ではなかったそうです。
そして、この試合。
序盤から中盤は、裕二郎選手のコンディションが良さそうで動きが良いし、フィンレー選手もいつも通り動きがキレてますし、これは公式戦の第1試合からG1らしい好勝負が期待出来そうな雰囲気でした。
ところが終盤、SHO選手が介入します。
これが勝敗に関わらなかったら良かったんですが、しっかり関わってました。
完全に期待を裏切る形になってしまい、大変残念でした。
もしかしたらボクの節穴の目には裕二郎選手のコンディションは良さそうに見えたのですが、実はそうでもなく、こんな形でないとフィンレー選手に勝つのが難しい状態だったのかも知れません。
もでも、コンディションに問題がなかったとしたら、こんなしょうもない勝ち方を選択させるほど、裕二郎選手の信用度がないということになります。
裕二郎選手ひとりでは、フィンレー選手に勝つだけの説得力がないと判断されてしまったことになります。
G1では、いつもは姑息な手段を使うけど、本当は実力者というのを見せつける場だと思うですけど、それをさせて貰えないということだったら、あまりにも気の毒に思えてきます。
記者会見の時に、裕二郎選手が去年のG1にエントリーされたのは、コロナで外国人選手が来日出来ないからだと言われたことに怒ってました。
ゆえに、反則やインサイドワークは使うけども仲間のサポートは借りず闘ってくれると期待していたのですが、違ったみたいです。
ひとブロックの人数が減って、1敗の重みが去年より重くなったのに、こんなしょうもないことで負けなきゃならないフィンレー選手も気の毒です。
実にヒールらしい勝ち方ではありましたが、これで一体誰が喜ぶんでしょうか?
赤いタマ・トンガと旨味しかないオーエンズ
次はタマ・トンガ vs チェーズ・オーエンズです。
タマ選手が赤いコスチュームでした。
これがムチャクチャカッコよかったです。
まさにヒーロー。
そして相手がヒールのオーエンズ選手ですから、フィンレー vs 裕二郎のガッカリ感を吹き飛ばす、スカッと分かりやすい勧善懲悪が観られると期待しました。
ところがオーエンズ選手は悪さより旨味で勝負してきたので、全力でタマ選手を応援という風にはならなかったのです。
結果、何とかタマ選手が勝ちましたが、勧善懲悪のスカッと感はありません。
オーエンズ選手の上手さがメチャクチャ光る好勝負でした。
良い試合ではあったんですが、素直に楽しめなくてちょっと残念でした。
ボクの期待の仕方が悪かったんですがね。
そうそう、邪道選手の好アシストも光りました。
いちばん物足りない試合
次はランス・アーチャー vs バッドラック・ファレです。
実はこの試合がこの日いちばんの楽しみだったんです。
この日、もっともっと楽しみにしていたのは、大好きなフィンレー選手の試合ではなく、怪獣大戦争みたいなこのカードでした。
デカい人がぶつかり合う、わかりやすいプロレスは、外国人選手でないと出来ません。
この試合こそ、やっとG1がかつてのG1に戻ってきたんだな、と思わせる試合でした。
ところがエプロンでもつれて(ファレ選手はグラネードをやったみたいですが、観た時にはよく分からなかった)アーチャー選手が落ちてのあっさりとしたファレ選手のリングアウト勝ち。
両者ともほとんど何もしない内に終わってしまった感じで、公式戦もっとも物足りない試合になりました。
かつてのスタン・ハンセン vs ビックバン・ベイダーやスタン・ハンセン vs アンドレ・ザ・ジャイアントのような、とても日本人選手には出来ないど迫力マッチからは程遠い試合となってしまいました。
別にファレ選手が勝っても良いんですが、もっと他のやり方はなかったんですかね?
いや、ここに至るまでに期待以上のど迫力マッチが展開されていたのなら、これほどガッカリはしてなかったと思います。
時間ギリギリまで使ってもっとドンパチやって欲しかったです。
後藤の昇天・改が出たけど・・・
最後は後藤洋央紀 vs 内藤哲也です。
内藤選手よりも後藤選手のほうが好きなんで、ずっと勝てなかった内藤選手に後藤選手が勝ったという事実にやったーーーーという気持ちになりました。
そして、ずっと出してくれなかった昇天・改が炸裂したことにも大いにアガりました。
地獄車とかいう初めて聞いた後藤選手の技が出たり、昇竜結界崩れのベンダバール似の技が出たり、1人消灯が出たりとオリジナリティあふれる闘いが信条の後藤選手の魅力がたっぷり出た良い試合ではありました。
また、後藤選手のお子さんがお父さんがチャンピオンになっているところが見たいだったかな?ともかく後藤選手が活躍するところを見たいと七夕の時にその願いを書いて笹に短冊をぶら下げたそうです。
もう優勝するしかないやん、となりもしました。
しかしながら、試合全体を振り返ってみると、たくさん後藤オリジナルが出てたにもかかわらず内容は完封負けでした。
悔しいけども、後藤選手と内藤選手ではレベルが違うことがハッキリと分かる試合になってました。
IWGPを巻いたことのある選手と巻いたことのない選手ではこれだけの差があるんだと思わされたのです。
試合はすべて内藤選手にコントロールされているように見えました。
しばらく勝てなかった内藤選手を後藤選手が力づくでなぎ倒したと言うよりも内藤選手によって勝たせてもらった感が強かったです。
どっちのしろ後藤選手が勝つのなら、ベンダバール風味の技でギブアップ勝ちしてたら、メチャクチャ追い込まれた末の力技で勝ちをもぎ取った感が出て良かったかな、と思います。
内藤選手の厳しめのバレンティアも、後藤選手の昇天・改を呼び込むためにあえて真っ逆さまに決めたようにさえ見ました。
内藤選手はやっぱりスゲーなと思っちゃいました。
ここから全勝しちゃうんですかね。
さて、うんざりするほど書いてしまっているフィニッシュ問題です。
現在の後藤選手のフィニッシャーはGTRなので、それで締めるのは仕方がないんですけども、内藤選手は派手に受けてくれる選手ですので、リアクションの取りづらいGTRはもったいない気がしました。
豪快さが売りの後藤選手なので、コンパクトなGTRはつなぎに使うのは良いけどフィニッシュに使うのは違うんじゃないかとやっぱり思っちゃいました。
昇天・改をフィニッシュに使えない理由でもあるんですかね?
ボク的には昇天・改で相手を派手に持ち上げることができなくなったら引退だ、ぐらいの気持ちで後藤選手にはリングに上ってもらいたいです。
それではまた。
ありがとう!