元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
Bブロックは優勝候補とされる内藤哲也選手とジェイ・ホワイト選手が連敗という結果になりました。最終的には優勝決定戦進出を争うことにはなると思いますが、もう後1つずつくらいしか負けられない状況で一体誰になら負けられるのか、そこが楽しみになってきました。
矢野通 vs 鷹木信悟
鷹木選手の奥深さを感じました。
鷹木さん、スゴいな。
矢野さんのボケを全部拾ったw#g129— tk (@tkyb11) 2019年7月15日
この試合は、このツイートに集約されていました。
場外で椅子に座るというボケを拾う鷹木選手。
コーナーマット芸というボケを拾う鷹木選手。
パイプ椅子ボケを拾う鷹木選手。更に序盤は内藤哲也 vs 矢野通でのTシャツボケも拾いました。本当に丁寧なツッコミです。
さらにBUSHI選手がしっかり機能してました。BUSHI選手のタッグ芸やセコンド芸は冴えてます。
全選手の技術がガッチリ噛み合った好勝負でした。
ここまで鷹木選手に関しては予想通りです。
ジュース・ロビンソン vs 後藤洋央紀
試合後にtwitterを見ますと、後藤選手の敗戦にガッカリなさっている方が多かったようです。後藤選手を推してきた僕としても多少ガッカリはしましたが、前半で連勝してしまうと結果が出ない気がするので、これで良いと思いました。
今の後藤選手は、内容の充実ももちろん大事ですが、ジェイ選手に勝った後は、何より結果だと思っています。どれだけ内容が良くても優勝に絡まないなら意味がないのです。
この試合での後藤選手がダメだったのは、技があんまり出せなかったことです。技の多彩さが後藤選手の魅力なんですが、なんとなく柴田勝頼的な打撃を多用した戦い方に偏っているように思います。でも、そんなんはいらんのです。
勝つためには回天、後藤式、昇龍結界、裏昇天あたりを決まらなくても、ドンドン狙っていって欲しいです。
後藤選手のダメさよりもジュース選手の充実ぶりのほうに目を奪われました。底抜けの明るさがジュース選手の魅力でしたが、この日は封印してシリアスモードで戦ってました。
明るさはドレッドヘアとともに切り落としてしまったかのようです。
技が冴え渡ってました。
フラップジャック・フェイスバスターです。これはデビッド・フィンレー選手とのタッグで、合体技として使っていた技のシングルバージョンですね。背の高いジュース選手が使うと映えます。
ジャックハマーも最近良く使いますね。僕はパルプフリクションよりもこっちをフィニッシュにしたほうが良いんじゃないかと思っています。これもジュース選手に似合ってますね。
そして、後藤選手のお株を奪うヘッドバッドというひらめき。技の多彩さでも後藤選手を上回られると後藤選手は勝てません。後藤選手は次回以降の公式戦でこんな試合をしないように、しっかり反省して欲しいです。
後藤選手のバックステージコメントです。
わかってるつもりだよ。『G1 CLIMAX』、何が起こるかわからないって…。まだまだこれからだよ…
何が起こるのかわからないって、まるで後藤選手が負けたのがサプライズだったかのようですが、これは順当な負けですから。わかってない模様です。今後実に心配になりますね。
ジェフ・コブ vs ジョン・モクスリー
あっさり終わってしまった印象ですが、もう一度見直してみると、しっかりと試合にストーリーが作られていて、試合時間としては10分満たないものでしたが、さすがモクスリー選手という感じでした。
場外戦で、いつものように机攻撃をしようとしたモクスリー選手ですが、振り向くと長い花道があったので、すぐに花道利用に切り替えました。
サービス満点。入場時に花道を使わなかったので、花道を使ってみました、というところでしょうか。この切り替えの早さがモクスリー 選手の良いところです。
序盤からコブ選手の左腕に攻撃を集中させて、コブ選手の投げ技や打撃を防いだり、デカいコブ選手に早い段階でデスライダーの体勢に入って、とても持ち上げられないというのを見せておいての、
セカンドロープを使ってのデスライダーと、試合の中でのアクションが全部、線としてつながっていました。
こうやって写真を見ますと、最後の技がデスライダーのクラッチになってますが、ワールドで観ている分にはハングマンDDTだったのが、ちょっと残念でした。
試合運びの上手さにおいて、コブ選手は対抗できませんでした。差が出てしまいました。これにめげずに頑張って欲しいです。
石井智宏 vs ジェイ・ホワイト
この試合もガッチリ噛み合った名勝負でした。のらりくらりしながらも、しっかりと石井選手の強烈な攻撃を受けきったジェイ選手。これでキャリア6年ですか。恐ろしい選手です。この選手がいる限り、新日本プロレスは大丈夫って気がします。
そして石井選手の対応力にも驚かされました。相手の選手がロープに走ってさらに攻撃を加えようとした時、ジェイ選手はへたりこんでしまうことで、次の攻撃に行かせないようにすることが、よくあります。
そうなると、大抵の選手は攻撃のリズムが悪くなって、逆にジェイ選手にペースを握られてしまいます。
ところが石井選手は、それをやられてもリズムを崩さずに、すぐに次の攻撃に移行しました。へたりこんだジェイ選手をすぐ起こして、別の方向のロープに飛んでスライディング・ラリアットを決めました。これを観て、今日は石井選手の勝ちだわ、と確信しました。
また、この試合の外道さんは間が悪かったです。
何度か試合に介入しましたが、タイミング悪かったので、試合の流れを止めてしまいました。以前はこんなことやるのは邪道さんの専売特許だったのですが、ついに外道さんも衰えたのかな?
今後は試合への介入は最小限度良いでしょう。そんなことをしても、もうジェイ選手は輝きません。ジェイ選手はすでに自分ひとりでなんとかできる選手にまで成長してしまいました。たぶん、外道さんの想定よりも成長が早いんでしょう。
内藤哲也 vs タイチ
冬の札幌での乱入失敗?がずっと引っかかってたんですね、タイチ選手は。ファンもそこまでは気にしてなかったと思うし、このG1では真っ向勝負で内藤選手を倒すところを観たかったんじゃないでしょうか。絶対に勝てるタイミングでしたし。
まさかG1の舞台で、冬の札幌のボーナストラックを見せられるとは。良かったのか、悪かったのか。僕は自己満足が過ぎるように思っちゃいました。
飯塚高史さんが引退した後、ずっとアイアンフィンガーを携えて入場してきましたが、ここがそれを使う場面だったとはちょっと思えませんでした。
そして、こんなことをしないと内藤選手に勝てせてもらえないというのが、新日本プロレスのタイチ選手の評価なんだとわかり、悲しかったです。今年はG1に出場させてやっただけでも喜べというところでしょうか。
三冠パワーボムという奥の手を出しても、
ブラック・メフィストというタイチ選手の最終兵器を出しても、勝たせてもらえないのですから。泣けます。
これでインターコンチに挑戦できるでしょう。でも、次はこの感じだと真っ向勝負の末に負けてしまいそうです。タイチ選手の格上げはかなり道のりが険しそうな気にさせる悲しい試合でした。
解説の獣神サンダー・ライガー選手のジェイ選手やタイチ選手の評価が高かったのが嬉しかったです。
それではまた。
ありがとう!